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2013年11月28日 (木)

国民食?世界食?

ハンバーガーの歴史  アンドルー・F・スミス  ブルース・インターアクションズ

 サブタイトルが、世界中でなぜここまで愛されたか?なんですが、全体的にハンバーガーの光と影があるとしたら光の部分にライトアップしている感じかなぁ?ある種、ハンバーガー正史と言ったところか(笑)所謂一つの米の国民食の一つでしょか?

 ちなみにハンバーガーは19世紀末に米で誕生したそーで、最初は屋台で食べるマイナーな料理だったとな…で、誰がハンバーガーを造ったか?については「本当の発明者が明らかになることはおそらくないだろう」だそで…諸説色々あるけれど決め手が今一つというとこらしー…英で誕生したサンドイッチも上流階級からだったけど、ハンバーガーは庶民の食べ物として米で発達していった模様…なのでお上品なフィンガー・サンドみたいなものとは一線を画して大きなロールパンに具がいっぱいの世界だったそな…

 で、人気は巨大なビーフサンドだそーだけど、当時歯が数本しかない、もしくは全くない人が多かったよーで、肉が噛み切れない事態が勃発した模様、生肉食えやのタルタルか?な話しと、ひき肉のパテで焼けばええやんけなハンバーグステーキ?な話しになって、パンに挟めばいいじゃないとハンバーガーステーキサンドイッチがハンバーガーにという流れらしー…で、ここまでは主に労働者と屋台の文化が牽引していったと…

 アリス的にハンバーガー、アリスにファスト・フードは何となく大丈夫な気がするが、准教授とファスト・フードは…どだろ?一昔前なら喫煙席あったけど、今やアメリカンなところは皆禁煙が当たり前な世界になったからなぁ…煙草吸えないとこにわざわざ准教授が行くとは思えないんだけど?どだろ?

 で、米でハンバーガーというとマクドナルドな話しになるかと思っていたら、まずハンバーガーで思い出さなきゃいけないのは、J・ウォルター・アンダーソンだそな…ホワイト・キャッスル誕生ですね(笑)日本だとハンバーガーというと、マクドナルドとかウィンピーとかバーガーキングになると思われなんですけど、さすが本場米ではハンバーガーチェーンも多種多様にあるんでござるよ(笑)ホワイト・マンナ、ホワイト・タヴァーン、ホワイト・タワー、A&Wルートピア、ウィンピー・グリルズ、ボブズ・パントリー(ボブズ・ビックボーイ)、フリッシュズ・ビックボーイ、アザールズ・ビックボーイ、クリスタル、ロイヤル・キャッスル、トドル・ハウス、スナッピー・サービス、スタンズ・ドライヴイン、イン・アンド・アウト・バーガー、ホワッタバーガー(バーガーキング)、ジャック・イン・ザ・ボックス、ウェンディーズと一体米ではどれだけのハンバーガー屋が誕生し、消滅していったのか?各店の詳細は本書をドゾ。

 でで、真打マクドナルド登場ですよ、奥さん(誰?)ちなみにマクドナルド兄弟によるバーガー・バー・ドライヴインがサンバーナディーノで開店したのが1940年の事でございました(笑)何ちゅーか、マクドナルドの歴史も紆余曲折色々あってなの世界なので、創立者とそれを拡大し、展開していった人達とはそれぞれに違う方向を見ているよーな気がしないでもないですけど、ファスト・フードの第一人者と言えばマックですよねぇの世界かなぁ?まぁ世界戦略となれば、街の小さなハンバーガー屋さんではいられない訳で、「広告やプロモーション活動に最もお金をかけているのがマクドナルドだ」そーですよ、おぞーさん(誰?)

 マックに関しては巨大企業になるにつれ影の部分が露出していった感がアレかなぁ?例えば「ファストフード界は賃金を抑えるために故意に組合をつくらせないようにしてきた。最低賃金や給付金を引き上げようとする動きがみられると、いつも反対するよう議員に働きかけた」とか…で、役員の報酬は(笑)「エリック・シュローサーは、マクドナルドをはじめとするファスト・フードチェーンのせいで食肉加工はアメリカで最も危険な仕事になったと述べている」とか…大腸菌やO157H7って…BSEはどーなってんですかねぇ?

 で、真打マックライベル事件発生でしょーか?マック対グリンピース(英)、何か蛇とマングースの戦いか?とふと思うのは気のせいか(笑)はともかく、「イギリスの名誉毀損法では、被告は自らの主張が真実であることを法廷で証明しなければならない。マクドナルドは以前からこの法律を利用して、自社を批判する者を黙らせてきた」そで…告訴するぞという姿勢で「イギリスの出版社や団体に脅しをかけ、発言の撤回と謝罪をひきだしている」というのがいつものパターンとな…ちなみに「名誉棄損の裁判で負けると、巨額の裁判費用や損害賠償金を支払うことになるかねない」とな…かくてグリンピースの活動家五人を訴えたマックに対して三人は謝罪したとな…ただし残り二人は、続きは法廷闘争への道を選択したそな…個人対巨大企業の戦いは「イギリス史上最も長い裁判となった」そな…

 初回の裁判では英国で二人は有罪になるのだけれど、結果は試合に負けて勝負に勝ったみたいなノリですかねぇ…「マクドナルドにとって企業イメージを損なう裁判であった」とな…マクドナルドの企業そのものの企業としての姿勢もどーか?もあるけど、「ロンドン警視庁がマクドナルドに情報を提供していたことも明らかになった」とは…同じ穴の貉ってか(笑)

 この後の上告、上告また上告の件についての詳細は本書をドゾ。いや、まさに欧米か?(死語?)な世界っすよねぇ…それにしてもキレイな巨大企業ってあるんだろーか?と素朴な疑問が?

 さて、ハンバーガーとは何か?と言えば、バンズの間に牛のひき肉のパテを挟んだものになるそーだけど、世界展開をしていくにつれてどーなったのか?についての詳細も本書をドゾ。これも20世紀初めの英国ではハンバーグサンドイッチとしてレシピが残っているそーだけど、このパンの間に挟むハンバーグソーセージはF&Mで販売していたというから英では中・上流階級向けの食べ物だったんですねぇ…

 面白いのが米以外の国でハンバーガーを出していたお店の記録の一番古いのが、パリのレストランというとこでしょか?1920年代に「アメリカ料理」…これまた実に仏的だと思うんだけど「店はあまりはやらず、当時のフランスにハンバーガーは広まらなかった」とな(笑)結局、世界各国に広がっていくのはWWⅡ以降の話しで、それに一役買ったのが米のミリ飯って事になるんですかねぇ…

 さて、世界展開で行くと再びマックに登場して頂かないといけないよーなんですが、こちらの世界各国への対応についての詳細も本書をドゾ。これまた色々あってなの世界が凄い…一例を上げとくと「従業員は客に微笑かけるよう教え込まれた。これはアメリカなら当たり前のことだが、モスクワや中国では客に疑念をいだかせた」とな…例のスマイル0円、おそろしあさまやちゅうごくさまには通用しなかった模様…

 まぁ本書によるとハンバーガーチェーン店は、「客には効率性、信頼性、予測可能性、清潔さ、そしてトイレが好評だ」そーで、世界に広がって成功したんだそー…ええ、本書は米視点でのハンバーガーの歩みですからねぇ…ハンバーガーと有名人の辺りの詳細も本書をドゾですけど、「ハンバーガーはとても「アメリカ的」なので、選挙に出馬中の政治家はみな、ハンバーガーを食べているところを写真に撮ってほしいと考えている」そな…本書にはそんな一人にかのヒラリー・クリントンが登場していらっさいますよん(笑)

 最初から最後までハンバーガーハンバーガー、本書の〆の言葉も進化は続くし、「ハンバーガーが姿を消すことはないのだ」辺り実に米的で微笑ましいお話だと思いまする。まさに星条旗よ永遠なれのお国柄だよなぁ(笑)前向きに、これ大切(笑)

 個人的には巻末に掲載されているレシピでハンブルク風ソーセージのとこが気になった…元はこれ燻製して乾燥する保存食品だったのですね…「一年ほど保存が可能」って、冷蔵庫のない時代には確かにそれが問題だってか(笑)

 目次参照  目次 食物

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