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2013年12月 9日 (月)

クレタ島の東と西?

三千年の海戦史  松村劭  中央公論新社

 歴史とは何か?というより、歴史って切り取り方の違いかな?という感じかなぁ?いえ、記録して残っている人類史という側面もあると思われですけど、定住生活、農耕生活、活字生活とくると戦争生活もあるとな…とゆー訳で(笑)フェニキアの昔からいってみよー、とすると表題にあるよーに3000年の昔からとゆー事になるのか?地中海パネェ(笑)当時のギリシャ人のお言葉がリアル過ぎてアレですが(笑)「軍隊ほどもうからないものはない。しかし、軍隊がなければもっと儲からない」とな…

 で、古代都市というか、都市の発展を見ていくと、河川の下流、河口のちょい上辺りに出来る都市を本書では海岸都市としてロンドン、ロッテルダム、ハンブルク、ローマ、カイロなんかを上げてます。まぁ言われてみればその通り、ちなみに大陸系だと河川の中流に出来るとな例としては北京どうでしょーか?まっこれが大陸都市とすると、本書は海戦史ですからどちらかというとこの海岸都市を持つ国家の戦争史みたいなノリになっていく模様…ちなみに何故河口じゃなくて少し遡ったとこに出来たかというと、干満の差をうけないためとか…潮位って結構大きな事だったのだなぁ…

 かくて、海岸都市は、貿易都市で、船に乗って交易してナンボ?の世界となれば、制海権がセット販売でついてくると…シーレーンを確保しない事にはどこにも行けないんですよ、奥さん(誰?)で、その為には、強力な艦隊と基地が必至アイテム…「海軍の原型とはまさに「艦隊+基地部隊」の総和であり、基地の配置が海軍戦略の基本であるといっても過言ではないのだ」という事になるとな、そーだったのかぁーっ?

 かくてそれをかけてまずはペルシャ対ギリシャの戦いから見ていこーってか?

 アリス的に海戦史…まぁ大阪も港じゃけんの世界だしなぁ?日本的規模でいけば瀬戸内海が地中海みたいなもんか?まぁ海上貿易となれば、交易船と軍船と海賊船の三つ巴になるのは(時には三者合体?)どこも同じって事なのかなぁ?まっ結局、戦争というのは利害の対立がまずあるやんけの世界か?

 とまぁそんなペルシャの海戦から現代までですので、物凄い数の列挙です、これ海戦史なんで陸戦史なんてのもあったら、戦争史ってドンダケェーの世界になるのか?で、まぁ海戦史だけでも一冊にまとめよーとしたら、そりゃ羅列的にならなざる得ないって訳で、かなり教科書的かなぁ?駆け足で一気に行くぞというか?上げられている海戦一つ一つをとっても、これまた一冊軽く本が書けるだろーから致し方ないなのか?ある意味コンパクトにまとまっているとも言うと(笑)

 そんな訳で豆知識も満載で、例えばペロポネソス戦争のアテネの海上での攻勢作戦というのは「今日の米軍の「フロム・シー戦略(海から陸を攻撃する戦略)」の元祖」となるそな…で、これ何やらかすかというと「ヒット・エンド・ラン(一撃離脱)」の上陸作戦を繰り返す訳で、成程米に海兵隊がいらっさるのはよく分かるという事でオケ?まぁそれにしても紀元前457年から五十年続いた戦争の手法が未だに続くっていうのが、何ともアレな気がするのは気のせいか?

 で、日本的に聞き流せないのがミロス島の件でしょか?アテネは対スパルタの為にその後間の島々を占領していくというか、防波堤にしていくというかの戦略を実行していく訳でして…「ミロス島は、それまで非武装中立を唱え、万一侵略があるときはアテネか、スパルタの救援に期待していた」とな…結果どーなったかというと「非武装中立は国際関係の戦略的理由のもとに蹂躙され、アテネによる「予防占領」によってミロス島の胆強な男性はすべて殺され、婦女子は奴隷として売られた」となったとな…本日の教訓としては「中立は強力な武装によってのみ成り立つ」でしょか…中立はなめんなって事ですね、スイスの国民皆兵は伊達じゃないって事ですか?そーですか…

 後、海戦史と陸戦史の違いというのは、海洋国家か大陸国家かで違うよーで、「現実の歴史では、一つの国が大陸軍と大海軍を持つことは、古代ローマ、明王朝、そして今日の米国くらいしか見当たらない。すなわち、相手国を滅亡させることを目的とするような戦争が大陸国家と海洋国家の間に成立することはまれで、こういう異質な国家間の戦争はしばしば戦争目的が限定された「限定戦争」になる」そな…となると戦争とはそもそも、限定、が前提なのか?そーなのか(笑)

 豆知識的なそれは続くよで、ハンニバルが「戦略の父」だとすると、エバミノンダス(@テーベ)は「戦術の父」となるそーな…ちなみに「歴史上、科学的に軍隊の編成を創造したのは、マケドニアのフィリッポス二世(@アレキサンダー大王の父)」だったそーで、何ちゅーか戦史って東地中海で始まるって事なんでしょか?ちなみにアレキサンダー大王の基地の定義がこれまた凄い…「海軍基地を制するものは海洋を制する。基地とは、樹の根であり大地である。一年中、独立的にすべての海軍資源が入手できる戦略的な場所でなければならない」とな…でエジプトのアレキサンドリアが造られちゃう訳ですね、分かります(笑)いやー、アレキサンダー大王というと陸軍的なイメージでいたけど、やはり天才はどこまでいっても天才か?海軍事情にも網羅していた模様(笑)

 陸軍国家ではローマ帝国もそーだったけど、対カルタゴ戦で彼らは海へ行くぞぉーっと、まぁ戦史の詳細については本書をドゾですけど、最初は海戦何それ?な人達ですからこてんぱんにやられる訳ですよ、でもローマは何度倒されても再建するんですよねぇ…「苦節七年、すべての市民が私財を寄付して」さえやるときゃやるぜと…ローマ帝国が何故繁栄し、強かったかと言えば一言で言うなら「ローマの強かさ」だとな、でこれを「のちに英国は"ローマの強かさ"を敗北から立ち上がる合言葉にすることになった」そーで、まぁ英はローマ帝国おたくのメッカだからなぁ(笑)

 さて、そんな海軍の戦争ですが、「戦略・戦術、操艦技術が重要」なのは当たり前、更に「新しい兵器、装備が勝利のきわめて重要な要素」になるそな…常に技術革新ってそれ言うは容易いが行うは難しじゃね?で、成程海軍お金も人出もかかる訳だと納得ってか…とはいえ海洋国家の場合、海上交易が安定してりゃ戦争なんてする必要もない訳で、陸地拡大に血道をあげる大陸国家と違って、「平和志向の性向をもつ」そな…商圏の制海権確保が一番なんですね…

 で大陸国家が資源の拡大を求めれば他所の土地ぶんどるか、海に出るしかなくなる訳で、ある意味拡大性向ってそゆ帰結なのか?そーすっと既存の海洋覇権がガチンコするのは致し方ない事となってローマ対カルタゴのポエニ戦争もそーゆー歴史の分岐点とゆー見方も出来ると、それを回避するには「海洋国家は大陸国家が海洋進出を目指すという"脅威の卵を産まないようにする"か、"脅威を卵のうちに破壊する"戦略をとる。これが"干渉による勢力均衡政策"であり、"先制攻撃戦略"となる」って…この辺りの例としてはベネチア対トルコ辺りがアレか…まぁ大英帝国サマはその手の申し子という事になるのか?まぁ大陸国家の貪欲さというか、情け容赦ないとこは今でも変わりなしだしなぁ…

 とはいえ、ローマもカルタゴに容赦なしで第二ポエニ戦争で「軍事権の行使をローマから禁止」されていたとこに西隣のヌミディアから侵略受けたら、武器を取るしかないじゃないと…で、ローマは無条件降伏を強きカルタゴ抹消となる訳で「無条件降伏は軍隊間で通常成立する用語であるが、国家の無条件降伏とは国家の滅亡を意味する」とな…大陸国家パネェ…

 ローマといえばカエサルのガリア戦記、まぁ歴史的に色々な側面ありますけど、ブリタニア遠征って「軍事史上、最初の強襲上陸作戦」だったとな…ちなみに「海峡を越えての兵站支援が続かずローマ軍は撤退した」となる訳ですから、ロジスティック的なとこと海上覇権も大切にな事が露呈したという事か?

 で、更にローマ的な領土の守り方ですけど、「国境を防衛しやすいような線を軍事的見地から設定し、国境に軍事前哨線と基地を配置し、国境の外側に「軍事緩衝地帯」を設定した。隣接する国家からこ緩衝地帯に軍事力を集中すれば、それはローマに対する侵略の始まりと設定し、ローマ軍は先制出撃して撃破するという国家防衛の軍事戦略である。以来、今日においてもこの戦略の軍事的妥当性は世界の常識となっている」そな…そーだったのか?えと、どこかの島とか島とか島とかはいったいどーなってんだぁーっ(笑)と素朴な疑問が(笑)

 そして中世がやってくると、欧州は対イスラム戦との幕開けとなる訳ですね…矢面に立ったのビザンチン帝国ですが、対するイスラムにそんなの関係ねぇー(死語?)でして「イスラムの華々しい拡大は、「異教徒や無神論者に対する聖戦における戦死者は天国で永遠の幸せを得る」と説くモハメッドの天才的な説得力とカリスマ性によって引き起こされた「熱狂」によるところが大きい」って…で一方中国はというと「中国大陸における王朝の交代には「現王朝の堕落と失政→流民・農民の暴動→地方実力者が現政権の一人を支援して権力の座につける→その被支配者から帝位を譲り受ける」という典型的なパターンがある」ってこれまた以下繰り返しってか…

 封建時代の詳細は本書をドゾ。軍事的にはビザンチン帝国踏ん張っていたんだなぁと感心とか?幻のグリーク・ファイアとかね(笑)後ヴァイキングの勃興もある訳で、こちらの人達の戦い方はどっちかというと海兵隊的なソレだそな…も一つ中世で忘れていけないのが十字軍でしょ、でしょ?これによって「ローマ軍の消滅以来、西欧の軍隊では忘れられていた兵站システムが復活した」そで、再び艦隊と基地ですよ、おぞーさん(誰?)制海権は大切にですよ、姐さん(誰?)

 でもってモンゴルきたぁーっで「人類史上、最も偉大な軍事的天才であった」チンギス・ハーン登場ですよ、奥さん(誰?)で詳細は本書をドゾ。日本的にはいざ鎌倉の時が来たとゆー事ですが、大陸国家が海に出る時とはどゆ事かの事例って事ですよねぇ…

 さて、15世紀の戦いは火薬が跳躍的に肥大した時という事になるんだろーか?これまた詳細は本書をドゾ。欧州は戦争にあけくれていた頃、中国は海的には鄭和の艦隊の頃となる訳で、中華思想万歳ってか?「「皇帝は中国人民のみの皇帝ではなく、理論上、世界人民全体の主権者だから、冊封を受けて臣下となる周辺諸国のみに朝貢貿易を認める」という思想である。この誇大妄想的な思想は、中国の歴代王朝はもちろん、今日の北京政権にも受け継がれていることは間違いないだろう」って…おかげで中国と国境を接している国はみんなアレなんですが(笑)

 さて16世紀となると本格的に大航海時代きたぁーっで、海的戦争は飛躍的に舞台が広がるって事なのか…「ポルトガルの植民地政策は交易所設置方針であったが、スペインのそれは地域を占領するという征服方針であって、ポルトガルと根本的に違っていた」とな…一方、地中海の方ではトルコが隆盛してきたぞで、ヴェネツィアはじめ教皇派共々対応というか対戦を迫られる日々だったと…これまた詳細は本書をドゾ。かのレパントの海戦(1571)もこの頃の話でござるでして、ただ「このレパントの海戦は、世界史上、決定的海戦の一つであるが、キリスト教世界の団結は、これをもって終わりを告げた」という事になる訳ですね…どゆ事かというと欧州の関心は地中海から大西洋とインド洋に向かっていくと…まさに大航海時代なんですよ、おぞーさん(誰?)

 さて、ここまで船と言えばガレー船な世界だったのですが、外海に行くぞーとなれば「遠洋航海可能な帆船艦隊」に、更に「長距離カノン砲搭載」が基本スペックとなっていったと…「第二次戦闘ドクトリンの革命である」そー…軍船的にはガレオンの登場となるのか?ちなみに白兵戦から砲撃戦にシフトさせたとゆー事で「1550年、大英帝国海軍、通称"ロイヤル・ネイビー"の基礎が完成した。ヘンリー八世は「ロイヤル・ネイビーの父」と呼ばれている」そーな、そーだったのかぁーっ?

 でまぁ英的にはエリザベス女王きたぁーっとなり、スペイン的には無敵艦隊乙となるのだろーか?これまた詳細は本書をドゾ。ただ、エリザベス一世の金言は未だ残るというか死なずですかねぇ?「軍事力の及ばないところでは領土・領海とは認めない」言い切りましたよ、姐さん(誰?)

 海戦的なとこでようやく日本もきたこれで秀吉の朝鮮出兵になるんですけど、これまた詳細は本書をドゾ。まぁ結局、制海権を甘くみた秀吉の敗因でしょか…まぁともかく「侵攻開始時期について法律家は"主権を侵されたとき"と判断するが、戦理から言えば"相手が作戦体制を採ったとき"である」だそな…法的にはそーなのか?アリスと法学部卒のアリスに聞きたいとこだけど、アポロンじゃないけどアリスの専門ってどこなんだろ?と?憲法、民法、行政法に商法、刑法etc.と法も色々あるからなぁ?

 かくして時代は近世へと移る訳で、「戦術・編成と武器に関するかぎり、中世から近代への転換は一七世紀に完成した」とな…とりあえず色々あるけど一つ上げるなら「今日的な意味での常備軍が世界の常識」なったとこですかねぇ?これまた詳細は本書をドゾですが、やはり海軍という事になればこの後続く主役はオレだで英国海軍を上げないといけないのか…で、かのフランシス・ドレーク提督のお言葉「英国の国防線は、英国の海岸線でもなければ、英国海峡の真中でもない。それは、大陸側の港の背中にある」とな…「この名言は、今日に至るまで英国の国家戦略のスタートラインとなっている」そー…

 でもって、英国海軍は「ジェームズ二世によって軍制改革が行われた。この改革には、有能な海軍大臣サミュエル・ピープスの適切な補佐があった。この改革によって、英国海軍の指示、管理、編成の手続きが定められた。この原則は、今日の英国海軍にほとんど受け継がれている」そーで、英国は着々と足場を固めていっている模様…とはいえ、この時代の戦争って集合離散の嵐でして、昨日の敵は今日の友、でも明日は敵みたいな目まぐるしく敵味方が入れ替わる戦争状態に没入していったよな?えと、詳細はこれまた本書をドゾ。

 さて、軍と政のパワーバランスというか、コントロールとはいかんせんの世界が表面化してくるのもこの頃か?17世紀末では仏海軍の方が英海軍より上だったにも拘らず「フランスは英国海峡の覇権を握る機会を永遠に失った」そーで、で著者によると「戦争の素人の政治家が軍人の作戦に口出ししてはならないという典型的な歴史的教訓の実例となった」となる訳で…太陽王十四世もかたなし…孫子の兵法的に言えば「政治とは「法」をもって行うが、戦争は「力」をもって行う。だから「法」の論理をもって、いかに勝利するかを論ずることは、まったく非論理的である。それは「力の論理」に従わなくてはならないのだ」と言い切っているし…噂のアンダーコントロールじゃないけと、言いたい事は分かるよな、部外者が現場の事に口出すなというのは誰しも思っている事じゃけん…だけども、先の大戦で軍の暴走を経験している日本人としては、そー言われてもはいそーですか?とは、ねぇ…何事も信用って大切という、ただそれだけの事のよーな気がするのは気のせい?

 さてさて、当時の植民地政策は「スペインとポルトガルの植民地獲得の狙いが、金銀、財宝、高価な香辛料の獲得-手法には違いがあったが-であったのに対し、英国の狙いは自国の工業製品を売り込むマーケットの獲得と加工用原材料の獲得であった。一方、典型的な商業資本主義の発達していたオランダのそれは、植民地の資源を西欧諸国において右から左へ動かし、西欧諸国の工業製品を植民地諸国に売り歩く中継貿易であった。そして、大陸国フランスのそれは、領土の獲得であった」とな…一口に欧州と言ってもいずこの国も皆それぞれに思惑が違うとゆー事ですか?そーですか(笑)

 かくて南北米大陸にインド亜大陸というか東南アジア?各国の思惑が入り乱れての乱打戦になっていた模様…ただ「欧州各国が自国の植民地に対して援助を少なく抑えた」のは色々理由はあげられるけど詰まるところ、金と時間と手間暇をかけるのは御免ってとこではなかろーかと…で「18世紀の半ばに英国は、「植民地の自給自足の哲学」を宣言することになる。体のよい「属国」化政策であるこの考えかたは、帝国主義の種となった」とな…

 で、まぁ欧州での戦争、植民地での敵国との戦争と原住民との戦争と、戦争が増えていくの世界か…それと共にオスマントルコ、ムガール帝国、清王朝の衰退も加速すると…植民地支配に軍隊が必要という事で、「軍隊が兵士の動員をかけると、貴族の中の非生産者階級が将校に、同じく非生産者階級の下層民や失業者が兵士となった」とな…「軍隊が農民から人口を奪うと農業生産力が低下するだけではなく、工業人口にも影響し、武器などの工業生産力も落ちる」事になるそーで…かくて「軍隊では将兵の質が低下していった」となな…「これはおそらく農業から商・工業への爆発的転換期にある今日の中国も同じであろう」とななななな…

 そしてロジスティクス問題が再び浮上してくると…「兵士と軍需物資の補充がままにならないようでは、勝利の確率が非常に高いと判断できないかぎり、大きな損害がでるような作戦や戦闘はできない」となり、「一般的な軍隊指揮官は、戦場に臨んで有利な態勢をとるように機動することこそが戦術のように考えられることになった」そーで、これが「一八世紀前半の陸上戦闘の特色である」となるそな…覇権を広げるには人も物もいぱーいじゃないとやってらんねぇーとゆー事か?

 さて、海軍の方はそれに劣悪な環境がありまして…「約1000名の乗組員が多数の弾薬とともに、わずか2500トンの艦艇に乗り、無寄港、無再補給で一年以上の航海が必要な食糧・水で生活することは、想像に絶するものがある」って、それどんな罰ゲーム…しかも軍隊だから厳しい軍律も課せられる訳で、しかも「士官と水平の身分の格差は陸軍よりひどいもの」だったそーで、いやもー何ちゅーか、何ちゅーか…そんな中での大航海時代、植民地時代って、よく回っていたよなぁ…

 ちなみに18世紀の英国によって確立されたシーパワーとは「海洋交通の要衝に位置する戦略的地勢」「優れた基地としての軍港の戦略的展開」「国民の海洋民族性の育成」「政府の海洋国家としての政策力」によって裏打ちされていたそな…とにかく力が全ての時代到来ですかねぇ?当時の哲学が「国家の存在の基礎は"力"である。なぜなら、政府は"法"にもとづいて行うが、その執行を"力"が担保しなければ法的に維持できない。経済支援では、敵意を拭うこともできなければ、条約の遵守も担保にできない」だそーで、マッチョ思想万歳ですかねぇ?そしてそれは英の伝統として続くですか?「力は正義なり、だから、正義に力を与えよ」とおっさったのはかのサッチャーだそー…大英帝国に栄光あれってか?

 かくて「軍隊の目的は、国家の威信と尊厳の防護であることが世界の常識になった。これは今日も変わらない」そー…まぁ確かに経済支援ではの件ではどっかの国を見るまでもなくアレだからなぁ(笑)尤も「政権獲得システムの異なる国家相互は友好国になれない。異質な国体は、しばしば戦争の原因になる」というのが「紀元前6000年以来の歴史の原則である」そーで、世界は争う為にあるってか?みんな一緒でみんな良いなんて絵空事というのだろーか?はぁ…

 そして時代はナポレオンですよ、奥さん(誰?)火薬、マスケット銃、大砲に天才の出現っスか(笑)ちなみに「アレクサンドロス大王、ハンニバル、チンギス・ハーン」とナポレオンだそーで、戦士的天才って今のとここの四人なのか?欧州的には全土でどっかんの時代ですか?むしろナポレオン封じ込め作戦の展開ってか?海戦的にはトラファルガーの海戦の出番ですよ(笑)英は外交努力に精出して「海洋国家は海路で遠回りして、できるだけ英国から離れたところに戦線を構築できるのだ。これも海洋国家の戦略原則の一つである」と「遠交近攻の策」今日も展開していらっさる模様(笑)

 でナポレオンの方はというと「アウステルリッツの三帝会戦」でロシア・オーストリアを撃破したとな、これは「アレクサンドロス大王の「アルベラの戦闘」、ハンニバルの「カンネーの戦闘」、フリードリッヒ大王の「ロイテンの戦闘」と並び称される世界五大名作戦のひとつと言われている」そーで…確かハンニバルのそれは包囲殲滅戦のお手本のよーな作戦だったと記憶しているけど、陸戦的にはそゆ位置付けなんですねぇ…

 まぁナポレオンの敗因が部下に恵まれなかったからというのは、何とも…いかにナポレオンが天才であっても手足のごとく動かなければならない将兵が命令を的確に実行できずに戦意を失ったのはいかんともし難いと…「敗軍の将とはいえ、名将を見捨てた国民は国際社会における自分の国家の尊厳と指導力を失う」事になるそな…カルタゴのハンニバル再びって事ですか、そーですか…後に仏はスペイン王家継承問題で対プロシア戦も敗戦につぐ敗戦で…「この戦争では、フランス海軍の出る幕はなかった。ローマ時代から1000年以上も欧州大陸で最強を誇っていたフランスは、海洋覇権を英国に奪われ、陸の覇権を新生ドイツに奪われて、国家の尊厳は西欧の二流国に落ちた」とな…そーだったのか仏…

 作戦の勝利に必要なものとは「優れた計画と準備」「鋭い戦局勘による変幻自在の戦闘指揮」「武運」だそな…官僚主義になると計画・準備至上主義になって後がついていかないとゆーのは何とも(笑)これが噂の想定外ってか(笑)

 さて、英の外交は行くよどこまでもで「外交の極意は交渉の相手を孤立させることである」とな…昨日の敵は今日の友、明日の敵、二枚舌外交万歳ってか(笑)そして舞台は中国へですよ、姐さん(誰?)アジアの市場を奪えですね、分かります…てな訳で「最初に宗教・思想、つぎに商売、あとから外交、最後に軍隊」の法則発動だ、きたこれ、帝国主義サマは進むってか(笑)

 で、マッチョ思考全開なんだから、砲艦外交やってくるですかねぇ…「鎖国の門戸を開けるものは、軍事力においてほかに方法がない」とな…「外交や経済支援で鎖国の扉が開くと考えるのは、歴史を学ばない妄想か、机上の空論である」って著者は一刀両断してますが、何か(笑)かくて東アジアは、露、仏、英のバトル始まるですか?後、米と独もあるんだろーけど…

 日本の日清、日露、ついでにWWⅠの詳細については本書をドゾ。後日英同盟か(笑)でまぁ「戦争を開始するには「口実」が必要である」と始まって、「自己防衛以外に国際政治に絶対的正義は存在しないから、自衛のための国防戦争は、国際社会から見れば利己主義の口実としか見えない」そな…でもって、「専守防衛は、「戦いの理論」として成立しないから、国家戦略に基づく口実が必要である」となり「口実の条件は、関係諸国に共益性があることと、戦争に参加する国民の士気を高めることである」とな…成程、専守防衛ってか(笑)

 時代はついに20世紀に入ってしまったんですけど、とにかく20世紀は戦争の世紀であったとゆーのは確かな事のよーです。特に最初の25年間は、戦争戦争また戦争だった訳だし…で、まあ前世紀の産業革命は「世界の国家の国力に大きな格差を生んだ」とな…でもってその結果、「まともな戦争ができる国は近代的な産業力と国民の高い教育レベルが最低限の条件になった」そーで…海洋国家ならシーマンシップ、ついでに言うならその国の農業を含めて生産力が必要だになっていったと…まさに富国強兵じゃないと戦争なんてやってらんねぇーという事ですか?

 植民地支配についても転換期にきたのかなぁで、よーは植民地を属国として扱うとなると、外交、内政、防衛、インフラなどの社会資本を負担しないといけなくなる訳で、多大な投下資本が必要になるとな…それなら属国にしないで半独立国にして連邦制の方が負担は少なくね?となって、さてどーするという状況か?まぁこんな選択肢に悩むのも海洋国家系と思われかなぁ…大陸国家なら飲み込んでごっくん、ヘタしたら本国も末端も大変な事になりそーだけど、そんなの関係ねぇー(死語?)と突っ張るのかしら?

 まっともかく、WWⅡの前に日本的には満州ですよ、奥さん(誰?)米の満鉄利権半分よこせから物事は急速に進んでいった訳ですね、分かります(笑)ノーと言える日本って、これまたアレだよなぁ…まっ元々黒船来航も鯨より中国への中継地としてのアレですから(笑)昔から米にとって中国は利権の塊みたいなもんだし…分け前をというより、この場合は上納金か?をよこさないなら切って捨てようホトトギスってか?「アメリカの自由・民主主義は「白人優越主義」を基本としていることを見落としている。これがアメリカにおける「黄禍論」と結びついた」とな…いつものよーに米の自由、米の平等、米の正義なんですよ、おぞーさん(誰?)

 でもって、「大戦の初期には、非戦闘員である市民に対する爆撃は非人道的で騎士道に反するとして両側陣営とも抑制した」とな…「同時に潜水艦による非武装商船に対する無警告攻撃も、国際条約と騎士道に反するとして抑制した」そな…で、Uボートって独のそれが妙に有名だけど、その実は「英国は潜水艦による輸送船の臨検に対応するため無警告の対潜水艦攻撃で対応し、ドイツのロンドン誤爆に報復するためベルリン爆撃を行って、戦争の騎士道的ルールを破壊した」とな…さすが紳士の国はやる事が違うでぇ(笑)

 一方米の方はどーかというと「総力戦の名のもとに敵国産業と市民を攻撃目標にする戦略爆撃を敢行し、最後に広島、長崎に無差別殺戮の核攻撃を行って戦争を終えた」とな…さすが英から独立した国は違うでぇ(笑)米は「ヒトラーが欧州市場を独占することを恐れていた。そして欧州市場の獲得がアメリカにとっての戦略目標となった」とな…結果、ルーズベルト大統領は「ドイツとの戦争を危惧するアメリカ国民の世論を変えるために、ドイツと三国同盟を結ぶ日本からアメリカを攻撃させる謀略が必要であった」となった訳ですね、米ェ…

 とにかく米的には中国の市場を独占したい、この一点に尽きるのかなぁ?著者的見解で行くと(笑)日本と利権を半分こするなんて「アメリカの西海岸地域市民の反日感情に耐えられない」から無理ポだし、となれば中国を支援して独立させて「特恵待遇によって中国市場を独占する」、更に一歩進めれば米中同盟を結んで日本を占領して太平洋の制海権を確立しちゃえ、勿論中国の市場独占権は米のもののノリですね、分かります(笑)一方、ソ連的には中国北東部を支配して不凍港ゲットだぜ、ついで言えば中国は共産国家が望ましいという事になる訳で、米ソどっちから見ても満州にいる日本は邪魔って事になる訳か…

 対して日本は緩衝地帯としての満州の必要性だから、「事実、英国は満州を自治省として日本を含む列強による共同管理案を提案した。これに最も抵抗したのがアメリカであった。国際連盟に加盟にしていないにもかかわらず、アメリカは満州国に対する調査団の派遣に加わって日本の大陸政策を否定したのであった」とな…俺様、何様、米様ですか、そーですか…

 いやー本書、細かいとこをついているんですよ、例えば真珠湾攻撃…「戦後の日本人の多くが誤解していることだが、当時のハワイ諸島は米国の属領であって米国本土の一部ではなかった。奇襲攻撃の目標となった真珠湾は米軍基地であるから艦隊とともに軍隊(国家主権)であった。ハワイ奇襲は米本土に対する開戦奇襲ではない。ハワイ諸島が米国の50州のひとつになったのは戦後である」とな…何かもーね無条件降伏といい日本人いいよーにアレだよなぁ…

 かくてカサブランカ会談となる訳ですね…ルーズベルトとチャーチルの…「日独伊が無条件降伏するまで戦う」宣言いただきました(笑)「戦争は政治の延長であって決闘ではないのだが-。チャーチルは驚いたが、ルーズベルトは強引に合意を取り付けた」とな…軍隊の無条件降伏は軍隊用語としてありうると、だがしかし「"国家の無条件降伏"という概念は国家の滅亡を意味し、世界史的にきわめて異例の概念である。これで敵国市民に対する戦略爆撃も虐殺も、アメリカの正義となった」って、さすが正義とは何か?なんてご高説のたまう国だもの(笑)

 かくて「アメリカは戦争目的に欧州と中国の市場の独占支配に、「敵国の滅亡」を加えたのだ。この背後には、特に日本人に対する徹底的な人種差別の実行というルーズベルトの執念が隠されていた」とな…と言い切っていいんですか著者?ついでにソ連はというと「日独が滅亡すれば「防共の壁」がなくなると考えたスターリンは、この宣言を歓迎した」と、さすが連合軍、倫理観に揺るぎなし(笑)そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 まぁ日本のポツダム宣言受託とWWⅡの詳細は本書をドゾ。いえ、何つーかここまで書いてもこれ本書のほんの一部というとこが、何よりも本書の凄いとこじゃね?著者熱いわぁというより元気なのか(笑)何にせよ、戦後のそれですよね…「アメリカは、本当に勝ったのはアメリカであると思い込んでいた。しかし、共産主義による世界革命を阻止する防壁の役割を果たしていたドイツと日本を滅亡させた結果、一番恩恵を受けたのは、ソ連であった。アメリカはソ連の世界革命路線に、真っ向から対決する事態になった」とな…日独ってある意味ビザンチン帝国だったのか?まぁ滅亡滅亡連呼しているけど、取りあえずビール位には残っているんですが(笑)昨日の敵は今日の友で、明日の敵になりで振出に戻るってか(笑)さすが米の世界戦略は世界一ぃー(笑)見通し明るいぜぇー(笑)

 間に冷戦を挟んでさて現在、WWⅡまでの海軍の使命は「制海権の獲得、通商破壊と防護、強襲上陸」だったとな、それがWWⅡ後に「海洋移動式核打撃」も加わったとな…海軍を維持するには国力が、巨大な国力が必要になった訳ですね、分かります(笑)そして今米海軍が一極突出している状態にあるらしー…まぁ最近あちこちきな臭いけど(笑)いずこの国も皆それぞれに下心があるとゆー事か(笑)ちなみに、世界の戦争の基本的原因は三つあるそで、「地勢的対立の戦争」「国家の体質の対立による戦争」「世界秩序の維持派と打破派の戦争」だそな…ついで言うと「必然的な戦略的関係にある国家相互は戦略的対立案件について「話し合い」で対立を解消できることはほとんどない」そな(笑)

 国家戦略、国益その他詳細については本書をドゾですが、それにしても本書はある意味建前をすっ飛ばしているよなぁ(笑)世界の海戦史をざっと見通していくと言える事は「戦争を善悪で論ずるのではなく「戦略の優劣」で論ずるべきだということである」なんですね…しかも「海戦史の最高の教訓は「強気と攻めの精神が繁栄をもたらす」ということであろう」って…いや、本書そのものがつおきですよねぇ…

 後、最後にアリス的なとこで地下室のじゃないけどテロ的なとこで、9.11のブッシュ政権のテロ対策について述べているとこですか?「「テロに対する戦争」を宣言し軍事力を多用している。しかし、米国指導者の歴史的欠点は「歴史の教訓を軽視する」ことである」とな…というのも「1936年に始まったスペイン内戦は、近代テロ戦の始まりであった。国家でない武力闘争のテロ集団を「第五列」と呼んだのは、このときからである」そーな…そーだったのか?で「それ以来、列国は密かに対テロ戦争のための組織を育成した。歴史的統計に従えば、対テロの勝利の95パーセントは「諜報・調略機関および防護機関」、ならびに「郵便局組織」と「警察」の協力による。軍隊の役割はほとんどない」とな…正しい駒を正しく使う、これ効率化の鉄則か(笑)

 他にもいぱーいエビ満載ですので、ついでに言うと個々の海戦についても詳細は本書をドゾ。ドゾ。3000年分がお待ちしてます(笑)

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