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2013年12月 3日 (火)

戦うことより遊ぶことを考える方が知性的(笑)

せいめいのはなし  福岡伸一  新潮社

 いわゆる一つの対談集でしょーか?対談相手は、内田樹、川上弘美、朝吹真理子、養老孟司の四氏…それぞれに全く別の対談でありながら、その実生物、生き物としての話しに収束していくサマは、それが生きて行くって事だからそのままな気がしないでもないですけど(笑)相変わらずの福岡節が効いている気がしないでもないんですけど、うーん、本書の正直な感想は先生年齢とったなぁ(笑)でしょか?いえ、角がとれて丸くなったとでも言うべきなんでしょーけど、昔のツンツン尖がっていた感じが何故か懐かしかぁーっとも思わなくもない訳で…

 本書でいくと動的平衡という大団円で丸く治まった感じか?論がまとまると落ち着くんだけど、何故か面白味というか、ワクワク感が目減りしていくよーな気になるのは何故だろー?ある種スッキリーなんですけどね(笑)でも、ジェットコースター的な疾走感はなくなっていったよーな?

 まぁそれでも地球は回っているで、それから更に論を進めて、多分この先は動的平衡を超えてとか、動的平衡の彼方に、なんて話しに行くのかなぁと思いつつ、しみじみと本書を拝読する、とか(笑)

 アリス的に生物…乱鴉になっちゃうのかなぁと思いつつ…あれも生物学の成れの果てというより見果てぬ夢ですよねぇ…ただ「さすがのアメリカでも遺伝系には意味がないという本が出たくらいですもんね。遺伝性がどのくらいあるかなんてよく言いますけど、環境を変えたらまったく無関係になってしまいます」(@養老)ともなれば、夢は夢にしか過ぎなかったとゆー事なんでしょか?幸せな状態にあれば時を止めたいと思い、幸せな状態を知っているからこそあの日に返りたいと思うのは人としては当たり前の感情ですけど、動きとして見る場合、時間を伴っている場合、それは如何なものか?となるのが生物のやっかいなところってか(笑)

 動的平衡のぐるぐる感については本書をドゾでしょーか?全体としては一定している、でもその構成はいつも違うみたいな話しですが、著者には著者のこだわりがあるので、詳細は本書をドゾ。私的には、この動的平衡状態の話しの外側を回るというか、つつく?対談者の皆様のお話が何となく腑に落ちたかなぁ?

 文系的アプローチなのか内田先生の富の蓄積と配分について辺りは、現代を生きている人なら皆実感として分かる話しだよなぁと(笑)世界を流通している富は増えているのに、20世紀より21世紀の方が先細り感高いのは何故か?「富を自然から収奪する方法は19世紀から比べれば格段に進歩したし、多様化しましたから。人類が享受できている富の全体は増えているのに、人々が貧しくなっているのは、富が一部分に集中しているからですよね。人工の1%が富の40%を独占している。貯めこんで回さない。仲間内でグルグル回すだけで」(@内田)なんかはこれ20世紀初頭なら資本論いっとく?の世界に展開していきそーだけど(笑)結局一人勝ちの経済って先細り経済なんですよねぇ…そこで循環経済の奨めかもしれないですけど、男の業がある限りはないよなぁと(笑)だって、色と金は全て俺のモノ的な権力欲がある限り(笑)

 まぁ世のトップって、俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものな人達が成功している訳で、俺のものは皆のものな人は…そんなセレブどこにいるんだぁーっ(笑)

 アリス的にはバタフライ効果の辺りもそかなぁ?複雑系的な因果論はもー古いというとこですかねぇ(笑)原因があって結果があるのではなくて、原因も結果も共時的なものであるという件とか…詳細は本書をドゾですが、結局、複雑系と言いながら、世の中そんなに単純じゃないよという事か(笑)

 笑える話として笑っていいのかアレだけど、「カウンセラーって、心を病む人が増えることで利益が上がるビジネスモデルになっているということを、ご本人たちはあまりに無自覚だということです」(@内田)って…「医者は病人を減らすことを使命としながら、病人が増えることを歓迎してもいる」(@内田)は言われてみればご尤もでして…でもそれを敢えて口にする医者はいないよな(笑)病人を減らすのが使命です、でも病人が減ったらおまんまの食い上げですってか(笑)

 も一つ、世の中の効率化についてもそれ時間辺りの話しに過ぎないよという現実…効率の良い仕事とか、学習とか、突き詰めていくと効率の良いダラダラ生活とかになるんだろーか(笑)まっ「評価の基準そのものがそうです。ただ、効率ばかりを追求すると効率が悪い」(@養老)チマチマと効率化をはかったら、全体てしてパフォーマンス上がりましたとは一概に言えないとこが効率化のジレンマってか(笑)

 まぁある種本書は時間をどうとらえるのか?もあると思われでして、他には「DNAでわかるのは、時間的な系統関係です」(@養老)でしょか(笑)

 後は本でありながら、言葉は全てじゃないというとこでしょか?まず言葉ありきじゃないんですよ、奥さん(誰?)「原理主義者は言葉で世界を抑えてしまう。無意識に現実を抑えこむ典型的な例です」(@養老)はけだし名言ですかねぇ(笑)現在のネットの反乱、炎上問題にもつながる話しでしょか?所詮はネットはネット、言葉は言葉、現実や実際とは違うんだよという感覚がマヒしているという事か?リアルについて考えるとか?「大きな企業やマスコミが「ネット言説」について非常に過剰なかたちで反応している」(@福岡)まぁ最近は、ネットと人の顔色窺う人が多くなってきたからなぁ(笑)「ネットの炎上だって、皆で「あいつは魔女だ」と言っているのと同じですからね」(@福岡)言葉狩りは現代の魔女狩りだったのか…

 で、ネット問題も内田先生のとこ、振出に戻るじゃないけど、経済に一端があるという事なのかなぁと思うとアレですが…「こんなに合理化したら仕事がなくなってしまう。半端な仕事がない。そこにいるその人をどうするかを考えないで、各部門を含めて合理化して、その結果人が要らなくなるんだから」(@養老)うーん、何とゆーか、こーして見ると家康は先見の明があったのか、もしくは答えの一つだったのか、「徳川にクズはいない」とはこれもまたけだし名言だったんだなぁ(笑)国民の仕事を奪って合理化をはかっても、世間は成り立つのか、万民が幸福になるのか?と言えば(笑)

 他にも色々と面白エピ満載ですので詳細は本書をドゾ。一応生物学を中心にしての理系的なお話が主題のはずなんですが…ですのでメインは本書をドゾドゾドゾ。万物は流転するで、どだろ?

 目次参照  目次 生物

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