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2013年12月31日 (火)

日本人なら蕎麦喰いねぇ(笑)

風流 江戸の蕎麦  鈴木健一  中央公論新社

 サブタイトルが、食う、描く、詠むでして、江戸の文化から蕎麦をチョイスした感じかなぁ?例えば、江戸では饂飩から蕎麦に次第に力点が移っていったとか、赤穂浪士の都市伝説とか、蕎麦屋とは何か?みたいな話しや、俳句や漢詩からみた蕎麦とか、笑い話や歌舞伎や落語の中の蕎麦とか、蕎麦をメインにした話しとか、浮世絵ですかねぇ…江戸は蕎麦があちこちで話題になっているというか、モチーフになっている世界だった模様(笑)

 さて、本日は大晦日、となれば日本人なら年越し蕎麦で、蕎麦話しを一つを思って読んでみたら、蕎麦一つで本が一冊できる位だから、話しが尽きない感じでしょーか?も一つ、年末と言えば恒例行事の忠臣蔵…これと蕎麦はどーして関係あるねん?とゆーと、俗説の一つに吉良邸に打ちいる前に47人が集合した場所が蕎麦屋だったという説がまことしやかに当時から続いているそーな…まったくの俗説らしーんだけど、でも人々はそー信じたかったとな(笑)

 と言うのも、浪士達は脱落者はたくさんいたけど「ただ一人として計画を漏らしたりする者はいなかった」、討ち入り後に「一人も死ななかった」、泉岳寺に移動する際も「全員で行進した」という「鉄の結束を誇る集団」として認識されていた模様…だから行きも全員で一団となって討ち入ったに違いないという事で、蕎麦屋で集合したとな(笑)伝説って凄い(笑)尤も、この説の始まりは討ち入り一年後で、その時は饂飩だったそな…それが江戸の蕎麦の隆盛に伴っていつのまにか蕎麦屋にやっているのだから、都市伝説って(笑)

 アリス的に蕎麦というと、朱色その他で結構食べているよーな?意外とオオサカンなのに饂飩のシーンは今のとこないよね?パスタとラーメンはあるから、麺類では饂飩だけがハブにされている雰囲気だけど?そのうちきつねうどんな話しも出てくるのだろーか(笑)

 アリス的に蕎麦、で本書を見ると一番のそれは落語のとこかなぁ?アリス落語も好きみたいだし…で、落語で蕎麦と言うと言わずと知れた、時そばですかねぇ(笑)あの、ひぃふぅみぃ何時だ?の一文ごまかす為の店主と客の掛け合いとオチが笑えるお話ですが、蕎麦ってとこが江戸なのかなぁ?上方では当時の屋台的にはどーだったんでしょー?

 何となく屋台というと夜店的なイメージが勝手にあったんですけど、江戸の町民はお腹いっぱい食べると仕事の効率が落ちるからって、お腹が空いたら少しつまむを繰り返していた模様…成程、寿司も天麩羅も昔の一人分の量は少なかったのが良く分かる…昼も寿司ならおやつも寿司でハイティー辺りも寿司つまむもありだったのかも?小腹空いた、屋台行こーみたいな?

 そんな食文化ですから蕎麦も隆盛していった模様、ささっとかけを一杯十六文って事でしょかねぇ…尤もこの十六文江戸ではこの値段と決まっていたみたいですけど、地方だと十五文とかあったみたいで、浮世絵なんかに残っていたり(笑)広重の絵になんかは結構蕎麦屋さんが書き込まれたのがあるんですよねぇ…江戸だけじゃないとこが全国区的に蕎麦は広がっていたという事でしょか?

 で、これまた知らなかったのですが、松尾芭蕉も蕎麦好きだったよーで、旅先で御馳走されるといと嬉しの世界だったよー(笑)まぁ江戸的には満漢全席が並んでも最後の〆は蕎麦だったよーで…何がどーしてそこまで蕎麦をの世界ですかねぇ…

 でで、これも知らなかったのですが、季語的に蕎麦はないらしーんですけど、蕎麦の花は秋の季語となるそーな…でもって蕎麦の花って白いのね…ただし最近はネパールから移植されている蕎麦との融合でピンクなんだそな…ピンクの蕎麦畑、かわいいかもしれない(笑)

 他にも歌舞伎とか色々話題が尽きないんですけど、詳細は本書をドゾ。蕎麦は生活密着タイプなので面白エピが満載(笑)で、最後に個人的に一つ上げとくとするならば化物大江山でしょーか?いえ、これね酒呑童子を退治した頼光の伝説のパロディ…源のそばこが、うどん童子を打ち倒すというお話なんですよ…そー蕎麦が饂飩に勝つ話…何これの世界ですけどこれこそ元祖擬人化文学じゃね(笑)しかも本歌取りというか、パロディだし(笑)まさに今に続く日本文化っ(キパッ)ちなみに源のそばこの部下が薬味の四天王で、渡辺のちんぴ、坂田のとうがらし、卜部のかつおぶし、薄井のだいこんと言うからこのネーミングだけでもその凄さが分かろうもの(笑)摂政ひぼかわとか、大納言そうめん卿とか…これでもかと出てきます(笑)

 蕎麦一つでデスカバージャパン(笑)細く長くも、ずっとこんな国ですやんがホントのとこじゃなかろーか(笑)

 目次参照  目次 食物

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