« 米で一番の有名人は? | トップページ | 百才あって、一誠足らず(笑) »

2013年12月16日 (月)

江戸には江戸の食がある(笑)

武士の料理帖  柏田道夫  毎日コミュニケーションズ

 一応時代小説がメインなんだろーけど、しばりが食、江戸の食という事なんでしょか?人と食の小話みたいなノリ?それに解説じゃないけど、一話一話著者の後書きが入るので、江戸食事情書の趣もあるのかなぁ?

 まぁ何はともあれ、新書で20話入っているというだけで分かる小品の数々ですので、まさに軽く読めまするの世界が展開…人と食の話しなんですけど、お侍さんありの町人ありの、人情ありのまさに江戸情緒の世界かなぁ?笑いも涙もあるみたいな…

 何せ表題が全て食べ物の名前ですから、いっそ潔いいというか、清々しいというか(笑)で、その中でも、冬ですので、鍋物に目がいってしまうんですけど(笑)本書では、江戸らしくどじょう鍋とか、これまた命がけのてっちりとか出ているんですけど、やはり年末、ついでに年始も近いという事で、鍋といったらすき焼きではなかろーか?と…

 お話の方は桜田門外の変の小話となっていますが、やはり寒い冬は、ええあの日も雪降っていたし(笑)すき焼きであったまろーと(笑)それにしても、江戸時代は肉類は食べないのが普通だったとしても薬としては幾つかルートがあったみたいで、鹿とか猪は何とかありつけたみたいです。ただ、牛とか馬は口にはしなかった模様…でもどこにでも例外はあって例の井伊家の味噌漬けみたいな話しもあると(笑)

 それにしても農耕器具のすきからすき焼きという話しはよく聞くんだけど、そのすきというのが今いちピンとこなくて?鍋の形態からは程遠いという事はむしろ初期は鉄板焼きみたいな調理方法だったのだろか?

 アリス的に江戸…徹頭徹尾オオサカンなアリスだから、江戸も東京も眼中にない気がしないでもないけど?(ただし神田古書街は除く/笑)どだろ?本書に出て来るてっちりなんかは、むしろ大阪の方が本場って気がするんだけど?これまた、どだろ?アリス的に本書のメニューからするとてっちりと年越しそば位かなぁ?そばは朱色他で結構アリス食べているよね(笑)

 さて、食を絡めてのお話なので、作る人食べる人、それぞれに色々ありますけど、江戸にも入ると侍の妻的には下級武士でも武家の妻女はそのような事はしないのが建て前だった模様…炊事とかは下女の役目なんですね…身分的区分けが細かく決まっているから、江戸時代もそれなりに大変という事か?

 本書でおろろいたのは鯉の扱い…維新前までは鯉って確か鯛より格が上のはずだったと記憶していたんですが、「結婚の祝儀に限って、鯉は用いてはいけないのだという。鯉の腹部にある第五の鰭は「ことどめのひれ」といって、子を生み出さずに止めるということから不吉とされるのだ」とは知りませんでした…桜湯と緑茶の話しみたいですが、これも関東と関西では逆みたいだし、どこも仕来りは凄いよなぁ…

 鰻の蒲焼なんて全国区というか、河川のあるとこなら普通にあったのかと思っていたら、「鰻の蒲焼きを食わせる店は江戸には多いが、田舎ではまだなじみはない」とな…これって蒲焼自体なのか?店的な事なのか?気になるなぁ(笑)ちなみに蒲焼の調理法は上方から伝わったのだそーだけど?となると、大坂か?京都って事になるんでしょか?

 大坂的な話としては、一般に京阪では野菜を売っているお店は八百屋だそーですけど、江戸では瓜、茄子、小松菜など1.2種類の野菜を商うのは前栽売りと言ったそな、多種類の野菜を販売しているのを八百屋と言うとか、違いがあったのですねぇ…

 も一つ気になったのが、江戸時代の物価。掛けそばが十六文だとすると、一文20円位の換算で320円位となるそーな…一両は8万円、ちなみに芝エビのてんぷら蕎麦が32文とな…こーしてみるとやはり蕎麦ってファストフードだったという事か?江戸風にいくなら、年越しは蕎麦だしねぇ(笑)

 目次参照  目次 フィクション

|

« 米で一番の有名人は? | トップページ | 百才あって、一誠足らず(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

フィクション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江戸には江戸の食がある(笑):

« 米で一番の有名人は? | トップページ | 百才あって、一誠足らず(笑) »