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2013年12月19日 (木)

ば○かんさまはみてる(笑)

神の代理人  塩野七生  新潮社

 クリスマスがもーすぐやってくるぅーっという事で、神様の総本山を拝んでおくのも宜しかと思って手にとってみたら…ルネッサンスーっというのは、まさにルネッサンスーだったのだなぁという納得の歴史というべきか?タイトルがタイトルなので、こー神聖にして侵すべからざる敬虔な世界が展開していると思うやんかぁー…して実体は俗と欲と陰謀と戦争が渦巻く世界であったとな…で、歴史というのは政治の歴史であると知りましたマルで終わりたいんですけど(笑)

 ここに登場してくる歴代法王は、第210代ビオ二世(1458-1464)、第214代アレッサンドロ六世'(1492-1503)、第216代ジュリオ二世(1503-1513)、第217代レオーネ十世(1513-1521)の四人…15-6世紀のローマのお話という事になるんだろーか?

 いやもーさすが本に選ばれし法王というべきか?皆様どの方もパネェとしか言いよーがないよーな?最初のビオ二世は十字軍を夢見た最後の教皇という事になるんだろーし…二番目のアレッサンドロ六世はかのボルジア家の出身、ええ、チェーザレの建て前上の叔父、本音的に実父というとこでもー皆まで言うなの世界だし、三番目のジュリオ二世はイタリアに多国籍軍をの世界を展開して、仏を追い出してスペインを引き入れたでござるで、結局イタリア半島の属国化に手をかした結果になるのか…で、四番目のレオーネ十世は最後のルネサンスな教皇ですかねぇ…文化、芸術、イベント大好き、残した物は大量の借金ですが何か?みたいな(笑)

 とドラマチックな面々の歴史絵巻…なんでございますよ、多分(笑)

 アリス的にキリスト教というのは、英都大ですかねぇ…尤も英都はカトリックじゃなくて、多分プロテスタントなはずだけど?さて、どーだろー?

 歴史を俯瞰していくと宗教というのは何だろーの世界がいつも展開しているよーな?宗教団体というより、政治団体というか、既得権益の為だものの世界が垂れ流し的に出ているとか(笑)ビオ二世に至ってはある意味戦争をけしかけている訳で…十字軍と言えば聞こえはいいかもしれないけど従軍には違いなしなとこが何とも…ついで言えば、欧州に対するトルコの進攻が凄くなってきてこれを防がなきゃなとこで対トルコ的な要素も無きにしも非ずなんですけど、これに欧州各国の思惑も足並みも揃う事はこれまた…ユーロ的なまとまりってこの頃からこーだったのか?とふと思ってしまってはいけないんだろーか(笑)

 ただ、最初の十字軍遠征の言いだしっぺって実は仏だったんですねぇ…11世紀の話しですけど、これまた仏って国もパネェって事ですか…ただ、何であんなに欧州人が十字軍に熱狂したというか、支持したのか、今一ピンとこなかったんですけど、魂の救済というか戒律からの脱却だったとは…人々は教会の戒律を破り罪を背負っているとな、だから贖罪の為に、まず教会に代償金を納める、不動産も可とな…まぁこれなら富裕層は何とかなるかもしれないけど、パンピーはどーなるというと鞭打ちの苦行ですよ、奥さん(誰?)でも、これMな人でもない限り鞭に打たれたい人なんてまずいない訳で…

 とここで、ミラクルな託宣が「異教徒に対する聖戦に従軍した者にも、贖罪が認められることになった」とな、「すなわち、異教徒を殺せば、一切の罪は許されるのである」って…かくて「天国へ行くことに絶望を感じていた善良な人々も、これには異存がなかった」って…人を殺して天国に行けるってそんな論理がまかり通っていた中世…欧州って凄いとこだったんだなぁ…ゴーウエストならぬゴーイーストですか、そーですか…

 とまぁ熱狂的に始まった十字軍遠征もビオ二世の頃には下火になっていたとな…栄光よ再びな世界についての詳細は本書をドゾ。本章のメインはマントヴァの会議の件だと思われですので詳細は本書をドゾ。結末は、まぁ欧州の利益より自国の利益って事でしょーか?いやまぁ歴史って、歴史っスよねぇ…

 次のアレッサンドロ六世はボルジア的なそれもあるけど、サヴォナローラ的なそれでもアレなんですね…「キリスト教会史上、最も悪名高い法王」だとな…本章に対してはほぼサヴォナローラとフィレンツェがメインか?いやー、これ読むと花の都フィレンツェなんて浮かれてる場合じゃないよーな?伊にあってここの親仏路線はパネェ…教皇なんてそんなの関係ねぇー(死語?)だった模様…メディチといい、ここも一筋縄ではいかない国であったのね…

 このアレッサンドロ六世とサヴォナローラとフィレンツェのいき詰まる攻防についての詳細は本書をドゾ。ただ、悪名高いアレッサンドロ六世ではありましたが、伊統一という視点で見ればこの時がチャンスだったと思われかなぁ?小国が乱立している伊では、外の大国の軍隊に翻弄されっぱなしなんですよね…独、仏、西と…領土ぶんどられ、略奪の限りを尽くされると…まさに草刈り場…自軍が無いから他国の援軍を乞うと結局その他国軍に自国を乗っ取られると…以下、その繰り返しって…

 それはおいといてアレッサンドロ六世のサヴォナローラ評がイタリアンリアリズムで泣けるかな?「サヴォナローラが、全世界が滅亡しても自分は屈しない、と言ったことを覚えているかね。この言葉に、人々は感動した。何と真摯な思想だろう、何と潔癖な人柄だろうと言って。だが私は、その時、何と利己的で残酷な男だろうと思ったものだ。私なら、もし自分の思想を貫くために世界が滅亡するならば、そんな思想はさっさと引き下げるがね」とな…「世界の滅亡どころか、一民族の滅亡とさえも引きかえに出来るほどの思想などは、絶対に存在しないと確信している」とな…信じる者は救われるなのか、それとも騙された方が悪いんだですかねぇ(笑)

 で、これまたアレッサンドロ六世のお言葉「人間の心などというものは弱いものでな。自分がやっていることについて書いたり話したりすると、つい高揚した気分になったり、自己弁解するようになる。前者は、現実を見失う。そして後者は、もう言うまでもあるまい。自分の行為を弁解しはじめた人間は、何もできなくなる」って、それはどこぞの永田町とか、霞が関の事ですかぁー(笑)うん、きっと想定外だったんだな(キパッ)

 ジュリオ二世についての詳細は本書をドゾ。何となく己の策に溺れた感がなきにしもあらずのよな…国を切り売りすれば、結局己に返ってくるという事ですか?そーですか?「ローマ教会の独立は、イタリアの独立が保障されてこそ可能だという現実」ですよねぇ…頑張った結果、ますます泥沼とゆか、戦勝すれどじっと手を見るとか、やはりトップの視野とか、器って大切だよねぇ…

 そしてメディチの教皇がと言う事でレオーネ十世登場ですが、今までの教皇と違って平和路線を貫く訳ですが、言葉にすると奇麗だけど、机の下はアレですから(笑)で、ナポリは西に、ミラノは仏にな世界っスかねぇ…この辺りの勢力葛藤のお話は本書をドゾ。ちなみにこの時代に、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロが活躍してたんですよねぇ…いや、まさにルネッサンスゥー(笑)

 も一つローマ教会的歴史的出来事としては教皇暗殺未遂事件勃発でしょか?ええ、毒殺で、しかも主犯がこれまた枢機卿だったりして、しかも裏には西がいると…一大スキャンダルですので詳細は本書をドゾ。「後世の法王庁は、この事件の記録を、すべて廃棄処分にした。それでもわれわれが知ることが出来るのは、各国大使の報告書や釈放者の回顧録や当時の年代記に加えて、自分が同席を許されない時は、鍵穴からのぞく趣味のあった、法王庁式部長官パリード・デ・グラシスのおかげである」って…いやーこれまたどこの世界のトップも不祥事には地面に埋めるんですね(笑)

 とまぁ、よくもこれだけ個性的に人々がいるもんだと、ある意味伊という国、この当時だと半島か?もパネェ…それにしてもローマ法王庁…建て前と本音と生き残り戦術が並じゃなかったんですねぇ…取りあえず読んでみたらと言うしかないよな(笑)目から鱗なお話のオンパレードなので覚悟あれば、ですけど(笑)

 目次参照  目次 文系

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