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2014年2月20日 (木)

空の星を飲んでいるようだ(笑)

やんごとなき姫君たちの食卓  桐生操  TOTO出版

 枕詞が、西洋おどろき食道楽なんですが、いや世の中食う事忘れたらあきまへんの世界か?でもって、古今東西というか、一昔前まではセレブって言うのは恰幅のよい紳士系だった訳で、何のかの貴族階級は皆、食に一家言とか、こだわりがあったのは当たり前ってか(笑)そんなこんなの豆知識がこれでもか、これでもかと続いて出てきまする…そーだったのかぁーっ?と思いつつ、あくなき食追求、食も体力だと気付かされます(笑)

 物理的に食というのもあるけど、文化的な側面の方が強いだろぉか?例えば、「聖書の時代、宴会では、会を楽しく進行させるため、"宴会の司会者"が客の中から選び出された。これが今日の、テレビ、ラジオなどの司会者の起源だったのだという説がある」とな…まさにそーだったのかぁ?成程、テレビがお茶の間から始まったのはよく分かる(笑)卓袱台にお茶とお煎餅とテレビ、これがジャスティス(笑)

 も一つ、そーだったのかぁ?で中国から陶磁器が西洋に流れたのはよく知られている話だけど、これ中東、アラブ諸国もそーだったのか?「特に西アジアでは、一大センセーションを巻き起こした」って…で、どゆ事というとイスラム教になってから、偶像崇拝はあきませんで、その手の絵画と彫刻が消滅、人物だけじゃなくて動物もアウトだったそーで…かくて「中国から入ってきたカラフルな磁器に、みなが飛びついたのである」とな…ほんまでっかぁーっ?となると、ヨーロッパの陶磁器コレクション並にアラブにもあるという事なんだろか?もしかして、知られざる古伊万里とかもあるのかなぁ?

 アリス的に食、うーん、何せ根っからの大阪人だから食に関しては一歩も引かないとこありそー(笑)准教授は、どだろ?見た目に反して意外とよく食うタイプかもと思ったのは、雛人形のとこなんですが(笑)アリスん家の冷蔵庫はいかに(笑)

 本書的にいくと、マレー、その他のチョコレートで、中世ヨーロッパ、「チョコレートは、当初もっぱら飲み物で、興奮作用があることから、"恋には欠かせぬ飲料"として人気があったようだ」って…ちなみに仏に入ってきたのは17世紀のルイ十四世の時代だそで「スペインから嫁いだ王妃マリア・テレサが、紹介したのである」そな…ちなみにこの王妃によるスペイン料理には閉口したけど、チョコだけは人気を博したそで、チョコ、仏人好みだったのか?

 でもって現代、仏的には「パリ十区リュー・シャトー・ドー47番地の、小さなトローニャ爺さんの店」は相当に有名だそな…今でもあるんだろか?顧客がエリザベス女王とか、バチカン法王とか連ねているとか…これまたそーだったのかぁ?アリスの雑学データベースになら入っているというか?アリスなら行ってね?じゃね(笑)

 それにしても仏は他国から奥さんもらうとメニューが増えるの世界だったんだろか?16世紀にメディチ家からアンリ二世に嫁にきたカトリーヌによって、アイスクリーム、プチ・フール、マカロン、フィンガー・ビスケットが入ってきたとな…マカロンって伊のお菓子だったのか?ついでに煮込み料理が入ったのもこの時らしー、更にトリュフもこの頃とか…それにしてもトリュフって「肉の消化をよくするので、料理の最後に食べるとよいと言われた」とな…ってこれまたそーだったのかぁ?きのこ(?)だから消化に悪いのかと思っていたら逆だったのか?

 また、マリーアントワネットが好きだったというクグロフも、「もともとフランスには「K」で始まる言葉はないので、ドイツが元祖と思われる」とな…これまたそーだったのかぁ?仏語的にもアレだけど、仏料理的にもお菓子系ってもしかして他所からきたものが多いのか?

 他にアリス的というとコーヒー中毒の准教授に捧げるじゃないけど、ウィンナ・コーヒー…種類についての薀蓄の詳細は本書をドゾですけど、ついでにウィーン・カフェ文化についてもそちらをドゾですけど、「ウィーンのコーヒーは世界一おいしいと言われるが、それはどうも水に違いがあるようだ」とな…アルプスの雪解け水使ってまんがなという事か?味の違いについてはどーでしょ?准教授(笑)

 それにウィーンって超甘党の街らしーのだ(笑)アリス曰く甘ったるいもの好きの准教授ですから、コーヒーと甘ったるいお菓子があればこの世は天国という事にはならないか(笑)ちなみに「料理はやはりフランスやイタリアにはかなわないが、お菓子に関しては右に出るものがいないというのが、ウィーン子の自慢である」とな…お菓子の国ならぬ、お菓子の街ってあったんですねぇ?ウィーンって音楽の都だとばかり思ってました(笑)前述のチョコつながりでいけば、ザッハートルテがある訳だし(笑)

 飲むなら呑むで、ダリ繭のシャンパンとかでいくとドンペリの項も興味深い…ドンペリがどーして出来たか?的な歴史の詳細は本書をドゾですけど、どーして流行ったか?は、「ルイ十四世治下の18世紀初め、フランスの貴族たちはわれ先にシャンパンを買い求めた。ただし、飲むためではない。娼婦たちを集めてバカ騒ぎを繰りひろげ、あげくはシャンパンの瓶を振ってコルクを飛ばし、はしゃぐ娼婦たちにシャンパンの泡を振りかけたのである」からだとな…さすが愛の国仏…男の遊びの果てに行ってるよなぁ…

 でもって、時は移って19世紀末、パリの高級レストランって、会員制のクラブ的だったのか?どゆ事かというと、「もっぱら高級娼婦との出会いに利用したのだ」って…「当時のマキシムには、フリーの高級娼婦が出没して客を引いていた。娼婦たちは、決まってシャンパンを注文する。これは「今夜OKよ」という合図なのだ」とな…そーだったのか?なるほろシャンパンって、むしろ夜の街のお酒と認識してFAなのか(笑)その他、飲んでも酔わない為の娼婦ご愛用グラスの中のシャンパンの泡飛ばし器とか…いや、仏パネェ、どこまでもパネェ(笑)

 46番目その他あちこちで出てくるワインですけど、仏ワインと言えばロマネ・コンティが一番有名ですが、これコンティ公からきている名前だったのか?その他ワインのあれこれについての詳細も本書をドゾですけど、一つ「ヨーロッパには、病気見舞いに上等のワインを贈るという習慣がある。ワインで病気が治ったというエピソードも、意外に多いのだ」とな…いや、病気見舞いというとお花か果物籠辺りを想像していたら、そーじゃなかったのか?

 他にアリス的というとダリ繭で、シュールレアリズムのとこで、パリのカフェ、ドゥマゴですかねぇ?「文学的に重要なシュールレアリズムの誕生にも一役買っていた」とな…ちなみにこちら贔屓の皆様は、アポリネール、プルトン、エリュアール、コクトー、エルンスト、キリコ、ピカソといった有名人がざっくざくってか(笑)

 後、これまたアリス的と言っていいのか?の刑務所、監獄暮らしのとこですけど、あのパスティーユの実情が出てしたりして、ちなみにこちらの高位高官の政治犯の人達の食事情って…何かどちらかというと高級ホテル逗留記な気がしないでもないんですけど、器は陶磁器、カトラリーは銀製、メニューは毎日変わり、昼食は三皿、夕食は五皿、嫌いな料理が出たら取り替え可能って…勿論、ワイン、デザート、コーヒーもあるの世界…「このバスティーユ監獄はあまりに居心地がいいので、期限がきても頼んで刑期を延ばしてもらった者がいるほどだ」って…仏的なのか?実に仏的なのか(笑)

 その他、アンリ四世とボンボンとかも実に仏的なエビなんですけど、最後に一つ選ぶとしたら、サヴォイ・ホテルの項かなぁ?19世紀末、英では貴婦人がレストランで食事をする習慣はなかったとな…よーは「レストランで食事をするのは男性と、彼らが伴っていく愛人だけ」という話でして…そーだったのか?ロンドン(笑)ところがどっこい、サヴォイ・ホテルのセザール・リッツはシェフにエスコフィエを招くもんね、更にオーケストラにヨハン・シュトラウスも呼んじゃえとゆー事で、私も舞踏会に、もといホテルのレストランに行きたいとなって、一大キャンペーンになった模様…これから、女性もレストランに行けるよーになったというから、世の中って…

 他にも面白エビ満載ですので、詳細は本書をドゾ。いや、セレブがパネェのか?食がパネェのか?それとも欧州がパネェのか?それが問題だ、もとい文化だ、なんですでしょかねぇ(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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