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2014年2月 6日 (木)

魔法の薬とどよめきと啓発と…

不機嫌な太陽  H・スベンスマルク N・コールダー  恒星社厚生閣

 サブタイトルが、気象変動のもうひとつのシナリオでして、今更なんですけど、そーだったのかぁ?の嵐でございます(笑)どゆ話というと、超新星爆発の結果、地球は寒冷化するじゃまいか?な説を唱えたでござるの巻か?どゆ事というと件の爆発によって、荷電粒子が宇宙にばらまかれるよと、その宇宙線によって地球の雲が増大して、世界を寒冷化に進めるとな…何だってぇーっ?な説だと思うやんかぁ?本書はその戦いの歴史であるのノリかなぁ?

 ちなみにこの説を唱えたのが、本書の著者の一人のヘンリク・スペンスマルク…デンマークの物理学者。気候物理学の始祖となるんだろーか?詳細な経歴については本書をドゾですが、最初この説を発表したところ正気かどーか疑われた位ですから、どれだけ突飛な案かはよく分かる…しかも時代はIPCC、地球は温暖化しているねん、ついで言えば原因はCO2で行く事に業界内で合意してけつかるねん、今更意義なんか唱えられたらおマンマの食い上げやねん、一つ消えてもらいましょと…「この重要かつ新規なアイデアは、邪魔な闖入者なのである」からして「スペンスマルクは、彼の科学的創造性のために、手厳しい処遇を受け、十分な研究費も保障されない立場に追いやられた」と前書きのユージン・パーカーは語るとな…

 何とゆーか、敵は本能寺にありじゃないけど、むしろ回り中が敵だらけな中で孤軍奮闘していくスベンスマルクばねぇ…その戦いの道程ははてしなくとおいの世界が展開していく訳で、いやまぁまずは読めの世界か?データはウソつかないの世界か(笑)むしろ、それでもIPCC信じますか?の世界か(笑)それでも地球は回っているんですよ、奥さん(誰?) 

 アリス的に地球温暖化?寒冷化?物理学、気象、気候学…うーん?どだろ?ですけど、でも准教授ならば、他人事ではないかも(笑)独創的な学説ってこーやって迫害されていくのか?というのがよく分かる内容でございます。まさに学会って、元祖空気読めの世界なんだなぁと思いますた…異端は廃絶あるのみなんですね、分かります…大切なのは学会全体の、そして己の研究費だけやねんの世界か?で、金出してくれるとこはどこよ?となれば、政府機関が多しで、これまた政治的に正しい研究奨励ってか?成程、御用学者が増える訳だと納得の本書でございます…

 本書の主人公の一人、スペンスマルクにしてみればどーしてどーして気付いてしまったんだろぉの世界かもなぁ?その時、貴方ならどーするぅ?でして、彼は彼の真実、科学者としての良心の従う訳で、かくて四面楚歌、総スカンの世界に突入する羽目に陥る訳です…まさに世間は、異論は認めないっ(キパッ)の世界だったんですね…

 かくて職場を転々とし、研究費も削減され、そんな中でデータ集めと研究に没頭していく姿はいっそすざまじいものがあるんじゃまいか?本書は本当にサラリと書いていらっさいますが、そんなもんじゃなかろーよという行間がトーシロにも予測できる世界か?一例としては1996年のエルシノア(米)での学会におけるエビ、「主催者は、形式上は歓迎と称してスベンスマルクを招待し、宇宙線と雲についての講演を依頼したのである。しかし、この講演は、全員が彼に奇声を浴びせられるように、大酒が振舞われた食事会の後だったのである。彼らは、楽しんでこのようなことをしたのである」とな…いじめかこわるいじゃなかったのか?それが学者先生のやる事なんですね、分かります…「スベンスマルクは、個人レベルで毛嫌いされた。職員食堂においてさえ、彼のアイデアに対する反論は、時には攻撃的であった」とな…いやもーね、敵は自国外だけじゃなんですよ、自国内の職場も似たよーなもんと…よくまぁこんなとこでくじけず十年以上研究続けるんですね…

 さて、敵の数はごまんといる中でも、やはり真実に気付くというか、まともにデータに向き合う、拾い上げる人もいらっさると…物凄く数は少ないけど、気付く人は気付くんですよ…やがてそれらを並べてみると辻褄があっているのは果たしてどちらか?と…その証拠集めと、実験、研究についての苦闘の日々、及び内容についての詳細は本書をドゾ。ジャスパー・カークビーとCERN、ニール・シャヴィブとか、協力者というか、もしかして同じ方向を見ている人達も出てくる訳で…この辺りのそれぞれのアレが集まったら、やっぱそーなんじゃね?感は是非本書で(笑)いやもー圧巻ですっ…

 もー本書に関しては全編これドラマドラマで、いや淡々としているんだけど、平易な文なんだけど、何とゆーか鬼気迫るものがありまして、読んでいて今まで知らなくて正直済まんかったと頭が上がらない世界に突入していくよーな…で、本書の末尾に要約が箇条書きで記されてまする。そこを踏まえて、どかな?と足すとか、引くとかのそんな陳腐な世界じゃねぇじゃね?ですよ、おぞーさん(誰?)

 「過去5億年の間には、気候と炭酸ガス濃度との間に相関関係は存在しない」とな…「過去100万年の間には、炭酸ガスと温度との間につながりはあった。しかし、そのつながりは、主客転倒であった。なぜなら、炭酸ガスの変化が、温度変化より先行するのではなく、温度変化の後を追っているからである」とな…「過去1万年の間には、炭酸ガスと温度との間に相関関係は存在しない」で、「過去100年の間には、炭酸ガスの増加と温度の上昇との間に、全般的に見れば大まかなつながりがあった」とな…こーして最後のとこだけ見ると確かにCO2関係あるかもね、かもねだけど、世の中そんなに甘くねぇってか(笑)

 「20世紀の温暖化の半分は、1905-1940年の間に起こった。この間の炭酸ガスの濃度は、まだ全く低いものであった」そで、「しばしの地球寒冷化が、1950年代と1960年代に起こった。この間の炭酸ガスの濃度は、上昇中であった」とな…そして「21世紀初頭には、炭酸ガス濃度が急激な上昇を続けているにもかかわらず、地球温暖化は、再び中断した」とな…かくて「もしも、炭酸ガスによる温室作用が、温暖化を起こすなら、上空の空気は表面の空気よりも速く温まらなくてはならない。しかし、観測結果は、その反対であることを示しているのである」とななな(笑)

 データは語る、結果は語るですかねぇ…そして「過去5億年の間の温度変化には、4つの絶頂期と4つの谷底期が存在するが、それらは、鉄隕石中に観察された宇宙線の変動に一致するし、また、太陽系が銀河内を周回中に4本の腕と遭遇したことと一致するのである」とな、「数千年の間のリズミカルな気候変動は、宇宙線により放射性炭素や他の放射性核種が生成される量の変動と一致している」そで、「過去100年の間の温暖化率の変化も、宇宙線強度の変動と一致している」とな…「宇宙線が気候に影響を及ぼす作用機構の検証は、低い雲が宇宙線の変動に合わせて変動することを観測することによってなされたし、また、宇宙線が雲の凝縮核の形成を加速する微細な物理機構が存在することを実験で証明することによってなされた」となななな…

 いやー、著者のこの啖呵のきり方は胸がすっとする思いです(笑)いっそ天晴じゃね?文句があるならベルサイユへいらっさいってか(笑)何せ今まで散々叩かれていた訳で、そしてその間も逃げも隠れもしなかった人達の群れですから(笑)データとソースも何もかも提示しましたけど、それでもまだインチキだと?

 科学に政治が絡んだらオワコンなんだなぁと納得の本書ですかねぇ…科学者は科学の真実を追わなくてどーするの世界かも?本当の事が言えないこんな世の中じゃじゃ困るんですよ、姐さん(誰?)

 かくて著者はこーして末尾を〆るんですね「読者が、科学者であろうとなかろうと、この議論を比較検討して、我々に賛成でも反対でも、それぞれ自分自身の意見を持ってもらえれぱ、それで充分満足なのです」いやはや全くご尤も…言論の自由について考えるとか、じっと手をみるってか(笑)

 とにかく、詳細は本書をドゾドゾドゾ。目から鱗でございます(笑)

 目次参照  目次 理系

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