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2014年2月12日 (水)

そーだ、上機嫌へ行こー(笑)

日本の文脈  内田樹 中沢新一  角川書店

 著者二人の対談集だと思われですが、主に二人であちこちで喋ったお話をまとめたものと、二人してゲストに呼ばれたものを集めてみましたみたいなノリかなぁ?そんな訳で釈徹宗氏と平川克美氏も登場しているシーンもあるんですが、時間軸的にはある程度開きがあるみたいなんだけど、相対的には我々は日本人でこれからも日本人であるというお話でしょーか(笑)

 戦後日本の動きをこの二人から見るとこーなる的なとこもあるのかなぁ?いえ、構造主義の盛衰はまさに元祖おまいうの世界か?「80年代になると、まさに弊履を棄つるがごとく「構造主義の時代は終わった」って宣告されていましたね。でも、僕は「…の時代は終わった」という言い方そのものが進歩史観を露呈しているなと思った。「…の時代は終わった」という人は「最新流行のものが最高である」ということを暗黙の前提にしている。でも、構造主義はまさにそういうチープな進歩史観を徹底批判していたわけですよね。「…はもう古い」みたいなことを言って判断停止しているやつはバカだと言っている人に向かって「おまえはもう古い」と言ってどうするんですか」(@内田)とな…この件だけで本書の流れが分かっていただけるのではなかろーか(笑)歴史とは迷走性であるってか(笑)

 後、宗教性なとこというとアレだけど一神教ってたかだか2000年弱、1800年位のタイムスパンじゃね?という感覚ですかねぇ(笑)それ以前は多分多神教な人々だったはずで、それはギリシャ文明のとこでもローマ帝国でも、ですよねぇーな世界か(笑)で、何が凄いってその前の先史世界とかが何万年もあったとするならば、「どっちが本質なのかってことを考えてみる」(@中沢)と、さぁどーでしょー?「人類の基本」はどっち(笑)みたいな話も成立する訳で…グローバルだの、ローカルだのってどんだけぇーという話か(笑)

 で、タイムスパンなとこでいくと効率化の問題もまた違ってくるのか?世界は均質化して効率化まっしぐらですけど、「役立つ」という事はどゆ事なのか?平時ばかりみていると、いざという時に足元崩壊しているかもよがあるという事ですかねぇ…多様性って何だっけ?何だっけ(笑)日本には無用の用という言葉があるんですよ、奥さん(誰?)

 アリス的には大阪の事が話題に出ているとこでしょーか?縄文時代の古地図的に四天王寺から西宮まで海岸線を歩くと「「先生、何があったと思いますか?お寺とお墓と病院と大学とラブホテルです」って。お墓とラブホテルはだいたいセットであるらしいです」(@内田)って…四天王寺、お墓とラブホの街だったのか?都内で言うと鶯谷みたいな景観なんだろか?ちなみに、お寺の近くにラブホが多いのは昔の陰間茶屋がラブホに職種替えしたからだと昔聞いた覚えがあるんだが?本当なんだろか?うーん?

 お寺が多いというと、どーも京都とか鎌倉のイメージでいたら、その実大阪もお寺多いとな…そーだったのかぁーっ?で、この理由が「秀吉が集めたんですか?」(@中沢)に「はい。大阪城の最前線として、いざというときには、寺を砦として使えるように」(@釈)とは知らなんだぁーっ…さすがアリスの地元、一筋縄ではいかないぜってか(笑)

 ちなみに前の大阪市長の平松邦夫氏曰く、大坂とは「形状記憶都市」だそな、今高らかに宣言するじゃないですけど(笑)大阪は「たくましさ、柔らかく受容していく人間性」(@中沢)でもあるそーで、人との付き合い方も東京とは違うとな…「限られた時間と資源の中で、短期的に目に見えるメリットを与えてくれる人間とだけ選択的につき合うというのが東京人の作法になりつつある」(@内田)東京は人間の使い捨て文化、商品化が進んでしまい、いくらでも人間の替えがきくと思っているとな…だから、友人も、恋人も、配偶者も自身のステータスが上がったら捨ててきゃいいと…人間のインフレ状態という事でしょか?むしろスタグフレーション?

 それに反して地域密着型と言っていいのか、大阪は人の街ってか?「大阪の人って、人の欠点や弱点に関しては実に寛容ですよね。完全な人間を要求しない」(@内田)となる模様…うーん、階段教室の出会いはそーゆー事だったのかぁーっ(笑)

 本書は全般的には多分言祝ぎだと思われなんですけど、人間よ自然に還れもとい、日本に還れみたいな(笑)時代はローカルだよ、おぞーさん(誰?)とか…まぁ著者達が著者達なのでスイーツなというよりは、アイロニカルだったり、ビターテイストだったり、パンチがきいていたり、ミステリアスであったりするんですけど、日本と日本人にたいしてのヤホーヤホーというエールだと思うんですけどねぇ(笑)

 ただ、フクシマの問題が出てしまった以上そのトーンを引きずらざるえなくなったのがラストの章だと思います。原子力、原発、あまりに甘く見積もっていたんじゃないの?日本ってか…「政治家も、官僚も、もちろん電力会社の経営者も、原発を誘致した地方政治家も、地元の土建屋も、補償金をもらった人々も、みんな「あれはただの金儲けの道具なんだよ」と自分に言い聞かせることによって、原子力に対する自分自身の中にある底知れぬ恐怖をごまかしたのである」(@内田)単なる金儲けの道具だと、想定、する事によって疑似的に、安心、を得たという事ですかねぇ(笑)

 「一神教は人間の叡智を絶した荒ぶる神を設定しますが、必ず、その神様のまわりには「虎の威を借る狐」たちがわらわらと登場する。だから一神教文化圏ではこの「神様の裾に隠れて空威張りするやつら」を徹底的に批判し、愚弄するという伝統がありますね、ラプレー以来」(@中沢)とな…「この「虎の威を借る狐」たちを笑いのめす文化的伝統を持っていないというのが、日本人の宗教的な弱さだと思う」(@中沢)となっちゃうんでしょねぇ…

 エマージェンシーとは何か?というよりあなたならどーするるるるぅーっ?でしょか?「日本的システムの最大の脆弱性はそこですね。日本人は、上からの指示には従順だし、きちんと設計して精巧にものをつくることにおいては能力が高いんだけど、従来の手順では対応できない危機的状況で自己判断で動ける人材を育てるという気がぜんぜんない」(@内田)効率化って同じよーな人ばかりの世界なんですよねぇ(笑)

 「アメリカ社会は「危機的事態を事前に予防する」ということについてはあまり能力は高くないけれど、「危機的事態が起きたあとに迅速に対処する」ということにかけては世界一でしょう」(@内田)とな、米から学べとな(笑)いやー、想定外ですからなんて、そんなの関係ねぇー(死語?)

 そんな震災の中で良かった探しをするならば「今度の震災以降に見えてきたことは、日本の地方の首長にはとても立派な人たちが多いということ、東北の首長たちの立派な立ち居振る舞いに対して、中央政府の連中がぜんぜんダメだというのがくっきり見えた」(@中沢)たそー…まぁこれ回りは皆見えていても、ここまできても本人達が見えていないのが何とも(笑)王様は裸だぁーっと指摘されても、それも想定外で済ましそーな気がするのは気のせいか(笑)国民からしたら、こんな政治家と官僚しかいなかったのかというのが、想定外なんですけど(笑)

 さてそんな日本と日本人を考える(笑)「日本人というのは、もしかすると国民的規模でトリックスターなんじゃないかしら。だから国際社会においての自分たちの立ち位置も、そういうふうに考えてみればずいぶん変わってくるんじゃないでしょうか」(@内田)とな(笑)あなたとは違うんです(キパッ)とか(笑)もしくは、高度な文明を持っている未開人(笑)まぁ何にしても、欧米か?(死語?)からは遠いところにいるのは確かってか(笑)

 他にも面白エビ満載なので本書をドゾなんですけど、日本人の労働観ってやっぱ世界的に見て異端なのか(笑)「だけどそれって世界標準にはならない。日本人にしかできないから。「日本人はこうやっていますから、世界のみなさんもこうやればいいよ」って言う必要はない。「みなさんはできませんよね。これ」でいいですよ」(@内田)でいいんですか(笑)というより、世界はそれで納得するのか(笑)

 これからはローカルでゲリラ戦なんですかねぇ(笑)21世紀はおばさんの世紀か(笑)ここで女性の世紀ではなくて、おばさんの世紀というとこがミソかなぁ(笑)おじさんもおばさん化する時代(笑)「おばさんは自分自身が語る言語のローカリティを自覚してるけど、おじさんは自覚してない。ローカルなくせに、いきなりユニバーサルなことを言いだす」(@内田)で何となく腑に落ちた…いやなんで世の中グローバル・スタンダードというお題目がこんな好きなんだろーと不思議だったんですよね、あれもマッチョ病の一つだったのか(笑)

 で、こーして見ると柳川啓一先生って物凄い卓見の持ち主だったのかも(笑)中沢氏の先生にあたる人ですが「宗教学はゲリラ部隊だ。どこにでも首を突っ込んで、本隊が来たら引き揚げるのが宗教学だ」(@内田)とおっさったとか、「ちゃんとした学問の正規軍が来たら、引き揚げろ」(@中沢)と叩き込まれたとか…時代を先行している人って必ずどこかにいるもんだなぁと(笑)

 後西洋と東洋の違いについても「欧米の学問の根本は無時間モデルでしょう。真理が一望される観照モデルを理想とする。問いと答えのあいだにタイムラグがない。ところが、東洋の学びの場合には、禅の公案にしても典座料理にしても、すぐに答えの出ない状況におかりますね」(@内田)とな…西洋が目指しているのは正解、それも即座の正解…即答できるもんだと思っていらっさると…で、東洋の目指しているものは成熟…だから時間なんてそんなの関係ねぇー(死語?)そのうち成熟するかも?の世界観って…これは確かにその通りな世界だよなぁ(笑)

 いや本当、本書は最初から最後までノンストップ劇場という感じで、えええっ?の嵐(笑)あげだしたらキリがないので最後に一つだけ、「誰も聞きに来なくても、石にかじりついても、荒野に呼ばわるというのが、教育者の覚悟だと思います」(@内田)とな…私には皆さんに伝えるべき事があるってこれ信念ですね(笑)教育は市場じゃないんですよ、医療とか、福祉とか人とかかわるところの根本は無縁ではやっていけない世界なんだよと…共生も21世紀のテーマの一つですかねぇ…

 他にもいぱーいエビ満載ですので、詳細は本書をドゾドゾドゾ。 

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