« 感動を直に音楽にしたかのよーな? | トップページ | なめたらあかんぜよ(笑) »

2014年3月14日 (金)

きらきらとふわふわとぴかぴかと?

本と女の子  近代ナリコ  河出書房新社

 サブタイトルが、おもいでの1960-70年代なんですが、昭和は遠くになりにけりの世界かなぁ?所謂一つの脱戦後でバブル前みたいな日本なんでしょか?その頃の日本の少女誌というか、女性誌というか、女性向けの本ってこゆ世界だったのか?と目から鱗が(笑)

 で、取り上げられている本が、サンリオのミニブックシリーズとサンリオ本、新書館のフォア・レディー・シリーズ、私の部屋(婦人生活社)、新婦人(文化実業社)が主なラインナップでしょか?いやまぁ何とゆーか、女の子ワールド全開という感じか?当時の女性の好みが分かると共に、社会からのイメージされたそれも分かるよな?うーん…レトロと言っていいのか?微妙に古く、今見ると新しいのかも?かなぁ?

 でで、これまた、そゆ本にかかわっている人達が、あのやなせたかしだったり、寺山修司だったり、澁澤龍彦だったりするんですよ…女子供の本じゃないかとあなどることなかれの世界ですかねぇ(笑)

 アリス的に、そんな本と関係ありそーなのは朝井さんになるのだろーか?いえ、アリス達が永遠の34才であるよーに、朝井さんも永遠の36才だからなぁ(笑)ただ、初期設定でいくとかろうじてかぶっていそーか?子供の頃見ましたとか?むしろ、アリスママがファンでしたとかの方がありえそーなんだろか?うーん…

 そんな訳で(?)本書は思い出巡りじゃないですけど、当時の本も並べますよっての世界もあるんですけど、当時の関係者に話を聞くみたいなのもあって、著者との対談というよりインタビューになるのか?伊藤昭久、甲斐みのり、白石征、市川慎子、内藤ルネ、本間真夫、田村敦子といったメンバー…執筆者あり、編集者ありですが、これまた編集者は当時としても尖がっていらっさったみたいで退社している人が多いよな?それとも出版界は移動が激しいのが普通なんですかねぇ?片桐さん(笑)

 サンリオの本なんかでいくと今でいうならキティーちゃんのABC BOOKなんて古本はキティラーの方はゲットしているのかなぁと思いつつ…それにしても当時って、詩というか、ポエム流行りだったのか?いや、何つーか、それが一番おろろいた(笑)短歌とか、俳句とか、川柳とかならまだ分かる気がするが、ポエム…ポエマー…一世を風靡していたんですねぇ…

 それにしてもサンリオの本って、当時社はビーチサンダルみたいなものを作っていたけど、社としては「キャラクター商品のようなものを作りたかったんだね」(@伊藤)その為の作家をつかまえるのが難しかったそーで、「本を出すというのは、キャラクター商品につける絵の描き手を獲得するための手段でもあったんだよね」(@伊藤)本作って、連載させて、その絵をマグカップとかハンカチにつけて売る…グッズの為に本、まさに手段としての本だっとは…

 で、サンリオだからミニブックとか、販路が本屋じゃなくて小間物屋が主流…となれば本には再販売禁止価格というのがあって「それに抵触するからといって、日版や東販に呼び出されたことがあったね」(@伊藤)何故かと言えば「本と小物では卸の掛け値が違うから、問題になったんだよね」(@伊藤)縦割り行政というより、金か、金なのか(笑)

 本的な話でこれまたらしーと思わされたとこが「ただ、いいものができたからとすぐに売れるというわけではないから、そこが出版は難しいんだけどね」(@白石)辺りはリアルだなと(笑)エビ的には寺山修司の思い出じゃないですけど、「いやー、「健康的すぎるねぇ」と言うと、それが明るくて優等生的で、つまり陰影に乏しく、あまりよくないという意味なんです」(@白石)ですかねぇ…文芸というか、芸術ってこの傾向が好きだよねぇ(笑)も一つエビ的にいくと「僕がかなしいのは、鉛筆を持つと書けてしまうことだ」(@寺山)だったそーで、もしかして寺山修司ってスランプの無い人だったんだろか?

 新婦人に澁澤龍彦という事でこれ英断じゃね?な話の流れでそれもありじゃね?的なソレも当時あった模様…ただ「男性のほうが、頭が固いというか…。私がいろいろと企画を出しても、「そんなものは受けない、うちの読者にわかるはずがない」とかね、たいてい押さえられちゃう」(@田村)世界だった模様…今も昔も男社会だという事か?

 特にそれが顕著なとこが「そういえば「新婦人」に入ってすぐ、編集長の男性に言われたんですが…ひどいのよ(笑)いきなり私のところにやってきて「僕は残念でしょうがないよ。入社の二次試験にすごい美人がいただろう、僕は彼女を採用しようとしたのに、長瀬さんがどうしても君がいいっていうから…」って、さらに「女の人は仕事なんかできなくっていい、美人でさえあればいい」」(@田村)セクハラ乙ですけど、男の本音ダダ漏れで、出版の中の人ってこんな人ばかりなのか?それとも生け花界って花同様に女も美しければそれだけでいいがまかり通っていたんだろーか?謎だ(笑)

 かくて、仕事の出来る女は「私が出す企画は、上のほうからはずいぶん抵抗があったんですよ。だから、毎月編集会議というと、喧嘩でしたね」(@田村)となるとな…味方は皆辞めていくし、「他の女性の編集者の方たちは、みんなおとなしくて、私が編集長とやりあっていても、何も言ってくれないんです。それで、会議が終わると「田村さんの意見は正しいと思うんだけど…」って」(@田村)、何かイジメの構図に見えてきたのは気のせい?正義を口にするよりも出る杭にならないよーにして打たれないよーにしないと、社会人の常識としては(笑)

 これが時代の常識だったんだすかねぇ?「上に歯向かうのがとにかく生意気だと、男の言うことにはいはいと従うのが女性というか、池坊の理想だったんでしょうか」(@田村)とな…生け花パネェ、池坊パネェ…まぁ親会社が池坊ですから、パンピーに多少売れなくても身内で購入してもらえるから、雑誌的にそんなにイケイケでいかなくてもいいという事ですよねぇ…危機感ないって素晴らしい(笑)

 そんな楽しい職場ですが、宿命のライバルじゃないけど、草月とのとこも凄い…「いつだったか、草月アートセンターから雑誌で使う写真を借りたことがあったんですね。それで使用料を払うわけですが、伝票を経理に渡したら、経理部長に呼び出されて「なんで池坊が草月にお金を払わなきゃいけないんだ」(笑)。いきなり怒られてね、別にいけばなの写真を借りたわけでもないのに、それで説明してやっとわかってもらったんですが、ものすごく敵対心をもっているのね、びっくりしちゃった」(@田村)とな…アートセンターとか他の事は全てふっとばして領収書のあて名しか見ていない経理部長ステキです(笑)それにしても、中の人のライバル心ってこゆのが相場なんですねぇ…テーブルの上と下では違うのが当たり前って事ですか?そーですか(笑)優雅に見える生け花も、皆まで言うなの世界か…

 他にも色々エビ満載ですので詳細は本書をドゾ。いや凄い、マジ凄い世界っす(笑)

 目次参照  目次 グッズ

|

« 感動を直に音楽にしたかのよーな? | トップページ | なめたらあかんぜよ(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

グッズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: きらきらとふわふわとぴかぴかと?:

« 感動を直に音楽にしたかのよーな? | トップページ | なめたらあかんぜよ(笑) »