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2014年3月18日 (火)

目のつけどころが違います(笑)

絵筆をとったレディ  アメリア・アレナス  淡交社

 サブタイトルが、女性画家の500年なんですが、まぁ読んでごらんなさいというより、見てごらんなさいの世界かなぁ?いえ、画集ではなくて解説・エッセイがメインなんですけど、副題はこれですが女性が描いたなんて事より、絵画としてどよの世界かなぁ?よーは仕事として、どよか(笑)

 職業の男女同権をうたわれて久しいですけど、まぁ現実は色々とありますが、WWⅡ前は女性にとってあらゆる職業の門戸が閉ざされていたに近い訳で、それは画家という職業も変わりゃーせんという事らしーです…本書はルネサンスの頃の画家から並んでいますが、年表見る分には一人じゃなくて二人はいたみたいなノリになるのが1750年以降、更にいるかもね状態になるのが1850年以降、女性の冠をある程度気にしなくてもいいのかなぁ的なのが1950年以降という事になるんだろぉか?

 まぁ序文の初っ端にあるよーに「世間のひとたちはつい最近まで、女性の画家や彫刻家のことをこんなふうに捉えていた。曰く、才気走って傍若無人、常軌を逸していて、何はともあれ奇人変人」…まぁ何つーか、女性が職業につくというだけで偏見があった時代が長かったからなぁ…就いても男には到底かなう訳ないじゃんの世界だし、更に芸術家…胡散臭いってか(笑)

 ちなみにメアリー・カサットが父親に画家になりたいと訴えたら「父親はそれなら死んでくれたほうがまだましと応じたといわれる」とな…ちなみに彼女1844年生まれですから19世紀後半でも世の中そんなもんだったと(笑)

 でまぁ、そんな荒波乗り越えて画家になった女性達もまたいらっさると…

 アリス的に画家、天農画伯の出番か?それにしても、アマノン、マキちゃんがパパと同じ画家になりたいといったらどー対応するのだろぉか?ちなみに現代だと「東京、サンパウロ、ニューヨークでもどこでも画廊を訪ねれば、男性より女性アーティストの手になる作品を目にすることが多くなった」とな…ついでに言うと「世界中の大学で、美術に関わる職業を志望する学生の数は、女性が男性を上回る」とな…21世紀のげいじつは女性の手の上で回るのだろーか?今や、編み物と縫い物と家事と子育て以外にも女性が進出している時代ですってか(笑)

 それにしても、画家という職業というか、画家の名前が前に出てくるのはルネサンス以降という事らしー…男女関係なくそれ以前は名前が残っていないらしー…で、時代はルネサンスでレオナルドとか、ミケランジェロとか、ラファエロとか出て来る訳ですね、分かります(笑)てな訳で女性の画家もいたんですよ、おぞーさん(誰?)

 女性か、そーでないかではなくて、その作品それぞれを見て見て、ですかねぇ…各作品についてはそれぞれ解説がついてますので詳細は本書をドゾ。最初のジビラ・フェン・ボンドルフの作品は「祈る聖フランチェスコ」とタイトルから分かる通り宗教画なんですが、色使いが鮮やかなのと、何気にデフォルメタッチで、著者によると刺繍と勘違いするんじゃね?らしーが、むしろイラスト的なそれに見える気がするんだが?現代アート的な?

 その他、続いて自画像ありの風景画ありのと女性作家の手による絵画がズラリと並んでいるのでずか、これはもー時代と好みの問題じゃね?ですので本書をドゾ。まぁ裕福だった女性あり、貧乏だった女性ありで、これまた人生色々、前述のよーに反対する父親もあれば、幼少の頃から娘の才能に気づいて絵画だけでなくその他の分野についても惜しみなく養育する父親だっておりまする…そしてアルテミジア・ジェンティレスキみたいに「1611年、父が個人教授を依頼した画家アゴスティーノ・タッシに性的暴行を受ける。翌年の裁判でタッシは有罪となり投獄されたが、裁判の証言台でアルテミジアは再び屈辱的な体験を強いられる」とかもあるんですよねぇ…性犯罪については今も昔も変わりなしという事なんですかねぇ…特に、その後の対応はこれまたアレだし…

 まぁ性関連、エロス関連は人類としての業というか、諸刀の剣でしょか?げいじつの為なら脱ぎますもあるしなぁ…絵画もある意味それの延長的なとこもあって「これは世間にうしろ指を刺される気づかいのないソフトポルノの一形式なのである。それを見て喜ぶコレクターはまさに自分も覗き見しているわけであり、物語に登場する悪漢とおなじ立場に身を置くことになる」とな…よーは「「大芸術」とされる主題の多くは、つきつめてみればソフトポルノを描くための体裁のよう口実にすぎず、考えてみれば今日のテレビCMや映画の名場面もそれと大差なく、わたしたちもそこでは覗き見を楽しんでいるわけである」とな…何かもーげいじつとは言い訳であるってか(笑)

 その他アリス的には、ダリ繭で「ほとんどのひとはなるべく手作りのように見えない絵、多くの時間と優れた技術を必要とする「巧みに描かれた」絵を好んだ。のちにサルバトール・ダリの夢のようなシュルレアリスム絵画が高い人気を博したのも、まさにこれと同じ理由による」とな…そーだったのかぁー?

 他にも色々色々本当に色々絵画も解説もありますよってに詳細は本書をドゾ。ハンナ・ヘッヒの作品は好き嫌いはあっても、命懸けの生きざまは凄くね、じゃね?とか…豆知識的にはドガがガチガチの男性優位論者だったとか、ドガ曰く「肉体がさまたげになって女性には絵が描けない」とおっさった御仁だそな…で、踊り子の女の子描いている訳ですね、分かります(笑)

 個人的にはボヌールの絵画がまるで写真のよーでおろろいてしまった…これは是非本物を拝んてみたいものよぉー越後屋の世界か(笑)世の中には女性画家の作品を集めた美術館(国立女性美術館/DC/米)もあるそーだし(笑)

 本書に掲載されている女性画家は、ジビラ・フォン・ボンドルフ、ラ・ティンタレッタ、ユーディッド・レイステル、ソフォニズバ・アングィッソーラ、ラヴィニア・フォンターナ、アルテミジア・ジェンティレスキ、ロザルバ・カリエーラ、エリザベト・ヴィジェ=ルブラン、アンゲリカ・カウフマン、アデライード・ラビーユ=ギアール、コンスタンス・メイエル、フランソワーズ・デュパルク、マリー=ギユミーヌ・ブノワ、エリザベス・ジェイン・ガードナー・ブーグロー、ケーテ・コルヴィッツ、サラ・ミリアム・ピール、ローザ・ボヌール、エリザベス・バトラー、ベルト・モリゾ、メアリー・カサット、エヴァ・ゴンザレス、セシリア・ボー、ルイーザ・ビダル、ハリエット・バッケル、アニー・ラング、スーザン・マクダウェル・エイキンス

 目次参照  目次 文化・芸術

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