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2014年3月 3日 (月)

女だって色々、咲き乱れるの(笑)

日本の女帝の物語  橋本治  集英社

 サブタイトルが、あまりにも現代的な古代の六人の女帝達なんですが、何か、元祖キャリアウーマンの道という気がしないでもないが(笑)女性の天皇というと咄嗟にまず浮かぶのが推古天皇で、後はそーいや持統天皇も居たなみたいな歴史感覚だったのですが、いやなんちゅーか奈良は熱い…京都・平安のそれと違って燃えているか?のノリだなぁ?乱乱乱という感じで非常にアクティブだし(笑)

 でもっておろろいたのは奈良の時って女帝多しの世界だったのかぁーっ?こー言っちゃーアレだが次の帝位につくのに皇子同士は内ゲバというか、ライバルになりそーだと謀反の疑いありで排除していたら、そして誰もいなくなったですか?当時はまだ宰相的な補佐体制が、藤原摂関家とかね、ないのである程度(20歳位)まで皇子が育つのを待たねばならぬというのもあって、ついでに言うとそこまで育っても若死にしている人も結構いるみたいだし、とにかく天皇家の血筋、天皇の娘であれば帝位オケという意識はあったとな…ただし、本人の意向はともかく次の皇子が大きくなるまでの中継ぎだから、さっさと辞めろの世界ですが、何か?みたいなノリらしー…推古天皇以外は(笑)

 何とゆーか、やはり政治は関わっている人達の思惑が凄いよなぁ…

 アリス的に女帝…何か朝井さんを思い出してしまった…あまりにはまりそーで何か?な世界か(笑)こまちさんなんか、孝謙天皇とかはまり役になりそーだよなぁ(笑)

 とはいえ、最初の推古天皇は蘇我馬子の傀儡のはずだったし(笑)アリス的には厩戸皇子、よーは聖徳太子が絡んでくるとこか…何故ここで聖徳太子が即位しなかったかというと若かったからという理由だそーだけど、推古天皇時代は譲位という概念がなかったので、聖徳太子の方が推古天皇より先に亡くなってしまったり…となると推古天皇は他の有力な皇子を即位させない為に天皇になったという図も浮かんでくるとな…政治って…

 次に登場する女帝は皇極天皇…欽明天皇の后だった人ですが、この時も継げる的立場の皇子は二人もいた訳で、その一人が聖徳太子の息子の山背大兄皇子、も一人が古人大兄皇子、どちらをつけても揉めるの目に見えていたら取りあえず女帝でという事らしー…政治とは妥協の産物ですってか(笑)

 で、皇極天皇で初めて譲位という概念が生まれると…単に天皇辞めますという今で言うなら辞表を出したみたいなノリか?この方の場合、血筋的にも天皇の娘ではなくて天皇の孫らしーのでまさに傀儡政権そのものでもあったよー…やってられないよねぇーと途中で投げ出すのもあると思いますなのか?ちなみにこの方の目の前で起きたのが日本人なら誰でも知ってる大化の改新なんですよねぇ…中大兄皇子はこの人の息子なんですよ…ちなみに再び帝位の返り咲くという事、重祚を初めてしたのもこの皇極天皇、二回目の名は斉明天皇ですが…この人元祖飛んでる女か(笑)

 さて、そんな女帝史の流れにやってきました三番手があの持統天皇で…こちらは元祖肝っ玉母さんでしょか?とにかく実子の草壁皇子を次の天皇位につける為の中継ぎの帝位という概念は彼女で確立したという事になるんでしょか?女帝=中継ぎの概念もここで生まれたとな…何か女帝の歴史は新たな概念を生み出していくなぁ(笑)ちなみに上皇概念導入も持統天皇だったそーで…院政の始まりってこんなとこからだったのか?

 ところが草壁皇子は継ぐ前に亡くなってしまうから、さぁ大変…この後、彼の遺児文武天皇つけるけどこれまたアウト…でひ孫の聖武天皇を帝位につける為に、元明天皇(草壁皇子の妻)、元正天皇(文武天皇の妻)と女帝の祭りか?という女帝の系譜が続く事になるんですね…そこまでして我が子を、我が血筋を帝位に着けさせたかったというその執念、凄いよなぁ…まぁ負けたら一家滅亡もあり得た世界ですから今と気合が違うと思うけど…

 で、ラストに登場するのが六番目の女帝、孝謙天皇だったりして…こちらは元祖キャリアウーマンだよなぁ…何せ当時の最先端の教育を受けて、帝王学の真っただ中を進んでいった当時のトップキャリアなんですよ…今で言うと東大法学部主席卒、在学中に各種試験をパスしてますが、何か?みたいなノリか?

 でで、孝謙天皇のぶち当たる壁は今時の働く女性の問題と同じと言っていいのか?まず一、仕事か結婚か?よーは法整備というか、世間の頭がついていかなかったという事か?今まで独身の女性がトップになった事がないから結婚なんて忘れていたぜ、その身分に見合う殿方がいたら、そいつを天皇にすりゃいい訳でとなるといるの?いないの?の世界になると…ついでに私、仕事に生きますと言っても、女は中継ぎだろと回りの殿方は辞める前提のガチガチ頭でいらっさる…なまじ出来るだけにやってらんないよなぁはある訳で(笑)その二としては、その後継者問題も皇子が皆問題ありすぎるという事態に…酒飲んでる場合じゃないよ、女漁ってる場合じゃないよ、ちゃんと政治しろぉーとは孝謙天皇の心の叫びかも(笑)まぁこの方もラストがあの弓削の道鏡事件ですから、アレですけど…

 とまぁ…並べてみると凄い歴史でして…既婚の方なら元明、元正天皇の嫁的立場というか、一族の為の生き方を強制させるとはどーゆー事かに、独身の方なら孝謙天皇の働く女性の環境と限界、職場での女性差別との戦いとはという辺りで共感を呼ぶのではないでしょーか?女性目線で見ると他人事ではないよーな(笑)

 いやまぁとにかく権力に群がる周囲の殿方のソレもまた凄い…民度について考えるとか(笑)一例としては孝謙天皇の時の皇太子の条件「親孝行で女癖が悪くない」というこれだけで、「むずかしいもの」になってしまうというのだから、当時の男性陣がどんなもんというのは分かっていただけるかと(笑)欲望だだもれで正直者乙ですか、そーですか(笑)

 とにかくこれでもかこれでもかと続く奈良の歴史半端ねぇ…ドラマ化希望とか言っとこー(笑)

 目次参照  目次 文系

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