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2014年3月25日 (火)

おんなのいっしょう(笑)

中世を生きる女性たち  アンドレア・ホプキンス  原書房

 サブタイトルが、ジャンヌ・ダルクから王妃エレアノールまでなんですが、ヨーロッパ中世、1000年から1500年位の間の女性の生き方でしょか?大航海以前の世界とか?歴史的なとこでいくと、20世紀以前ってある意味男性史ですから、女ぁ?どこにおんねん?じゃね?とでも女性のいない世界なんてまずありえない訳で、その頃の女性はどーだったのか?の例でしょか?掲載されている人物達は六人いますが、六人が六人とも国籍も、職種も、身分も違っていますけど、いやまぁ山あり谷ありとドラマちっくに生きていらっさいます。女性史って、何とゆーか生活感が半端ねぇよな気がするのは気のせいか(笑)

 とにかく前書きに男性社会では「よほどきわだった存在でないかぎり、女性が歴史の表舞台に姿を見せることはない。女性は政略結婚の手段でしかなく、子孫を残すために子供を産む道具としてか考えられていなかったことも事実である」とな…そーいや一昔前にどっかの国の大臣が女性は産む機械とかおっさった発言は、もしかしてその大臣は中世に住んでいらっさったんじゃまいかってか?

 ちなみに中世ヨーロッパとは「二十世紀と同じく、あらゆる点において、男性は女性より重きを置いて見られる文化が深く根をおろした社会であった」そで、「男性は体力にすぐれ、感情的にも安定し、知的・道徳的に女性ほどか弱くないと考えられていた」とな…脳筋って言葉を知ってるかい?以前に、「男性が女性より優位に立つという考えは、教会がユダヤ教の旧約時代から受け継いできたものであり、教会はそれを支持し説教してきた」とな、宗教生活ってか?所謂一つの「女嫌いの伝統と、重苦しさを増すばかりの法律」っていうフレームワークなんですか?そーですか(笑)

 とはいえ、これまたアレなんですけど中世の方が、この後続くルネサンスより女性的には生きにくい世界到来とは知らなんだ…男性中心主義が欧州全体に確立し、「地位と権力に固執しようとする男たちの動きがました結果、ルネサンス以降は、女性が経済的自立の道を切り拓くことが一層困難となった」とな…かくて女性の教育と昇進なんて、ある訳ねぇとな…

 まぁ言われてみれば鎌倉幕府の時は女性に財産権はあったのに、江戸幕府の時には長男相続、一子相伝の世界になっていたよな…全世界的にそゆ傾向だったとゆー事でFAなんでしょか?うーん…

 アリス的には、クリスティーヌ・ド・ピザンかなぁ?ちなみにこの人「ヨーロッパにおける最初の女流文学者としてその名を知られている」方だそで…伊生まれの仏育ち、父親は医学・天文学者、取りあえず25才まではまずまず幸せな人生だったよーだけど、夫に死なれてからは子供と母親、弟達の家計を支える事になって、細腕繁盛記じゃないけど己の筆一本で立ちあがった女性とな…まぁ間に色々あるんですが、詳細は本書をドゾですけど、作品もですが、彼女の主張が女性だって出来るという、元祖フェミニズムか?

 今でいうととても品のいいソレなんですけど、時代的には何もかも男が上の世界ですから、反対というより、異議ありでもそれは大騒動になりかねないと…その当時の意見、書簡とか残っているのですが、ついでに言うと頭の良い女性だったのだなぁというのと、拳振り上げ系というより淡々と事実を述べているに過ぎないんですが、対する殿方系の方が上から目線乙でいやーこれは本書に掲載されている元文をドゾ。これがこの当時の現実だとすると、女性が生きていくって大変だったのだなぁとしみじみしてしまう事うけあいです…

 まぁ夫の死後、法的手続きなんかの係争に巻き込まれていたりするんですが「幾重にも積み重なる不平等にみずから立ち向かっていかねばならないのだという、印象を彼女はぬぐいきれなかった。最も弱い立場にあり生活に逼迫した人々が、もっとも貪欲で腐敗した役人たちの餌食にされやすい当時の制度に、内心憤慨していた」となる訳で、遺産相続するにもまず賄賂ありの世界なんですよね、分かります…

 てな訳で、ある種朝井さんを見る世界か(笑)自立した女というか、自立する女っていうかの世間の風当たりの強さは、何もいえねぇじゃね?

 さて、有名どこのジャンヌ・ダルクや仏王妃、英王妃となったエレアノール、それに宗教的にいくならヒルデガルト・フォン・ビンゲンとかは今更な感の有名どこですので、残るマージョリー・ケンプとマーガレット・パストンは英の普通の主婦という事になるんだろーけど、マージュリーの方は所謂一つの宗教にはまった主婦?マーガレットの方はこちらはごくごく普通の中産階級の女性の生活そのものか?生活史的なとこでいけばマーガレットの項が一番普通の世界が分かるよな?

 ある意味、まさに宗教を信じ生き抜いた系という事でジャンヌ・ダルク、ヒルデガルト、マージョリーのとこを見てくらはい…今の感覚でいくと信じるってここまで行くのか?とちょっとひくんですが、当時的にはあると思いますなんだろか?聖女とは?と考えさせられる世界だよなぁ…ちなみにマージョリーは聖地巡礼に出るのですが、あまりにアレなので「懺悔聴聞僧は肉を食べないマージョリーを不愉快に思い、周囲に同調して彼女を狂女扱いした。旅仲間はマージョリーの奇行碧に我慢できなくなり、彼女を残酷な嘲りの標的として村八部の目に合わせた」位ですから…それにしても奇行はともかく、肉食か?どーか?ってそんなに重大事だったのか?成程、戦国の宣教師達、食べ物悪いの嘆く訳だわ(笑)

 当時の移動、旅というのは命懸け、特に女性はやばしの世界だったよーで、これまたジャンヌ・ダルクのとこで知ったのだが、農家の娘さん達も外には出ないのが普通だったよーで…家の中の仕事が主、牛とか羊とかをつれて野に出るなんてまずないとな…どゆ事かというと「好色な田舎者」や「とおりがかりの兵士の犠牲」に「やすやすとなりかねないような野原へと、家畜の番をするために娘をやったりしなかった」そな…よーするに旅どころか日常生活でさえ性犯罪が満ち溢れていらっさる模様…ちなみにこれ若いからという理由だけじゃないよーでマージョリーのとこでは60才のマージョリーが聖地巡礼の旅で「強姦されるのではとおびえながらの旅」だったってある位ですから…欧州乙ってか?

 逆にそんな日常だからか、処女性が物凄く持ち上げられるらしく、ジャンヌ・ダルクのとこでは最後までこの「乙女」のとこで、回り中の人間が右往左往する事になると…

 その他、エレアノールやマーガレットは全く身分が違うけど、結局母として生きたという事になるんだろぉか?で息子に生きるというか、かける…まぁ夫にベットするよりは息子に賭けた方があると思いますかなぁ?母を裏切る息子よりも、妻を裏切る夫の方がありがちじゃね?って思うのは穿ちすぎか?この場合、息子の出来が宜しければ無問題なんですけど、これまたつかえる息子って、まぁ…ついでに言うと息子達の場合は兄弟間で争いだすのがこれまたパターンなのか(笑)その度仲裁に回る母親って…

 とまぁ、それぞれ個人についてのエビの詳細については本書をドゾ。しみじみと思うのは治安と教育って大切なんだなぁと、人これを民度と言うですかねぇ…

 登場人物は、ジャンヌ・ダルク、アキテーヌのエレアノール、マージョリー・ケンプ、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、クリスティーヌ・ド・ピザン、マーガレット・パストン

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