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2014年4月18日 (金)

あんまりにもうまそうに書き過ぎるんだよなァ先生は…(笑)

池波正太郎の食卓  佐藤隆介・文 近藤文夫・和食 茂出木雅章・洋食  新潮社

 何の本かというと池波正太郎を偲ぶ会でしょか?本書によると池波正太郎の食卓再現組合御一行様でしょか(笑)月ごとに、和食で一年、洋食で一年を見ていく感じですが、月に何品か思い出のメニュー的に出てきて、更にそのレシピも章末に掲載されているんですけど、うーん…本書のキモは再現した料理を前のエビですかねぇ?著者自身の話もありますが、やはりメインは池波正太郎の話に落ち着く訳で(笑)好物から、苦手な物から、著作の登場人物が食すシーンから、もー幾らでも広がる感じかなぁ?まぁどちらにせよ、池波正太郎の食は、ある意味究極、そしてある意味日常食のよな(笑)

 でまぁ文豪というか、ベストセラー作家なので、こー毎日が大御馳走なイメージがこれまたあったんだけど、だから、松茸とか、鰻とか、ローストビーフとかがババンとなかなぁと思いつつ、本書で目に引いたのはステーキ丼…洋食ver.の長月の章は、ステーキ丼とトマトスープなんですね(笑)で、著者のコピーは朝から、ステーキ丼。男はかくありたい。だそーで、ステーキなのに丼という和洋折衷なとこが実に日本だよなぁと(笑)

 ちなみに池波正太郎の仏旅行ではステーキは殆どなかったそな…その心は「「牛肉は日本が一番だから…」と、池波正太郎は思っていたに違いない。実際、その通りである」とな…欧米か?(死語?)というより、日本には日本の牛肉があるの世界ですかねぇ?和牛なめたらあんぜよですけど、やはり肉だけでなく日本の調理人もまた一味違うという事じゃね?と思いますた…洋食というジャンルが確立されているだけでも実に日本的じゃまいかまいか(笑)

 これまたちなみに「ちゃんとしたホテルなら、朝食のメニューにモーニングステーキがある」そで、「一度くらいこれを注文してみたいと思うのだが、まだ実行したことがない。胃袋のサイズの問題ではなく、どうも人間の器量の大小が問題のようだ。「午前11時起、いきなり、ステーキ丼を食べる」という池波正太郎はやっぱり凄い」となる模様…ステーキは人を選ぶってか(笑)

 アリス的に作家のご飯…うーん、何かコンビニのお世話に一番なっていそーだしなぁ(笑)本書でいくとローストビーフの章だろか?マレーを始め結構あちこちで食べているよーな気がするんだが?どだろ?

 ちなみにロースト料理って「肉の蒸し焼き」なんですね…「牛、豚、羊、鶏、あるいは野鳥などの肉を下ごしらえしたのち、専用のかまどで鉄串に刺して焙り焼きにするのが正式とされている」とは知らなんだ…専用かまどが必要とはとは…まぁ「一般にはオーブンで蒸し焼きにしてもロースト料理として認められる」事になっているそな…うーん、西洋料理は設備投資が大変なんだなぁと納得ってか?英のお家には専用かまど常備が鉄則とかになるんだろーか?

 まぁ、何にせよ、ローストビーフってまさに肉食うぜの世界だよなぁと思う…何せ塊り肉をローストするのだから肉が大きくないと始まらないし…これこそ究極の大人数料理だと思うんだけど?どだろ?一人暮らしの人間には家では厳しいものがあるからこその、お外ではローストビーフをになるのだろーか?アリス(笑)

 その他アリス的というと、白い兎でクラブハウスサンドイッチとか、偽りのでポテサラか、ラーメンで暗い宿か、雛人形か?になるのだろかで、クリームシチューでスウェーデン館かなぁ?ですけど、これまたあの二人ならこれだろーは、カレーライスの章かなぁ(笑)何せ「カレーライスなくして日本の食卓なし」と章題にもあるし(笑)

 このカレーの池波正太郎のエビで面白いのがこれまた仏旅行でのカフェ・レストランでカレーを食べたくなった場合、池波正太郎ならどーする?というと、勿論、仏のレストランにカレーライスなんてメニューはない…しからば「「若鶏のカレー煮込みというのがあるだろ」確かにそれならある。「それを頼んで、白いご飯をもらえばいいんだよ」」かくて「アルジェ風の鶏カレー煮と御飯で、なるほど文句なしのチキンカレーになった」とな…旅先でも池波流炸裂です(笑)

 それにしても日本人がイメージするカレーってタイプが四つに分かれるとは知らなんだ…一が「小麦粉たっぷり・じゃがいもゴロゴロの黄色い「おふくろカレー」派、二が「フォンドボーという仔牛肉エキスを使い、角切りの牛肉をたっぷり入れたビーフカレーが最上というグルメ」派、三が「さまざまなスパイス類を買い込んでみずから調合し、油にはギーを用い、間違っても小麦粉やじゃがいもは入れない、さらさらのカレーソップこそ王道なりとするマニア」派、四つ目が「「蕎麦屋のカレー」愛好」派だそな…学食のカレーはどこに入るんだろー?やはり一だろか?アリス?

 アリス的なとこでいくと、四天王寺絡みで「陰暦2月22日、聖徳太子の御正忌の法要として斑鳩の法隆寺と大阪の四天王寺で聖霊会が行われる」ちなみに実際は四天王寺の場合は4月22日だとか…まっともかく「この聖霊会を迎える二十日前後に吹く風を「貝寄」という。この風が吹くと仏縁によって貝類がたくさん難波の海へ吹き寄せられるので、それを拾い集めて聖徳太子の前へ献ずる…という故事がある」ってホンマでっかぁーっ?「これにちなんで、雛の月は貝尽くしのご馳走が約束事」だとは知らなんだ…ある意味、雛祭りのアサリの潮汁なんかも関係あるんだろか?

 後は作家的な心得として「物書きはテレビに出ちゃだめだよ。やたらと出たがる奴もいるが、おれは原則として全部断っている」というのが、池波正太郎の持論だったそーで…うーん、アリスの場合はどーなのだろー?

 他にも色々メニュー掲載されているので詳細は本書をドゾでしょか?和食の方はさすがに和食というメニューもエビもパネェっすなので、是非ご自分の目での世界かなぁ(笑)

 まぁ何にせよ、池波正太郎も時代小説作家だったから古風な面もあったと思うけど、著者もたいがい昭和な殿方みたいで、その手の言葉尻があちこちに散見しているとこが、これまた実に昭和な香が(笑)例えば、朝食の章で「女房がいながら「朝食抜き」という亭主が珍しくないと聞くと、他人事ながら頭に血が昇る。それじゃ一体、何のために所帯を持ったんだ」とか、「「女房がいやがるから、うちでは秋刀魚の塩焼はあきらめています」という男に会うと、つい頭に血が昇る」とか、おせちのとこでは「そうでなくても忙しく、頭の痛いことが多い年の暮れに、何もわざわざおせちなんか用意しなくたっていいじゃない、どうしてもしなくちゃいけないというならデパートでいくらでも買えるわよ…という女の主張に男どもが太刀打ちできなくなっている」とか、料理の手間暇について「手抜き女房族に聞かせてやりたい台詞である」とか、「「気に食わないものが出たら、お膳を引っくり返せ。さもないと一生うまいものは食えないぞ」と、池波正太郎は教えている」とかありまして…いや、もー何も言えネェですけど、まだこんな事真顔で言う殿方が生存していたんですねぇ…女は産む機械もとい、飯つくってナンボってか(笑)

 その最たるエビが、「若い頃は株屋に勤めて法外な荒稼ぎをしながら吉原通いに明け暮れていた池波正太郎である。朝、帰るときに、お女郎が「浦里」という一品を自分の手で作ってくれる。大根おろしに梅干しをちぎっていれ、揉み海苔をかけて、そこへちょっと醤油を落とすだけの、まあ他愛のないものだが、「これは泊まった客の、ことに自分がいいと思った客にだけ、お女郎が自分で作るんだからね。オツなものだよ、なかなか…」」という件じゃまいか(笑)最近の奥さん方は朝ご飯を作らない人が増えていると、お怒りの著者ですが、この朝ご飯のメニューが自宅で出たら、多分手抜きだと嘆くんだろーなぁと推測するんですが、如何?お女郎だの、いいと思った客だのが粋の正体見つけたりじゃなんだかなぁ…

 詳細は本書をドゾですが、最後に一つ本書的に一番なるほろなぁと思わされたとこはシドニー・スミスのお言葉でしょか?曰く「人の性格、才能、徳、品性は、その人が食べている牛肉や羊肉、パイ、スープなどによって決定的に左右される」だそーな…食と生き方って洋の東西を問わず結びついているものなんですねぇ…

 目次参照  目次 食物

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