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2014年4月17日 (木)

英語原理主義によろしく(笑)

英語を学べばバカになる  薬師院仁志  光文社

 サブタイトルは、グローバル思考という妄想なんですが、多様性の真逆思考がグローバル・スタンダードという事でオケ?でもって、それでいいのか?日本?な話かなぁ?まぁ確かに昨今の英語礼讃はもー信仰の世界のよーな気配だしなぁ…これからの社会に必須アイテム英語能力ってか?著者的に表現すると「少し考えただけでも、特定の個人や国家が自分自身の生き残りに躍起になることが、全人類の共存共栄を目指すことと両立しないのは明らかであろう」となる訳で(笑)同じであろーとするか?違いを内包できるかか?それが問題だってか(笑)

 まぁ本書は英語一極に物申すなので表現がちょっと過激かもなぁという懸念もあるかもだけど「無能なアメリカ人は英語を話そうが何であろうが無能なのであり、有能なアメリカ人は英語ができるから有能なのではない」と檄を飛ばしておられます(笑)でもって「日本語を母語とする普通の人間が英語を学んでみたところで、所詮はそれを母語とするアメリカ人より下手なのだ」とな…まぁ、英語ネイティブとその他の人々では、ネイティブに常にハンデを持つ事になるのか?それって米的に言ったらまさに差別だじゃないのかなぁ(笑)

 それにしても「英会話の上手下手が人間の値打ちにかかわるものではないということは、私がつねづね力説しているところであります」と三島由紀夫が言っていたとは知らなんだ…しかもこれ1958年の話だそーで、その頃から上から目線乙の世界だったのか?

 これもそれも国際共通語としての英語という信仰のなせる技ですかねぇ…「英語力の欠ける人間は、世界に共通するものが欠けている者であって、極端な話、全世界から落ちこぼれた人間」認定乙ってか(笑)世界の中でソツなく暮らしていくには、英語必須アイテムなんですよ、奥さん(誰?)となると裏を返せば「英語ができる人は「世界の中で一応ソツなく暮らして」ゆける」人達って事になるのだぉか?となるとネイティブの人達って世界で一番ソツない人達だったんだよぉー、そーだったのかぁ(笑)

 とまぁ、青年の主張じゃないけど問題提起していらっさるのが本書でござるかなぁ…もーちっと柔軟に語学について考えよーすかねぇ(笑)

 アリス的に英語…マレーのサムライ・イングリッシュだろか(笑)今更ですけど、たいていの人にとっての英語とは第二言語的立ち位置なんじゃね?かなぁ?まず、自国語の母語があって、次に英語がくるかもしれない?で、この第二言語としての英語の習得率はどんなもんなんだろー?とゆー素朴な疑問が著者的にはあるみたいで識字率の問題か?自国語の読み書きも出来ない人がいぱーいの中では、果たして第二言語としての英語とは何ぞや?ですかねぇ…まぁ会話さえ出来りゃーええねんの世界もあると思いますなのか?純粋に言語としての英語、で更にに純粋に教養としての英語、出来るというレベルが那辺にあるか?も問題だぁとなるのか?うーん…ちなみにアリスなんかはミステリ用語に特化してそーだもんなぁ?後は法律用語か?

 最近よく言われるインドの躍進、インドの数学とかITもアレですけど、インドの英語もそりゃ凄いでんねんと世界を席巻してるイメージがあったのですが、そのインドの識字率は42%…勿論母語の話であって、実状としては「英語を身につけたから裕福になったのではなく、裕福な家庭に生まれたから英語を身につけることができたにすぎない」ってホンマでっかぁーっ?よーはインド国内で格差はもっと広がっているという事でオケ?なんでしょか?印人なら誰でも流暢なんて事はなかったのか?この場合の全部じゃないんです一部ですの一部?どの一部かがこれまた問題だになるのか(笑)

 さて、日本の教育界は英語偏重に突き進んでいらっさるそで、大学院も今や英語だけでオケの世界になりつつある模様…世界とは英語である、英語は世界標準であるというスキームに国全体で突き進んでいらっさるとな…まぁ赤信号みんなで渡ればこわくない、長い物にはまかれろな国民性だからなぁ(笑)出る杭は打たれるし(笑)それで世界が広がっているのか?むしろ英米しか見えない、もしくは基準になって世界は狭まっていないか?でしょか?

 それにしても言葉狩りって米発祥とは知らなんだ…「1980年代にカリフォルニア州スタンフォード大学で生まれたものである」ってそーだったのかぁーっ?「教師も学生もジャーナリストも、語彙の差別性を叫べば発言力を獲得できたのだ」って…結果「アメリカの大学では、典拠が疑わしい作品でも弱者や少数者の主張だと見なされれば研究意義を認められる」事となった模様…それまでのメジャーというか、古典よさらばってか…まぁ米ってカウンター何たらの世界だからなぁ(笑)

 でまぁ、これまた日本の英語の世界の方はというと、英語の出来る出来ないが格差、差別、コンプレックスの元凶になっているのはともかく、海外での「英語を国際共通語と勘違いした英語自慢の日本人が世界のあちこちで嫌われている」とか…これまたそーだったのかぁーっ?ちなみに引用として「日本の"企業戦士"たちが、世界のいたるところで、現地語を学ぼうとしないことで、反日本的情緒を現地人の心の中にどんどん蓄積している」(@大石俊一)とかあったりして…いやまぁ、世界とはいったいどこなんだぁー?の世界なんですかねぇ(笑)

 同じ土俵に上がる為には必要なんだよキャンペーンなんだろか?的な(笑)「被支配者はより強力な武器をとって闘わねばならない」という「アメリカ型民主主義に特有のものである」でしょか?武器としての英語、あると思いますなのか?でもって、そしてその土俵に上がれない者は、そんなの関係ねぇー(死語?)らしー?「発言、発信しないことは、真空と同じ」(@船橋洋一)って、弱小言語で細々と発言しているなんて真空、無いも一緒って事ですか?そーですか?この論理でいくと「過去の経緯や現状の不平等がどうであれ、たとえ必要悪であれ、共通語としての有用性を捨てることはできないという開き直りは、一切反論は受け付けない」とな…まさに異論は認めない(キリッ)の世界ですね、分かります(笑)

 で、まぁこの手のそれに対して一言物申すはこれまた仏を始めユーロご一同様だろか(笑)「<効率性>の名の下に英語を強制しようとする圧力-テクノクラートに典型的な役人たちによる圧力-には抵抗しなければならない」(@ドミニク・ヴォルドン)とな…ちなみにEUって未だに共通語決めてないというか、ない事になっているのか…これが単純な母語主義かというとあにはからんやで、ぶっちゃけ戦争しない為でしょか?「勝者が敗者に苛酷な賠償を請求してはならない。でなければ、必ず、次の戦争の火種を残す」とな…

 「過去の憎しみを乗り越えて、足の引っ張り合いではなく、共に発展してゆく道を模索しなければならない。どんなに非効率でも、憎しみ合いや殺し合いよりははましなのである。互いの文化や言語を尊重し合うことは、そのための第一歩にすぎない」となれば、「効率性の名の下に特定の言語を他民族に強制することなど、最も避けなればならない行為なのである」とな…ある意味ヨーロッパの良心ですかねぇ…共通語があればそれは確かに効率的で合理的で費用もかからないかもしれないけど、それは「万人に対して平等に開かれているわけではない」し「共通語が本当に中立的である保証もない」とな…建前乙と笑い飛ばす事もできるかもしれないけど、敢えてそれを大上段でぶちかます事ができるEUって、そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 いやもー何とゆーか、世界とは米である、もしくは英米であると見るのか?それとも?のこれは一つの世界観の違いの戦い、認識のズレなんですかねぇ…

 さて、アリス的なとこで犯罪について、1960年頃は米でも欧州でも犯罪率は同じ位だった模様「受刑者の割合は人口10万人あたり約100」だったそな…それが2000年頃になると仏・独の場合受刑者数の割合は前と同じ約100で、英が約130、米は約400になったとな…犯罪10万件あたりの殺人の割合は、独・仏が1件、米は10件となり、殺人発生率も英・仏・独・日本が人口10万人辺り1未満、米は約6.6だそで、この手の数字は准教授の方が詳しいと思うけど、まさにホンマでっかぁーっ?な世界か?まさか英語使っているから治安が悪いって事はないよねぇ…加とか豪とかNZとかはそんな犯罪大国なイメージないし?特別米の警察が優秀で検挙率が高いんだという事も…えーと、これもアメリカン・スタンダードがグローバル・スタンダードなんでしょか(笑)

 一口に欧米か(死語?)といっしょくたにしてしまいがちだかけど、その実いずこの国も皆それぞれにの世界じゃまいか?でしょか?その他、類例の列挙についての詳細は本書をドゾですけど、警察と軍の国、米という要素もあったのか?で「アメリカの国防費は、2001年の時点ですでに当時のEU全15ヵ国の防衛費総額の二倍を超えていた」そで、更に9.11のテロ後20%以上も増額していたのか…えーと、これもアメリカン・スタンダードはグローバル・スタンダードなんでしょか?しょか?

 これも全然知らなかったのですが、米って引っ越しの多い国じゃまいか?で国民が結構移動している人達だよなぁと漠然と思っていたんですけど、あれって転職が多いから仕事で引っ越しているのかと思っていたら、利害関係が絡んでのだったのか?あるコミュニティーに属していても豊かになったり、貧乏になったりしたら「別のコミュニティーへ引っ越さなければならない」とな…自分と利害が同じ人達と群れるという事になる模様…でもって、あれ程、信仰の国の人だもの、だから一生同じ宗教に属するのかと思いきや、「信仰する宗派の変更をも伴うのである」とな…属している階級によって宗派も変わると、現実にカシを変えた人は1/3もいるそーな…いやー、なるほろ、何かと言えば旗色を示せという国だよなぁ?国全体で所属グループ間の戦いをしている人達だもの、なのか…

 まぁそれでも豊かな国、米のイメージは大きいよなぁだったけど、「アメリカ人が実際に手にしている平均賃金は、今や西ヨーロッパの先進国より低くなってしまっている。労働時間と言えば、少なくとも統計上で見る限り、今や日本よりも長いのだ」って…えーと、これもアメリカン・スタンダードはグローバル・スタンダードなんでしょか(笑)

 後まぁ、資格資格と大騒ぎになっているけど、そのマッチポンプ式のとこの詳細は本書をドゾですが、米での学歴、資格格差って(大学卒とか、MBA取得とか)「学位や資格の生産的有効性が実証されているわけではない」って、むしろ「アメリカ人自身からも大いに疑問が持たれているのである」って…じゃあ何でそーなるの?というと「失敗したときに言い訳ができない」からって…「訴訟社会で自分の身を守るためには、学位や資格などの形式条件を整えた者を重用しておく方が無難なのだ。採用した人材は、すべて十分な「品質管理」をした「コンテンツ」なのだと言えば、自己弁護も通用するというわけである」って…いやもーどこかの国の人事よりアレだったのか?米ェ…これだけ優秀な(肩書の)人材を集めたオレに責任はないという訳ですね、分かります(笑)

 とまぁ他にもたくさんたくさんたくさん出て来る出て来るの世界ですけど、こーなると日本は英語で米を目指しているんじゃないんです、世界ですという反論もあらーなだとしても少なくともEUはそんな事、建前上はない事になっているし、アフリカ、アジア、南米…うーん…まっともかく英語の権威、文化、教養としてのコスモポリタンのあり方としては、どーよ?という説も成り立つのか?うーむ…

 でまぁこれもホンマでっか?なんですけど「日本で生きてゆくのに英語を必要とする人間はどのくらいいるのか」は「仕事の上で英語を必要とする人の割合は、「職業人の1%程度」」だとな(ソースは藤田悟)となれば「莫大なカネと時間と努力とを要する英語公用語化を考えるよりも、日本語で成り立つ社会を維持し発展させることを考えた方が得策」じゃまいか?「自ら好んで苦痛を求めることもあるまい」って…もー何だが、日本においての英語は英語道、修行の世界のよーな気がするのは気のせいか?分からなくても座禅を組んで苦痛に耐えると…出来ないなんて言おーものなら喝っと棒が降ってくると(笑)

 かくて「日本の現状の枠内で英語教育を推進したとしても、英語力の格差を広げるだけで、全体のレベルが向上することは絶対にない」とこれまた著者は言いきっていらっさいますが、となるとこれからますます不機嫌な生徒・学生が増えていく訳か…

 いやはやいやはや…でも英語知っていれば世界の情報が入るじゃんという説もあらーなとな…情報難民乙、世界の情報劣化民族日本人ってか(笑)所謂一つの知る権利って奴でしょか?それも世界共通語英語を知らないなんて、となるじゃまいか?と…ただ、これも「情報ネットワークの拡大は、知ることさえなければ起こらなかったに違いない葛藤を生み出してしまった」とな、ある意味「知りあう必要もなく、知り合わなければ嫌悪し合うこともなかった者たちを結びつけてしまったのである」という現実も露呈しちゃったよね、かなぁ…まぁこれもいつもの必要悪、あると思いますになるかもだけど…

 だけど、「先進国の人間は、発展途上国の人々の生活をのぞき込む。それで、世界を知り、異文化に触れたと思い込む」とな…「一方的にのぞき込まれ、一方的に情報を送りつけられる側にいる人々の反感があるだけである」とな…そこには「多くの違和感と反感、更には憎しみをも生み出すのである」となっている現状も内包している自覚はあるのか?とか…

 かくて発展途上国の人々からしてみれば「グローバル化は欧米による支配として一まとめにとらえがち」だそで、欧州の人々からみれば「グローバル化とはアメリカの覇権主義に他ならず、自分たちもまたその犠牲者だという感覚が根強い」とな…特にに仏の場合は「「グローバル化やテロとの戦いというのは帝国主義の新名称」だとさえ言われている」とは、さすがおフランス様歪みネェ(笑)

 とゆー事はこれを米視点に戻すと「アメリカ流のグローバル化にとって、ローカルな文化的アイデンティティほど邪魔で忌々しいものはない」となる訳で、世界中の人達に開かれた情報をで、CNNにハリウッド゛、タイムとニューズウィークいかがっすかぁーっ?な標準装備となる訳ですね、分かります(笑)それを知らない人、分からない人は世界市民じゃないとか(笑)おっくれてるぅーってか(笑)

 それにはまず英語、理解するには英語でしょ?に今世界はきしんでいる最中という事になるんでしょーか?もしかしたら「英語教育の拡大が、かえってローカルなアイデンティティを刺激するという逆効果には、十分注意しておく必要があるのだ」になっちゃうかもしれないし、「古くから根づいた文化による反撃の危険性を過小評価してはならないのである」ですかねぇ…歴史と伝統、馬鹿にできないものがあるんですよ、おぞーさん(誰?)

 成程ボードリヤールで「最悪の事態は、合意と共生という記号のもとにあらゆる対立的形態を和解させようとすることだ」に尽きるのかなぁ…「共生の強制は、反感を招き、敗北するしかない」っていう概念は米にはあるのか?うーむ…何やっても正義の国だからなぁ(笑)

 英語で視野が広がったと思ったら、現実には狭まっていたかもしれないでござるの巻か?かもしれないよ、その自覚というか、理解はあるのか?ですかねぇ…英語絶対主義者は絶対認めないと思うけど(笑)とまぁ本当に色々色々引き合いに出されていますので、興味のある方は、ついでに英語に疲れている、あ・な・たにお薦め致しましょー(笑)

 最後にアリス的なとこで「昔、アメリカかぶれの日本人は、「キャメル」を吸うのをよくミー自慢していたよね…。」とかあって、そーだったのかぁー?准教授?と思いましたが、本書的に一番ハーヘーホーと思わされたとこはスマトラ沖大地震・津波の被災者に対してのソレ…「イタリアのベルルスコーニ首相が私財から550万ユーロの寄付を行ったのに対して、アメリカのブッシュ大統領からの寄付は1万ドルであった」とな…格差社会っすかねぇ、それとも英語と伊語の情報の違いっすかねぇ、それとも…(笑)

 目次参照  目次 文系

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