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2014年4月27日 (日)

にばしゃはゆれるぅ?

私の牛がハンバーガーになるまで  ピーター・ローベンハイム  日本教文社

 サブタイトルは、牛肉と食文化をめぐる、ある真実の物語なんですが、米も生産者と消費者の乖離が激しいんだなぁと実感したと言うぺきか?まずは著者の素朴な疑問、娘とマックでハンバーガーを食べてた時に、このお肉、どこから来たんだろ?とゆー(笑)牛肉なので、牛には違いないけれど、その牛ってこれまたどこから来るの?みたいな?で、壮大な世界をまたにかけての牛肉を追いかけての旅に出るぅー(コブシ付/笑)になるのかと思いきや、その実自分が住んでいる州だけで賄えたでござるの巻か?ある意味非常にローカルなお話じゃね?になる模様…

 と言うのも米広いし、それってテキサス州ならあると思いますだと思いますじゃね?だけど、著者はロチェスターにお住まいのよーで、取材先の主な牧場がヨークとなれば、殆どニューヨーク州という事になる模様…米の地理が今一ピンと来ないのであれなんだが、NYはNYでも、東京都のよーに銀座もあれば、東村山や多摩もあり、更にオキノトリ島もあるイメージでオケなんでしょか?

 で、これまた牛肉として食べるのは肉牛の牛かと思っていたら、その実、ハンバーグ的なそれは乳牛のなれの果ての場合もあるんですね…で、著者が追っているのはその乳牛の牧場での牛の生誕、成長、そして食肉への道程を約2年かけて綴っていらっさるんですが、うーん…米の肉食前線も色々あるんだなぁと…

 アリス的に肉…牛肉だとダリ繭のステーキとか、異形でもステーキ食べていたか?菩提樹荘でアリスが言っていたよーに、大阪人のアリスにしてみればカレーだって牛肉が当たり前なので、肉というと牛のイメージだと思われなんだろか?となれば、牛の肉追いの本書はある意味分かる分かるの世界なんでしょかねぇ?

 ちなみに米で農業に就労している人は人口の2%に過ぎないそーで、米でも農業人口はそこまで落ち込んでいるのか?とおろろいたんですが、となると、米の農務省なんかも色々ありそーだなぁ…

 牛そのものに対しても「ホルスタインのような乳用牛は重い乳房に耐えられるよう長い年月をかけて体高のある骨格質の体型へと改良されていった」そで「肉専用種牛はよりずんぐりとした小型のものへ品種改良されていった」とな…とゆ事は乳牛は大型化、肉牛は小型化が進んでいったという事か?でもって、どちらの場合も「牧場で生まれる雄牛にはふつうなんの経済的価値もない」とな…乳牛は分かるにしても、肉牛も雄と雌なら雌の方が肉質いいのか…てな訳で雄の子牛はすぐに売却されて、ものによっては「ペットフードになることもある」になる模様…うーむ、ここは准教授の世界観と逆の世界が展開していらっさるのか?

 尤も、ホルスタインの牛も肉目的で16ヶ月育てて売る場合もあり、これらは「デイリー・ビーフ(乳用種牛肉)」と呼ばれて、主に「安価なステーキや厚切り肉(チョップ)に姿を変えて庶民向けレストラン」に、もしくは「ファーストフード店のハンバーガー用の肉になる」とな…そーだったのかぁ?で、著者はこのデイリー・ビーフ用の牛を追跡調査する事にしたとな…

 BSEの時にも話題になったよーな気がするけど、この手の雄の子牛は代用乳を与えられていて「温室にいる雌とは異なり、雄子牛に母牛の初乳が与えられることはない」そで…何かこの辺りからドナドナのBGMが…しかも「雄が下痢を起こしたり他の病気にかかっていたりしても薬が処方されることはない」って…ビジネス、ビジネスってか?ついでに言うとメス化する自然じゃないですけど、去勢の話も出てきます「気質が穏やかになり牛どうしの喧嘩が減るという」「畜前の雄牛が攻撃的になるとエネルギーのグリコーゲンが大量に消費され、解体後、肉の色が悪くなって質の低下を招くため、農場ではすすんで去勢を行っている」とな…

 とゆー訳で振出から…となると受精からなんですが、今時の牛の妊娠・繁殖って「アメリカの酪農牛の九〇パーセントに人工授精がほどこされており、その結果、合衆国における年間ミルク生産量は、1960年の一頭あたり約三一〇〇リットルから、現在の約九五〇〇リットルへと大きく引き上げられた」そな…何とゆーか大型化する訳だなぁと納得の数値ってか?しかも時代は低脂肪高たんぱくミルクだぜと…とまぁこの牛の精子売買は米ではジェネックス社が大手の模様…ジェネックス社訪問記についての詳細は本書をドゾですが、うーん、いやもー生も既にシステム化している時代なんだなぁと…

 ついでに言うと、「米国ではミルク産出量の約三〇パーセントが飲用乳になり、残りの七〇パーセントはみなチーズやヨーグルト、アイスクリームといった乳製品に加工されている」とな…牛乳の消費量は横ばいなのに対し、チーズや高級アイスクリームの売れ行きは上昇しているそーで、特に米ならピザ万歳という事になるのか(笑)

 更に「政府が用いる乳価算定用の公式は複雑なため、ほとんどの酪農家が理解していない」とな…となると米も日本の米価みたいに牛乳の価格は統制されているのか?マーケット至上主義の米でも政府介入あると思いますなんですねぇ…

 それにしても雌牛の「生殖サイクルは人間の女性のそれとよく似ている。二一日おきに受胎期がおとずれ、妊娠期間が九ヵ月と少しつづく。出産後、雌牛は九ヵ月から一年間乳を分泌するが、その後しだいに量が減って約六ヵ月後に完全にストップする」とな…雌牛の場合、妊娠・出産・搾乳・妊娠といったサイクルを切れ目なくする事がビジネスの鉄則となってくる模様…かくて人工授精でそれがコントロールできればオケだし、更により良い(都合の良い)牛をとなる訳で…で結果「採算性の問題から通常牧場では人工授精は四回を限度とし、四回施術しても妊娠しない牛は泌乳終了後、淘汰にまわされる」とな…

 かくて、著者はそんな雄牛と雌牛の双子の子牛を買い取り、牛の成長を追う訳ですけど、この雄との双子の雌牛も妊娠効率がアレなので「フリーマーチン」と言われて子牛の内に売却処分されるのが普通らしー…酪農家にとってはビジネスですから、もーその点で徹底しているなぁと思いますたの世界が展開…で、これを十六か月面倒みる牧場もまたあって、著者はそちらで見学するとな…この辺りの件も詳細は本書をドゾ。

 とにかく出てくる人、出てくる人、皆個性的で、生産者の顔が見えるという点で、これまた凄い…工場のラインのよーに、繋がっているんですけど、でもその工程一つ一つが人と牛の間にの世界なんですよねぇ…

 まぁお肉も色々、牛生色々ですかけど、牧場人の奥さんの一人のシェリーの科白がアレかなぁ?牛を家畜にしているから牛肉食べないとかではないけれど、「食べるのは肉用種のものだけで、酪農牛の肉は食べないという」とな…何故なら肉用牛なら「健康で元気に歩き回っていた牛の肉ということになるけれど、酪農牛の肉であれば、満足に歩くこともできずあえぎながら死んでいった牛の肉ということになるわね」って…本書には出てこないけどフィードロット形式とかは自国としてどーなんだろぉ?とふと思ってみたり?

 も一つアレなのはBST(牛成長ホルモン剤)についてのとこも、酪農家というより企業的なとこがアレかなぁ?「BSTの使用をめぐっては、消費者保護団体および外国政府から異を唱える声が上がっている。実際カナダでは販売認可申請が拒否されている。いっぽうモンサント社では、自らが出資して行った調査結果をもとに、BSTは人体に何の影響も及ぼさないと表明しているが、真偽のほどは疑わしい」って…どこの国も大企業ってアレなのか…

 牛の解体のとこでも「一日に一九〇〇を超える処理頭数、年間売上高五億ドル超、一〇〇〇人もの従業員を擁するテイラー社は、全国でも十指に入るほどの大手食肉処理会社」だそーだけど、一度見学にオケを出しておきかながらその後手のひらを返すシーンとか…情報公開法の国米でも、見学は公開じゃない模様(笑)詳細は本書をドゾ。この辺りをカーン・カントリー・ミート社と対比してみると…皆まで言うなの世界か…

 後、牛のエサ一つとっても何だかなぁな葛藤はある訳で、こー言っては何ですけど、手早く短時間で太らせる事が出来る方が売る側としてお得な訳で、牛の身体的影響も二の次になりがちなんですよねぇ…とうもろこしってありがてぇーの世界か?肝臓がどう言うかは別にしても…作り手もある意味ドライというか、ビジネス史観だしなぁ、そーじゃないとやっていらねないとも思うし、でも「淘汰用の牛を集める時、牧場のため家族のため、これまでミルクをありがとう、そんな感情を捧げることはあるのかい?」に「いいえ、そんなふうに牛を称えたりしないわ」とこれまた牧場人のスーは答えているし…こー言ったら何だけど日本なら供養塔とか、供養祭とかやってそーなだけに文化が違うって奴でしょか?

 何はともあれ、米での農業、酪農のそれが浮き彫りになっていてアレかなぁ?例えばNYの住民の見方は「彼らはステレオタイプ的なものの見方をし、農業に従事する人間には教養がなく、不潔な労働環境の下、安い賃金で秦らしていると思っている。近代農業に何が起こっているのかなど彼らは認識していないのさ」(@ケン)となり、「程度の差こそあれ、自分たちの食料がどこから来てるかなんてふつうの人間は知らないのさ。関心もない。一般の人間にとって、農業は暮らしの一部じゃないんだよ」(@アンドリュー)となり、「何年か前に見たテレビのワイドショーのことが今でも忘れられないね。あるご婦人がこう言ったのさ。「なぜ農家が必要なんでしょう?肉は店で売っています」だとよ。まったく、喰い物は空から降ってくるとでも思っているのか?」(@ジョー)となり、元マックのロナルドをやっていたジャガンナータ曰く「ハンバーガーはどこから来るのと子どもに聞かれたら、ハンバーガー畑からとれるのさと答えるように命じられた」って…ホンマでっかぁーっ?

 それにしてもその手の人達って国内でも大暴れだったんですねぇ…で屠畜場のお話「やつらは鍵を壊して羊を逃がし、建物に火をつけた。爆破予告のメッセージと外壁にいたずら書きを残してね」(@ジム)とな…動物愛護団体ェ…まぁいつものよーに一部の過激派という事になるんだろーけど…

 さて、著者の双子牛の運命はいかに?ですが、それについての詳細は本書をドゾ。著者の葛藤というか、右往左往ぶりが、まさに現代人なのかなぁ…他にも色々エピ満載ですので、これまた興味のある方は本書をドゾですが、個人的には米の中の肉食、菜食のソレがまた米らしーと思いますたかな?この中間がなくて二極に分かれるそれって米だと普通なんですかねぇ?

 最後に牧場の近所で半引退(?)の元大学教授のゲイリー曰く「確実ではないがあえて言うなら、もう五〇年もすると、と畜にともなう畜産産業はおそらく姿を消してしまうだろう」と予言しているとこでしょか?何か米っていうとステーキとBBQとハンバーガーといった肉食の国のイメージでいたけど、その実、菜食の道に傾いていたのか?米の食事情も旗色は一つじゃないんですねぇ…

 目次参照  目次 食物

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