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2014年4月13日 (日)

とんびがくるりとわをかいた?

語学の西北  後藤雄介  現代書館

 サブタイトルは、スペイン語の窓から眺めた南米・日本文化模様だそで、売りはスペインに行った事がないスペイン語講師という事になるらしー(笑)そんな馬鹿な?と思うやんかぁー?でもスペイン語って何もスペインだけで話されている訳ではなくて、中南米はブラジルを覗いてスペイン語じゃね?って事で、むしろ中南米大陸で使われている方が多いんではなかろーか?の世界なのか?そんな訳なのかどーなのかはアレですが、著者の場合は語学教師という肩書と、ラテンアメリカ思想文化史、もちっとくだくとホセ・マリーア・アルゲーダスという作家の世界観が著者的にはジャスティスって事でしょかねぇ?よーははまったと(笑)

 で、本書は三部構成で、一部は大学での授業と並行してかのスペイン語の語学的なお話、二部がそんな著者の若き日のペルー留学思い出記である意味南米の今だろか?三部はそんな著者の日本での日常ですかねぇ、ドメスティックにならない為にの世界かなぁ?

 まぁ国とか、国境とか、国民とか、文化とか実に今的かなぁ?著者の結婚観とかもなるほろだし、まぁ少なくとも有職故実に生きているタイプではないなと(笑)この生き方に共感できる人は多分手放しでのめり込める本になると思いまする。

 更に日常あんまり目にしないスペイン語とはこーゆーものだったのか?という目から鱗の情報も満載だし(笑)

 アリス的にスペイン語どこかで出てきたよーな記憶が…准教授は仏語と独語は分かるけど西語は分からなかったみたいなエピあったよね?とはいえ、社学となると米だろしでその内准教授も西語身につけそーだよなぁ(笑)

 准教授つながりでは最初の西語の話は、授業の余話みたいなノリで、この手の愚痴(?)は教師ならば誰にでもありそー(笑)社学ってこゆ学問なんですよ、でも学生の皆さんは躓きっぱなしで、ちゃんとやれば面白いんじゃボケぇという魂の叫びでしょーか(笑)むしろ、僕の事は嫌いになっても構わないから西語は嫌わないで下さいの方が近いか(笑)

 本書、結構シリアスな内容なのに、全編に渡って著者のノリ突っ込みの連発、というよりソレがメインか?と思われる程散りばめられているので、こー言っては何だけど文が若い(笑)学生が書いたよーなまではいかなくても、学者先生が書いたよーな雰囲気は微塵もないよーな?でもまぁこれも致し方ないのか?「いまの職場には、教員と授業をおもしろおかしく、そして手厳しく採点・評価する学生編集の完全マニュアルとでもいうべき情報誌が存在する」とな…ちなみに大学の近所の一般書店でも販売している位だから結構メジャーなのか(笑)こーなるともー大学の先生もサービス業という事になるんですかねぇ?歌って踊れる教師じゃないと生き残れないとか(笑)

 まぁ語学の学習は一に記憶、二にセンスだと思うんだけど、「スペイン語学習を進めるにあたって、どうしても避けて通れないことがある」に似たフレーズも出てきたり、動詞の活用がホニャララとかよーするにそれは文法的なおやくそく(不規則が多いとか、日本語にない活用形がいぱーいあるとか/笑)に行き着くんじゃまいか?で詳細は本書をドゾ。そこが生徒の皆さんが躓く一里塚という事になると…なるほろ、本書語学教師の奮戦記だったのか(笑)

 そこで黒田龍之介の言まで引き合いに出している位だから心の叫びというか、魂の絶叫は確かにある模様(笑)曰く「外国語のことはだれでも何かと気にかかる。…その多くは学生時代に習った外国語が身につかなかったと、外国語の先生を呪い、日本の外国語教育に疑問を感じている。外国語の先生はたいへんだ。(ちなみに、絵を描くのが下手だからといって美術の先生を怨んでいるという話は聞いたことがない)」って(笑)何だかなぁ(笑)まぁ授業で語学が身につくという幻想は、いや身につく人もいるだろーけど身につかない人の方が多数派だろー昨今、もー割り切って授業では語学は身につきませんと開き直った方が教師も生徒も楽だと思うんだけど?どだろ?で、そんな訳だから中・高校の6年間毎年違う言語を学ぶとか?何せ国連公用語だけでも英語、仏語、西語、中国語、露語、アラビア語とちょうど六か国語ある訳で分かるか分からないかではなくて、分からなくてもいいから世の中にはこんなにいろんな言葉があるよのとっかかりになる方が後に為になりそーだと思うのは気のせいか(笑)言葉も多様性なんですよ、奥さん(誰?)とか?

 こーすれば、英語ができなくても仏語なら分かったとか?まぁ語学の相性が、どれか一つ位ひっかかる言葉もあるかもしれないし、全滅したとしてもさわりが分かっていれば、咄嗟の〇語じゃないけど、挨拶位というか、相手が何を言っているか全く分からなくても何語を使用しているかは分かるんじゃまいか?何じゃそりゃ?と思うけど、世の中そこからだろ?と思うのは気のせいか(笑)

 さて本書豆知識も満載で、実は西語の元締めが「スペイン王立アカデミー」とは知らなんだ…日本で言う国語審議会みたいなものなんだろか?でもネーミングからして西の方が立派に聞こえるのは何故(笑)後は翻訳文学についてのこれまた魂の叫び系は「コヨーテ読書-翻訳・放浪・批評-」(菅啓次郎)を引き合いに出しておられます。詳細は本書をドゾですが、まぁ何ちゅーか真のコスモポリタンとは何ぞや?ですかねぇ?

 海外に行くとパスポートの携帯を義務付けられているけど、これまた安全上毎日持ち歩くのは如何なものかでコピーで、ど?な話、ところがこのコピーは本物ですよと「「公証人」による公証印が必要だった」って、そーだったのかぁーっ?パスポート盗まれると現地の大使館で再発行してもらうだけじゃ済まなかったのか?というのもペルーの場合はその後移民局で手続きしないといけないそな…で、日本人なら何それ?の世界、ケ・ビーボもしくはビエサ…よーは魚心あれば水心ありで、越後屋的なそれ…それが末端にまで行き届いていらっさるから、何事にも、ね(笑)日本大使館まではスムーズにクリアしても、現地の公的機関では手続きに30分で済むのか、何ヶ月(もっと?)かかるのか?はそれこそ神のみぞ知る世界に突入する模様…チップ制のもらうのが当たり前文化の行き着く先は、結局金権・腐敗につながっていくと思われなんですけど、まぁ世界的にはそんなの関係ねぇ(死語?)俺の分け前だけが大切なんだという事なんだなぁ…

 まぁこれが異文化の洗礼って奴かもしれないけど…ある意味公共のシステムも差別化、格差している訳で…最早公共の福祉なんて言葉は世界的に死語なんですかねぇ…現地的な感覚とか、当事者(その国にとっての外国人含む/笑)の感覚とかは、いざという時は出てしまうと…例えば職質でつかまった現地人、著者、欧米人のカップルの場合の対応の仕方がこれまた三者で全然違うで詳細は本書をドゾなんですが、その中でも「欧米人カップルはとりわけ、外国人である自分たちがなぜその他大勢のペルー人と同じ扱いを甘んじなければならないのかといった感じで、なんとか取り調べの順番だけでも繰り上げられないかと主張しているようであった。そして実際、彼らは真っ先に取り調べを受けられることになった」の件でしょか?日頃、差別だとか平等主義を口にしている欧米人の根底にある実情を見るよーな気がするのは気のせいか(笑)

 さて、著者の主張は続くよどこまでもで、海外に行くとよく自国の事を聞かれて、それに答えられないと、何で己は日本人なのに日本の事を答えられないんだ、知らないんだって指摘される、自問する、自虐するのパターン…だから、自国の事を知りましょうという美談なのか?ソレ?について「日本人だからといって土台日本についてすべて答えられるはずもない」という認識の欠如ですかねぇ…それは「他者の欲望する形での自文化を「再認識」・「再発見」してしまうことほど、植民地主義なこともない」にならないか?とな…詳細はこれまた本書をドゾですけど、国粋主義も外国かぶれもパスして、コスモポリタンあると思いますの世界か?

 その他エピ満載で特に日本での自動車事故、加害者ではなくて被害者になった場合のエピはおべんきょになるわぁの世界で、これ日本人として必読じゃまいか?いやー損保の実態ってこゆ事なのか?これが本当にまかり通っていらっさるのか?保険屋の実体って、幾ら私企業とはいえ、これってありですかぁーっ(エコー付)いやマジで非武装中立なんかの世界じゃなくて、被害者側が完全武装しないといけない世界とは知らなんだ…これで怪我なんかしている暁には物凄い精神力がいりそー…越後屋って本当にいたんだってか(笑)

 他にも、ありますよってで通訳とか、元号とかね、これも見方によるよなぁかなぁ…通訳無しで会話・対話できればいいのは当然だけど、それで相手に自分が合わせるのか?相手が自分に合わせてくれるのか?そんなのまずないとなれば英語一極主義に拍車がかかるだけじゃね?的な言語のマイノリティ化、格差化にならんかえ?な要素をはらんでいるし、元号についてもは確かに西暦で全て統一すれば合理化、効率化は達成されるだろーなぁと思う、かくいう己でも今平成の何年かはいつも忘れて現場のスタッフに確認してしまうばかりなりですから、気持ちは分かる…だけど文化的多様性としては如何なものか?不便だといって自国のものを排除していったら、何が残るのか?日本語って世界言語じゃないから英語にしましょーねぇーとか、効率的だし、合理的じゃまいか?いやまぁなくすのは簡単だけど、なくしたものを取り戻すのは…まぁどこにラインを引くか?はこれまた人それぞれと思いますけど、答えが一つにならないといーなとは漠然と思う今日この頃(笑)根がいい加減ですから…

 さて、最後にエピ的に笑っちゃったとこを一つ、ペルー料理のコラムでの中にビスコについてのエピが掲載されていて、「ところが、このビスコについて、隣国のチリが「起源はわがチリにあり!」と、たびたび論争をしかけてくる。ビスコという名前がそもそもペルー国内の地名に由来するのだから、この論争はあらかじめ決着がついているじゃないか…と、やはりついついペルーの肩を持ちたくなる」って…どこの国もそゆー隣国を抱えているんだなぁと妙に納得した気になったのは気のせい(笑)

 他にも面白エピ満載ですので詳細は本書をドゾドゾ。まぁアリス的には「教養とはだれもが最低限踏まえるべきものであり、そのようにあまねく共有されてはじめて、教養は「些末なこと」=トリビアと呼ばれるのであろう。トリビアとを制するとはじつに、教養を身につけることにほかならないのである」じゃね?雑学データベースのアリス、面目躍如か(笑)

 目次参照  目次 文系

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