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2014年4月23日 (水)

文化の奥行…

ことばの宇宙への旅立ち  大津由紀雄・編  財団法人ラボ国際交流センター/東京言語研究所

 サブタイトルは、10代からの言語学でして、ある意味文系の逆襲でしょーか?いやもー大学教育もお金儲けが前面どころか全面に出てきた昨今、応用系じゃないとアカデミーな学問なんて普通儲けにならないやんけの世界でして、学問とか文化とはそんな薄っぺらなもんじゃなかろーよですかねぇ…特に文系は旗色悪い気がするもんなぁ…法学部で弁護士になるならともかく…ええ、学校側もアレですが、学生側も昨今の就職事情と拝金主義を思えば、頭のいい子は皆医者か弁護士になるご時世だそーですし(笑)

 で、各学部というか、分野の決死のPR活動始まったぜの世界でしょか?言語学とは何ぞや?そんでもって言語学に興味を持ったら是非言語学にきて、後楽園で僕と握手ってか(笑)まぁある意味同志求むでしょか(笑)今までは勝手にきてくれた学生でやっていけたけど、少子化進むし、金にならない学問には予算縮小だしで、ここで立ち上がらないと縮小どころか、ないことにさちゃうとゆー現場の魂の叫びか(笑)と邪推しちゃうんですが(笑)

 「神様の手帳をちょっとのぞかせてもらったとしても、少なくとも私たちの日常生活を便利にするとか、日常生活の役立つということにはならない。多分、言語の研究一般にそうだと思います。あるいは、大学で勉強することのほとんどがそうじゃないかと思います。役に立つとか、日常生活を便利にするとかいう学問の方が少ないんじゃないですか」(@窪薗)ってかなり自嘲気味ですけど、この後にキッパリ言い切られるんですよね「だからといってこういうものがなかったらどうなるのか」(@窪薗)何かもー、そんな事やって何になるんですか病は国全体に蔓延しているからなぁ(笑)いっそ横山大観まで突き抜けていっちゃえばいいんだろーか?何で絵を描くのかに「私は絵を描きたいから絵を描く」と言い切り、「世の中の役に立つ、役に立たない、そんなことは才能のない人が考えることだ」って…先生、そんなはっきり言っていいんですか?さすが横山大観(笑)そこに山があるからだってか(笑)

 まぁ目先の事で一喜一憂するのが凡人の生きざまですからねぇ…長い目で見るにしてもどこまで許容できるのか?人として、社会として問われている時代なのかもなぁ…

 アリス的に言語学、うーん…関係あるのか?ないのか?広義で見る分には言語学、言葉を使う人ならば何人も関係ない人なんていないの世界じゃね?じゃね(笑)ちなみに、前書きに研究家という人種は「強い好奇心の持ち主である」という項目があって、成程アリス、好奇心だけなら大阪一、もとい日本一かもなぁだし(笑)何故を常に自分に問いかける事ができる人でしょか?「「珍しい物事、道の事柄に対する興味」が必要でしょう」なんですよ、おぞーさん(誰?)

 後、本書を拝読して思った事は中学高校時代の先生、恩師が皆一頭地抜けてる感じかなぁ?でもってバラエティに富んでいるよな…今時こんな先生はまずいないよーな気がする?先生も金太郎飴に近いご時世だからなぁ(笑)も一つ今だと子供が言語学やりたいんですと言って諸手を上げて賛同してくれる親がどれだけいるか?学部選択の自由って(笑)

 アリス的というより准教授的なとこは、「私は、とにかく自分で最初から資料を集めないと気が済まないというところがあります。他人のデータじゃ絶対に満足できない」(@上野)はまさに准教授のフィールドワークそのものじゃね?

 他にというと、猫、これ言語学的に見るとネーと鳴くから猫なのか?ジョークのよーだが本当なのか(笑)お友達にベーと鳴くからベコ(牛)というのもあるとな(笑)後は海奈良のサブリミナルか?閾下という単語は英国人でも咄嗟に出ない言葉なんですねぇ…メジャーじゃないのか(笑)

 さて、言語学、何語という枠組みじゃなくて、全てというノリでしょか?でもその道のプロが「日本語が一番わかるんです。母語以上にわかる言語はないです」(@服部四郎)と言い切るとこが凄いよなぁ…「その時はそんなものなのかなと思いました」(@上野)も分かる…だけど言語学と付き合っていけばいくほど、母語の重みってあると思います、じゃね(笑)とはいえ、「日本では言語学そのものを専門に教えるところはあまりないのです」(@窪薗)となる模様…

 豆知識的なとこでは、発音って変わってきているのか?「若い人の音声では、サ行の発音が変わってきていることに注目しています」(@上野)って、そーだったのかぁ?sじゃなくてthに近い形になってきてるとか、ラ行のl…rじゃなくてlとな…このlとrの発音の違いってよく英語の発音で日本人ができない音として指摘されていたけど、近年的にはそーだったのかぁー?なのか…若い人言葉では、父、母が第三者に言う場合もお父さん、お母さんと言うとか、これまた親も子供に○○させたいではなくて、〇〇させてあげたいという表現が出てきたというとこも、あると思いますなのか?まぁ最近の若者言葉では何にでも、さん、をつければ丁寧語みたいな雰囲気はあるしなぁ?神さんはともかく、彼氏さん、彼女さんとか…まぁ水商売語的な社長さんのさんが王道的になっているし(笑)

 面白いと思ったのが数の数え方…1から10までの数を昇順か降順かで数の名称が違うとな…どこがというと4をシと読むかヨンと読むか、7をシチと読むかナナと読むか、これ同じカウントなのに違うんですよって、そーだったのかぁ?というか言われてみれば、本当だった…日頃意識していない事ってパネェ…

 言葉的なとこでは、言葉の裏表といっていいのか?よくある話じゃまいか?で「団体交渉とか国会答弁といったものに必要な技術とは、いかに内容のないことをあるかのごとく、全く誠意を満たないで誠意のあるかのごとくしゃべることが残念ながら事実ではないでしょうか」(@今井)とな…いやまぁ確かにソレだけど、アレも技術だったのか(笑)ちなみに「日本語はあいまいな言語であると言われることがありますが、実は意外に日本語は説明的な言語です」(@今井)だそで、ホンマでっかぁーっ?

 他にも色々色々本当に色々エピ満載ですので詳細は本書をドゾですけど、最後に一つ二つ取り上げると、研究というのは一つ謎が解明すると「そのあとに新しい謎がいくつも出てくる」(@窪薗)、その道のプロ、研究者が一番わからないんですの中の人の世界か?かくて「人の賢さというのはわからないことの量で決まるのではないでしょうか」(@窪薗)って、いや奥が深い…まぁアインシュタイン曰く「想像力は知識より大切だ」だーですから(笑)

 いや、もー言語学なんて本当に必要なんですか?とどっかの誰かは言うかもしれないけど、仮にも文化国家というならば、ねぇ(笑)とゆー訳で、文化や教養に受容のある方は本書をドゾドゾドゾ。何事も広がりは無限なんですよ、姐さん(誰?)

 登場しているのは、上野善道、窪薗晴夫、今西典子、西村義樹、今井邦彦

 目次参照  目次 文系

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