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2014年5月 7日 (水)

思想は本来、敗北者のものである…

孔子伝  白川静  中央公論新社

 孔子、儒教、どちらもよく歴史に出てくる単語ですが、その中身は?については…心もとないのも事実で、これは一つレッツトライと開いてみたら、いえ、文体は非常に平易で分かり易く、読み易いんですが、元ネタを知らないと、えええええぇ?な話の連続だと思われ…で、今から約2500年位昔、中国と一口に言っても群雄割拠していた春秋時代、国から国への流離い人じゃあるまいか?というより集団?とまぁ儒教的には孔子の生前、死後では、また意味合いも異なってくるんだろぉなぁな…

 でまぁ孔子自身にいってみよーでは「孔子は偉大な人格であった。中国では、人の理想態を聖人という。聖とは、字の原義において、神の声を聞きうる人の意である」そで、「孔子を思想家というのは、必ずしも正しくない」となるよーで、どして?とゆーと、「人の思想がその行動によってのみ示されるとき、その人は哲人とよぶのがふさわしいであろう」とな…とゆー訳で、孔子は哲人であるのスタンスで本書始まっている模様…

 じゃあ、その哲人とは何ぞや?となると「哲人は、新しい思想の宣布者ではない。むしろ伝統のもつ意味を追求し、発見し、そこから今このようにあることの根拠を問う。探究者であり、求道者であることをその本質とする」そな…意外と孔子伝統主義者だった模様…何か革新というか、革命家的要素、これからは儒教の時代じゃあと思っていたら、その実、孔子自身は「先だつ周王朝のかがやかしい文化とその創造者とを、孔子は夢にみることができた」とゆー懐古主義的な方だったとな…

 そんな孔子(とゆかいな仲間達、もとい弟子一同)の明日はどっちだ?が本書のメインでしょか(笑)

 アリス的に、孔子、儒教…うーん、まぁアリスの雑学データベースなら入っているのか?にしてもアポロンで三国志もアレだったから、もしかして中国方面は範囲外か?准教授的には、著者が京都の私大の先生というとこで被るのだろぉか(笑)

 さて、孔子というと何かもー雲の上の人なイメージでこれまたいたら、「孔子はとくに卑賤の出身であった」そで、父親も不明じゃね?とな…母親は巫女だろうと、かくて孔子は庶生子だろとな…魯の国の尼山で生まれましたらしー…かくて「いわば神の申し子である」となる模様…で実際は「名のない巫女の子として、早く孤児となり、卑賤のうちに成長したのであろう」とな…どゆ事とゆーと「思想は富貴の身分から生まれるものではない」になるとな…成程、苦労人じゃないと世の中の事は分からないとゆー事か…かくて「孔子の前半生を、貧窮と苦悩のうちにとじこめておくのが、最もよいように思われる。そしておそらく、それは事実であろう」って…確か、五代前まで家柄的にはっきりしないといけないはずの中国で、それってありだったんですかぁ?孔子先生ぇーっ?

 さてさて、中国というとガチガチの儒教国家のイメージがこれまた勝手にあったのだけど、「中国において、官僚支配の体制が確立したのは、宋以後のこととみてよい」となるそな…でこの後に「明・清には、王者もまた釈典の礼に参加した」というから、ここでの宋は960-1279年の方の宋だよね?ちなみに明は1308-1644年、清は1644-1912年だそな…いえ、中国史には物凄く疎いので、宋というと春秋時代の紀元前1100-前286年、戦国時代の420-479年とあったみたいなんですよ、で、宋って一体?どっちの宋?とか…

 ちなみに儒教、国家に、官僚支配体制に組み込まれる事によって、「権威は動かしがたいものとなる」そで…もし、後の宋がそーならば(洒落じゃありません/笑)儒教、苦節1500年後に天下を取るみたいなノリになるのか?うーん…何か、孔子の逃亡生活を思うとこの違いは何事?と思うのは気のせいなんだろか?

 そんな儒教サマサマな世界、「儒教的イデオロギーの支配する旧社会は、今や完全に崩壊した」そで、そーだったのか?中国?2500年にピリオドなのか?まぁ中国の本音と建前も複雑怪奇だからなぁ…尤も著者の予想では「いくつかの東洋的な遺存とともに、儒教も、やがてわが国にのみ残されることになるかも知れない」って…何とゆーか、新しいもん好きの国民性ですけど、反面タイムカプセルな国でもあるんですよ、極東の端っこの国は(笑)

 話は戻って孔子の後半生行くぜよとなっても、これまた官吏として国に就職するはずが、リストラなのか?辞職なのか?とにかく、これまた流浪の民ってか…孔子という人は理想主義者であり過ぎたというか、それと心中したというかで、政治的にはどーよ?の連続となる訳ですね、分かります(笑)かくて挫折の繰り返しで、一所にはいられない生活に突入ってか…まぁ逆説的にいけば「政治的な成功は、一般に堕落をもたらす以外の何ものでもない」そーで、成程、孔子先生なら、想定外、なんて単語は安易に使わないだろーなぁってか(笑)

 よーは志、己が理想の為に亡命生活ってか…こーゆー言い方をしたらアレだけど、同時代的には負け組だけど、結果は当時のセレブが全て滅んでも、孔子の名は残った訳だからなぁ…勝ち組、負け組ってタイムスケールで考えるとまた全然違う様相を見せるのか?となると今時のセレブって現世利益原理主義って事?まぁ官僚・貴族的ジャスティスとしては「富に親しみて、仁に親しまず」だろーしなぁ(笑)ちなみに「孔子が最も攻撃を加えようとしたのは、このような世族政治に対してであった」とな(笑)「教条主義者」と「形式主義者」を最も嫌ったみたいですから…

 それはともかく孔子の一生って「古典の教養をもち、門下をもち、世族政治に挑戦して政権を奪取し、敗るれば亡命して盗とよばれ、どこを祖国とするのでもない」って…オレは理想の国家を造ってみせるってか?とまぁ孔子以外にも、就活中(教団・軍団?)がいらっさったと…これが春秋戦国時代の生き方の一つだったんでしょか?

 とまぁ孔子の生き方、弟子との対話、論語の形成と詳細は本書をドゾですが、墨子集団も出てくるし、その頃の集団というものも色々あった模様…また、孔子の弟子もそれこそいぱーいいらっさるけど、忘れてはいけないのは子路と顔回でしょか?動と静という感じですが、筋の子路と脳の顔回でFA?子路とのシーンはほのぼの系というか、日常系のよーな(笑)まさにこんな事もあったの世界…顔回の方は切れてますの世界か?多分、彼が孔子の思想というか、知の財産を全て継ぐ人だったんだろーなぁ…ただし、何故か孔子より先にお亡くなりになってしまうけど…

 孔子的には顔回とは「人は生涯のうちに、みずからをおそれさせるほどの弟子をもつことができるとすれば、それはこの上ない幸せである」そで、この辺りは著者の実感もこもっているかな(笑)顔回が生き残っていれば、また儒教も違っていたのだろーか?かなぁ?多分、師の知を理解していた人は顔回ただ一人だったよーだし…

 まぁ何事も結果論って奴はですけど…お題が孔子だし、著者が著者だしで、詳細は本当に本書をドゾだなぁ(笑)トーシロには分かった気にだけはなったよーな、トバ口で佇んでもいーですかぁー?な世界がチラっと、か?まぁある意味中国が一番輝いていて時代じゃまいか?ですかねぇ…やはり中国、紀元前はパネェでFA?

 そして孔子は「神はみずからを託したものに、深い苦しみと悩みを与えて、それを自覚させようとする。それを自覚しえたものが、聖者となるのである」になるんでしょか?かくて、挫折しても挫折しても「孔子は、一生夢をみつづけた」となるんですかねぇ…理想にエネルギーを注ぎ続けられる人生、殉ずる人生、聖人とか、巨人という人達はぷれないという事か…

 目次参照  目次 文系

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