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2014年5月26日 (月)

発見は誰か一人の業績であることはめったになく、発明にいたってはまったくそうでない(笑)

動力の歴史  富塚清  三樹書房

 サブタイトルが、動力にかけた男たちの物語でして、何かどこぞのブ〇ジェクトXみたいなノリですが、中身はという成程エンジン、モーター始めて物語だろぉか(笑)昔はというか、産業革命前は、人力と馬力の世界でしたが何か?だったのが、20世紀ここまできたよの道程が書かれている模様…いや、工学系の本って何かととっつきが悪いイメージでいたけど、本書は大変平易で分かり易い文章じゃまいか?です(笑)小学生でも高学年なら大丈夫じゃね?じゃね?

 ちなみに何で動力やねんというと「誰しも動力のご厄介になっていることは漠然と分かっている。けれども、その大きさのことには無関心である。ちょうど、空気の有難味を忘れているのと同じであろう」とあって、日常で意識されない縁の下の力持ち的動力について、ちょっとは知って下さいとゆー切なる願いが本書執筆の動機か?

 で、動力とは何ぞや?というと、これまた専門家的にはそんな初歩的だよ、ワトソン君な話はとっぱらっていたみたいで、今更ながらにまさに今更(笑)ですが、そこは著者、避けて通る事はしませんっ、で「動力とは生きた力の所産」だそな…生きた力とか、死んだ力とかこれまた何やねん?ですけど、この死んだ力が静止した力、物が止まっている状態で下に抑えられている力の事らしー…ここでその物体を動かせば(横にずらすとか)動く力で動力というカウントになる模様…

 となると、動力とは字の通り、動く力、動かす力という事でオケなんですかねぇ?

 アリス的に動力…これまた工学系…アリス、もろに文系なのに…まぁ日常で、男の人が動力を一番意識しているとことすれば、車じゃね?で、アリスならあの型落ちしたブルーバードか(笑)それにしても何馬力なんだろー?とトーシロは思うが、単位的にはエルグじゃね?でこれまたエルグとは何ぞや?になるのか?ちなみに1エルグのパワーとは「蚊が1センチメートル飛んだときの仕事量に及ばないかも知れない」位、微少な模様…実際使う時は、10の何乗とくっつければ、どんな大きな数字もお手の物という事らしー…実に理系だと思うのは気のせいか(笑)

 で、仕事量の単位はワット、キロワットが正式なのだそな…何か電力関係でしか聞いた事がないとトーシロは思うが、そーなのか?馬力じゃくて、ワットなのか?この単位のごちゃごちゃとした感じは、やはり開発当時からのソレが絡んでいるから、どーするの世界をまだ引きずっているという事でしょか?メートル・グラムの世界と、フィート・ポンドの世界と、グローバルスタンダードってむつかしー(笑)まぁどこかで物差しを揃えないと話にならないはずだけど?ちなみにカロリーとかも出てきて、カロリーってダイエットの時に出て来る単位だけじゃなかったのね(笑)取りあえず、こんな単位ありまっせで詳細は本書をドゾ(笑)

 動力的にジェームス・ワット以後と以前ではずぇんずぇん世界観が違う模様、人力、畜力、風力、水力、火力とあったけど、主に人力、畜力がメインだった時代が続いていたよーで、物を動かすって大変な事だったのだなぁと感心したっ(笑)それにしても物を持って移動すると、引きずって移動するではパワーとしては30%位の力でいけるのか?まぁ実際自分でしたら引きずった方が楽というのは実感できるからアレだけど、これを一々摩擦力がとか計算するとこに工学的アプローチあると思いますになるのか(笑)

 水流の利用の変化のとこも詳細は本書をドゾ。水車みたいな牧歌的な物を想像していたら、その実高速噴流とか、水力の利用も進み具合が違いますってか?火力の方はヘロンの蒸気タービンや火薬の発見とか、肉料理やるぜなスモークジャックな話も本書をドゾ。

 で、人力や畜力の動力を超えるパワーだぜの「実用熱機関の第一号は、イギリス人ニューコメンの発明した」蒸気機関という事になる模様…今見ると何やねんのそれも、鉱山開発に使用されて、一挙に鉱業が、で工業がとなってゆくと…ええ、産業革命がやってきたですよ、奥さん(笑)

 人類の文明の進歩の道的に、「第一が二本足で直立、手を使って、道具を作り、活用したこと」「第二は火」「第三は、大きな力を出す技術を獲得し、巨石文明を作りだしたこと」「第四は、熱を動力化したことで、このおかけで、機械文明は急速に発展し、空中、宇宙をもわが行動範囲に入れた」とな…で「熱機関の開発こそ、画期的なものといえる。その基を開いたのが、ほかならぬニューコメンである」となるそな…これにて第四の文明きたれしという事になるんだろぉか?

 で、そんな画期的なニューコメンの蒸気機関についての詳細は本書をドゾ。ちなみにこの後、出てくるのがジェームス・ワットでござるで動力の時代キタコレになる模様…

 動力的には花の19世紀という事になるんだぉか?で重要業績一覧で、高圧蒸気機関および機関車(R・トレビシック/英/1805)、熱空気機関、ガス爆発エンジンの示唆(G・ケーレー/英/1810頃)、熱空気機関の製作(T・スターリング/英/1827(考案・J・エリクソン/米/1826))、理想的熱サイクル理論(N・L・カルノー/仏/1824)、電磁感応(M・ファラデー/英/1831)、蒸気機関車および鉄道成功(G・スティーヴンソン/英/1825)、蒸気真空機関の実験に成功(W・セシル/英/1820)、爆発真空機関の最初の実用化(S・ブラウン/英/1923)、ガス・エンジンの点火装置の考案の実用に成功(W・バーネット/英/1838頃)、タービン水車(反動型)完成(B・フルネーロン/仏/1832)、熱の仕事当量(J・P・ジュール/英/1847)、エネルギー保存(H・L・T・ヘルムホルツ)、反動水車(J・B・フランシス/米/1849)、タービン水車(衝動型)(L・D・ジラール/仏/1855)、自己張出型ヒストン・リング(J・ラムスボットム/英/1855)、最初の実用ガス・エンジン(J・J・E・ルノワール/仏/1860)、四サイクル方式の示唆(M・A・ボー・ド・ロシャ/仏/1862)、直流発電機およびモーター(Z・T・グラム/白/1870)、衝動水車(L・A・ペルトン/米/1870)、熱空気タービン(F・シュトルツェ/独/1872)、四サイクル・ガス・エンジン(N・A・オットー/独/1976)、二サイクル・ガス・エンジン(D・クラーク/英/1881)、ガソリン・エンジン(G・ダイムラー/独/1883)、クランク室圧縮二サイクル・ガス・エンジン(J・デー/英/1891)、圧縮着火エンジン(R・ディーゼル/独/1895)、点火用高圧磁石発電機(R・A・ボッシュ/独/1902)とトーシロでも知っている綺羅星のごとく有名人キタコレ(笑)詳細は本書と、多分一つ一つの発明に本一冊分位軽く話がありそーですので専門書へもドゾですが、いやぁ…19世紀パネェ、ついでにウルフ先生の母国パネェ…初期はほぼ英と見て宜しの世界か?それにしても、当時新興国の米はあるのに、伊や西はないのはともかく蘭もいないとは、意外と工業より商業だったのだろぉか?蘭?後、北欧はともかく瑞とか墺も…欧州各国、国内的にどーだったのだろぉ?

 まぁこの時系列線上に、あのライト兄弟の飛行機もある訳で、動力の、エンジンの積み重ねの上にあったとゆー事らしー…とまぁこの一覧に目を通すだけでも本書の価値あるんじゃね?で、いやもー何とゆーか当時の関係者の執念感じるわ(笑)重ねて言いますが詳細は本書をドゾ。で、時代は20世紀ですよ、おぞーさん(誰?)ちなみに20世紀に入る前に原子力の道も見えてキタコレだったとは…ウラニウムの放射能(ベクレル/1896)で、ラジウム(キュリー夫人/1898)と見えてきましたの世界か?

 1903年には飛行機飛んでいるし、汽車、船、車も出そろった、電力も発電所でけたで、世はエネルギー新時代というか、動力新時代に突入した様相を呈していたと…この辺りの詳細も本書をドゾ。二つの大戦の前と後とか…

 さて、本書面白いのは裏街道として動力の黒歴史を検証するというか、こゆ袋小路に入っちゃいかんぜよの話もちゃんと掲載されているとこでしょか?ロータリーエンジンとか、永久機関とか(笑)こちらも詳細は本書をドゾですが、更に本書20世紀末に書かれたものでありながら、既に動力の負、懸念についても考察されているとこが凄くね?でして、何が問題かと言えば、「環境悪化と資源の食い潰し」で、資源の方は「効率の向上」と「安全装置を幾重にもする」「新しい動力装置の開発をもってする」とまるで未来を見通したよーな見解が並んでおりまする…ちなみに電力では「炊事や暖房のような一段低い要求に向かって電力を節減することはいかがであろう」とな…電気を大切にねってか(笑)

 それにしても次代のエルネギー問題について予言しているかのよーなまとめパネェ…風力、水力、潮汐力、石炭、石油、太陽熱、地熱、原子力…他のものといかに動力に変換してきたのがこの2、300年の歴史でしょーか?ある意味これもパワーゲームなのかもしれないなぁとか、振り回されいるのが今では工学者だけではなくて、全人類というとこがワロエナイとなるのかもしれないけれど…

 てな訳で詳細は本書をドゾドゾ。30年前の本ですが、それでも古びていないとこが凄い、さすが復刊しただけの事はあると思います、うん。

 目次参照  目次 理系

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