« ヴィルトゥ、フォルトゥーナ、ネチェシタ(笑) | トップページ | 人は人垣、人は城… »

2014年5月17日 (土)

金持ちが神の国に入るより、らくだが針の穴を通るほうがまだやさしい(笑)

金持ちになる男、貧乏になる男  スティーブ・シーボルト  サンマーク出版

 表紙コピーに、「貧乏になる男は「汗水たらして働けばお金は稼げる」と考える。そして、中年になったとき、それまでの約20年間の労働に見合うお金がほとんど残っていないことに愕然とする」とあったりして、これで本文の内容が察せられるよーな(笑)

 いやまぁ実に米的な、あまりにも米的な本じゃないでしょーか?全米でベストセラーになったそーで、いやもー読後の正直な感想は米って、金とマッチョの国なんだなぁと改めて納得したよーな(笑)というのもタイトルから分かる通り、金持ちになる人、貧乏になる人じゃなくて、金持ちになる男、貧乏になる男なんですよ、まず想定からして男しかいない(笑)更に、これまたタイトル通り、金持ちと貧乏しかいない…中間層はどーした?の世界が、で、これまた当たり前だけど、全体の一部の金持ちとその他殆どの貧乏って、それ社会構成として、どーよ?については、そんなの関係ねぇ(死語?)の世界が展開している模様…これを肯定している米社会、これを健全とする米社会、あると思いますなのか?

 まぁ傍目から見たら極度の成り金礼賛、米的表現でいけば貴方もアメリカン・ドリームにの世界だと思うんですけど…どー見ても、貧乏人の為の本書ではなくてお金持ちの大肯定本でございます。本当にありがとうございました…

 アリス的にお金持ちというより成り金系セレブというと乱鴉のハッシーか?まぁ今の日本でいっきだぜのノリだと新分野のニッチに一挙に独占で、成り上がるしかないよーな?本書的に言うなら「自由市場経済の下で金持ちになるためには、世の中の問題に対する解決策をお金と交換すればよく、解決する問題が大きいほど収入が増える。きわめて単純な原理だ」という事になる模様…いやもー本書、この自由市場経済万歳の世界で、一昔前のシカゴ学派か?と思う程アゲアゲの世界観でいらっさるよーで(笑)

 かくて、「金持ちになる男は、自分が創造する価値に対してお金を得る権利があると考えている。だから、スポーツの試合やビデオゲームに興じるひまがあるなら、社会に貢献して財産を築くための新しいアイディアに時間と労力を集中すべきだと考える。この事実がわかれば、ごく一部の人が世の中の富の大半を独占していることが分かるだろう」になるそーで(笑)を本書の基本スタンスはコレ、貧乏男はギャンブル的な一攫千金を狙うけど、金持ち男は「世の中の問題を解決することに尽力する」そで、成程、米社会はお金持ちのおかげで、無問題となる訳なんですね、分かります(笑)

 ちなみに金持ちはずるい事して儲けているやんけ?に対しても「社会のどの階層にも、不正な手段でお金を稼ぐ人は存在するが、その割合は富裕層でも中間層でも同じである」そーな?それが本当として、して総額は?と思うのは庶民だからか(笑)

 取りあえず、米的金持ちへの道は、労働よりもアイディアを、功名心より資産形成を心がけよの世界らしー(笑)そんな金持ち男が希求しているのは「金持ちであることによって得られる心の平安だ」って…それが自己実現という事らしーです。米では(笑)「心配せずによい生活を楽しむために、収入を大きく増やして財産を築くことを考える」そな、米社会ってそんなに心配事が多い社会だったんですねぇ…かくて「お金を稼ぐことに意識の大半を集中し、そのための活動を楽しむ」って、それって金儲けしか興味ないって事にならないか?

 「金持ちになる男は手段に興味がない。興味があるのは結果だけだ」って、目的の為には手段は選ばずってか?ちなみに「「金持ちになれるという信念」と「積極果敢に挑戦する勇気」があれば、誰でも金持ちになることができる」そーですよ、奥さん(誰?)

 成り金礼賛ですから「金持ちの多くは莫大な寄付をして慈善活動を推進する博愛主義者である」となる模様(笑)「金持ちの大半は恵まれない人びとに施すのが好きだから寄付をする」「たくさんのお金を寄付しても、いくらでも稼げるというのが彼らの信念だ」「金持ちがいなければ税収が極端に落ち込み、政府も社会も存続できなくなる」って…本書、完全にヨリが共和党系の考えに洗脳させているんじゃまいか?それで、ブッシュの経済政策が上手くいったのか?というと、ねぇ(笑)

 かくて小さな政府万歳で、金持ち信条でいくと「基本理念は「自助努力」と「自己責任」である」って…「むやみにお金を分け与えることは、働いてお金を稼ぐことで得られる充実感を人びとから奪うことになる」そーで、この場合の働くって?どゆのを指しているんだろぉ?労働よりはアイディアが勝負の成り金思想だったよな?

 で得たお金で何を得るかといえば、健康という事になって、「近年、アメリカの一部の地域では富裕層が協力し、先進治療を受けられるように高額の会費を払って名医を常時アクセスできるシステムを構築している。こうして会員はいつでも先進医療の恩恵に浴することができるようになっている」って…これに対して「金持ちになる男は自分の家族が先進医療を受けられるように日ごろひたむきに努力している」のだから「貧乏人はそれについて不満を言うのではなく、その怒りを金持ちになる原動力にすべきだ」って、さすが米の正義は違う、文句があるならベルサイユへいらっさいってか?歪みネェ…

 後、とても米的なとこでは「貧乏になる男は「古きよき時代」に固執し、金持ちになる男は「現在に生きて明るい未来」を夢見る」って、思わず大英帝国サマのご意見を拝聴したくなるのは気のせい(笑)更に「貧乏になる男は「負けないように」安全策をとり、金持ちになる男は「大成功を狙って」フルスイングする」って、それどこぞの極東の国の意見は如何に(笑)

 それにしても、本書は拝金主義ではないと再三表明していらっさいますが、「成功者がお金を求めるのは自由を得るためだ」とありまして、この場合のお金と自由は等価となれば、自由主義とは、お金主義にならないか?手段に興味ない、結果だと明言している訳だから、ズバリマネーだよねにならないのか?ちなみに本書には珍しく女性について語るのとこで「歴史的に見ると、たとえば、多くの女性が夫に虐待されても不幸な結婚生活を続けざるをえなかったのは、お金をもつことができなかったからだ。お金があれば、自分を奴隷の身から解放できるし、家族が夢を追い求めるのにも役立つ」って、結局、金じゃねぇーの?と思うのは気のせい?

 ちなみにそんなお金持ちの皆様は「貧乏人に特有の暗い人生観を聞かされるのを忌み嫌い、明るい未来と人生の喜びについて語りたがる。だから金持ちは金持ちとしかつきあわない」って、慈善に寄付するのは好きだが、関わりは持ちたくない訳ですね、分かります(笑)でもって「金持ちは傲慢なのではなく自信家なのだ」そーですよ、おぞーさん(誰?)リーマンショックも「失ったお金を、それを得たよりも早く取り戻す自信がある」って言いきっていらっさるそーな、ちなみにそんなリーマンショックを引き起こしたのもその富裕層で、その損益被るのも富裕層で、それってどこのマッチポンプ?ちなみにそんな恐慌もどきを世界にばらまいた責任の所在は、如何なものか?

 そんなお金持ち友の会、「毎年、新たに金持ちになる人の数はたいへん多く、自由市場経済の下ではその一人になる機会はすべての人に平等に与えられている」そーですよ、姐さん(誰?)しかして、大変多くなれるはずの金持ちとは「資本主義社会では一握りの人が富の大半を独占する。しかし、それは貧乏人に機会が与えられていないからではなく、与えられている機会を恐怖のために逃しているからだ」そな…常に一握りなら、その一握りの椅子取りゲームとはならないのか?これも自助努力?自己責任ですね、分かります(笑)

 とまぁ、このよーなエピが100個並んでおりまする。これが米の実態だとすれば、成程、ブッシュ、成程、健康保険一つ施行できないのはよく分かるってか?まぁこれに同調して、一握りのトップを目指してという野心家の人ならば、米はとってもいー国というになるんだろぉなぁ?

 その他エピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。成程、勝ち組の国の人は考える事が違う、あまりに違う…

 目次参照  目次 未分類

|

« ヴィルトゥ、フォルトゥーナ、ネチェシタ(笑) | トップページ | 人は人垣、人は城… »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

未分類」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 金持ちが神の国に入るより、らくだが針の穴を通るほうがまだやさしい(笑):

« ヴィルトゥ、フォルトゥーナ、ネチェシタ(笑) | トップページ | 人は人垣、人は城… »