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2014年6月25日 (水)

経世済民とふふふ…(笑)

乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない  橋本治  集英社

 現代社会を語るで、結果経済を語らなきゃになって、振出に戻るでしょか(笑)まぁ、人それぞれに己の思惑で動いている訳でその最たるものが、所謂一つのエコノミストじゃまいか(笑)の前に、著者の合言葉は「よくわからない」かなぁ?分からないと正面から言える潔さは素晴らしスですけど、毎回出てくると、分からない事をこんだけ連ねて書ける、その著者の体力というか、根性に脱帽かも(笑)まぁ考えてみれば人生、分かる事の方が少ないのは自明だもんなぁ(笑)

 で、現代のキーワード、勝ち組、負け組から著者は切り込んで行く訳だったりして…「「勝ち組・負け組」というのは、結果論です。「結果」にすべてが委ねられていて、しかも、未来予測のシミュレイションは、「勝ち組」に属する者だけに許された権利になっています。「負け組の言うことに耳を傾けたって仕方ない」というドライな割り切り方が肯定されて、「負け組のシミュレイション」は聞く耳を持ってもらえないのです」というのは言いえて妙だなと(笑)この国は一寸の虫にも五分の魂のはずだったのに、今は本当に切り捨て御免の世界だもんなぁ…弱者なんか見殺しにしてかまへんかまへん、弱肉強食勝ち残った者が偉いんじゃ、ボケまでついている勝てば官軍思考…

 まぁ単なる貧富の格差が、発言権や思考まで制限する事になるのは如何なものか?というのが著者の立ち位置かなと…

 それにしても、勝ち組負け組って「第二次世界大戦後の一時期、南米に移民していた日系の人達の中に"日本は戦争に負けていない、勝ったのだ"と信じ込んだ不思議な人たちがいた」からきているとは知りませんでした…まさにホンマでっか?よーするに「"負け"を認めない事実誤認派」と「"負け"を認めた事実認識派」の対比からとは(笑)

 アリス的には作家業ですかねぇ(笑)「これは今時、儲かる職業じゃありません」ってそーだったのか?アリス(笑)「出版は、とうの昔に「斜陽産業」です」ってそーだったのか?片桐さん(笑)ましてや「本、あるいは活字文化に未来はあるのか?」に「ないかもしれない」って…うーん、思った以上に出版界もヤバくね?な世界か?まぁメディアも何とか村以前にIOCやFIFAと大差なしって事が露呈しちゃった点でオワコンかもしれないけど…

 さて、勝ち組負け組のジャッジのとこに戻りますが、これまた詳細は本書をドゾ。で、結局、この言葉を流布しているのは誰やんけ?というとこで、犯人はヤスもといエコノミストじゃまいか?で、経済とは最早思想か、信仰かの世界に突入していると思われでしょか?結局、審判というのはゲームに参加していないけど一番近くでゲームを見ている人な訳で、当事者ではないんですよねぇ…物事の観察は常に己は外にいるという事なのかなぁ?上から目線乙みたいな(笑)

 で、このエコノミストが曲者で、経済の専門家というよりも「投資家の周辺にいる人」と言った方が正しいんじゃまいか?ですよねぇ(笑)でで「今時「勝ち・負け」という区分が切実に必要とされる領域は、「投資の現場」にしかありません。だからこそ「勝ち組は自分のことを"勝ち組"とは言わない」になるのです」とな…業績の良し悪し、勝ち負けは「そう判断することに意味のある人間だけに必要なこと」で、それは「企業の外にいて企業を見つめる者=投資家」に必要な事なんだとな(笑)ある意味エコノミストとは投資家のつかいっぱか、提灯持ちって事に?こっちの水は甘いよぉ~(笑)

 てな訳で経済に対しては一刀両断、この人に聞けのエコノミストの皆様達ですが何でもご意見番のはずなのに決してエコノミストが口にしない事があると、それが「日本経済そのものが負け組になった」だそーで、言うならば「このままでは、日本は世界経済の負け組になる」だそーな…よーはエコノミストは日本経済を否定しないんですよ、奥さん(誰?)

 何故か?日本経済が負け組になったという事は、日本経済に投資の対象がないという事に…ええ、投資家の周辺にいる人のエコノミストが「絶対にそんなこと言うはずはない」訳で、だって「そうなったら、彼等エコノミストの存在理由がなくなってしまうからです」って…何事にもしばりはあるという事か(笑)グローバルを語っているけどその実、自分の思惑がメインですけどねって(笑)かくて「エコノミストは、存在する「経済そのもの」を、決して否定しません。未来は、「その経済」がある限り存在して、「その経済」は、未来がある限り破綻しないのです」って、何それ自作自演と思うのは気のせいか?よーするに「エコノミストとは、そのように未来を疑わないものなのです」って、素晴らしい世界経済ってか(笑)

 そんな訳でエコノミストによると「世界経済は破綻する」も絶対言わない事なんだそー(笑)「世界経済が破綻したら、エコノミストの存在するところはなくなります」って…もしかしてエコノミストのいる世界ってえらく楽観的な世界とちゃいまんねん(笑)ちなみに著者はそれを「もしかしたら、「金持ちの奢り」に近いものなのかもしれません」と軌って捨ててるけど(笑)

 これまでが経済での勝ち組負け組でしたが、今度は政治の勝ち組負け組で見ると…それもおかしくね?の世界が展開している模様、むしろ真っ当な政治ってどこにあるんだぁーっ?(エコー付/笑)な昨今…これまた選挙という勝ち負けのはっきりしている世界って、こだわりはそこしかないのか?なんですかねぇ?まぁ何にせよ「勝ち組の独善を許してもいいのかどうか」って…

 で、これまた詳細は本書をドゾですが、日本における政治は、議論(議題・公約・マニフェスト)の内容の是非ではなくて、その賛否それだけが問題だ、問題だになる模様…まさに白と黒しかいない世界なんですよ、おぞーさん(誰?)勝ち組になったら、オレの言う事だけが正しいで、オレの言う事をきけ、きくのが当たり前だの世界に突入している模様?総論だけで各論なしか?検討とか、歩み寄りとか、説明責任とか、そんなの関係ねぇ(死語?)なんですね、分かります(笑)かくて、「「勝ち組」は簡単に独裁者になれますが、その「勝ち組」はまた「任期の終わりごとに成績を判定され、成績次第でクビになってしまうサラリーマン社長」と似たような性格を持つものでもあるのです」とな…で、再び勝ち負け合戦という選挙に戻ると(笑)繰り返すポリ〇ズムってか(笑)

 価値判断が一つしかないという事は方向性も一つしかない世界で、再び経済に戻るですが、これもまた似たよーなもんとなれば、息詰まるのも当たり前な気がしないでもないんだけど、勝ち組負け組の勝ち負けにしか頭がいかない人達の群れが大半な政財界ですから…かくてラットレースのよーに利潤の追求にまっしぐらなんですね、分かります(笑)

 だが、しかし、とここで著者は拳振り上げ系に突入か?本当に経済とは利潤を得る、儲ける為だけのものなのか?と一石を投じるだったりして(笑)経済とは「物資の生産・流通・交通・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体」だそーで、著者的に言うとこの「循環すること」じゃね?と(笑)

 この辺りの詳細も本書をドゾですが、よーは儲けちゃいけないんですかぁ?とどこぞの誰かは嘯いていたけど、経済活動とは儲けだけでいいんですか?の世界だった模様…これまたそんな小さい事一つの世界じゃないよ、何せ「総体」ですから(笑)日頃、グローバルグローバルと言っときながらその実見ている世界は一点のみというのが政財界の皆様の世界だったよーで(笑)所詮、お金も「経済の一局面」でしかないとな(笑)

 そしてまた日本人の経済についての感覚がこれまた「経済=国家のすること=経済政策」に結びついていちゃったりするから(笑)「日本という国のあり方はほとんど「会社国家」で、経済を主導する国は「会社の上層部」、経済活動を実践する民間会社は「現場の営業」なのです。もちろんこの上層部は、絶対に現場に顔なんか出しゃしませんが」って…

 でまぁ翻って考えてみよーなんですが、悪くなったぁーっと騒いでいるという事は、少なくとも良かったが以前にあって、その良かったは誰が築いたものなのか?永田町か?霞ヶ関か?20世紀の経済成長はどーして達成できたのか?指示を出す官も受ける民も優秀だった、または官は駄目でも民は優秀で何とかなったのか(笑)それはともかく一つだけはっきりしている事は「指示を出す命令側の"官"は優秀だが、それを受ける現場の"民"の能力は低かった」のだけはありえへーんと(笑)となると優秀の中心は「官」か?「民」か?どっち(笑)

 で、これまた比較対象に出されているのが社会主義国家のソレ(笑)20世紀末、まぁ今も続くかもですがの社会主義国家の「没落」…「主導する立場の官が無能だったから、人民は敗北を味わった」とゆー顛末が「普通なんでしょーが」、「官が主導するのが当然」という体制下で育てられた人民は「「優秀」にならないかもしれないのです」って(笑)「社会主義国家における「官の無能」は、「民を育てることにおいて無能だっただけというその一点にあったかもしれなくて、これ以上のことになると、そちらの国の「人民」に悪いので言えません」って(笑)大人の事情というより、大人の嗜みか(笑)

 結局、社会とは「主導する「官」がどれだけ優秀であっても、「官」だけが優秀で、それによって動く-あるいは、それとは別に動く、「民」という現場力が優秀でなかったら、どんな方針を立てられても無駄というものです」というこれに尽きるんじゃまいか?とゆー事は所得格差もそーだけど、あらゆる場面で国民間に格差が顕著になったら、その国は衰退を余儀なくされるという事じゃまいかまいか(笑)

 だがしかし、どっかの国のやってる事といえば「大企業ばかりを優遇する」でありますで、「上を潤さなければ、下が潤うことにならない」という理屈だったりするんだなぁ、これが(笑)これまた詳細は本書をドゾですが、バブル崩壊以後、とことん官のやっている事はいとむなしゅうございますの世界だったのか(笑)

 フロンティアという名の市場はどこにある?の世界に突入したという事でFAなんですかねぇ?まぁこの辺りのお話の詳細も本書をドゾ。成程、日本袋小路だけど、それ世界もなんじゃね?となれば、経済って(笑)まぁ日本経済がイケイケだった頃、日本人はピンときていなかったし、諸外国的には「「ビンと来たくないこと」でしょう」になるのは、もー世界経済的アイロニーっすかねぇ(笑)

 そして「自由主義・資本主義を取り入れて国を発展させようとする社会主義国・中国」は、「「中国はとても日本を真似しやすい」ということです」とな…「プライドの高い国ですから、おそらくは、そんなこと絶対に言わないでしょうが」って事は中国サマは今バブルって事なんでしょーか?て事はバブル後は?と素朴な疑問が?なんですけど「自由主義や資本主義経済の歴史がとても浅い中国は、「不況」ということを経験していないんですけどね」って…それは噂の想定外、伝家の宝刀想定外、どこまでも想定外…うわぁー…

 何かもーここまで読み進んで体力値がゼロというよりマイナスレベルに落ち込んでいくよーな気がしてきたのですが、これまた結局、世界経済を動かしているのは投資家であるで、「投資家は利潤で動きます」で、これまた振出に戻るじゃまいか?経済の一部であったはずのそれが経済の全てである顔をした時に、全てが始まったというか、終わったという事なんですか?そーですか(笑)

 まぁ大きい事はともかく、生活密着で、庶民はいったいどーしたらいいだの世界が展開しているんですが、ここで表題が効いてくるという事か?今時代は乱世なんですよ、姐さん(誰?)て、事は過去も通用しないし、未来の見通しはたたないし、現在も混沌としたままでござると…一寸先は闇っていうけど、一寸先でもなくても闇なのかしら(笑)

 こりゃまいったで皆して右往左往している時なんじゃね?と…「「平和である」ということは、「変わる必要がない」ということです」というのはこれまた言いえて妙だよなぁ(笑)乱世となれば変わる必要があるけど、どー変わっていいのか?は誰も知らないに近い状態って事でしょか?信長とか、秀吉とか、家康じゃないと生き延びる方策は見つからないともいうのかなぁ?はぁ(笑)そゆ意味では今、天才の時代なのかも?霞ヶ関を中心にしての秀才の時代の終焉とも言うですかねぇ(笑)

 それはともかく、著者の本を拝読していると毎回思うのは著者は男性に優しいよなぁと、もっと言うとおじさんに優しい、特に団塊の世代のおじさんに優しいんじゃまいか?本書もラストは日本を今まで牽引してきたおじさん達へのオマージュになっているよーな(笑)という事で、マッチョよ、さらばの世界に突入していくんですかねぇ?日本は?世界は?

 結局、プロフェッショナルな殿方が激減した、プロフェッショナルで身を立てる殿方がいなくなったというか、男性性としてのプロフェッショナルがいなくなったよーな?変なマッチョは増えたけど(笑)まぁ男のサガで、勝ち負け、上下、順位づけが三度の飯より好きだもんなぁ…さすればイロとカネは物凄く分かり易い指標で…何かそこから抜け出して「総体」としての経済、社会、世界見ろよって言っても、それこそ、分っかるかなぁ?分かんねぇーだろーなぁじゃね?と一抹の不安があるのは、これまた気のせいか(笑)

 それはともかく、他にもたくさんたくさん、それこそたくさん興味深いエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。騙されたと思って、ドゾドゾ(笑)

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