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2014年6月22日 (日)

千篇一律(笑)

人間の建設  小林秀雄 岡潔  新潮社

 知の巨頭の対談本なんですが、ついでに言うと本としては薄い方に入ると思われなんですが、うーん…会話もかみ合っているのか?いないのか?何かソリスト二人が共演して不協和音の反対の世界かなぁ?何にせよ、岡先生ははっきり言うというより言い切るとこが、見ていて小気味良いです。今時、こーゆー知性の人はいなくなったよなぁと(笑)

 それにしても岡先生は数学のトップみたいな人なのでこー抽象的、人工的なものがお好き?なのかと思っていたら「私はああいう人為的なものは、あまり興味がありません」と初っ端から否定文キタコレでパネェ(笑)

 まぁ取りあえず岡先生曰く、数学とは抽象ではないらしーです(笑)「対象の内容が超自然界の実在であるあいだはよいのです。それを超えますと内容が空疎になります。中身がない観念になるのですね。それを抽象と感じるのです」(@岡)とな…とはいえ、数学も進みに進み(?)今や、最先端の数学問題に辿り着くまでには「大学院のマスター・コースまでの知識がないと、新しい論文は読めないというのが実状です」(@岡)で、下準備までにそこまでかかるとな…数学の道も厳しい(笑)

 だから他から要請があってもおいそれとは行けないと…「すぐれた人が数学を知りたいとおっしゃっても、そのもとめに応じられぬ」(@岡)という状況が当時の数学界らしーです。となると今はどーなっているのだろぉ?身内言葉これ極まれりになっちゃってんだろか?万人に開かれた学問、あると思いますの世界か(笑)

 何にしても「数学は知性の世界だけに依存しうるものではない」「感情を入れなければ成り立たぬ」(@岡)なんだそーですよ、奥さん(誰?)

 アリス的には、小林先生の方か?本人曰く文士らしーし(笑)文章についてでは「フローベルは、悪文は生理に合わないから、息苦しくなると言っております」(@岡)となるそで、そーだったのか?アリス(笑)また、「文章を書くことなしには、思索を進めることはできません」「言葉で言いあらわすことなしには、人は長く思索できないのではないかと思います」(@岡)とこちらはむしろそーなのか?准教授の世界でしょか?そんでもって「大体の見当がついたのですが、見当がついただけでは物は書けません」(@小林)というのは、なるほろなぁと…

 書くという事はかくありき?で「わかれば書きませんね」(@小林)に「そうでなければ、読む人は企みに踊らされているような気がするでしょう」(@岡)って答えちゃうんですか(笑)文章の生成ってパネェ(笑)「書いた途中には個人の存在の深さはわからない。個人の存在が底までわかり、従ってその全体像がわかってはじめて、その人の残した一言一句も本当にわかるわけですね。いまの知識階級のごく少数の人だけでもわかってくれたらよいと思います」(@岡)は、もー分っかるかなぁ?分かんねぇだろーなぁの世界に突入しちゃってんだろか(笑)

 ちなみに作者とは「自分の仕事をよく知っていて、隅から隅まで計算して書いております。それをかぎ出さなくてはいけないのです。作者はそういうことを隠していますから」(@小林)ともなる訳で(笑)そーだったのか?アリス(笑)

 でもって岡先生はというと「確信したことばかり書いていらっしゃいますね」(@小林)という事になる模様(笑)「自分の確信したことしか文章に書いていない。これは不思議なことなんですが、いまの学者は、確信したことなんか一言も書きません」(@小林)って、そーだったのか?准教授?これまたちなみに岡先生に言わせると「確信しない間は複雑で書けない」となるそーな…最早、天晴と言うしかないよーな気がするのは気のせい(笑)

 アリス的なとこでは芸術もまたそーか?教えて天農画伯になるのかなぁで「今の芸術家はいやな絵を押し切ってかいて、ほかの人にはかけないといって威張っている」(@岡)とな、そーだったのか?アマノン?更に「いまの絵かきは自分を主張して、物をかくことをしないから、それが不愉快なんだ」(@小林)ときたもんだ(笑)ちなみに「芸術はくたびれをなおすもので、くたびれさせるものではないのです」(@岡)とな…場に馴染むじゃなくて、場からの逸脱がげいじつだぁーっのノリが主要になってきたもんなぁ…かくて「いまの絵かきは自分のノイローゼをかいて、売っているといえるのかもしれませんね」(@岡)となっちゃうのか?

 面白いのはゴッホの絵を見にアムステルダムまで行ったけど「その原画を見たのです。ところが感動しないのですね。複製のほうがいいですわ」(@小林)って…トーシロがそれを言ったら何言ってけつかるねんの世界ですけど、これ天下の小林先生がおっさっているとこが、これまた…ちなみにモネについては「モネーは確かに純粋です。しかし純粋というのは、一つの自我の殻だと言えば言える。そこから外に出ていない。それでゴッホに比べて一種の退屈さを感じます」(@岡)となっちゃうのか?教えてアマノン(笑)

 後、准教授絡みじゃないけど、教育問題のところが絡むのか?もしくは学問とは何ぞや?なとことか?「学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな」(@小林)「学問を好むという意味が、いまの小中高等学校の先生方にわからないのですね」(@岡)とな…好きこそものの上手なれってか(笑)そんな日常ですが、「日本の大学の数は、ヨーロッパ全体の大学の数より多いと、岡さんは書いていらした」(@小林)だとな…おかげさまで准教授の階段教室も人いぱーいってか(笑)

 教師のレベルもアレですけど、生徒の方はどーか?と言えば「いまの中学生は同級生を敵だとしか思えないと言うのです」(@岡)でしょか?同級生は友達だと教えて欲しいし、認識して欲しいけど、現状は「同級生を敵だと思うことが醜い生存競争」に終始しているよな…受験戦争、競争社会恐ろしスですかねぇ?岡先生は子供の(生徒の)心の傷、癖を気にしていらっさいますが…他者を蹴落として一人勝ちの人生ぃぃそれがグローバルスタンダードってか(笑)

 とはいえ、「世界の知力が低下すると暗黒時代になる。暗黒時代になると、物のほんとうのよさがわからなくなる。真善美を問題にしようとしてもできないから、すぐ実社会と結びつけて考える。それしかできないから、それをするようになる。それが功利主義だと思います」(@岡)は何かもー今を見通している感じかなぁ(笑)何でも儲かってナンボってか(笑)しかも「欧米人には小我をもって自己と考える欠点があり、それが指導層を貫いているようです」(@岡)「人に勝つためにやるというような考えは押さえないと、そのおもしろさは出てこないですね」(@岡)とゆー事でむしろこちらの方がグローバル(笑)

 分かるという事では「ぼくら日本人は、何でもわかるような気でいますが、実はわからないということを、この頃つよく感じるのです。自分にわかるものは、実に少ないものではないかと思っています」(@小林)は、何かもー分かるのレベルが違うよーな気がするが、それでも分かるというか、分かり合える系は日本人の根底にあるよーな気がするのは気のせい(笑)ただ、これも「外国のものはあるところから先はどうしてもわからないものがあります」(@岡)と言い切れるというか、開き直れるそんな岡先生おステキ(笑)

 その他、色々色々ホントに色々エピ満載なので詳細は本書をドゾ。トルストイとドフトエスフスキーとか、酒と民族とか、お話は縦横無尽に突き進みまする、一例を上げればアインシュタインとベルグソンの時間とは何ぞや?的なお話のとこもそこだけで一冊になるんじゃまいか?な会話が続くのですが、その二人の邂逅も「話し合えればいい。だけど因縁みたいなのがありますね。出会えないですれ違う」(@小林)という指摘は、何かもーこれもまた人生ぃぃぃなノリだよなぁ(笑)

 何とゆーかどこを読んでも目から鱗なお話ばかりなんですが、こんな知の巨人でも「大きな問題が決して見えないというのが人類の現状です」(@岡)というのはともかく「これほど何も知らないのに、世の中の一人として暮らしていけるということが、不思議と言えば不思議ですね」(@岡)とあっけらかんと言い切っちゃうとこが、岡先生か(笑)そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 てな訳で詳細は本書をドゾ。ドゾ。もー岡先生はサムライだなぁと思いますた…一言一言がもー一刀両断なんでございます(笑)それを何気に受けている小林先生もサスガとしか言いよーがないよーな(笑)で、最後に一つそんな岡先生のお言葉の中から一つを選ぶとしたらこれじゃまいか?で「欧米人には、帰するがごとしという死に方はできないのです」(@岡)これを言い切ってしまえるとこが、実に岡先生歪みねぇでございます(笑)

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