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2014年6月 2日 (月)

事件は現場で起こっているんだぁーっ(笑)

ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版  服部正也  中央公論新社

 どゆ本かというと、1965-71年までルワンダ中央銀行総裁を務めた著者によるルワンダ金融史だろか?いやもー何とゆーか一言で言うと、パネェ、これに尽きるかと…それ以前に日本人がルワンダの中央銀行総裁に着任していたとも知らず、ついでに言うとルワンダ、アフリカにあるのは知っていたが、どの辺にあるのかは全く知らなったりして…更に言うとルワンダのイメージってこれまた、あの大虐殺(1994)だったりするので、本書は何から何まで本当におべんきょになりました、うん。

 ちなみに著者は、日本銀行に入行して、IMFに出向、そこからルワンダ中央銀行総裁に、その後日本銀行に復帰した後、今度は世界銀行に行き、後に世銀の副総裁に就任した職歴の持ち主…まさに銀行業務一筋の銀行マンという事か?

 だから、いつだろーが、どこだろーが、淡々と銀行業務営んでますが、何かという姿勢を貫いているとこが凄い…詳細は本書をドゾですが、これまた本書を貫いているのは、著者が前向きなとこ、「私は、過去は将来への準備以外には意味はなく、過去を語るようになったら、それは将来への意欲を失った時だ、と考えている」と前書きで言い切っている辺り、まさに明日の為に生きている人なんだなぁと実感しまする。この態度はルワンダでもルワンダの明日の為に突き進むのに一片の悔いなしの勢いなんですよ(笑)

 も一つが、プライドですかねぇ?というのは「私は世界でも強力な中央銀行に二十年間奉職してきた」というフレーズが本書の中にも何回か、出てきます…時代が高度成長期(?)だったとはいえ、そーだったのか?日本銀行?と…日本人的には日本銀行が強いなんてイメージなくて、まぁ普通、的なそれ?でいたら、これまたそーでもなかったのか?何はともあれ、この日本銀行という誇りを持って著者は邁進するんですね…これも一つの大和魂なのか?じっちゃんの名に賭けて、とか(笑)

 とはいえ、ルワンダに行ってみたら、それこそ問題山積みなんですけど、の世界だったりするんですけど…それらの一つ一つの前にともかく、エビ的インパクトあるのはこれからも分かるんじゃまいか?現地を視察したIMF調査団が「あとで彼らはワシントンで、帳簿まで自分でつけている中央銀行の総裁は、ミスター・ハットリぐらいのものだろうと語ったそうである」とな…

 アリス的に銀行…アリス自身はATM位しかお世話になってなさそうだけど?でも日本銀行というなら、大阪なら造幣局で、桜の通り抜けがあるのだろーか?でもって、ルワンダとなると…アフリカ的にもモロッコまでだよねぇ?その内ルワンダコーヒーの謎とか、鉱山の謎とか国名シリーズで出るのだろぉか?当時は首都でも30分で見回れる位の街だったよーで、となると都市でクローズドサークル物が出来るんじゃね?とふと思ってしまったり…市外に出るには、パスか、自家用車、後運送用のトラックしかなくて、その内、バスもトラックも動くといいね?以前に、車があるといいね?の世界だったよーで、こー言っては何だけど、海外から現地の空港まで行くよりも、国内移動の方がどーすんべぇな世界だったりして…この点からもロジスティクス的にやばくね?な世界が垣間見えるとなるのか?うーん…

 かくて純粋に銀行業務だけの話をしたいねんの世界であっても、その国の実情をまず知らないとお話にならないねんの世界でして、いや、アフリカの発展途上国、独立国の厳しさは筆舌に尽くしがたいものがあるよーな…著者は淡々とこなしているよーに見えますが、これ行間は相当なものじゃまいか?と己のよーなアホでも推察できるすざまじさだよなぁ…

 仕事前に初っ端、家が無いんですよ(笑)呼ばれて飛びでて遠路はるばる着任したのに中央銀行総裁用のお家は只今建てておりますが、何か?だったりして(笑)じゃあ、どこに住んだか、急病で帰国した外国職員の家…「もし彼が急病にならなかったならば、私の宿舎はなかったのだ」って…前述の帳簿づけといい一抹の不安がどころか大丈夫か?ルワンダの世界がこれでもか、これでもかとやあてくるぅーってか(笑)

 さて、ルワンダについてのおべんきょその一、当時、「ルワンダはアフリカの中央に位置する小共和国で、遅れている黒アフリカの諸国のなかでもとくに遅れており、最も貧乏な国の一つである」とな…人口は300万人、人口密度はアフリカ一高く、人口増加率も高し、公用語は仏語とルワンダ語。宗教は大半がカトリック、他一部に新教徒と回教徒がいるとな…首都はキガリで人口は一万人、植民地時代委任統治政府の分室があったとこだとか…

 地理的には「北はウガンダ、東はタンザニア、南はブルンディ、西はコンゴに囲まれていて」というよーに内陸国なんですね…かくて「海外からルワンダに荷を運ぶには、二つの国を経由せねばならず、それら諸国の国内治安と、それら諸国とルワンダとの国際関係との良否が、ルワンダの輸出入に直接影響を及ぼす。しかるにこれらの条件は必ずしもよくない」とな…

 そして、これまた後の大虐殺の時に話題になった人種ですけど「約85パーセントは短身円頭のフツ族で、約14パーセントは長身長頭のツチ族、1パーセントはピグミーに近いツワ族から構成されている」とな…でルワンダでは少数民族のツチ族が支配階級、王族、王様だった訳らしー…少数派が多数派を抑えているってどこぞで見た構図のよな?まぁそれはともかく、1956年以降の内政のゴタゴタについての詳細は本書をドゾ。

 でもって、ルワンダってベルギーの植民地だったのですねぇ…なので、元宗主国とのそれも続いていて、実際のとこ「外国の援助はベルギーが主である」となる模様…しかも「ベルギー外務省のクラコ審議官は私に、「ルワンダはベルギーとしてはなんの興味もなく、ただ旧植民地という義理で援助をしているのである。それに国連体制の今の国際政治では、これはやむをえないことであり、ことに米国の要請が強いからつづけているのである」」というのが実体だったりして…

 で、何でここに米国が出てくるのか?については、ルワンダの首都、キガリの空港は未舗装なのに、コンゴ国境近くのチャンググの飛行場は何故舗装整備されているのか?のエビだけでもお察し下さいの世界か?「スタンレービル事件のとき、白人救出はベルギーとアメリカの共同作戦として行われ、ベルギーの落下傘部隊が米軍の輸送機に搭乗してスタンレービルに出動したのでずか、その作戦の基地はキャンググの飛行場だったのですよ。コンゴは世界最大のウラニウム産地であり、また銅と工場用ダイアモンドの重要な産地であることを考えれば、コンゴの安定に対するアメリカの関心も理解できるでしょう。ところがコンゴの主府キンシャサは西海岸に偏在していて、内陸は動乱がつづくので、これの東のおさえの基地としてルワンダがアメリカにとっては重要なのですよ」とな…国際政治って…

 と国の思惑もアレならば、国内の方もまたアレで、まずルワンダの中で商売をしている人達が殆ど外国人である事実からこれまたお察し下さいですか?そーですか…ベルギーを中心にした白人系と、アラブ人と、インド人…国民の大半が農業従事者という事から、経済何それおいしいのというより、これ多分江戸初期というかプレ江戸時代の状態に近いんじゃね?ルワンダ人のパンピー感覚としては?でまぁこちらも色々あるんですが一番分かり易いエビがインド人の科白「われわれはみなあなたがきたことを喜んでいます。今までは中央銀行は白人によって構成されていたから、白人がすべてで得をしました。今度はアジア人がきたのだからわれわれアジア人が得をする番です。あなたはアジア人を助けなければいけません」とな…既得権益は誰のものってか(笑)

 で、ルワンダのコーヒー以外ならこれしかない輸出産品の鉱山の方も勿論、ベルギー資本というか、会社が主流で、こちらの皆さんもルワンダ政府、国、全般に不信しかないよーで、まさに信じる者は救われるの対極に全員がいらっさる世界…

 でで、更に中央銀行職員を始め現地の労働者はどうか?というと、ちなみに出勤時間は朝の七時半からだそな…アフリカの朝は早い(笑)私語多数あり、居眠りあり、早退あり、欠勤ありで、理事は総裁着任翌日から休暇をとる、そして皆士気は低く、仕事内容も分かっていない…てな訳で、前述で揶揄されたよーに中央銀行総裁自らが帳簿つけまでしなくてはならない事態になる訳だったりして…前途多難というより、これ一人で全部やれというフラグじゃね?と思ったら、大統領を始め政府首脳がこれまた金融、分かっていない…蛇足ですがその他、自宅の使用人も以下同然…単身赴任時は死活問題が(笑)

 詳細は本書をドゾですが、全く機能していない中央銀行だけでなく、ルワンダ国内の金融だけでなく、ルワンダ経済全体まで面倒みないといけないのか?の世界に突入した模様…しかも、立て直しの金策(?)まで世界各国走り回らないといけない模様で、いやもー八面六臂の活躍でござるというか、一人シムシティ(古っ)の世界が展開していくよーで、大統領以下全幅の信頼を戴いたのが唯一良かった探しか?ちなみに彼らは過去の経験から外国からの顧問団、技術団のいうものに皆懐疑的だった訳で…信頼と実績って大切だなぁと(笑)後に中央銀行が言うならば、著者が立案・草案したならばと無条件で賛同されるまでになるんですが…

 金融関係の山また山な話やルワンダの内情、国外の思惑などについての詳細も本書をドゾ。何せ着任早々著者が一番驚いた事は「ルワンダ中央銀行の金庫に、銀行券のストックが足りないことであった」というレベルの話からですから、買いオペ売りオペ以前にわろえないレベルから始めないといけないとゆー事か?となれば平価切下げ、何それおいしいの?と、多分ルワンダ国内で平価切下げについての真実・熟知している人は一人もいなかったんじゃまいか?の世界が展開していらっさるよーで…こー言っては何だけど、著者が悪い人ならば、幾らでも他国の経済・金融を破壊どころか破滅させる事も出来た訳で、まさにわろえない事態…だからこそIMFから外国人の中央銀行総裁が派遣されてくる訳ですけど…自国で人材を賄えないという事は、成程外れを引いたら目もあてられない事態になるのだなぁと納得の本書ってか?

 内を整えながら、「私は、イタリア、ドイツ、フランス、英国、ベルギーなどの国々を、資金援助の可能性を打診して廻った」けど「知られざるアフリカの一小国に金を貸してくれるような奇特なものはいるわけもなく」で、空振りの連続ってか…「強国間では簡単に行われる資金の融通が、小国に対してはまったく問題にならぬという厳然たる事実を身に沁みて思い知らされ、よし、お世話になるものかと内心反発し、結局小国の活きる道は安易に他人に頼らず自力でゆくよりほかはないと痛感した」とな…資金融通というと今でいう金融スワップみたいな話なんだろか?

 ちなみに国内唯一の市中銀行との対立もどきも圧巻です(笑)「われわれが納得する条件で営業ができないような国では、われわれは仕事をやめる方針ですし、ルワンダにおける取引は、われわれとしてもたいして興味のある金額ではありませんから」と喧嘩売られて、静かに啖呵きっていたりして…でもその夜には反省がよぎったりするとこがまた人間臭い…「途上国で営業する外国銀行の傲慢な態度に腹が立ってしかたがなかった。それを受けなければならない途上国に屈辱的な地位を与え、またそれに対抗できる日本人という立場の強さを思った。さらにもし彼らが本当に閉鎖を断行すれば、私としては中央銀行の商業銀行兼営で一応の解決はつくが、ベルギー外務省のクラコ審議官の態度を想い起こして、ベルギーからの圧力等を考えあわせると、はたして自分のとった態度が本当にルワンダのためになったのか、途上国としてはむしろ耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶのが宿命であり、生きる唯一の道であるのに、私は日本人という立場で売言葉に買言葉でルワンダに迷惑をかけたのではないか、などの反省がわいた」とな(笑)日本も結構虐げられていると思っていたら、その実世界はもっとアレだったんですねぇ…

 一方、もう一人の当事者のデヴィルシャン氏は、「すでに私の派遣を世話した国際通貨基金や、ルワンダ政府に向かって、私に対する攻撃を開始していたのである」とな…ちなみにこの時のワイツネガ次長とチマナ蔵相は著者を支持していたりして…「一生懸命仕事をしているときに、ことに相手と闘っているときに、本来味方であるべき上司から裏切られる辛さを私は数回経験しているだけに、この支持はうれしかった」とな、それはどこぞのへ○わ市長?かとか…まぁどこも上司は成功はオレのもの、失敗は部下に押し付けるものだからなぁ(笑)

 いやもー、本書に登場するベルギー人皆パネェ人ばかりで、ある意味ルワンダに対する認識よりもベルギー対する認識が変わったというか、なるほろベルギーこーゆー国だったのねぇーと納得したというか、ただ「ベルギーの名誉のためにつけ加えなければならないが、1966年着任したベルギーのデヘナン大使は、自国の技術援助員の質の悪いのを憂慮し、技術援助員の兼業禁止等綱紀粛清の措置をとり、一方ヴァンディヴァルはじめとくに悪質な者の整理を行い、本国に進言して有資格者の派遣に努めた。これは在留ベルギー人社会における彼の人気を高めるものではなかったが、その度離職が1968年から実を結び、ベルギーの技術援助員の質の向上はいちじるしいものがあった」そな…元宗主国ベルギーにも良心の人はいらっさると見えて、ただ例として一例しかないとこがアレですけど、これまたお察し下さいの世界か(笑)チョコとワッフルだけの国じゃなかったんですねぇ…世の中そんなに甘くないってか(笑)

 スイスとか、イスラエルとかの関係者のエビについての詳細は本書をドゾですが、まぁ身も蓋もない言い方で悪いけど、外国人が他所の国にいるという事は儲けの為、仕事の成功報酬の為がメインですから、何とゆーか策動と思惑がこれまたアレなのはもーね…で、これらも詰まるところ人材に行き着く訳で、「欧州本社の幹部は、みな立派な経済人で話がわかり、私の求めに応じて協力を約して帰った。彼らはルワンダの子会社の質の悪い支配人たちとはまったく別人種とすら思えた」とな…仕事的に能力があって、尚且つ倫理的にも上質の人間って、うーん…本当にいるんですか?の世界だったのか…

 著者は改革・改善に突き進んでいくぜで、詳細は本書をドゾ。本書の著者が提案・実行した施策は枚挙にいとまないけど、一番へーへーへーと思わされたとこは税制問題のとこかなぁ?ルワンダ財政もご多分に漏れず大変厳しい、援助がないと赤字じゃけんの世界なんですけど、この税制問題のとこで著者は対外貿易や融資が必要不可欠と自覚していたとしても、海外系には増税を、ルワンダ国民の減税を実施しているんですよねぇ…不公平感をなくすとか、優遇措置の是正とか、いやまぁ著者が今生きていたら日本の税制どーとるのか?見てみたいものよのぉ、越後屋とか(笑)それにしても、財政赤字には、増税だというのは、昔からIMFのテンプレだったのか?で、その結果は(笑)

 問題は多岐に渡るのでこれまた詳細は本書をドゾですけど、結局行き着くとこは人材に尽きるよーな気が…どの部門に対してもその道のプロがいる国っていうのは強いって事ですかねぇ…本書で言うなら銀行業務を理解している人でしょか?更に中央銀行とは何か?金融とは何か?その守備範囲を把握している人がいる、いないでは業務遂行の度合いが違うと…何せ帳簿つけからですからねぇ…でもって部下から上司から、在ルワンダ外国人から、諸外国の担当者から、説明して回らないといけないんですよ、奥さん(誰?)現時点を把握していないとこで、構造改革って(笑)何が変わったか?分かる人以前に何を変えるのか?分かる人がいるのか?の世界か…ええ、本当に必要なんですかぁーってか(笑)

 さて、政府系という事になるんだろーと思うのですが、後にルワンダ開発銀行を設立する事になるんですけど、こちらの詳細も本書をドゾ。出資金が卓袱台返しになって一部東京銀行が株式引き受けたりとか見ると、やはり総裁の出身国のパワー的なものはあるのかなぁ?それでも総支配人はEUからとお願いしたいと著者は望んでいたみたいだけど、これまたルワンダ政府は日本から呼びたいとな…国的かかわりでいくとどーみてもアフリカ諸国、EUとの関係が深いはずなんだけど、やはり歴史的に相互不信は免れないというとこなんだろか?欧州側もそー簡単に人材寄こせないよの世界だし…結局、坂西太郎氏が就任する事になるんだけど(笑)

 この辺りの日本とのかかわりでいくと、輸送にはトラックじゃね?となるけどトラックは輸入しないと、というより殆ど車的にないよねの世界でして、特にルワンダ人が持つなんての世界だったよー…かくてこれも日産ディーゼルが輸出するよとなったそな…その他バスの購入にも行くんですが、現地の外国人ディーラーの見積もりと日本で作成した見積もりでは何故か日本の方が安いんですよね(笑)一応自由競争をですから(笑)ちなみにバスの運行についての指導も日本人が担当して「バスは毎日ダイヤどおりに正確に運行されるようになった」とな…ちなみにルワンダ全国17路線で一日一往復しかないというのは、今の日本人的感覚からしたら不便じゃね?ですけど、ルワンダ的には交通・流通革命だった模様…この技術援助要員の日本人の苦労について「それに比べたら私の仕事などは苦労のうちに入りはしない」とまで言い切っていらっさるから、いやまぁ技術となれば日本はいくとこまでいくよなぁ(笑)

 後は、やはり場所柄といっていいのか?の対反乱軍問題でしょか?王政を廃止し共和制となったルワンダですが、その特権階級だったツチ族の人達はどこにいったというと隣国に亡命して所謂一つ亡命政権、ルワンダ的にはテロですが、これまた隣国の支援などがあって軍事進攻してくる事もあると…この詳細は本書をドゾ。で、歴史問題という名のアレはともかく、軍事予算と抑止力についてですかねぇ…お金もないし、人もないけど、装甲車を購入して「無言の威圧を叛乱軍に加えたのである」とな…

 で、ここで軍事的なソレはこれまた元宗主国のベルギーに協力を求める事になる訳ですけど、「これらベルギー将校は、外地手当、僻地手当と恩給、叙勲の年限かせぎにルワンダにきており、自分たちのルワンダ滞在をいかに快適にするかを関心事としていた。その結果、兵舎建設予算が士官宿舎に食われるということになり、飲料水も乏しい基地で兵舎予算を流用して、水泳ブール建設資材を購入するなどの事例が起こったのである」とな…成程、WWⅡの砂漠でパスタ湯でてましたの伊なんてまだかわいいものだったんだなぁと、妙なとこで納得しますた(笑)現地じゃ飲み水すら不自由しているのに、どこから水もってくるつもりだったんだろ?と素朴な疑問が?

 ちなみにお水に関しては、著者の奥さんの日常がこれまた凄い…首都なのに断水は毎日の事であったって…で水が出るのが夜中だったので「夜中に風呂桶やバケツに水を溜めておいて、翌日の用にあてるのである。この水道の蛇口をひねると、ダニの浮いた水がでることがしばしばであった。ときには川の赤い水が濾されないでてきた。この水は自宅でわかしたうえ濾過機で濾して飲料水、炊事用水にあてるのであるが、家人の健康にかかることであるので、ボーイに委ねず家内が水に関する仕事は全部自分でしたのである」って…毎日夜中に水汲み、煮沸、濾過ですか?蛇口捻って水が出るだけでもアフリカ的には恵まれている方なのかもしれないけど、食の安全というか、健康的にいいんですかぁーっ?(エコー付/笑)な気がするのは己が日本人だからだろか?

 詰まるとこ国の運営って、人材育成、よーは教育を大切になるのか?で、ルワンダも中学・高校・大学と優秀な生徒を寄宿舎まで提供して学費免除で食費も、更に生活費まで支給して育成しているけど、おべんきょより「ストライキをやり集団暴力を振う」だそな…優秀な生徒は海外の大学に留学制度もあるそーだけど、当初は優秀だったが「受入れ諸国が、途上国の人の問題の解決策として受入れ留学生の数を拡張したことに、さらに留学生の質の低下と、アフリカ学生集団の出現に伴う勉学努力の後退のため(中略)別人種と思われるくらいの質の急速低下がみられた」とな…

 それでも所謂一つのエリートな訳ですから、帰国してからは官界への上級職が保証されている訳で、夢は博士か大臣かじゃないけど、トップの席を用意してくれるよね、当然だよね、となって自分の上にいる人間の排斥運動に邁進していく模様…学歴社会の到来で、上級職は仁義なき戦い勃発、下級職の方は昇進の見込みがなくなるという事で、行政能力の向上なんて、そんなの関係ねぇ(死語?)となっていくそな…ここでも出てくるのは、仕事の能力のある人材はともかく、更に私心のない人材なんて、どこにいるんだぁーっですかねぇ…

 人材パート2的には、所謂海外青年協力隊ですか?欧州各国から徴兵の代わりに途上国の技術支援として大卒の若者がやってくるという事に…「彼らのうち真面目な者、頭のよい者にとっては彼らを指導する先輩がいないのは致命的なことであった。彼らは実社会の経験がないうえに、やや理想主義的なところがあり、理論の適用に急で現実を見る眼が甘く、なにかを企画しても、ルワンダで長く働いて、法規をくぐる悪知恵だけは発達している外国人商人にとっては穴だらけのザル立法しかできなかった」とな…結局、どゆ事かというと「「技術」援助員の大多数はなんの役にも立っておらず、有害ですらあった」とな…成程、老害の逆バージョンもまたしかりという事か…認めたくないものだな若さ故の過ちというものをってか(笑)

 更に踏み込んで著者は言うになるのか…その他有象無象の「彼ら技術顧問は白人であることがすなわち技術のあることだと確信していて、能力のないこと、所管でないことにまで勝手な意見をいう」とな…でこれが正しいの世界に生きていらっさる模様…まさに正義とは何か?じゃね(笑)著者の意見は手厳しくてここまで書いていいんですか?だけど「無能による損害をルワンダにかけいてるのである」とななな…

 いやまぁ凄いともーこの言葉しか出てこない感じのルワンダ体験記なんですが、是非とも学生の内に読破しとくといいと思うよ、の世界かなぁ?老婆心ながらお奨めしとこー…世界とはかくありきで、これだけ時間がたっているにも関わらず色褪せ感の無さもこれまた半端ねぇーっ(笑)

 で、本文、物凄く平易な文章なので読み易いんですけど、それなりのボリュームがあるので、時間がないわーという人はにこの巻末にある増補1ルワンダ動乱は正しく伝えられているかだけでも目を通した方がいいと思います、ええ、絶対っ!

 あのルワンダ大虐殺の報道に異議ありというか?疑問を呈していらっさる小論なんですけど、これがパネェ、超半端ネェーでございまする(笑)「私の滞在中に見聞きしたことや、ルワンダと、ルワンダと同様な種族構成の隣国ブルンディとの独立当時からの歴史などを考え合せると、どうも「ニューヨーク・タイムズ」や「ワシントン・ポスト」などの米国東北部エスタブリッシュメントのマスメディアの分析・解説および報道姿勢には、ひどく公正さが欠けているように思われる」とな…ついでに言うと「日本のメディアの報道にしても、ルワンダは遠い国であるので外国メディアに情報を頼ることはやむをえないが、事実の分析まで「ニューヨーク・タイムズ」などの鵜呑みが多く、自主的で冷静かつ客観的な判断が欠けているように思う」とな(笑)通常運転乙ってか(笑)

 ちなみに「愛国戦線」は「ウガンダ政府の支援するものである点については、アメリカのマスコミは沈黙を続けてきた」そで…「ニューヨーク・タイムズ」その他が沈黙していたのは何故じゃ?とゆー(笑)「少なくともウガンダ支援の偏向で不公正な報道態度をとったとの批判は免れないであろう」じゃね?

 更に「今回のルワンダでの1990年の武力進行以来、地方で人望のあるフツ族の指導者とその家族は多数暗殺されている」そで、例として著者は父親、母親、結婚して第二子妊娠中の末の娘、その夫、その第一子、妻の母親までが虐殺されたとな…「「愛国戦線」の正規軍によるものではないかもしれないが、「愛国戦線」サイドが関係していないとは信じがたい。政敵はともかくとしても、罪のない妻子、幼児までも虐殺する非道を弾劾しない世界のメディアの態度は不可解である。これらの事件は、ルワンダ側から外交ルートをつうじて各国政府に伝えられているが、なぜか、メディアに黙殺されている」となななななな…

 軍事的なそれについて「1990年の侵攻迎撃戦以来、弾薬輸入はルワンダの国際収支の大きな負担になっていた。これにひきかえ、「愛国戦線」はウガンダから豊富な軍需品の補給を受けていたのである。この点からもルワンダ政府が民衆を武装する余裕はなかったとも思われる」とな…でもってルワンダの「副大統領兼国務大臣に「愛国戦線」指揮官でウガンダ軍将校のカガメが就任したことは異例であり、ツチ族指揮官が軍を完全に掌握する意図を示している」となり、ちなみにお隣ブルンディでは「国際世論を考慮してフツ族の大統領を任命した後も、間もなくこれを殺害し、実験はツチ族にあることを誇示したのは昨年のことである」とな…なんだってぇーっ?

 とゆー訳で米国メディアでさえ「新政府の実力者はカガメであると認めている」状態だそで、ルワンダ国民はといえば「「愛国戦線」は国民の大多数に恐れられているのであって、国民の支持のない、非民主政権なのである。他国から武力侵入して政権を握ったのだから、国民が信頼せず恐れるのは当然だろう」とな…

 よーするに「愛国戦線」とは「ウガンダ軍人であるツチ族とその少数の同調者が、ツチ族゛意見を武力で樹立しすることを目的としている疑いが強い」となるそで、「カイバンダ派でフランクフルトに亡命しているシイランムペレ・パラヒンニュラは「愛国戦線」の執行委員会の委員であったが、同氏は1990年の「愛国戦線」の武力進攻後、次の要旨の「愛国戦線」との絶縁宣言を発表した「自分はフツ族解放を実現したカイパンダ大統領の功績を認めることと、ハビャリマナから政権を奪取するのに武力を使用しないことの二点を執行委員会で主張した。しかるに「愛国戦線」のツチ族幹部は、執行委員である自分に進攻の意図を秘匿して武力進攻した。これで「愛国戦線」は自分たちフツ族幹部を民族融和の看板に利用しているだけで、その真の目的はツチ族の武力による政権奪取であることが明らかになったので、「愛国戦線」と絶縁する」」とな…ちなみにこれも「なぜかメディアは報道していない」とな…

 そして米はというと「「愛国戦線」はフランスがフツ族の味方をしたと非難し、アメリカのメディアもこれに同調しているが、そもそも国連は他国の武力侵略を禁止しており、それを犯してウガンダから侵入してきた「愛国戦線」に対する防戦のために、フランスは当時の国際的に認められていたウガンダ政府の要請に応じて派兵したのであり、これを非難することは筋違いと思われる」とな…

 いやもーね、これ全文凄い告発じゃないか?と端折って申し訳ありませんの世界なので是非、本書をドゾ。心ある人にお薦め致します。とゆー事で最後にこの一文を「最後に、今回の事件でもわかるように、世界はいまだ力が支配していることを痛感すべきで、ただ「平和、平和」と一国で喚いても、一人で祈っても平和は来ない現実を直視すべきである。弱者の悲哀は、ルワンダの惨状がまざまざと見せつける。また、国連憲章にもかかわらず、大国は気が向けば適当な大義名分を掲げて、武力で他国を攻撃することや、自分が気に入った他国の党派に直接に、または第三国をつうじて、武器を供給することが公然と行われているのが現実なのである」けだし、名言…至言とはこの事じゃねと(笑)

 その他、興味深いエビ満載ですので詳細は本書をドゾ。ドゾ。ドゾ。も一度ドゾ。

 目次参照  目次 国外  目次 文系

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