« スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ艦乗り(笑) | トップページ | 共和国よ、永遠なれ… »

2014年7月20日 (日)

らんらんらん(笑)

ゼフィルスの卵  池田清彦  東京書籍

 所謂一つのエッセイ本だと思うのですが、実はタイトル見て思った事は、ゼフィルスって何だ?でして、語感からてっきり恐竜辺りのそれかと勘違いしてました…大きな卵のお話かなぁと?そしたら、「ゼフィルスとは、金緑色に輝く翅をもつ極めて美しいシジミチョウのグループである」そな…そーだったのかぁーっ?とゆー訳で、時事というか、日常エッセイのはずなんですが、八割方は昆虫採集な話のよな(笑)

 まぁでも最近は生物多様性とか一人歩きしているからなぁ…というか、地球温暖化といい、科学用語というより、政治用語してね?な世界のよーな気がするのは気のせい?ちなみに先生だと「生物多様性が重要だ、と口先だけで唱える人は多いけれども、どこにどんな昆虫がどれだけいるか、ほとんど全くわかっていない。専門家の数は余りに少なく、分布調査はほとんどアマチュア頼りである」とな…リアルよりニュースになればいいの世界だからなぁ…

 それでも日本は虫の多い国なのか?「ロンドンは本当に虫が少ない」そーで、どっかで足の踏み場もない程ナメクジがいると書いてあったよーな記憶があるんだが?普通の昆虫がいないという事なんだろか?英人って庭おたくだから、虫もいそーなもんだけどなぁと思うのは気のせいか?まぁ天下の大英博物館には多分世界一の昆虫標本数があるんだろーけど?

 ちなみに「ナショナル・ギャラリーのパンフレットには、ここの収蔵品はすべて国民のものだと書いてある。だから、入場料は無料なのであろう。しかも、英国国民でない人々にも無料とする所が鷹揚である」とな…何だかんだ言っても大英帝国は大英帝国、文化は廃れずって事なんですかねぇ(笑)

 まぁ逆に、開発途上国事情の方は、「農業害虫の研究には力を入れても、昆虫相や昆虫多様性の研究は後回しになりがちだ。直接、経済的利益に結びつかないからだ」とな…発展とは経済の事なりってか?てな訳で「しかし、生物多様性は一国のというよりも、人類全体の財産だから、こういう分野の調査にこそ国際協力は欠かせない」とな…現地民的にはどーよの世界か…

 アリス的なとこでは、教育関係だろか?ニュースに疎いので記憶に残っていなかったんですが、小中学校の教員免許を取る条件に介護実習を義務つける事になったんですか?ちなみに「この法案を議員立法した張本人は田中真紀子氏」だとか…学校の先生もそゆ時代になったんですねぇ…著者曰く「義務化すればそれはボランティアではなく強制労働である」とな…更に「ボランティアの精神を涵養するのに介護実習がそれほど重要であるならば、国会議員に立候補する資格に介護実習を義務づける法案も作ればよいのに」って…で腰痛めたら寿司屋に行くんですね、分かります(笑)

 後、高校の生物の教科書、生物Ⅰから「進化に関する項目を抹消してしまったってホンマでっかぁ?「進化は生物の最も根本にある現象である。これを理解しないと生物の理解も覚束ない。バイオテクノロジーの世紀に逆行する愚挙だと私は思う」って…マジか?文科省?教えて真野さんってか?

 准教授的なとこでは冥王星事件のとこで「学会は学者の集まりだが、学会の決定は実はすべて政治である」そな…で「学会の決定の多くは生臭いことが多い」って…そーなんですか?准教授?どこもかしこも政治じゃけんの世界とは…

 自然保護についても色々出てきて、ここでも同じ地球民といったって温度差はあるよな?な話が…「野生生物保護というお題目は、衣食住が足りている時にしか効果がないのだ」とな…結局、何が先決かといえば「世界の人々を貧困から解放する必要があるのだ」という事になる模様…かくて「レッドデータブックなど作れるのは先進国の特徴なのである」となり、人口問題が何とかならないと絵に描いた餅?「レッドデータブックが絶滅予定生物種のリストにならないことを祈るばかりだ」って…はい、ここ笑うとこでは済まない気配が…

 でまぁこれも行くとこは行くぜかなで、「自然環境や生態系の保全が声高に叫ばれている」のも、あると思いますの世界なのか(笑)「現代の最も過激な生物多様性保護論者であるE.O.ウィルソンは、最近の著書「生命の未来」で野生種を救うために、保護地域を地上の全面積の五十パーセントに増やすべきだと提案している」とな…まさに欧米か(死語?)じゃね(笑)その50%の土地に住んでいる人達は移住を強制させられるのか?「アンチ・コントロールの思想を貫徹するためにコントロールをするというのも、考えてみればヘンな話だねぇ」って、さすが欧米の論理パネェ(笑)

 そして流行りの地球温暖化についても先生手厳しい…「本当の原因は今でもよくわかっていない」とな…にも関わらず「日本では二酸化炭素の人為的排出が主たる原因であるとの説以外は滅多にマスコミに流れさない」とな…どゆ事といえば「太陽が主因では、人為的に防止策を講ずることは不可能で、従ってそのために税金を使うことも不可能だからだ」って…まさに誰かための地球温暖化?

 ちなみに昆虫の採集禁止で保護しているも一理はあるだろーけど、むしろ積極的に「飼育して人工的に増加することを考えるべきだ」というのもあると思いますのなのか?この辺りの詳細は本書をドゾですけど、「日本の昆虫の飼育技術は世界の最高水準にある」とは知らなんだ、それならそれを積極的に活用するもあると思いますだと思うんだけどなぁ?それで世界中の資源を増やす事ができるかもなら、やってみる価値はあると思うんだが?行政的はアレなのか?

 日本の話に戻るとブラックバス騒動でしょか?著者の「外来種排斥原理主義と言うべき最近の風潮に腹を立てたからだ」奮戦記とも言う、か(笑)いやもー何とゆーか、自然保護の錦の御旗は続くよ、どこまでもぉですかねぇ?詳細は本書をドゾですけど、著者の一言が全てを表しているよーな?「米も小麦も人間も、実は外来種なのだから」ってか(笑)

 また、野生動物の人里出没について、野生動物が「人里にはエサがたくさんあること」と「人間は怖い存在ではないこと」を学習した結果の「人間の生活圏を闊歩するようになるのは、必ずしもよい事ではない」とな…やっぱ世の中棲み分けか(笑)

 エサというか、ご飯についでに食物についての有機食品のついてのスタンスがこれまた…農薬も遺伝子組み換えもそれなくしてやっていけるならそれにこした事はないよと、でもね「一般に有機食品の生産は労働集約的であり人出が要る。その結果、当然、価格が高くなる」とな…そしてそーゆー物も躊躇なく購入できるのは「主として先進国の経済的に余裕のある種に限られる」とな…「明日食べる食糧に事欠く人々が存在する世界で、自分の安全のためだけに労働集約的な食物だけを食べるというのも、マクロな視点で見れば余り倫理的とは言い難い」んじゃね?じゃね?

 想像してごらん?「世界中の人々が有機食品だけを食べるといった事態を」ってか?「世界の食料生産量はがた落ちになり、現人口六十五億のうち何割かは餓死するに違いない」とな…かくて先進国の一部の人々の食の安全のために「働いている人々は、それで稼いだお金で、大量生産の安価な食物を食べて生きている。そのことを認識しないで、有機食品以外の食物は人間の食物ではないなどというのは傲慢だと言いたいだけだ」現実って、偽善について考えるってか…

 興味深いところでは昆虫の一生ですか?「人間以外のほとんどの生物にとって生涯最高の成功は、長生きすることではなく子供をたくさん作ることである」とな…そーだったのかぁーっ?まぁたくさんの子供というか、卵とか辺りなら昆虫とか魚とか凄い数の産卵だしなぁ…いっそバクテリア辺りだと細胞分裂でドドンとなか?となると、たくさん生き残るの比重もアレだが…まぁともかく「昆虫は一般に栄養状態がよければ早く成長して繁殖し早く死んでしまう。栄養状態が悪い方が長生きするのだ」とな…長生きしている虫って、若いままでいる虫って生物戦略的には負け組なのか?

 かくて全編池田節炸裂してまする(笑)先生曰く「安心して病気になったり、安心して死ねる社会である」ですかねぇ、ちなみに「安心と科学的な確率としての安全が異なるのはお分かりいただけるだろう」って…検査とカテゴリーのソレについての詳細は本書をドゾ。ある意味病気という壮大なジョーカーを引く為のババ抜きを必死なってしているよーな悪寒ってか?本書における一番の金言は著者に残したおかーさまの一言「この世では余り本当のことを言ってはいけません」に勝るものなしな気がするのは気のせい(笑)

 他にもたくさんたくさんたくさんエビ満載ですので、詳細は本書をドゾドゾドゾ~

 目次参照  目次 生物

|

« スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ艦乗り(笑) | トップページ | 共和国よ、永遠なれ… »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

生物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: らんらんらん(笑):

« スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ艦乗り(笑) | トップページ | 共和国よ、永遠なれ… »