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2014年7月27日 (日)

選ばれた最良の土地?

謎の古代遺跡  ロバート・イングペン・画 フィリップ・ウィルキンソン・著  教育社

 サブタイトルが、古代エジプトからマヤ文明への旅なんですが、いやもー歴史パネェ…これに尽きるよーな気がする…本書、その古代遺跡が残る土地についてのイラストと解説の本なんですが、何せ判型がA4位ありましてそれだけで物凄い迫力でございます(笑)で、解説の観光ガイド的というより、歴史ガイド的なのでどちらかというとアカデミックな雰囲気か?世界にはこんなに文明(都市?)があったのだなぁと…

 で、まぁ古代、政治と宗教がこれまたあると思いますの世界が展開していたよーだけど、今時のソレとはまた違った価値観であったのも事実みたいで…例えば、ペルシァのゾロアスター教の場合、「ゾロアスター教の信仰も上から無理やり強制するようなことはしなかった。ゾロアスター教をつかさどることになった司教たちにしても、もしそれが彼らの望みならば、古い自然神の信仰の要素を組み入れることが許されたはずである」という、割と自由度の高かった宗教だった模様…

 それと比較していいのか?の中南米系のソレは…例えばコパンの宗教儀式の場合は「彼らはだれかの体から血を流さなければならないために、自己犠牲を強いられることになろうと、人の命を捧げることになろうと、いけにえの儀式に夢中になっていた」なんてのもあるし…宗教感覚って、まっ色々あるよなぁ…チチェン・イッツァも宗教都市時な面多々ありだし…他の地域も…詳細は本書をドゾですが、中南米パネェでオケ?

 まぁ、それはともかく世界的にどこの地域にしても石造りのそれって恒久的な感が凄いなぁ…

 アリス的には、三つの日付で中南米系が全て入るのだろぉか?となると、アメリカ編はプエプロ・ボニートとイースター以外は全てという事になってしまうんですが?どーか?こちらの詳細は本書をドゾ。アメリカ編のとこは歴史的にどこも壮絶な気配が漂っている気にさせられるのは気のせい?

 後、アリス的といっていいのか?ではアレキサンドリア大図書館のとこかなぁ?ちなみにこれプトレマイオス二世の治世で造られたそな…アレキサンドリアってとっても古い街なんだと勝手に思っていたら、これ日本でいうとこの横浜とか神戸のノリだったのか?小さな漁村が、一夜(?)にして大海港にみたいなノリ?アレキサンドリアも昔の名前はラコティスといい、あのアレキサンダー大王の後に建設された都市だとな…これまたちなみにカエサルの戦火で焼失したと言われてきたけど、「この港の戦火で焼失したのはこのとき図書館へ運びこむ途中だった図書だけで、大部分の蔵書は、キリスト教徒がAD391年にこの図書館を焼き払うまでは健在だったと考えられている」って、後の某米大統領のエジプト訪問時の科白を思い出すと、ゴホンゴホン…

 面白いと言っては何だけど、絵面的にインパクトあったのが大ジンバブエの集落のとこかなぁ?何か大地にニョキニョキとキノコがいぱーいな感じが微笑ましい気が(笑)

 日本的には吉野ヶ里と奈良が出てきますが、解説文についてはだいたい合ってるなノリかなぁ?詳細は本書をドゾ。それよりも日本人的に気になるのは、本書のある意味メインなイラスト群でしょか?著者紹介では「世界で最もすぐれたイラストレーターとしての評価を得て、1986年アンデルセン大賞を受賞した」大画伯の模様なんですが、うーん、アジア系の掻き分けはどーだろぉで、特に東アジア系は…中韓と日本の違いが分かっているんだろぉか?と…欧米から見たら日本ってこー見えているという事なんだろか?うーん…

 奈良と吉野ヶ里のイラストは皆、あーれーな気がしないでもないけど、例えば法隆寺の全景…幾ら奈良が中国の影響受けていたからといって…まぁそれもともかく、何より凄いと思わされたとこは、阿修羅像…これまた日本人なら十中八九というか、99%興福寺の阿修羅像を思い浮かべると思われなんですけど、何とこちらで採用しているのは三十三間堂の阿修羅像なんですよ、ええ、あれも国宝ですけどね、でも阿修羅像と言えば興福寺の方だろーよと思わず突っ込み入れずにいられない気が(笑)第一、章は奈良なのに、何故に京都の三十三堂…

 とまぁある意味突っ込みどころ満載な気がしないでもないが、世界の歴史を概観するという点では野心的な入門書と言えるのではないでしょーか?イラスト奇麗だし、解説も短くまとめていらっさるし、この歴史をその紙幅でまとめるのはこれもそれなりにご苦労あると思われで…興味のある方は本書をドゾ。

 で、本書で一番ハーヘーホーな気にされられたとこが、これまたペルセポリスのとこなんですが、クセルクルスの頃の逸話というか、反乱、内乱?「これら属州は増税と高金利の為に経済的に苦しい状態にあったのである」のとこかなぁ?成程、昔から税金と高利貸しが国を亡ばしていくのだなぁと(笑)ローマの時も思ったけど、増税しているトップは必ず国を破綻させているんですよねぇ(笑)特にパンピー向けの増税は待ったなしで、国庫を潤すなんて事はなく己のクビにブーメランな気配が(笑)施政者としてやってはいけない事は、歴史を見る分にはパンピー向けの増税と思われで、ないとこからとるとすぐに間尺に合わなくなるんですよ、かくて徳政令の乱発とか…そゆ点では、過去の文明の興亡って見えてしまいましたの世界なんだなぁ?これまた(笑)

 掲載されている遺跡地は、ペルセポリス、ペトラ、万里の長城、吉野ヶ里、エローラの石窟寺院、奈良、アンコール、北京、タージ・マハル、サッカラ、カルナック、アプシンベル、アレキサンドリア、レプティス・マグナ、大ジンバブエ、コパン、チチェン・イッツァ、テノチティトラン、プエプロ・ボニート、マチュ・ピチュ、イースター島

 目次参照  目次 文系

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