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2014年7月 6日 (日)

やっぱり土台が大切だ。

それでもピサの斜塔は倒れない  応用地質株式会社 編著  幻冬舎

 サブタイトルは、知れば誰かに話したくなる地中のことなんですが、いや、これ最初建物の本かと思って、伊建築について語るだろかと手に取ってみたならば…サブタイトルにあるよーに地中の話がメイン、土地についてどよの世界が展開していたでござる巻か(笑)どゆ事というと「私たちは、孔を掘って地下を調べたり、地面に聴診器のようなセンサーを並べて地下からの音を聞いたり、地下水の流れを調べたり、川や湖畔の生物を調べたり、汚れた地下をきれいにしたり、軟らかい地盤に高層建築を建てるためにはどうしたらよいかを調べたり、地震に強い街づくりを計画したり」しているそな…よーは人類の土地活用のお手伝いという事になるんだろーか?

 で、その一環の一つがピサの斜塔にいきつくと…それにしてもピサの斜塔は何で傾いたか?というと、「基礎地盤の強さが南北で異なるために不等沈下を起こしたことにあります」とな…「南側の地盤の方が弱かったため、塔がそちらにむかってつんのめってしまったわけです」となる模様…ちなみに1173年着工、完成が14世紀半ばというから建築に200年近くかかっているという事だろか?伊人も結構気が長かったのか?

 ところがどっこい四層目にして傾いていくではないか?で倒れないよーに重心を変えたり、元の計画では100mオーバーになるはずが56mになったりと、ピサの斜塔ある意味数奇な運命の塔という事か?

 尤も、倒壊防止の工事によって、「1993年当時5.5度あった傾きが、工事完了後の2000年末には5度に戻されています」とな、傾き過ぎて倒れるのも困るけど、まっすぐになって観光価値が落ちると…程よい傾きのバランスで維持する為に、「常にセンサーを入れて傾きの計測を行っています」とな…さすが伊、観光資源には経費惜しみませんってか(笑)

 アリス的に伊…そーいえばどっかで准教授が学会で伊に行く予定ってなかったっけ?飛行機内で煙草が吸えないとの件で嘆いていたよーな?雛人形だったかなぁ?まぁ准教授が学会に出席したからといって、伊建築を眺めて回るという事は、あると思いますか?うーん…アリスなら頼まれなくてもありそーだけど(笑)それにしても「実は、イタリア国内には、ピサの斜塔のほかにもいくつも傾いた塔が見受けられます」って、そーだったのかぁー?伊、斜塔巡りとかもありえるのか?

 で、これまた知らなかったのですが、「イタリアは、ヨーロッパの中でも例外的に地盤が弱い、いわゆる軟弱な地盤の国なのです」って…コロッセオじゃないけど、古代ローマ帝国って建設オタクだったから、しかもその遺跡は今に残っているしで、建築向きの土地柄かと思っていたらそーでもなかったのか?「日本とイタリアは、ともに軟弱地盤に関する研究が進んでいる国です」って…むしろ、地盤が弱いからこそ建てているんですかねぇ?今じゃ日本も高層建築オタクだし(笑)

 と、建築的には東京タワーの話とか地面の事というより、地球の事について語ろうの世界かなぁ?地質的には日本はとても珍しいとか…青函トンネルと英仏海峡トンネルの比較が出ていたりするんですが、普通地層って横に層ができるよねで、古い地層程下にあると…ところが日本の場合は何故か地層が立て並びなんだぜ(笑)しかも、同じ地層じゃなくて違う地層の立て縞…ちょっと進めば違う層に出会うって…それはトンネル掘るのは大変だろぉ…

 いやまぁあの例の四つのプレートの囲まれているだか、押されているだかの日本列島…ちなみに現在の形のなったのは1万8000年前だそーで、これまた火山国家、地震国家日本の話も出てきます。「世界で発生するマグニチュード7以上の地震の約1割は日本列島付近で起こっています」となるのは、先の大震災を想起するまでもないってか…それにしても防災科学技術研究所が設置する「強震ねっと(K-NET)」「基盤強震ネット(K-KNET)」があります」って、そーだったのか?まぁ観測するのは大事だけど、どこかのすぴーでーみたいにいざとなったらパンピーには情報公開しませんなんて事にならないといいのですが?先の大震災の時はどーだったのだろぉ?あれ以来どーも地震学者の言う事は皆まず眉ツバじゃないよね?と疑う癖が出来て(笑)本書にチラっと活断層の話も出てますが…

 他にも地中汚染問題で「アメリカのシリコンバレーで、半導体工場からもれ出した高濃度の揮発性有機塩素化合物が井戸水や水道原水に含まれていることが判明したのは、まさに前年の1981年12月のことでした」って…ちなみに「この地域では、長い間、流産や新生児の先天性異常が非常に高い割合で発生していたのです」とな…いやはやハイテクもやはり公害と一蓮托生ってか…その他、土壌の汚染をバイオテクノロジーで浄化する話、デハロコッコイデス菌の事とか、地面一つ、地中一つで工学、化学、生物学と色々絡んでいらっさるのがよく分かるってか?

 とゆー訳で詳細は本書をドゾですが、最後に一つ、全然知らなかったのですが、日本名水百選みたいに、日本の地質百選もあったのか?例えば京都だと天橋立があげられています。今更ですが、天橋立に松がある「砂州全体に松を育てる真水の地下水が通常よりやや浅いところに存在」するからなんですねぇ…他に関西系では滋賀の石山寺珪灰石、奈良の玉置山、兵庫の玄武洞、六甲-淡路断層系、生駒鉱山だとか…うーん、アリスなら行ってそーか(笑)

 他にも面白ためになるエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 理系

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