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2014年9月26日 (金)

良心的な心と前向きな精神…

世界の宗教  スーザン・タイラー・ヒッチコック ジョン・+・エスポズィート  日経ナショナル・ジオグラフィック社

 サブタイトルは、信仰の歴史と聖地への旅なんですが、ナショナル・ジオグラフィックなだけあって、画像が凄い(笑)写真が鮮明というか、美しかぁーっな世界かなぁ?本書もいたるところに画像ありで、それだけを眺めるだけでも価値のある本かもなぁ(笑)

 で、まぁ最初に原始宗教の章もありますが、世界五大宗教について語ろうじゃまいか?というか、入門書的なそれかなぁ?ちなみにその五つとはヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教…前書きによると「あらゆる信仰に共通する要素を浮かび上がらせたいのである。その要素とは、人間より崇高な存在を信じること、思いやりのある行為が、与える者と受ける者の両者に良い結果をもたらすと信じること、そして死後の世界を信じることである」だとな…そーだったのか?ちなみに「各宗教が社会に示す行動規範は、驚くほど似かよっている」って、これまたそーだったのか?

 アリス的には、宗教…まぁ英都大がプロテスタント系の大学だし、何と言っても京都となれば寺社はそれこそいぱーいの世界で、宗教生活と特に気にしなくても身近にある日常となるんじゃまいか?後、アリス的には乱鴉で、北米の先住民ブラックフットのとこのスカーフェイスの伝説とかにワタリガラスの羽が出てきたりします(笑)他は古代エジプトのヘビを襲うネコの壁画とか…ある種蛇とマングースのノリに近いのか?猫パネェ…他に猫の頭と女性の身体を持つ女神バステトとか…

 世界宗教という時、たいていという言い方をしていいのか世界四大宗教で、ヒンドゥー教は除外されている事が多い気がしてきたんだけど、インドだけでも8億人以上の信者がいるのか?ヒンドゥー教は土着的な感じがして、印とその周辺位しかいないと思っていたけど、総数的にはそれなりにアレなんだなぁ…歴史と伝統的にはヴェーダがあるし…ガンガーあるし…

 ちなみにヒンドゥー教では「宇宙が偉大な神の犠牲によって生まれたと説明した」そで、「「過去および未来にわたる一切」とされる創造神プルシャが生け贄とされたとき、万物が生じた」事になるそー…で「後世のヒンドゥー教とインド文化を特徴づけることとなる階級制度の四姓もこの供犠から生じた」って、そーだったのかぁ?その他、色々ヒンドゥー教の詳細については本書をドゾですが、ヒンドゥー教のカウンター宗教的なとこで、ジャイナ教と仏教キタコレになったとは…何事も歴史ありだなぁ…で、ジャイナ教が紀元前600年頃、仏教が紀元前500年頃となる訳か…ちなみに「イスラム教とヒンドゥー教との出会いから有力な宗教が生まれた。それがシク教である」でこれが15世紀後半の事とな…

 シク教的にはパンジャブ地方、問題に続くですが、ヒンドゥー教的に歴史的なソレというと英国との関係史となるのか?当時の印の利権をポルトガルと蘭が支配していたよーで、そこに入り込めなかった英だったんですが「マドラサバトナムという小さな漁村を治めるヒンドゥー教徒の支配者がイギリスを歓迎した。こうして一六六四年、東インド会社の前身のイギリス会社は、この漁村にセント・ジョージ要塞を築き、都市マドラスを建設した」って、で、ここから英による印植民地の展開が始まる訳ですね、分かります…

 その後のガンジーによる印独立史的な詳細も本書をドゾですが、独立後のソレ…国内における対イスラムで、パキスタン、バングラデシュ問題に続く訳で…宗教ェ…国的なそれでいくとインドネシアのジャワ島も他はイスラムなのにそこだけ何故にと思っていたら、「一六世紀にジャワ人のヒンドゥー教徒が逃れた島」なのか?で、独自の文化を発達させる事になると…これまた知らなかったんだけど南米のトリニダード島も印からの移民によって「現在のヒンドゥー教文化の担い手になっている」って…英の元植民地もパネェ…

 仏教については印とブッダと中道とキーワードいぱーいでこちらの詳細も本書をドゾ。それはともかく、仏教徒って世界的には3億7500万人で世界で四番目に大きな宗教という事になるのか…こーして見るとヒンドゥー教、印の人口パネェって事か(笑)

 それにしてもアショーカ王によって仏教布教団が各地に送られたのか?で、その一つの結果がアフガンのバーミヤンとかになる訳で…後スリランカの仏教起源もアショーカ王の息子、マヒンダ王子だとか…アショーカ王絡みもパネェ…てな訳で「アショーカ王の時代から数世紀の間、仏教はジャイナ教やヒンドゥー教と共存していた」とな、だがしかし「ヒンドゥー教の熱狂的信者が国を支配した時代には、仏教寺院が攻撃されることも少なくなかった」って…

 その他、インドネシアの仏教(ボロブドゥール)とか、世界各地へ伝播した仏教についての詳細も本書をドゾ。日本もあります(笑)ただ、ここに神道もあって、別項に禅宗もあるとこが…しかも曹洞宗…臨済宗については皆まで言うなか?

 でユダヤ教の歴史は古いというか、桁が違うよーな気がするのは気のせいか?ここから後にキリスト教とイスラム教の母体となる訳で、成程先行宗教ってパネェって事で詳細は本書をドゾ。それにしてもエデン…エデンから四つの川が流れていく事になるそーだが、その内の二つがあのチグリスとユーフラテス川となるとは…旧約聖書もギリシア神話のよーに実在と混成されていたのか?

 で、ユダヤ、キリスト、イスラムとはアブラハムの宗教という言い方もするけど、このアブラハム、生きていた時代は紀元前2100年-1500年の間、シリアとトルコの国境付近で生まれたんじゃね?という事になる模様…で、ユダヤ的にはこの紀元前からの歴史がこれまた凄いので詳細は本書をドゾ。紀元後となるとイベリア半島のソレもある訳で…でここからセファルディ系ユダヤ人(ちなみにセファルディとはヘブライ語でスペインの意味)とかでけたとな…ちなみアシュケナジ系ユダヤ人のアシュケナジってヘブライ語でドイツの意味だったのか?で、これまたゲットーって言葉…これ「イタリア語の「鋳物工場」」って意味なのか?その心は「ベネツィアのユダヤ人が、鉄の鋳物工場のある島に隔離されていたためだ」とか…いやぁ言葉にも歴史ありだなぁ…ベニスの商人もとい工人、職人だったんですねぇ…

 ちなみに現在ユダヤ人は世界に1300万人位いらっさるそーで、その内、米に580万人、イスラエルに480万人住んでいらっさるとか?なるほろ米ェ…

 キリスト教に関しての詳細も本書をドゾですが、それにしても紀元一世紀の頃のガリラヤ地区って肥沃な農土だったのか?でもって、「東にタボル山を望むゆるやかな丘陵に、ナザレという小さな町がある。エルサレムとアッコの港を結ぶ街道が、この町を通る。泉がひとつしかないナザレは発展できず、一世紀当時の人口はおよそ五〇〇人にすぎなかった」とな…でそんな環境の下にイエスが生誕したゆー…

 ちなみに「宗教家としてのイエスは、生前、わずか三年ほど活動したにすぎない。移動も徒歩やロバで楽に行ける南北一〇〇キロ以内に限られており、ユデアの町より遠くに行くことはなかった」とな…ある意味、かなり地域密着型のそれが世界宗教になるのだから、世の中って…で、これまたちなみに「イエスの逮捕と死刑には、複数の利害がからんでいた」というのは、利権で物事が動くのは今も昔も変わりなしって事なんでしょか(笑)

 他、巡礼や、十字軍、また米のコンキスタドール、清教徒にクエーカー、奴隷制等についての詳細も本書をドゾ。キリスト教については「つつましい庶民のあいだから生まれたにもかかわらず、キリスト教は長いあいだエリートの宗教だった」というのが歴史の刻印って奴なんでしょか…

 そして時は六世紀、ムハンマドきたこれになってイスラム教になる訳ですが、こちらの詳細も本書をドゾ。ちなみに「イスラム教では、集団で行う祈りの方が、個々人で行う祈りよりも重んじられ」ているそーな…だからみんな集まって拝んでいるんだろか?

 で派閥、シーア派とか、ハワーリジュ派とか、スンニ派とかについての詳細も本書をドゾ。一応最大派閥がスンニ派らすぃ…ちなみにイスラム教徒の人口は一六億人、世界第二位の規模の宗教であるそな…でもって「イスラムへの改宗の動きが進み、南北アメリカとカリブ海の島々でイスラム教徒の人口が増大した。二〇~二一世紀に米国でイスラムに改宗した人々の大半は、アフリカ系アメリカ人だった」とな…

 て、事は米でもイスラム教徒の人が増えていらっさるんだろーか?と思いつつ、コラムのとこに目を移すと、「現代の中東と北アフリカに暮らす女性について講義をして、最後の授業で、女性が大半を占める学生たちに「機会があれば、アラブ世界に住んでみたいか?」と質問してみた。一度行ってみてもよいという学生が二人いたが、それ以外に手を上げた学生はいなかった」(@アブギディリ)で、大学の女学生的にはどーよ?って事らすぃ(笑)「ムスリムの女性として生きたいという学生はひとりもいなかった」という件があって…いやもー何だかなぁ…

 何とゆーか、お題が宗教ですので、いずこの宗教も皆それぞれにの世界が展開していらっさる模様…でもって、本書の一番最初に思った感想は、一神教の人の書いた文章だなぁでして、多分非常にフラットに執筆なさっていると思われなんですが、何となくヒンドゥー教と仏教のとこと、ユダヤ、キリスト、イスラム教のとこでは微妙に温度差があるよーな気がするのは気のせいか?

 後ニュアンス的なとこで、「ヘブライ人のカナン帰還は、紀元前一五五〇~一二〇〇年頃に、緩やかに進行したと考えられている」とか、「残忍な皇帝に翻弄されて、キリスト教徒の多くは牢獄に入れられ、追放や処刑の憂き目にあった」とか、「アメリカから長老派やメソジスト派の宣教師夫婦が「天の声」に従って中国に渡り、キリスト教を広めるかたわら、、教育や社会・医療活動に従事した。その結果、キリスト教は中国で多大な影響力を持つようになった」とか…

 まぁ本書は例の911にインスパイアされてでけた部分も多しだと思われで、宗教の毒と薬についての一助なとこか?ちょっと冷静になって考えみよー的な?「重要なのは、行為を正当化しプロパガンダによく利用される、政治や経済の問題と宗教との関わりが、どの程度密接なものか正しく認識することだ」(@エスポズィート)でしょか?

 とはいえ、本書の初っ端の序文からして「聖書の教えと異なり、キリスト教徒は他の信仰が真実への洞察を含んでいるという事実を早々に忘れ去り、他の宗教を無視するという奢った態度を取り続けてきた」(@ツツ父娘)とあって、その後にこー続くんですよ「しかし私たちをお造りになった神は、いかなる宗教より偉大だ」…

 とまぁ、いろいろあってなでいっぱいあってななご本ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 寄稿者は、デズモンド・ツツ元大主教、ムフォ・A・ツツ牧師、アルヴィンド・シャルマ(加・マックギル大学パークス記念教授/比較宗教)、ロプサン・デチェン(インド・チベット尼僧プロジェクト副知事)、ラビ・ジェレミー・ローゼン(英国ロンドン現代正統派ユダヤ教センター所長)、ロバート・L・ウィルケン(米・ヴァージニア大学ウィリアム・R・ケナン・Jr記念教授/キリスト教史)、 ヒッバ・アブギディリ(米・ジョージ・ワシントン大学助教授/歴史・国際問題)、ダライ・ラマ法王14世、ローリー・コザード博士(米・ミシシッピー大学助教授/哲学・宗教)

 目次参照  目次 文化・芸術

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