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2014年9月 7日 (日)

火と水と二元論と…

ゾロアスター教  メアリー・ボイス  講談社

 サブタイトルが、三五〇〇年の歴史なんですが、宗教をメインにした歴史書かなぁ?いや、何とゆーか、ゾロアスターというと、名前だけ知っているアフラ・マズダとか、拝火教とか、後はツァラトストラかく語りきのニーチェですか?位しか思いつかなくて、実際のとこ、どよ?と単純な好奇心で手に取ったら、ゾロアスター教、パネェっす…ちなみに拝火教って、ちょっと待ったな単語だったとは?というのも本書の最終章に「ゾロアスター教徒は、かくも長い間多神教だとか拝火教だとか自分たちを軽蔑してきた人々に、自分たちの信仰の高貴さを認めさせようとする」という件があって、拝火教って蔑視を含んでいる言葉だったのか?いや、何とゆーか、言葉って安易に使用しちゃいけないんだなぁと…痛感した本書でしょか…

 で、英国の専門家によるゾロアスター教の本というのが本書という事になるんだろーか?もー少し詳しく言うと、著者は「ロンドン大学東洋アフリカ学院の中東学部イラン学科の主任教授」だったお人…ゾロアスター教研究者で、アヴェスタ語、中世ペルシア語、パルティア語も堪能という才人…そして「本書はもともと英国での放送大学の宗教学の一講座のテキストとして執筆されたもの」だとか…

 そんな訳でゾロアスター教の発祥から現代までの歩みがギュギュっとな、の世界が展開しておりまする。取りあえず、何が何だか読後の今でもよく噛み下せていない己としては、まずは目次に逃げてみよー…で…
 第一章 ゾロアスター教の背景、第二章 ゾロアスターとその教え、第三章 マズダー礼拝の確立、第四章 記録のない数世紀、第五章 アケメネス朝時代、第六章 セレウコス朝とアルサケス朝時代、第七章 サーサーン朝初期、第八章 サーサーン朝中期、第九章 サーサーン朝後期、第十章 カリフの時代、第十一章 イル汗国-ラージャとスルタンの時代、第十二章 サファビー朝とムガル朝時代、第十三章 カージャール朝とイギリス支配の時代、第十四章 二十世紀の状況
 のラインナップでございます…

 アリス的に、ゾロアスター教…うーん…ニーチェに行くならむしろ学生アリスで江神さんか?江神さん哲学科だしなぁ?ところで専攻は誰なんだろぉ?とは気になるところだけど?後は自称雑学データベースのアリスだから、ゾロアスター教についてもそれなりの知識有りと見ていいんですかぁーっ?とはいえ、宗教学というだけでも腰が引けて、更にゾロアスター教となると初っ端からチンブンカンプンの己としては、准教授以前にアリスの頭の構造を拝んでしまいそー(笑)

 さて、ゾロアスター教とは何ぞや?ですけどまず著者の最初の弁が「ゾロアスター教は、啓示によって開かれた世界宗教の最古のものであって、直接的にも間接的にも他のどの宗教よりも人類に大きな影響を与えてきた」ものなんだそーですよ、奥さん(誰?)で、「ゾロアスター教という宗教は、紀元前六世紀から紀元後七世紀までほぼ継続的に中近東の大半の地域を支配して栄えたイランの三つの帝国の国教であった」とな…これまた、そーだったのかぁーっ?

 また、他の宗教への影響力も半端ないで「その主要な教義のなかには、一群のグノーシス派信仰ばかりでなく、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にもとり入れられたものがあったし、東方においては北伝仏教の発展にも影響を与えた」って…いや、もー宗教的並びというか、発生の歴史って、いずこの宗教も皆それぞれに影響しあっていたというか、免れる事ができなかったとでもいうのか…うーん…

 ちなみにゾロアスター教が何でゾロアスター教と呼ばれるよーになったか?は「預言者ザラスシュトラが古代ギリシア人にはゾロアストレスとして知られていたためである」って、これまたそーだったのかぁーっ?ちなみにこのザラスシュトラは「先史時代に生きたイラン人」だそで、「紀元前一四〇〇年から紀元前一二〇〇年の間」の人じゃね?とゆー事らすぃ…

 歴史ってパネェとここでガーンっ…としていると話はそんなに甘くない(笑)これまた全然知らなかったのですが、「遠い昔には、イラン人とインド人は一つの民族をなしており、これは原インド・イラン語族と呼ばれている」ってそーだったのか?「彼らは印欧語族の一枝族で、ヴォルガ川の東、南ロシアのステップ地帯で牧畜をしていたと考えられる」とな…で「前三千年紀の初期と言われるが、原インド・イラン語族は分裂して、言語上、インド人とイラン人という二つの別々の民族に区別されるようになった」とな…って、これまたそーだったのかぁーっ?

 さて、「一般に、祭儀は教義よりも長く存続すると認められている」そで、今でも「ゾロアスター教の祭儀の基本的な対象は、石器時代の牧畜民と同じもの、つまり水と火である」とな…何とゆーか生活密着?

 てな訳で「ゾロアスター教では、水を捧げる神水として、牛乳と、二種の植物の茎と葉の汁の、三つのものが欠かせない」そな…ちなみに「三という数は、原インド・イラン語族にとっては神聖な数であり、いまでもゾロアスター教とバラモン教の多くの儀礼の基数となっている」ってこれまたそーだったのかぁーっ?ちなみに火には「樹皮をとって乾燥させた薪木、香料、動物の脂肪の小片」だとか…供物の歴史も古いって事か…

 まぁ牧歌的な日常が青銅器時代に入ると好戦的な日常にシフトしていった模様…そんな中、「スピタマ家のポウルシャスパの子、預言者ザラスシュトラ(ゾロアスター)」キタコレになるのか?ちなみに年代的には紀元前1500-1200年の間、先史時代の事でござります(笑)「伝承によれば、ゾロアスターは智慧の熟する年である三十歳で、ついに啓示を受けたという」って、キリストといい、男、三十歳って、立て万国ののノリになり易いんだろか?

 そして宗教が始まるってか?「宇宙には、はじめに唯一の慈愛深い存在であるアフラ・マズダーがいた。この神は完璧に賢明であり、すべて正しく善であり、他のあらゆる慈愛深い神々は彼から発したと考えたのである」とな…「敵である「アングラ・マインユもアフラ・マズダーと同様創造されたのではなく存在したのだが、こちらは無知で、何から何まで悪意に満ちていたのである」とな…でもって「究極的にはこの大戦争に勝つのはこの神(アフラ・マズダー)で、悪は滅び、宇宙は永遠に全く善となる」とな…悪の栄えたためしなしというと時代劇調だけど、最後に善なる、絶対なる神が勝つーって言うのはどこの宗教も同じよーな気がするのは気のせいか?もしかしてその原型の一つがゾロアスター教という事になるんだろーか?うーん…

 ちなみにアフラ・マズダーは「自らの聖なる霊スプンタ・マインユを通して、六柱の下位の神格、つまりゾロアスターが最初のヴィジョンで見た光書かせ訳存在を出現させることであった」となって、宇宙創世記についての詳細は本書をドゾ。まぁとにかく神様はまず初めに世界を創るとこから始めるよねぇ(笑)しかも終末論もセットされているからパネェ…ゾロアスター教的に言うと「創造・混合・分離」でしょか…教義についての詳細は本書をドゾ。

 しかも多分、画期的なとこは「男も女も主人も召使いも楽土に行ける希望があると彼は教えた」でしょか?そこへ到達するのに必要なのは供物の多寡ではなく、「倫理的な実績によるとされたからである」なんですよ、奥さん(誰?)身分とか、金銭に関係なく、正しい行いの者が到達するとしたんですねぇ…まぁ何とゆーか底辺をくみ取らない社会はいつも負け組になるのは世のならいってか?もしくは万民に平等に開かれた社会とも言うでしょか(笑)まさにゾロアスター教こそ、正義とは何か?の世界じゃね(笑)

 「たとえ権力者であっても、不正な行いをすれば、地獄へ行き、究極的には消滅するという恐怖を与えた」よーな新興宗教を、世間がというか、セレブが簡単に受け入れる訳もなくで、故郷では「従兄のマイドヨーイマンハを改宗させただけだった」とな…でゾロアスターは故郷を離れウィーシュタースパの領土で確立される事になるのだとかで、この辺りの詳細も本書をドゾ。

 で、まぁイランというか、中東からインドにかけての領域の歴史と共にゾロアスター教は続いていく訳で…詳細は本書をドゾとしか言えネェ…というのも、本書時系列順に整理されていて、更に平易な文で読み易いんですけど、問題は、その素養がないと何が何だか?混乱してきて…というのも、まず中東の歴史の流れ、も一つがその言語(読み?)、土地名前と人の名前といった固有名詞、それとゾロアスター教の用語…これからとっさに区別がつかないと、迷子になってしまうんですよ、おぞーさん(誰?)例えば、福岡と出てきた場合、福岡県なのか、福岡市なのか、土地的にで、もしくは福岡藩とか、あるいは福岡さんの事かもねとか、が瞬時に判断できないと読んでいて辛い…

 でで、これらの名詞が片仮名でこれまたやたらと長いのが多くて…馴染みのない読みが多くて…世の中は本当に広いのだと実感しますた…ので、詳細は本書をドゾ。いやもーそのせーかどーかは知らないが、己の教養の無さに本書を読むのに通常の倍どころか、更に倍でも追いつかない位時間がかかっていたりして…かくて読むには読んだんですが、理解が覚束ないと…いえ、それはいつもじゃまいか?なんですけど、これもこれまた今回は特に、と断言できる情けなさ…

 まぁ山あり谷ありのゾロアスター教の歴史ですが、アケメネス朝とか始まって、やがてゾロアスター教も広がって、国教として君臨してますが、何か?な世界も展開していく訳だったりして、この辺りはむしろ中東史そのものですので、これまた詳細は本書をドゾ。異端のズルワーン教とかの件も本書をドゾ。

 歴史的といえば、この人を忘れてはいけないアレキサンダー大王ですが(笑)「紀元前四世紀までにゾロアスター教はイラン人の宗教として着実に定着し、世俗の権力だけでなく精神的にも大きな権威を獲得していた」のに「前三三一年の戦いでダリウス三世を破り、五年間に及ぶ遠征でアケメネス帝国のほとんど全領土を征服したのである」とな…これによって「ゾロアスター教団は、その後の異民族支配の時代よりはむしろ、実際の戦闘において大損害をこうむった」事になると…そんな訳で天下のアレキサンダー大王も「アフリマン以外にはつけられない「呪われた=グザスタグ」という形容詞を伴って記憶されている」事になってしまうんですねぇ…ゾロアスター教的には不倶戴天の敵という事でFA?

 詳細はこれまた本書をドゾですが、そんな訳なのか?どーなのか?「征服者と被征服者の両民族は、セレウコス朝支配の時代を通して、かなりの程度まで融け合わずにいたようで、新しい都市の文化は主としてギリシア的であり、古い町や村のものはほとんど純粋にイラン的なままであった」って…そんな訳で次にきたのがパルティア人のアルサケス朝時代で…統治者が代わってもイラン人のゾロアスター教徒は続くとな…

 で、当時のゾロアスター教徒は信仰の道徳律を守り、仲間同士の責任感や名誉や誠実さを守り、約束を守り、条約の責務に忠実であろうとしたで、これはパルティア人も感化されて「彼らの宿敵のローマ人よりはるかにすぐれていることを身をもって示した」となった模様…民度について考えるってか(笑)よき隣人って大切だよね(笑)

 さて、サーサーン朝まではゾロアスター教的には山あり谷ありもつつがなきやの世界だったよーな気がするけど、この後にやってきましたアラブがやってきたとなると話の様相が大分違ってくる訳ですよ、姐さん(誰?)何が違うか?まず、彼らがムスリムだった事でしょか?ジンミー(ユダヤ教徒、キリスト教徒、サービア教徒)に対しては「ムスリムの軍隊は、死か、イスラム教への改宗か年貢かという三つの選択肢を提示した」そで、「しかし他の異教徒には、理論上、死かイスラム教かの二つしか提示しなかった」って…

 で、「征服が終わって殺戮と奴隷化と略奪と破壊がなされたあと」はどーなったか?というと、土地税と人頭税を徴収する事になるんですよ、しかもこの人頭税の方は非ムスリムに対する特別の税という事になる訳で…税金払いたくなかったら改宗するしかない訳ですよ、奥さん(誰?)しかもいったんイスラム教に改宗したら「イスラム教からの背教に対する罰は死であるとしていたからである」で脱出不能、いやもー施政としてはたいしたもんだと思いますけど、結局ここから殆どゾロアスター教だったイラン人はイスラム教徒になっていく訳で…歴史ってパネェ…これまた詳細は本書をドゾ。

 まぁアラブのトップ達が何をしたかといえば「信仰を受けれていない人々を国境を越えて襲撃するよう命じたこともあった」の世界で、外に向けてそれなら内はどーかなんて、皆まで言うなの世界か…「非ムスリムに示した苛酷さと、ペルシア人ムスリムへの惜しみない後援のおかげで、アッバース朝はゾロアスター教にとっては不倶戴天の敵となった」とな…

 上も下もそゆ事って事らしく、「十世紀に、レイの町の裕福なゾロアスター教徒が、丘の上にたいへんな手間と費用をかけて、ダフマを建てた。しかしそれが完成した日に、ムスリムの官僚が怒ってそのなかに入り、その壁の上からムスリムの祈りを唱えて、建物を手に入れる口実を作った。ムスリムはこの建物には何の用もなかったのだが、このような「ガブルいじめ」は人気のある遊びで、何世紀も続き、教養のない者だけでなくカリフや高級官僚たちもそれを楽しんだ」そな…

 更にゾロアスター教徒いじめの一つが「犬をいじめる」事だったそーで…「現在ではどこでもムスリムは不潔な動物として犬に敵意を示すが、初期のイスラム教には、そういうことはなかった」そな…では何故にそーなったか?というと「ゾロアスター教徒が並々ならず犬を敬ったために、イランで意図的に形成されたものと思われる」とな…そーだったのかぁーっ?かくてゾロアスター教徒もだけど、犬も「何世紀もの間、ムスリムによりこの動物がこうむった大きな苦難は、宗教的な抗争のもたらした残酷さの哀れな例である」となる模様…坊主憎けりゃ袈裟まで憎いを地でいっちゃってたんですねぇ…

 ででで、この後来るのがモンゴル人な訳で…この被害規模はムスリム、ゾロアスター、ユダヤ、キリスト教関係なく全ては灰と化していったよーで…破滅、損傷、荒廃、破壊といった言葉が乱舞しているだけでお察し下さいの世界か…しかも「征服後の半世紀に、ガーザーン汗はムスリムになり、モンゴル人改宗者たちは、自分たちの祖先があのように残酷におとしめたイスラム教の地位を再び高めた」そな…いやもー歴史ですから…そしてゾロアスター教徒はヤズドとケルマン周辺で細々と生き延びる事が出来ていた模様…とにかく「モンゴル族のイル汗国のもとで、非ムスリムが生き残るための最もよい方策は、目立たないでいることであった」とな…そんな訳で聖なる火も「普通の村人の家と変わらぬ小さな泥れんがの家に設置され」るよーになった模様…高い建物は皆モスクになったとな…

 事、ここまでくると確実に数を減らしたゾロアスター教に対して「これ以降ムスリムの歴史家は、もはや政治的にも社会的にも何の重要性ももたないほどにその成員数が減少したゾロアスター教徒を無視した」為、記録がないとゆー話に…

 で、事は今まで主にイラン方面の話だったのですが、インドの一部にもゾロアスター教の人達はいらっさった訳で、その経緯についての詳細は本書をドゾですが、一番にあげるとしたらパールシー共同体でしょか?とはいえ、印でも勿論、ゾロアスター教徒はマイノリティーな訳でして…

 歴史騒動記としての一例としては「一五三四年当時、デリーを治めていたムガル帝フマユーンはグジャラートに侵入した。スルタンは絶望してポルトガル人と条約を結び、援助の見返りとして、ワサイーの港とその島々(小さくてあまり重要でないムンバイ(ボンペイ)も含んでいる)を譲渡して、グジャラートを出港する船は皆、彼らに税を払うことに同意した」とな…しかも「ポルトガル人はこの気前のよい譲渡の見返りとして、実際にはスルタンを援助したわけではなかったので、グジャラートの騒櫌は続いた」とな…ちなみにゾロアスター教徒的にはその時「フマユーンはその地の北を蹂躙し、パールシーが定住していたバルーチとスーラトは、彼の略奪圏内に入っていた」とな…しかも「一五四七年にポルトガル人は、再びパルーチを攻撃して住民を殺した」となる訳で…大航海時代キタコレで、その渦にゾロアスター教徒も否が応でも巻き込まれていく模様…

 とはいえムガル帝国内に入ったゾロアスター教徒の方は、今まで比べれば「幸先よく」進んだになるかもですけど、イランの方は「サファビー朝で、かつてないほどの貧困と抑圧のなかに放り込まれていた」になるよーで…何せこの王(スルタン・フサイン)は「強制改宗命令に署名した」そで…改宗か、死か、再びですよ、奥さん(誰?)

 まぁイスラムとはアレでしたけど、インドの方はどーだったというと「彼らは概してヒンドゥーと友好的であった」とな…何とゆーか、一神教より多神教の方がよそものは住みやすいという事なんでしょかねぇ?

 歴史の流れについての詳細はこれまた本書をドゾなんですが、大航海時代キタコレでゾロアスター教も欧州人の目に入る事になった訳で、色々と欧州に出回る事になっていくと…例えば「古代ペルシア・パルティア・メディアの宗教史」(トマス・ハイド@英・オックスフォード大/1700)とか出版されて、「彼のユダヤ・キリスト教的なゾロアスター教解釈が学会でしっかりと確立されてしまった」り、また18世紀中葉「アヴェスタ」の仏訳をアンケティル・デュ・ベロンが出したりしてたらしい…それにしても18世紀中頃って仏革命前夜ってとこじゃない?それでも文化は巡るってか?仏もパネェ…

 さて、印のパールシー達はというと英の支配下で教育を受容して、中産階級を形成していった模様…てな訳で印的なゾロアスター教徒が世俗的に成功しつつある中で、19世紀イランの方のゾロアスター教徒は王だけじゃくて、狂信者や悪漢達によって虐待、殺人、略奪、焚書とやられ放題だった模様…これに印のゾロアスター教徒から援助が手がくるよーになったとな…例えば「ゾロアスター教徒を殺害した者を裁判所にひき渡すといった努力もした(しかし、たとえ彼がひき渡しに成功したとしてもその罰は、普通はわずかの罰金でしかなかった。なせなら非ムスリムの死はあまり重大とはされなかったからである)」って…

 物凄く飛ばしに飛ばして時代は20世紀に入る訳ですが、20世紀に入って印独立運動がますます意気盛んになっていくとどーなったか?と言えば「イギリス支配下でパールシー共同体は不当に繁栄していたとみなされたために、ヒンドゥーは次第に敵意を露わにするようになった」とな…それにしてもこれまた全然知らなかったんですけどここに出てくる「先駆的実業家ジャムシェートジー・ターター」って、あのターター財閥の人でしょか?ちなみに「彼自身下級のバガリア祭司であったが」とあるので、ゾロアスター教徒という事になると思われなんですけど?

 歴史的なとこではパキスタンのパールシー達とかの話も出てきますので、これまた詳細は本書をドゾ。何とゆーか、国が出来ると移民もあるという事ですかねぇ…かくてゾロアスター教徒は英、加、米にも散っていく事になる訳で…

 ちょっと古い人口統計では、ゾロアスター教徒はどこにいる?で一九七八年の総数が十二万九千人、「そのうち八万二千人がインドに、パキスタンには五千人、スリランカに五百人、イランに二万五千人、英国、カナダ、アメリカにそれぞれ三千人、オーストラリアに二百人が住んでいた」とな…多いとみるか、少ないとみるかは人それぞれですけど、うーん…

 まぁ現代になるとゾロアスター教シンポジウムなんてのもあるみたいだし、細々と言っていいのかアレだけど一つの宗教が3500年以上続いているだけでも、凄い事じゃまいか?と…他にも色々エピ満載ですので、いや本当に色々色々ありますので、興味のある方は本書をドゾ。何とゆーか、今更だけど、世界って広いや、本当に広い…

 目次参照  目次 文系

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