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2014年10月 4日 (土)

すべて世は事も無し(笑)

あの頃、あの詩を  鹿島茂・編  文芸春秋

 げいじつの秋という事でちょっくら詩歌を口ずさんでみるとか(笑)何の本かというと、詩歌のアンソロ本でしょか?で、その選択基準が、昭和30年代の国語の教科書に掲載されていた詩歌…と言われても何が何だか?なんですけど、団塊の世代の教科書にあたるんですよ、奥さん(誰?)で、三つ子の魂百までもの世界じゃないけど、この中、高でおべんきょした、刷り込まれたそれらは今でも団塊の世代の方々は口ずさめる人もいらっさる程浸透していらっさる模様…で、そんな詩歌の中から著者が選んだ詩の数々というのが、本書の構成となるとな…

 それにしても、国語の教科書、そんなに詩歌掲載されていただろーか?と己の記憶を探ってみるも?はて?何も思いつかない…国語の授業って担当の先生の好みが一番表れる気がしないでもないで、そこが重ならないと何ともあじけない授業だったよーな記憶しかない(笑)たいてい、つまんない授業って国語教師に多いとずっと思ってました(笑)己に文才がないからだろか…

 で、本書を拝読していくと、昭和30年代には希望があったというか、熱い時代だったのだなぁと…成程、団塊の世代はある意味時代の申し子だったのかも?とふと思ったり?

 アリス的に、詩…ルバイヤートは学生アリスの方か?文学的なソレでいくと、英文学のウルフ先生になるのかなぁ?本書でいくとロバアト・ブラウニングになるのだろぉか?何か、このロバアトのとこでもー時代を感じてしまうのは気のせい?他には、ジョン=ラスキンとか、ウィルリアム・ワーズワースとか、出てきますが(笑)後、単純にアリス的なら室生犀星の「本」という詩は完全に同意の世界じゃまいか(笑)

 まぁ何にせよ、教科書に掲載される詩歌の選択基準に「人生は明るく、地球は美しいという「希望」のイメージに満ちたメッセージなのです。親の世代が私たちに託そうとしたこうした「希望」のイメージは、昭和三〇年代には、たしかに存在しているように感じましたし、私たちもその実現を信じていました」が入っていたのではなかろーか?の世界かなぁ?

 昭和は遠くになりにけりとは言え、昭和30年代というと、終戦(敗戦)からようやく一息ついて脱却していた頃なんじゃまいか?なんでしょか?まぁ焼け野原ですから上見るしかなかったというのもあると思いますかもだけど、とにかく、昨日よりは明日はよくなるという右肩上がりな世界観にいらっさったよーな(笑)

 だから、朝とか、春とか、太陽とか、青空とか、という明るい単語が散りばめられた詩歌がズラリと並ぶという事に…ある意味キラキラした詩が教科書を独占していたとゆー事になるのだろぉか?ふつくしいってか(笑)なので、掲載されている詩がその詩人の代表歌かというとこれまたちょっと違うんじゃの世界で(笑)一通り読んでみて、何か前向きになれる詩の群れだなぁと思いますた…今のこの八方塞がりの時代にはむしろこれは非常に新鮮に映るかも?かなぁ?

 それにしても高村光太郎なんて、教科書で読んでいた頃はなんじゃそら?と共感とか、同感とかがほぼなかった感性低い己ですけど、今拝読すると…時代の先を行ってたんだなぁと痛感いたしまする…例えば「今では都に何でもあつて 金がものをいふだけといふ」とか、時代のエール系だと「えらい人や名高い人にならうとは決してするな。持つて生まれたものを深くさぐつて強く引き出す人になるんだ」とか、何か今を見通しているかのよーに思うのは気のせいか?

 本書に掲載されている詩の中で個人的に気になったとこというと、例えば宮沢賢治の雨ニモマケズなんですがその中に「一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」とあるんですが、玄米を四合ってそれ茶碗八杯分じゃまいか?で、一日三食で一食で二杯食べてもまだある計算になるんですが?栄養バランス的にどよ?以前に、そんなにお腹に入るものなんだろーか?賢治のお腹は胃拡張とかはないよねぇ…と、田中冬二のふるさとにての「ほしがれひをやくにほひがする」で、ホシガレイ?これ干しガレイじゃなくてホシガレイなら、寿司ネタにもなる高級魚じゃまいか?で、それを「ほそぼそ」と食べていた郷里の食卓、ある意味今より豊かじゃまいか?と思ったのは気のせい(笑)と、つい食意地に走ってしまったりして…お恥ずかしい…

 表現的におろろいたのは、山村暮鳥の朝の中に「馬鹿に明るい」とか出てきて、そうか、詩でも馬鹿とか使うのかと…その他にもたくさん詩歌掲載されていますので詳細は本書をドゾ。

 豆知識的には、「戦後に出版された教科書をほぼ網羅している「教科書図書館」」なるものがあるとは知らなんだ…世の中、まだまだ捨てたもんじゃないのか(笑)何はともあれ、たまにはゆっくりと詩を読んでみる、現代人にもあってもいいと思うけど、まぁ世の中すぐさま損得勘定の本当に必要なんですか?の住人だからなぁ(笑)

 掲載されている詩の詩人達は、宮沢賢治、高村光太郎、北原白秋、三好達治、島崎藤村、丸山薫、千家元麿、山村暮鳥、室生犀星、大木実、大関松三郎、田中冬二、河井酔茗、草野心平、百田宗治、八木重吉、竹内てるよ、金子光晴、堀口大学、国木田独歩、中原中也、永瀬清子、佐藤春夫、江口榛一、笹沢美明、村野四郎、坂本越郎、城左門、副士孝次郎、草野天平、小野十三郎、北川冬彦、川路柳虹、神保光太郎、大木惇夫、カアル・ブッセ、ロバアト・ブラウニング、ポオル・ヴェルレエヌ、ツェーザル・フライシュレン、ジャン・コクトー、ゲーテ、ジョン=ラスキン、H.W.ロングフェロー、ウィルリアム・ワーズワース、ヘルマン=ヘッセ、ウォルト・ホイットマン

 目次参照  目次 文系

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