« 無意識の走査? | トップページ | 一番星みぃつけたぁ(笑) »

2014年10月31日 (金)

メロディー、ハーモニー、リズムを探せ(笑)

耳で考える  養老孟司 久石譲  角川書店

 サブタイトルは脳は名曲を欲する、なんですが、著者二人の対談ですよねぇ…で、何とゆーか聴力、音、音楽について考えるかなぁ?まぁ音楽については養老先生の言う通りなんだろなぁと「あるていど耳ができてなくては、音楽にいいも悪いもない」という事じゃまいか?

 という訳で音楽家とは耳の専門家になるのだろぉか?で、そんな久石氏の方の素朴な疑問は「厳密に映像に合わせて音楽をつけると、間違いなく音楽の方が早く感じるんですよ。ぴったり合わせると、映像より先に音が聞こえてしまうという現象が起こる」とな…で、それは何故?それに「視覚と聴覚は処理時間がズレる。何の問題かというと、おそらくシナプスの数です」(@養老)となるとな…でもそれは「普通は、それを意識しなくなっちゃっているんです」「久石さん自身は、コンマ何秒という非常に細かいレベルで仕事をされているから、ズレがわかる。そういう状況ですね」(@養老)となる模様…さすが本職音楽家という事か?

 と、かよーな日常の疑問というか、音、音楽と人の関係性だろか?な話が展開されていきまする。読んでいるうちになるほろなぁな話がいぱーい…騙されたと思って読んでみたらとお薦めしとこー(笑)何か切り口が日常なのに日常じゃないとでも言う感じ(笑)

 アリス的に音楽というと、グールドのゴルトベルク変奏曲じゃまいか?で准教授のお気に入りはバッハだもんなぁ(笑)他にアリス的なとこでは作曲家としてのお話のとこかなぁ?「エモーションがあってつくっているものは、また何かを継起に強い刺激を受けて、それを音楽として表現したいという欲求があればつくりますが、それがすぐまた来るのか、ものすごく先のことになるかまったくわからない。作曲家として継続的に音楽をつくり続けていくためには、そのいつになるかわからない「いつか」を待っていたんではダメです」(@久石)の辺りはクリエイターとしてのアリスならば畑違いでも分かるの世界か?あっこれ天農画伯もそーなのか(笑)で、情動の対極に構築性もあるじゃまいか?という事らしー…この二人のバランスをどうとるのか?が何かを生み出す人達の中では葛藤している模様…プロとして、ど?な道、心得とでもいうのだろぉか?かなぁ?

 で、「音楽は、やっぱりシステムづくりが肝心なんです。完璧なシステムをつくれれば、それだけバリエーション豊かに、たくさんの曲をつくり続けることができる。そういう意味で大量生産が可能になる」(@久石)だそで、その最たるものがモーツァルトとバッハとな…准教授の好きなバッハはそーゆーお人だったんですねぇ…

 作家性なとこではも一つ「作家というのは自分の中から湧き上がるものを自由に形にすればいいわけではなくて、やはり社会の影響と無縁ではいられない。その時代の空気の中で生み出すべきものがある」(@久石)というのはこれまたクリエイターの真理かなぁ…純粋に抽象的なものもあれば、メッセージ性の高いものもあると…作家も社会の一員なんですよね、当たり前だけど…

 後はマレー鉄道の蛍じゃないけど、「とくに有名なのがマレーシアのセランゴール川沿いにホタルがたくさん集まってくる場所があって、これが同じ周期でピカッ、ピカッと一斉に光る。まるでクリスマスツリーのようだといわれて観光スポットになっています」(@養老)のとこでしょか?准教授が蛍狩りに行くとは思えないんで、あれはアリスの趣味なのか?それとも大龍の趣味なのか?謎だ(笑)

 虫つなかりというかで、虫の声はアングロサクソン的にはノイズらしーんですが、鳥の声は歌として聞いていると…そーだったのか?ウルフ先生(笑)「昔から我々日本人は、虫の声は和歌に詠み込んでいますから、歌として聴いている。ところが、欧米では鳥のさえずりは歌として聴いていたんだけど、虫の音はノイズでしかなかった」(@養老)、文化の違いなのか?夏にセミがいないだけで、そーなるのだろぉか?謎だ?

 アングロサクソンつながりでこれまた「彼らは話をつくるのが巧い。僕は十九世紀のイギリス小説をよく読むんですけど、やっぱり筋で引っ張るところが巧いですよ、要するに、ウソをつくのが巧いんだよ、彼らはやっぱり(笑)」(@養老)となるのか(笑)教えて、ウルフ先生ってか(笑)「自分は信じていないんだけど、人に信じさせることに長けているんだね。あれはもう完全に確信犯の常習犯ですよ」(@養老)って、騙しのテクニックってか(笑)

 クリエイティブなとこで映画の脚本の作り方が二つあると指摘しているとこがあって、一つは最初にストーリーがつくらてそれに肉付けしていく方法、も一つが「一点突破のようなやり方です」(@久石)で、最初の方は予測がつくから面白くないけど、後の方は「ディティールからつくっていくと、書いてる本人もストーリーの結末がどうなっていくのか読めない。まさに「主人公が勝手に動き出す」」(@久石)ってつくっている方もワクワクドキドキなんだとか…アリス的に小説技法って、どーなんだろなぁと?

 さて、現代人と言葉のとこですが、「言葉がなくても動物としては生きていける。しかし、人間社会では言葉の能力がなければ生きていけない」「言葉の能力がない人は、この社会から明らかに排除される」(@養老)とな…脳と言葉って結構密接?「遺伝子がしていることを、遺伝子に任せておけないから、こっちでするという形のものをつくっていった。それが脳だ、と僕は思っています」(@養老)となっちゃったのが進化の歴史か(笑)で、どーなったかというと「今の人の悪いクセは、何でも「言葉」で説明できて、理解できると思っているところだと僕は思っています」(@養老)体験とは何ぞや?の世界に突入しますが、クオリアとか(笑)

 で「今は現実よりも言葉が優先するんですね。そして言葉にならないことは、「ないこと」になってしまうんです。そうした中で、かろうじて絵とか音楽とか、いわゆる芸術といわれるものが、言葉にならないものとして踏みとどまっている」のだそーですよ、奥さん(誰?)というより、そーだったのか?天農画伯(笑)

 結局、本書は言葉から零れ落ちるものを拾い集める旅だろか?目に見えない、言葉にならないものを見つめる、語る二人はある種世界の最北もしくはドーナツのど真ん中にいるみたいなノリかなぁ(笑)何かもー二人には分かる、そして分かる人には分かる、これ感性の発掘なんだろか?「音楽がきちんと言葉で説明できるなら、音楽は要らないんです。言葉で表現できないものを表現するために、芸術というものがある」(@養老)なるほろ、現代における芸術の使命は重しぃーってか(笑)

 ちなみに「耳だけは、半規管は退化できません。いわば古い感覚器が耳だけは非常に強く残っているんですよ。身体の運動に直接つながっていますから」(@養老)となるそーで…

 また、これも実にげいじつか的な日常かなぁで「質感ってすごく大事だと思うんです」(@久石)とあって「どうも波長の合わない人もいる。もちろん仕事で付き合う相手とは、呼吸を合わせる努力をする。ただ、息は合わせられても、肌合いというものは合わせられないでしょう」(@久石)とな…感触って、これまた結構大きいって事か?となると握手なんてアレ、無意識の篩い分け操作なのか?のか?

 それにしても全然知らなかったのですが、今のレコーディングって、デジタル機器の発達のおかげで「機械で全部調整できてしまうんです」(@久石)とは…声のサンプルさえとれたら「デジタルで修正することで完璧なかたちの歌にできる。つまり今、世の中に出ている歌の大半は、そうやって完全無欠にうたっているように、人工的につくり直されているんです」(@久石)って、そーだったのか?成程、誰も音痴にならないの世界か…肉声というのはとほくになりにけりの世界だったんですねぇ…で、それに久石氏は警鐘を鳴らしております…

 それはともかく、音楽について過去、ピタゴラス派は「あっていい音楽は世の中に二種類しかない」って言っていたのか?で、一つが「戦いに行く時や、みんなが団結しなければならない時に、それぞれの勇気を鼓舞するもの」も一つが「平和な時に、より人の話に耳を傾けるような目的のためのピースフルなもの」(@久石)だけオケだったそーで…結局、これ現代に生き残っているのは「ソヴィエト共産党体制下における音楽のあり方も、ピタゴラス派がいうような、情動を煽ったり、遊興に誘うような音楽はダメ、勇気を鼓舞するものでなければいけない、という発想なんです。中国共産党も同じ。その発想は、共産主義に生き残るんです。北朝鮮なんかは未だそうですよね」(@久石)って…音楽の側面を浮き彫りにしている感じかなぁ…煽り系では、ヒトラーが有名だし、宗教系も音楽を利用してきたしで、「音楽には人心を煽る力が宿っているということですよ」(@久石)ともなると…毒にも薬にもなるというか、ものの使いよーの是非が試されているという事だろか?

 日常系の話では独人は禁止がお好きの件かなぁ?禁煙権の話からなんですけど、となると准教授に被るのか?「ポジティブなものはいいんだけど、ネガティブなことに対してはいけないと思う。「こうしよう」というのはいいけど、「こうするな」を一つに絞り込んでいくのはよろしくない」(@養老)というのは全くその通りで、あの正義は一つ、真実は一つと心中しているのは何故なんだぜ?と(笑)それにしても「そもそも禁煙運動を始めたのはナチスですからね」(@養老)ムッソリーニとヒトラーは煙草を吸わなかったそーな…「だから、「タバコ吸わないと戦争に負けるよ」と僕あちこちで言ってるんだけど、全然通じない(笑)」(@養老)って、それはかなり高度なジョークじゃまいか?ですか(笑)はい、ここ笑うとこといって笑う人何人いることやら…

 何かもー至言の嵐なんで本当に本書をドゾ。どの頁も受ける事うけあい(笑)物事の分かる分からないじゃないですけど、論理だけしか通じない、はそれだけじゃないと…「論理は論理だが、論理だけでは成り立たないということを理解する。数学だってある程度いくと、たいていの人がわからなくなりますからね。徹底的に論理的なはずなのに、そこに共鳴しなくなります。論理にも壁はある」(@養老)は言いえて妙かと…世の中、ロジックだけじゃ済まないと、人は共感してくれないと動いてくれないと(笑)

 また、自分で考える、自発的に行動するというのが現代の若者にかけているものらすぃ(笑)「「道から外れない」感覚」がこびりついている模様…「最近の若い人たちは、「言ってくれたらやります」と平然として言うわけです。これは考えようによってはとても傲慢だと思うんですよ」(@久石)「自分で何をすべきか、どうしたらいいかを考えて動くものです。それを全然考えようともしないで「言ってくれたらやりますよ」というのは怠慢きわまりない話です」(@久石)というか、もー入力と出力が一対一対応になっているとしか思えないんでけど(笑)言われた事しかしないのは責任をとりたくないのか?はたまたできないとあればロボットと同じなのか?それとも言われれば何でもできるという思い込みなのか?まぁ確かに近年そゆ人は物凄く増えてはいるよねぇ(笑)

 も一つ増えているよねぇ系では「今の人たちに欠けているのは、自分の利益にならないようなことを受容するという考えだと思う」(@養老)何とゆー、損得勘定が物凄く上がったよーな?誰得とか、俺得とか、勝ち組とか、負け組とか…それが全ての基準になってきてるもんなぁ…日本も米みたいな拝金主義になっちゃうんだろか?金こそ全てってか?きれいごとでオマンマ食えないんだよもあるけど、人はパンのみに生きるに非ずもあるんですよねぇ(笑)

 他にもいぱーいあるのですが、興味のある方は本書をドゾ。ドゾ。最後に個人的に受けたとこをで、ハチの行動パターンの話を養老先生がしてくれているのですが、それに対して「つまり、途中で想定外のことがあったとしても行動を変えられない。どんなことがあっても、最後まできちんとやることしかできないんですね」(@久石)「うん、一切反省もしないしね」(@養老)のとことか、また別の話で「動物は自己中ですから他者と合わせようとはしません」(@養老)とかのとこで、どこぞの原子力村を思い浮かべてしまったなんて事はコボンコボン…脳が虫並に遺伝子に支配されているなんて事はゴホンゴホン(笑)

 他にも面白エピ満載ですので、詳細は本書をドゾ、重ねてドゾ。

 目次参照  目次 音楽

|

« 無意識の走査? | トップページ | 一番星みぃつけたぁ(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メロディー、ハーモニー、リズムを探せ(笑):

« 無意識の走査? | トップページ | 一番星みぃつけたぁ(笑) »