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2014年11月11日 (火)

私を一度騙したならあなたの恥、二度騙されたら私の恥(笑)

殺す理由  リチャード・E・ベンスタイン  紀伊國屋書店

 サブタイトルは、なぜアメリカ人は戦争を選ぶのか、なんですが、まぁ米人以外の人からすれば、何を今更なお題じゃまいか(笑)さて、本書の前書きにあるのですが、例の9.11の直後、政治的暴力と紛争解決の専門家としてTVのインタビューを著者が受けたとな…それに対して「テロリストの行動を無分別とか卑劣と言ったところで、彼らを理解したり、彼らの行動に理性的に対処するには役には立ちません」とか「イラクやサウディアラビア、イスラエル、パレスチナ問題をめぐるアメリカの政策への反感も、その動機となっているのです」とか「この犯罪行為を裁かねばならないのはいうまでもありませんが、わが国の政策がイスラーム諸国でこれほど強い憎悪と怒りを生みだしている理由も、私たちは考えねばならないのです」と答えたそな…実に理性的なご意見である…

 さて、結果はというと、著者が奉職している大学に(学長に)、首を切れ、子弟に講義を受けさせない、大学への寄付を打ち切ると抗議殺到した模様…まぁそれをやった米人も米人だが、それを受けた米人、この場合学長だが、ちゃんと擁護し、否定したとな…ボスとして部下を護る…そんな米人もいたんですねぇ…何か米というと簡単に、超簡単にリストラする国かと思っていたので、ちょっとおろろいた(笑)

 まぁそれもともかく、当時は事件直後だったから、皆さん殺気立っていたんですよという話にもなろーが、あにはからんや「現在にいたってさえ、これは議論しやすいテーマではない。多くの人々は今もなお、くだんの攻撃をしでかしたテロリストたちを悪魔とみなしている」「彼らがなぜそうするのかと論じたりしたら、無分別と思われるばかりか、「悪の同調者」と非難されることになる」って…成程、米では己に逆らう者はみんな敵であり、悪の権化、そして相手の立場にたって考えてみよーなんて意識はこれっぼっちもないのが普通なのか?

 そんな米にも一片の良心というか、ちっとは理性的に考えみよーじゃまいか?という人達もいらっさるよーで、先の湾岸戦争の時(ブッシュ父の方)、「ペルシア湾岸でアメリカ主導の戦争を始めれば本格的な対イラク戦争への道を開くだけだ、とパネリストたちは強く主張した」とな…でも、そんなの関係ねぇー(死語?)と米は戦端を開いたのは歴史が示す通り…

 何とゆーか、本書は戦争とは何か?というか、米での戦争とは何か?もしくは米の戦争とは何か?かなぁ…もー最近どっぷり戦争に浸かっている米だけど、それって、ど?という話じゃまいか?なんですが、これまた「過去半世紀のあいだにアメリカが遂行した戦争の数とその期間が顕著に増したにもかかわらず、この手強い問題に取り組んだ著作は数えるほどしかない」という事実が、米もしくは米人というものを一番端的に示しているよーな…

 とはいえ、「本書は、アメリカ人がかくもしばしば戦争を選ぶのかという疑問に決定的な答えを示したものではなく、集団的暴力を正当化するありきたりの論拠について、もっと自主的に考えようと促すものである」だそな…取りあえずテーブルにつくとこから始めようですかねぇ…それさえも、今米人にはゴホンゴホン…まぁ米的には、非常に画期的なお題の本じゃまいか?に尽きるよーな(笑)まぁ本書が出版されただけでも、ある意味著者的には命懸けなんだろなぁ…

 アリス的には、戦争…というよりテロリスト的なとこで地下室のになるのだろーか?そーいえば、准教授とのその後の展開はどーなったんだろぉ?

 本書で面白いと思ったのは、「アメリカのデモクラシー」(トクヴィル)の話が出てくるとこでしょか?米人でトクヴィル言及している人って、いたんだ(笑)何か、米人以外の人が口にするのは聞いた事あるけど、米人が口にしているのって初めてみたよーな?まぁそれもともかく、トクヴィル先生が出版してから、米は「大きな戦争を一〇回遂行し、アメリカ先住民諸部族に一八回もの大規模な軍事攻撃をしかけ、二五回以上も諸外国に軍事介入してきた。小規模な介入や秘密裡の行動、暗殺や他国との共同作戦、さらに代理戦争も加えれば、その数は劇的に増加する」そーで…しかも「第二次世界大戦以後だけでも、アメリカが本格的に武力を行使した事例は優に一五〇回を超える」って…とゆー事はどゆ事というと「これほど好戦的な記録をもった近代国家は他に例を見ない-しかも、アメリカのペースは加速しているのだ」って…さすが、何様、俺様、米様(笑)

 で、そんな状況を「人的・財政的コストの大部分を現実に負担するのは一般市民であるにもかかわらず、彼らがなぜかくもしばしば戦争に同意するのかについては、これまでほとんど論じられてこなかった」って…でも、そんなの関係ねぇーそんなの関係ねぇー(死語?)って事ですか?そーですか?ちなみに反戦論は「国民の大多数が反対すること」だってあったのに、「戦争の準備段階ないし緒戦段階で弱まるか、消失する」そで…戦争に突き進むとな…

 戦争する理由は色々だろーけど「私は研究を重ねた結果、本来なら戦争に乗り気ではないアメリカ人を戦争支持へと誘導するのに最も説得力がある理由は、何よりもまず彼らの宗教的ないし道徳的感性に訴えるものである、という結論に達した」とな…神様の言う通りってか?

 また「私たちは他者の悪しき意図を深く案じている。こうした不安を抱えているからこそ、私たちは大衆の不安につけいる指導者の情報操作を受け入れやすい。それゆえ、アメリカ国民はこれまでしばしば、政府当局の嘘や虚偽の申立てに影響され、時には完全に黙れされてきた」とな…まぁ騙すの騙されただの言ってる分には国内問題ですが、戦争の場合は戦う相手もいる訳で、その巻き込まれた方はどーなるよって…例えば、米墨戦争の場合なぞは「強国が弱国にしかけた史上最も不正な戦争の一つ」(@ユリシーズ・S・グラント)となる模様…尤も、当時も今もパンピーがどう理解しているかというと…皆まで言うなの世界か…ちなみに米西戦争の場合は「アメリカがスペインにしかけた「素晴らしい短い戦争」の直接的な開戦事由は、濡れ衣だったのだ」って…更にWWⅠ、対独について「おおかたの占領軍の例に漏れず、ドイツ軍が民間人に暴力を振るっていたことは紛れもない事実だが、この種のストーリーの最悪の部分はイギリス情報部が捏造し、アメリカの親英官僚や新聞が流布させたものだった」って、それは何もWWⅠだけの話ではないよーな…今現在もゴホンゴホン…さすが情報操作の国米様でございます(笑)

 ちなみに時の大統領ウィルソンは、選挙運動で戦争しませんで当選したお人らすぃ…で、「それから数か月後」、「ウィルソンはアメリカを戦争に巻きこむことを決断した」って…その舌の根も乾かぬうちにってハムレットならずとも言ってもいいかな(笑)建前は民主主義の牙城を守るですけど、その実「英仏がウォール街の銀行に莫大な債務を負っている」なんかもあったりして、でも勿論国民には内緒だぜ(笑)かくて「ウィルソンと配下の広報委員会はベルギーでの残虐行為ストーリーを喧伝し、戦争責任をドイツにのみ押しつけるさまざまな偽りの告発をした」って、そんなの今もゴホンゴホン…逆に「中央ヨーロッパ全域に飢餓と病気をもたらしているイギリスの対ドイツ海上封鎖は、頑として報じなかった」とな…米の正義って素晴らすぃー(笑)他にも「アメリカの実業界はすでに久しくイギリスを国外最大の顧客としており」なんですよ、奥さん(誰?)その他WWⅡについては詳細は本書をドゾ。おして知るべしです、はい(笑)

 その後のベトナムも似たよーなもんというか、エスカレートしていくばかりなりなのか「ベトナム戦争の終結以後、政府当局による虚偽の申立ての記録は長くなるばかりで、それはついにサッダーム・フセイン政権に対する虚偽の告発で頂点に達した」そな…そんな頂点だなんて、天下の米様なんだからここは常に右肩上がりでいこーじゃまいかってか(笑)

 「これらすべてのケースにおいて、アメリカ文化に深く根ざした何かが作用し、おのれを外国から不当な攻撃を受けた無辜の犠牲者、抑圧された人々を救うべく神が遣わした解放者、あるいは文明世界の秩序を保つのに欠かせない守護者と描きだすストーリーをアメリカ人に好ましく思わせた」って、何様、俺様、米様、どこまでもそれか?

 ついでに「現実には、国民の反対行動がすでに開戦の決意を固めた指導者たちを翻意させるケースはめったにない」とな…もーここまで行くと、正義とは何か?より政府とは何か?をやった方が宜しいんでしゃないですかぁーっ(笑)

 かくて、米が戦争に走る理由、というか論拠?「自衛」「邪悪な敵」「宥和政策の帰結は容認できない」「愛国的義務」「人道的義務」「比類ない徳」「最後の手段としての戦争」だそーですよ、奥さん(誰?)それにしても「戦うと脅すことは男性的で勇敢な行為であるのに対して、和平を交渉するのは女々しく軟弱な行為てあるという認識である」って…何であれ脅す行為が容認されるとは、さすが、何様、俺様、米様…

 まぁともかく「戦争の利益と負担の配分にまつわる厄介な問題が表面化するのを避けるために、軍事行動を唱道する者たちはほとんど常に、おのれの言い分を道徳的ないし宗教的文脈で語るのだ」そー…かくて「中東に介入する公的な理由として石油が挙げられることはけっしてない」そな…建前と本音、これ大切ですってか(笑)それを真に受けている人々がいる限りってか(笑)

 そして、米だもの、でキタコレ「市民宗教」…「わが国固有の市民宗教は、アメリカは民主主義、キリスト教、資本主義、科学的思考様式、政治的自由、文明化された秩序という恵を世界に遍く広める権限を託された選ばれた国である、という信条を内包しているとしばしば評される」って…何か、まだ本書的には序盤なんですが、息切れがしてきたのは気のせい…

 まぁ「明らかに、アメリカの市民宗教は通常の信徒組織が奉ずるいかなる宗教よりも、はるかに首尾一貫していない」って…果たして、それを自覚している米人がどの位いらっさるのか?それが問題だ、じゃね?「数千いや数百万もの人々が殺されたり不具にされたというのに、戦争が終わるたびにアメリカには幻滅の時期が訪れるように思えるが、この時期に学んだ「教訓」は、市民宗教が命ずる義務がふたたび叫ばれるや、またたくまに忘れ去られてしまう」って、熱しやすく冷めやすい国民性って事と違うのか?「市民宗教が掲げる原理や倫理的な願望は-あまりに高く評価されているので、それを実現するために多くの国民が人を殺し、あのれの命を落としているのだが-最良の形のアメリカを提示する。その一方で、アメリカの最悪の暴力を正当化するためにも、これまでしばしば発動されてきた」って…これはもしかして、はいココ笑うとこ、なんだろか?という素朴な疑問が…

 で、各論に入るのですが、詳細は本書をドゾかなぁ…例えば自衛についても「つまり、たとえアメリカ国民が直接攻撃されていなくても、彼らの多くが脅威と感じれは、それに対する行動も自衛とみなされるようになったのだ」って…例として挙げられているセミノール戦争についての詳細は本書をドゾ。結局、これって、「自由で自立した独立独行の白人男性を典型的な国民とする国家論」に導かれての世界か?というよりそれを頂点にして、世界は成り立っているんだよ、の世界か…他にも「「権力の空白」に対する恐怖心は今日もなお、領土拡張戦争を正当化すべく自衛ドクトリンを拡大する誘因でありつづけている」とな…先住民もメキシコ人もスペイン人もみんなみんな駆逐してしまえばいいんだわってか(笑)かくて先制攻撃大正義が成り立つじゃまいか「国務長官は事実上、将来の攻撃を防止するための先制攻撃を提唱したのだ」も、正義の旗の下にってか(笑)

 そんな訳で(?)「自衛ドクトリンは、紛争の一方の当事者を世界支配の野望にとりかつれた生来の邪悪な侵略者と描くことによって補強された」とな…で、まぁWWⅠの場合「プロイセンのごく少数の独裁者と軍国主義者だけに負わせていた」となる訳で、その後のそれもその伝統に基づいてというパターンになる模様…そゆ点ではヒトラーとは実に有り難い人物だったんだなぁととなる訳で…「勝利に奢る枢軸国陣営はエリート主義的で暴力崇拝的な性向に駆りたてられて、生き延びたかったら自分たちを手本にしろ、と他者に強いるに違いない」って煽るFDRって素晴らしス…

 WWⅡにおける日独とはとりもなおさず「経済強国」であった事が根底にあった模様…「アメリカはこれほど精力的で圧倒的なシステムとは平和共存できないという認識があった。平和共存するためにはかかるシステムに順応せざるを得ないが、それはとりもなおさず、アメリカが独自の道徳的羅針盤と政治的アイデンティティーを失うことを意味するのだ」とな…どの辺りが道徳的なのか、私気になりますじゃないけど、まぁ米的道徳的なんちゃらの為にも、他人と、もとい他国と迎合なんかしませんよーというより、できんがな、だろーなぁー…さすが正義の国、米、そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)

 さて、現在、その攻撃ポイントはどこ世界中に散っている米の出店全てとなれば、もーどこもかしこもどっかんどっかんは免れないという訳で…かかわりのある人のとこもみんな敵認識で発動って…

 取りあえず、米人の大半はいつも戦争には反対しているけど、でもねベトナムの時みたいな大規模デモなんて起きないよ、だって「アメリカの経済的苦境が長引いている」んだもん(笑)「労働者階級と中産階級のアメリカ人にとって、軍隊と軍事産業関連企業は今でも頼りになる数少ない雇用先なのだから」って…

 何とゆーか、戦争とは自国民を如何に脅すか?な気がしてきたが、前述のよーに経済的(雇用先候補として)脅し、敵は悪魔だ、大量破壊兵器を持ってこちら襲ってくるんだと脅し、そーいや、米的には脅すのは男性らすぃ行動らすぃので、マッチョ思考的にはオケとなるのか?ちなみにサッダーム・フセインの場合、「かつてアメリカの友人やウサーマ・ビン・ラーディンのアフガニスタンの同志たちと同様に、かつてアメリカの友人ないし盟友であったという事実は、「邪悪な敵」という地位を得る資格要件ではないが、彼に裏切り者という印象をも与えるのだ」とな…英米にも裏切り者ってゆー概念あったんだなぁ…元祖二枚舌外交の国かと思ってますた(笑)

 これまたずぇんずぇん知らなかったのですが「悪魔を悪魔たらしめている特徴の一つは、飽くことを知らない権力欲だ」とは?「その野望は果てしがなく、なんと彼は神にならんと欲しているのだ」って…かくて悪魔との戦いはそれだけで「先制攻撃の口実になる」とな…凄い論理だ…何でやたらとどこぞの大統領が悪魔悪魔言うのか、納得したわ(笑)そして、彼は「暴君」であり、「世界の支配を目論んでいる」し、「彼は人間とは思えないほど残酷である」認定になる訳ですね、分かります(笑)ちなみに「残虐行為のストーリーは人々の心をおぞましくも魅了するそーで、これは使わいない手はないなと…そして今も踊らされている米人って…更に「彼は不誠実で狡猾で悪意を抱いている」も、大切なキーワードってか(笑)というのも「いかなる交渉も問題外となるからだ。「こんな輩とは交渉できない」という言葉は、相手が非暴力的プロセスをおのれの暴力を拡大し、当方を衰退させる手段としか見ていない」とな…卓袱台返しオケの世界に突入しますたってか(笑)

 平和外交の時に必ず持ち出されるそれがミュンヘン事件で、ヒトラーによるチェコ割譲、これで独の領土的野心は解決しましたというアレ、それで手打ちした英仏って、とゆー「和平交渉は無益どころか、もっと悪いもの」じゃね?になったとな…よーするにこれを持ち出してくれば、どんな交渉もそんなの関係ねぇー(死語?)になる模様…お前なんか信じられるかぁーっと騙されないぞぉーっが合体して燃え上がるオレのコスモってか(笑)

 まぁそれに付随してじゃないけど「彼は根本的に私たちと違っている」というのは、今でいうと米が三度の飯より好きな差別だぁーっ認定になるんじゃまいか?自分が言い出す分にはこれまた大オッケーって事ですか、分かります(笑)「戦時におけるアメリカ人のものの見方の研究が示唆しているものは、戦争初期には相手の政権と軍隊だけを敵とみなしているものの、自国民のそれを含めて大量の血が流されたのちには、「邪悪な敵」のカテゴリーが敵国の一般国民にまで広がるということだ」「個性を欠いた狂信者の群れ、危険で嫌悪すべき集団、絶滅するか、せめて監禁しなければならない存在へ、と」…絶滅って、それが正当化できるとは、さすが何様、俺様、米様…どこぞの独裁者一人の狂気と違いまっせってか?

 単に悪い敵じゃなくて、邪悪、「悪魔もどきの敵というイメージは、私心のない十字軍兵士-利己的な関心をいっさいもたない「解放者」-というアンクル・サムの高尚なイメージに対応していた」って…十字軍にいいイメージを持っているのはキリスト教徒位じゃまいか?で、更にアンクル・サムに高尚なイメージを持っているのも米人位じゃまいか?もーここまでいったら自画自賛で大正義でございまーすの世界に突入してるんだろか?おステキすごくる米人…

 また「アメリカの市民宗教における原型的な物語が「出エジプト記」であり、原型的な解放者がモーセだからだろう。ニューイングランドに最初に入植した人々はみずからを「新たなイスラエルの民」、すなわち奴隷状態から「約束の地」へ逃亡を再現した選ばれし民とみなしていた」とな…その地の先住民なんか、そんなの関係ねぇーというか、聖書通りって事か…

 そして敵は本能寺にありじゃないけど、共産主義は全体主義、敵認定ロックオンってか(笑)また「共産主義国家が他国に対して寛容でないことは疑うべくもなかった」って…何とゆーか、段々、米の敵を待つまでもなく、探すまでもなく、見つけちゃったもんね感、パネェでございます(笑)

 まぁ当時のソ連問題もアレだったけど、一番の誤算は、中国の赤化、それに続く半島情勢だろなぁ…「韓国の内乱は、アメリカが介入する以前にすでに一〇万もの犠牲者を出していた。右派の巨頭で大韓民国初代大統領の李承晩は、新聞を検閲し、労働組合を潰し、政敵を投獄ないし処刑して、事実上の軍事独裁制を敷き、侵攻される前から北朝鮮に繰り返し襲撃していた。彼に劣らず無慈悲な北朝鮮勢も強襲と略奪をもって応酬し、ついにスターリンの承認を得て、李政権を打倒すべく三八度線を越えたのだ」という事を今一度、世界中で認識した方がいいんじゃまいか?で、これに参戦した米は、前年の中国の共産化に「しかもかつてはアメリカの同盟国だった国が「共産主義化」したことが西側陣営にどれほどの衝撃を与えたか」で、赤化ダメ絶対っとばかりにパニック・パイならぬパニック・ウォーに突入した模様…成程、朝鮮戦争ってか…この辺りも、米人はもう一度歴史を確認した方がいいんじゃまいか?かつての中国、かつての韓国がどゆ国か?どゆ事したか?都合よく忘れている場合じゃないんじゃね?

 そんでまた敵は本能寺、もとい国内にもいるんじゃね?でキャンペーンなんだよとマッカーサー旋風来るってか?ちなみに「冷戦はキリスト教と「無神論の共産主義」の最終戦争であると一貫して主張した」のが「福音伝道師のビリー・グラハム」だとな…自由の国はやる事が違うっ(キパっ)この辺りの詳細も本書をドゾ、まぁどちらにせよ、米に共産主義以上の大義はあるのか?という大義合戦の様相を呈していたよーな気もするが…まぁここからも何かと米人が正義を口にするのは分かるよな…何かそーゆー大前提がないと自分を肯定できない国民なんですね…米人って…

 そしてソ連が崩壊してすぐ出てきたのがイスラームとの戦いですよ、奥さん(誰?)最早、これは業じゃね?と言いたくなるけど、米人的には大真面目でございます。何せ正義の戦争の信奉者の国だもの(キパっ)

 さて、道徳心あふれる米人ですが「世界大戦に参入する前の一〇年間、アメリカは「先住民」と移民、多様な移民集団を代表するギャング同士、人種差別主義者とアフリカ系アメリカ人、労働者と雇用者のあいだで暴力的な社会闘争が頻発して悪名をはせていた」とな…「参戦に踏み切る以前ですら、ウッドロウ・ウィルソンは多様て喧嘩好きな国民を鼓舞もしくは脅して落ち着かせ、なじみ深い文化規範を受け入れさせるために、愛国心の復活計画に着手していた」とな…米生まれの米人万歳な愛国心キャンペーン、米人が「調和した社会経済共同体の一員と認識できるように」の新たな愛国心キャンペーン、と米の歴代大統領は愛国心キャンペーンを手に替え品を替えて続けていらっさった模様…真打はブッシュ父か、「猛烈な空襲と地上攻撃をもって一か月余りで湾岸戦争に勝利するや、彼はすぐさま「われわれはベトナム症候群を完全に払拭した」と宣言した。その後まもなく「いまやわが国の愛国心には高貴で荘厳な雰囲気がある」と付言し、さらにその翌日には「ベトナムの亡霊はアラビア半島の砂漠に永遠に埋められた」と述べたのである」って…何とゆーか、自画自賛にかけては米人天才的だよなぁ(笑)まぁ米人のそれは陰湿でないとこがミソだよね(笑)これに陰湿なのはゴホンゴホン…

 とはいえ、新たなるテロとの戦いは続き、国内では「宗教や文化や政治の分野における伝統主義者と近代主義者の激化する一方の分極化は、予見できる将来においてわが国に重大な社会問題となるだろう」ですかねぇ…まぁ戦争以前に進化論一つ見てもアレですが…

 まぁそんな戦争における兵士の補充ですけど、南北戦争の時は南北「両陣営は兵員を補充する必要に迫られて徴兵制の採用に踏み切った」そな、だがしかし「南部も北部も資金のある者は代価を支払って代理人を出すことを認めていたので、戦闘は主として貧者が担うことになった」とな…成程、どこぞの大統領の兵役なしって伝統芸能だったのか?当時はお金払ったら兵役逃れられますよぉーっと…それにしても国民皆兵のスイスなんか、その辺どーなってんだろー?私、気になりますっ(はぁと)徴兵制と戦争についての詳細は本書をドゾ。ええ、かのベトナム戦争にまで続く米の課題でございます…

 それにしても反戦運動というと、どーもベトナム戦争が思い起こされるんですけど、アレって反戦運動していたのは、大学生中心の若者がメインかと思っていたら「若者よりも反戦思想を擁護する傾向にある高齢者は反戦運動を熱心に擁護した」って、最近は年寄りというと老害という言葉がかまびすしいよーな気もしますが、ジジババぱねぇでございます。でもって「ベトナム戦争を最も強力に支持したのは中産階級に属する白人だった。それに対して、労働者の姿勢は国民全体のそれを反映していたのだ」って…いやもー何も言えねぇ…

 で、愛国心でございますよ、奥さん(誰?)「共同体意識に基づく愛国心は往々にして、戦時に反戦を唱える人々を共同体から排除すると脅すものだ」って、出たぁーっ米の伝家の宝刀、脅し(笑)「なかでもリチャード・ニクソンとヘンリー・キッシンジャーは、反戦活動家は敵を支援し、戦争を長引かせていると非難した」とな…このレトリックは後にイラク戦争でディック・チェィニーも使っているとか…

 そして、今、米は対アフガン、対イスラームの戦争を続けているじゃまいか?で、どーする米?の世界に突入してるとな…詳細は本書をドゾですが、よーするに戦争か?和平交渉か?で、かの悪名高きミュンヘン会議はあるし、更に西部風に言うなら「話し合ったり逃げたりいる者もいるが、男は踏みとどまって戦うのだ」もあると思いますか?

 で、まぁ紛争には、自らの非もあるんじゃね?というのは我慢ならねぇーというのも一理あるんじゃまいか?ですかねぇ…善と正義の国だもの(笑)とはいえ、「アメリカ人が他国人より政治的唯我論に陥る傾向が強いのか否か、私にはしかとわからない。だが、そうかもしれないと思わせる理由がいくつか存在する」って言うのは、著者も米人の読者に配慮して、文的レトリックに苦心ている模様(笑)

 ちなみに「インターネットなど多様な形態のグローバルな通信技術が出現した今日ですら、アメリカ国民の三分の二以上は自国以外の世界についてほとんど知らないことを認めており、半分以上がもっと知りたいと思わないと述べているのだ」そして貿易赤字と財政赤字を垂れ流している訳ですね、分かります(笑)米国債、最高ぉーっ(笑)

 何せよ米人は「認知的地方第一主義」者という事になる模様…取りあえず米人は「国民全体を孤高のヒーローとみなしているようだ-かつて市民社会のニューモデルを創造すべく神よって選ばれ、今では軍事行動をつうじで世界に指示すべく環境によって選ばれた国民である、と」何とゆーか、選ばれし者だったのにぃーってどこぞの映画のセリフじゃないが、国民全体で選ばれし者だったのにぃーだったとは…

 そして今、米人は、「アメリカ人だけが強大な力を行使する主体として信頼に値する」で「この力は野蛮な世界に法と秩序をもたらす責任をアメリカ国民に課している」に立脚していらっさる模様…それが民主主義国家だと米人は言う…でも「アメリカ以外の全世界が認識しているように」それは「皇帝のそれなのである」に尽きるよーな…

 戦争回避は出来なかったのか?のとこの詳細も本書をドゾ。今となっては湾岸戦争突入における「事実と正反対のことを述べたラムズフェルドの言葉は真っ赤な嘘だった」となるよーで…よーするに「「邪悪な敵」と交渉しても無益どころか、もっと悪い結果を招来するだけなので、敵を「宥める」のではなく軍事力で息の根を止めなければならないと説明した」という事らすぃ…政府の説明責任って(笑)

 それ以前に、米における冷戦時のルールはどーだったのか?が凄くて「ルール1、有利な結果が得られると判断した場合は、グローバルな敵と交渉せよ」「ルール2、代理または自国の軍隊を使ってグローバルな敵の代理と熱い戦争を戦え。だが、グローバルな敵の軍隊とは直接戦ってはならない」「ルール3、熱い戦争の緒戦段階では敵の代理と交渉するな。だが、そうせざるを得ないと判断した場合は、戦争を終わらせる交渉をせよ」とな…まさに戦争というよりゲームという様相を呈していないか?じゃね…

 で、このルールは未だに生きているらしく、ルール1は「道徳主義」と「現実主義」の間で「揺れ動く矛盾した姿勢」という奴になるらすぃ…で、これまた国民へのメッセージは「いつ交渉し、いつ戦うかは政府が決める。政府は正しいことをすると信頼せよ」なんだそー…これを鵜呑みにしている米国民って、いるのか?ルール2についての詳細は本書をドゾですが、よーは朝鮮半島、ベトナムを見よの世界か…さて、ルール3となると「交渉とは他の手段をもってする紛争の継続である」と心得よですかねぇ…

 かくて「冷戦の開始とともに、アメリカは史上初めて平時において軍備を増強するようになった」とな…そして「アメリカのグローバルな軍事的優位を確立し維持するという衝動が解き放たれたとき、その外交政策を貫く支配的概念は「力は効き目がある」だった」って、パワーこそ全て、マッチョ思考万歳ってか…しみじみというか、つくづくというか、男性思考、男性社会なんだなぁ、米…

 そしてこれまた今、バラク・オバマは今までの政治家とは違うと喧伝されてきたが、その実アフガン問題等を見るかぎり、「オバマのモラリストにしてリアリスト的政策のメッセージは、ニクソンやレーガンのそれと同じで、「これらの決定を下すのはあなたたちではなく私たちだ。敵は救いがたいほど邪悪なのか、それとも信頼に値するのか、交渉はアメリカの国益にかなうのか、和平を協議すべきか戦うべきか、すべて私たちが判断する。あたなの政府は正しいことをすると信じなさい」というものだ」って…よーするに盲目的に政府を信じる国民が良い国民って事でFA?

 何とゆーか、外交はむつかしの世界なぁ?例えば「力が強いほうの当事者が押しつけた紛争の決着は-彼らが紛争の根本的な原因をつきとめて、それを排除するとともに破綻した関係を修復しないかぎり-ほぼ確実に失敗する。これと同じ理由で、たとえ力で決着をつけたところで、激しく敵対する当事者同士を和解させ、「積極的な平和」に向かわせるために欠かせない社会や文化の再構築が、それによって促されることはめったにない」は話が大きくなってアレだけど、こー言っては何だが、三組に二組が離婚する米じゃね?神様の前で誓った相手とすら、関係を修復できない米人じゃね?何かもー大なり小なり説得力が皆無な気がするのは気のせいか?それにしても外交交渉、三組に一組位は成功しているんだろか?うーん…

 まっともかく、戦争は外交交渉の最後の手段じゃね?だけど、現時点でそんな事あるのか?どーか?はこれまた、うーん…

 どこも争いは常に存在するって奴でしょかねぇ?角と角を合わせれば、戦えになっちゃう訳で、しかし、それはあまりに損害が多すぎないか?で、ハニーなんとかしなくっちゃ、なんだろーけど、マッチョ思考って、ある意味引き際を知らない世界だからなぁ?兎はさびしいと死んじゃうという都市伝説が昔あったが、男性社会の場合、常に戦ってどちらが上か決めないと納得しないのというのが、殿方的ジャスティスじゃまいか?力が強い事を誇示し、力が強い事が全てを解決する、単純なあまりにも単純な世界の住人とでも言おーか(笑)

 まぁそれでも「私たちアメリカ国民がスーパーヒーロー./スーパーパワーの夢を捨てさえすれば、かような期間や制度をすみやかに設計実験することができるだろう」と、米人から出てくる辺り、時代が変わったのかもなぁとは思う、けど、多分物凄く少数派じゃないかなぁとの懸念もあると…少なくとも正義とは何か?なんて酔っ払っている内は、無理くね?

 も一つ、今の問題は、キリスト教とイスラム教の対立的な構図もなきにしもあらずで、この辺りの折衝もまた問題のむつかしさだよなぁ…どちらも唯一絶対じゃけん…

 また、交渉の席についているのが、「政界と実業界の指導者たちは彼ら独自の利益を追求するのが常であること」に立脚していらっさるのが普通じゃね?という事ですかねぇ…純粋に善意の人道的介入、交渉なんてどこにあるんだぁーっ(エコー付/笑)というとこでしょーか?これまた結局、建前と本音に至る訳で…

 更に、世界中どこだって人の命の重みは同じですかねぇ…この意識をどれだけ保てるか?悪のなんちゃの国民に対しても、持てるかどーか…グローバルと言うなら、そゆ事だよなぁ…

 それにしてもずぇんずぇん意識していなかったんですが、「連邦政府による直接的な軍事支出はいまや、アメリカの総予算のおよそ四分の一に達している」ってホンマでっかぁーっ?「わが国の軍事費は世界のほかの国すべての軍事費を合計した額にほぼ等しい」って、これで軍事国家じゃないって主張するんだろーなぁ米人は…「「フォーチュン」誌のトップ一〇〇に載る企業の半数以上が、国防生産に深く関与している」って…「国家経済全体がアメリカの戦争能力の持続的な増強・使用と兵器や軍事物資の国際貿易にどの程度依存しているのかは、推測することしかできない」って…何かもー皆まで言うなの世界というか、軍需どっぷりというか…米の産業、それでいいのか?

 そーいえば、昔米の外食産業のランクが掲載されていた時に一番はマックとか、ケンタとかのファーストフードかなぁと思っていたら、確か米陸軍の仕出し屋だった記憶が薄らと、これは私の記憶が確かならばぁーの世界だが…ただ全ての産業界に一位と言わず食い込んでいるとなれば、主戦論者の利害は?これまた皆まで言うなの世界か?

 ある意味「膨大な軍事支出を使って、制御不能の過剰生産に苦しむ経済システムを支える需要を生み出してきたというのだ」になっちゃう訳?

 も一つ国内的それで、米軍の死傷者数という事も、どーよ?ですかねぇ…ただ、著者は米人の死傷者がゼロにならばそれでオケなんで、世の中そんなに単純な問題じゃねぇーだろー?他国人なら、そんなの関係ねぇー(死語?)って、米人の道徳的な見解はどこにいったってんだぁーっ?と憂いていらっさる模様…

 と、まぁ立ち止まって胸に手をあてて考えてみてくらはいというのが、本書の主旨かなぁ…他から見るとかなり自国民に気を使ってオブラードに包んで、論を展開しているよーに見えるが、それでも生粋の米人からしたら手厳しい内容になるのだろーか?傍から見る分には、この気遣いを他国民にすれば、元から問題はなかったんじゃね?と思わなくもないが、包囲殲滅作戦のカンネの戦いがジャスティスなマッチョ思考にそれを求めるのは…という事だろーなぁ(笑)

 実に米的なあまりにも米的な本書でございますので、興味のある方は本書をドゾ。個人的には、本書はネイティブ・アメリカンな方達の感想はどーだったのか?純粋に気になるかなぁ(笑)と、この本がホワイトハウス推薦図書になるのだろーか?も気になるなぁ(笑)

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