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2014年11月 4日 (火)

レモン、バナナ、パイナップル?

色彩の魔力  浜本隆志 伊藤誠宏  明石書店

 サブタイトルが、文化史・美学・心理学的アプローチなんですが、いや、何となく今日は何色みたいな気分の時があるじゃありませんか?個人的に今日は黄色な気分なんですけど?はて、色って何?色ってどう?となると?うーむ(笑)色彩選択の自由ワハハは今だからこそなとこがあって、その実、色の歴史も何とゆーか色々あると(親父ギャグじゃありません/泣)

 ちなみに古代インドのカースト制では「僧侶(バラモン)は白、王族(クシャトリア)は赤、臣下、庶民(ヴァイシャ)は黄色、奴隷(シュードラ)は黒」と決められていた模様…中世のローマ・カトリックの場合は「白がもっとも崇高なる教皇の色とし、枢機卿が赤、司教が紫、司祭が黒」だとか、日本の場合は聖徳太子の冠位十二階もあるやんけですかねぇ…色は身分に直結してたんですよ、奥さん(誰?)

 また社学的アプローチでいくと、人種的なソレも絡んできて、ええ、白人の白ですね…その下に黄色人種や黒人がいると…の場合の色というのは今でいうとこの差別だぁーに直結している訳で…

 その他色々アプローチ出てますが、気分は黄色だったので欧米的には黄色って不安の色だったのだろか?で「後期印象派の黄色嗜好が一九世紀後半の美学潮流をつくりだし、世紀末の「イエロー・ナインティーズ」につながっていくのである」とな…「黄色はとりもなおさず、世紀末の混沌とした不安な時代風潮を反映するものであった」とな…ゴッホのひまわり見たら明るくいこーぜ的な上昇思考かと思っていたら、その実あれって不安の表れだったのか?成程美術、奥が深い…

 アリス的に色というと、タイトルになっている朱色かなぁ?後は碁石ファッションの准教授でモノクロの世界とか?個人的にはアリスのイメージってパステルカラーなんだが?実際のとこはどーなんだろぉ?あっ後、乱鴉のミダスタッチで金もあるのか?

 さて、その金色ですがキリスト教的には光は「金色によってシンボル化されている」そな…しかも「世俗の王の色でもあるとされた」で「ローマ・カトリックや王侯貴族は、支配の正統性を金色という色で示し、彼らは光り輝く神や王侯の高貴さと希少価値をアピールした」そな…で、ブルジョアジー、拝金主義も金色がいいのの世界に突入していったと…

 で、それに対する色として黄色があったそな…ピカピカに輝く金色はオケだけどそーじゃない黄色はNGという事か?「民間信仰でも不吉でネガティブな色」とされ、「ヨーロッパでは裏切者のユダ、娼婦、異端者などを識別するために用いられた」とな…でもってユダヤ人の色にも指定されていた模様…歴史的な詳細は本書をドゾですが、欧州での黄色の歴史って…

 ちなみにドイツ国旗、あれ赤黒黄かと思っていたら、黄色じゃなくて金色だったんですね…「実際は金色が表現しにくいので、その代用として黄色が使われているにすぎない」って、そーだったのか?独ぅ…

 尤も、色の変遷もこれまたアレで黄色も後にマリアテレジアンイエローみたいな、シェーブンル宮殿は黄色みたいなノリも生まれてきたりすんですよねぇ…

 さて、准教授的に黒白で、黒…これ魔女のイメージなのか?カラスも黒猫もそーだそで…やはり欧州パネェというとこでしょか?尤も14世紀末「それまで困難であった黒を毛織物に染める技術も開発され」て、黒ってアリじゃんとなった模様…フィリップ善良公とか、ルネ王とかの黒好みについての詳細は本書をドゾ。そしてまた中世、黒と白を組み合わせて「障碍者や赤貧の民に着せられる色」でもあったのか…

 も一つ、シルエットの流行りみたいなので黒キタコレになるのか?この辺りの件の詳細も本書をドゾ。欧州の流行廃りって(笑)

 歴史と伝統としての色彩もあると思いますだけど、現代人としての色のイメージってどよ?的なとこで米と日のそれが出ているのですが、米だと黄色って嫉妬の意味もあるのか?黄色のイメージ、米の場合「嫉妬、嫌悪、快楽、権力欲、笑い、冗談、苦痛、喜び、野心、お祭り、自発性」となって、日の場合「冗談、児童、笑い、単純、喜び、成功、快楽、利益、赤ん坊、将来、協力」とゆーイメージ喚起となる模様…こーしてみると黄色に対して米人ってマイナスなイメージが多いと思うのは気のせいか?

 も一つ、准教授的に黒と白でまず白の場合米は「平和、裸体、単純さ、児童、心、敬けん、母、宗教、孤独」で日だと「看護婦、心、善、自由、平和、未来、一個人、霊魂、裸体、良心」となるそな…裸体はともかく、看護婦って…アンケートの性比的にはどーだったのだろぉと思ってみたり(笑)そして、黒ですがこちら米が「死、夜、殺人、心配、悲惨、詐欺、うそ、盗み、損害、毒」で、日が「死、夜、殺人、毒、男、怨恨、憎悪、苦難、男性、霊魂」だとか…それにしても男と男性は別枠なのか?うーむ…まぁ何にしても、准教授色って…

 他の調査でも黒って「怒り」「罪」「孤独」「不安」「恐怖」という言葉と結びつくって…特に「罪」と「恐怖」と黒は結びつくのだそな…もしくは「暗い恐怖」って…

 でもって、「ヨーロッパの黒喪服は、キリスト教の影響を強く受けている。キリストがはりつけに処された日の聖金曜日は、司祭は黒い法衣を着るし、死者の安息のためのミサでも同様である」とな…そーだったのか?で、この黒の法衣がパンピーにもで一般化したとな…これまたそーだったのか?

 ちなみに日本での黒喪服化って「明治三〇年、崩御した英照皇太后の国葬で明治政府がヨーロッパ様式を導入したことによる。これから以降、日本では喪服の色は黒となった」そな…だから、それ以前では黒のイメージは「勝ち、上手、強い」などのイメージだったのが、以降なくなったとな…

 さて、白というと洋的には花嫁さんのウェディングドレスのイメージだけど、ちなみにこれも19世紀以降の話らしーが(それ以前は赤が主流だったとか)詳細は本書をドゾで、日本における白無垢…これ「花嫁の身も心も純粋無垢なことを示すと同時に、実家での人生を断ち切って死して嫁ぐ覚悟を示したもの」とは知らなんだ…「白無垢は死に装束の意味」を持っていたとな…花嫁衣裳パネェ…

 も一つ白で象徴的だなぁというので白旗…「中国では軍が喪に服した場合にも掲げられるが、戦争時に、降伏、休戦、平和のしるしとして白旗が用いられてことは広くしられている」とな…また「国のシンボルである国旗を真っ白にすることによって、戦意喪失と服従をあらわしているといえよう」だとは…まさにあなたいろにそまりますの世界ってか?

 他にもたくさんエピ満載ですので本書をドゾ。最後に後書きにあるのですが、京都と大阪のイメージカラー、「京都は、落ち着いた渋いトーンの色、大阪は派手で、はなやいだ、明るい色」だそな…言われてみれば何となくその通りと思うとこが、色のマジックか(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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