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2014年11月 5日 (水)

本物の男前は、あなたを裏切ったりしない(笑)

風に吹かれて豆腐屋ジョニー  伊藤信吾  講談社

 サブタイトルが男前豆腐店ストーリーなんですが、所謂一つの社史なんでしょか?うーん(笑)そーいえばスーパーにあったよーな気がする?程度で、実は購入した事も一度か二度位しかない人間が読んでいいのか(笑)著者的には、時代は男前豆腐だぜの世界か?そして何故、男前豆腐に行き着いたか?かも?それはともかく、日本の豆腐業界というものの一端もまた、分かる仕組みかなぁ?

 豆腐というと町の豆腐屋さん的な個人営業のソレか、はたまたブランド化した有名店かのイメージでいたけど、その実、大量生産大量消費な工場生産品的な豆腐もあって、これがスーパーに大量搬入されている訳なんですよねぇ…本書的には、その工場生産品としての豆腐のあり方の一つの答えでしょーか?大量生産品だから価格競争的に下への道もあると、ちなみにこれで業界の豆腐屋・工場相当に倒産しているみたいだが…で、こちらは逆張りで、工場生産品も一品になるよという、そこに勝負かけましたが、何か?の世界かなぁ?

 企業としての豆腐…工場の場合、「大量生産をコンセプトにした工場ですから、要は資金を寝かせないことが重要になる。どんどん作って、どんどん利益を回収する。資金繰りのスパンを考えたら、建築より豆腐のほうが圧倒的に短い。二-三ヵ月でカネが入ってくるわけで」と、短期で儲かるという事なんだろか?てもって「経営的には大きな会社のほうがいいんですよ。社会的信用があるし、銀行からカネ借りるのも楽だし。工場は資金繰りが大変ですからね」となる模様…大きい事はいい事だってか(笑)

 でも、製造業的にどーよ?という事にならないか?物作りって、創造的な物をつくってナンボじゃねぇーの?みんなで同じ物作って、低価格競争して、どーなるんだ?と…

 アリス的に豆腐…京都は豆腐が有名だからなぁ…ところが、京都の豆腐は湯豆腐のよーに出汁が命、だから豆腐がでばっちゃいけないとな…成程、あなた色に染まりますが京都の豆腐のポイントなんだろか?ちなみに男前豆腐は京都の山の中にあるそーな?というより、普通工場系の豆腐屋さんって、皆山の中もどきにあるそーで、何でというと、井戸水を無料で使える所となると、そーなるそーな?豆腐には多量の水が必要らしー、でそれを水道水で賄うとなると原価的にアウト、更に工場排水を浄化するシステムがこれまた場所を取るという事で、かなり広い敷地が必要となる模様…ちなみに男前豆腐の工場は中古物件(笑)居ぬきで初めますたというノリらしー(笑)

 後、大阪的なとこで、著者の感性みたいな話になるのだろーか?な「この前、通天閣へ行ってシビれました。なんなんだ、この影響の受けなさは。鉄骨に無理矢理、真っ赤なネオンをつけたりしてる」って…そーなんですか?通天閣?更に「すごい自信を感じるんですね。海外なんか関係ねえと。映画「ブラック・レイン」を作るときに、アメリカ人が大阪を選んだ理由が分かった。僕の求めているものが、ここにある。恰好悪いギリギリのところで踏み止まって、逆に恰好いいわけです。あのギリギリのものが何かというのは、大きなテーマですね」だそな(笑)東から西を見て一番の違いは地元、土着に対する愛というか、自信かなぁ?何があっても揺るがない感じとてもいおーか?お家が一番みたいなノリか?アリスも大阪LOVEの住人だしなぁ(笑)

 さて、お豆腐屋さん的な話としては、大豆の北と南問題(笑)「北海道など北でとれる大豆は甘みが多いのに、タンパク質が少ない。一方、九州など南でとれる大豆は甘みは少ないけど、タンパク質は多い」そな、ただし豆腐の場合、にがりに反応させて固めるとなると「タンパク質が少ないと固まりにくい」とゆー事になるそーな…ちなみに北海道では物凄く甘みがある大豆があるそーだが、固まらないといって豆腐的には敬遠されてきた大豆もあるそーな…ちなみに著者はこの大豆に果敢にチャレンジしてきた模様…

 豆腐の旬は春から夏だそで、「冬場と比べて売上が三倍も違います」となる模様…やっぱ冷奴ですか(笑)いや、個人的には豆腐ってどーも湯豆腐のイメージだったで冬の食べ物とばかり思っていたんですが、そーか?冷奴にサラダは夏の方が美味いってか(笑)

 後、「普通、天然のにがりを使って、一俵の大豆から四〇〇丁ぐらいの豆腐が作れます。すまし粉(硫酸カルシウム)を使えば、同じ一俵で五〇〇丁、グルコノデルタラクトンなら七〇〇丁作れるので、歩留まりは高まります」とな、そーだったのか?

 で、これまた全然知らなかったんですが「豆腐の本場といわれる京都では、そうした「にがり信仰」がありませんでした。逆に、伝統的な豆腐屋として有名な老舗は「すまし粉(硫酸カルシウム)」にこだわっているんです」とな…そーだったのか?婆ちゃん?「戦時中、飛行機作るマグネシウムが足りなくて、にがりが統制物資になった。そこで豆腐を化学的な凝固剤で固める技術が登場した」とな、かくて「すまし粉は保水性がいいので、ツルンとした豆腐ができます。ここから絹ごし豆腐が生まれた」って、これまたそーだったのか?朝井さん?どゆ事かというと「絹ごし豆腐というのは、戦中戦後に生まれた新しい豆腐なんです。それ以前はにがり一〇〇パーセントが基本だから、木綿豆腐しか作れませんでした」って、絹ごし豆腐秘話ってか(笑)

 さて、本書は豆腐以外の事でも色々おべんきょになるよーな?例えば「消費者というのは、値段が高くても少ない量でいろんな種類を食べたいんだ」というのがマーケティング談となるそーですが、現場からすると「量が半分になったとすると、値段は三分の一ぐらいまで下がらないと高いと感じてしまう」でパス一だそな…高いもんは高いんですよ、奥さん(誰?)

 後、人を使うという事で工場であったとしても手仕事部分で「職人のあいだで技術の差が出てくる」とな…で、ヘタすると「自分の優位をたもつためにコツを他人に教えない、なんてことも起きてくる」そで、一昔前ならそんな馬鹿なと笑い飛ばせたけど、リストラが普通になってきた昨今の場合は、あると思いますの世界だよなぁ…

 も一つ工場的なとこで豆腐工場の場合、休みがない…元日も稼働しているそーな…しかも24時間…「製品によって製造スケジュールがあるから、各ラインごとの空き時間にメンテナンスをやってる」というのが現状みたいです。となると実験する場も時間もない、もしくは物凄く限られてくるという事になるじゃまいか?ってか?

 まぁ、本書はというより、この豆腐の世界は、男の男による男の豆腐なとこじゃないかなぁ?ネーミングも男前豆腐だし、思想と思考が実に男性的なよな、オレは豆腐のロマンに生きるみたいな(笑)男の美学か、はたまたこだわりか?で自身も「ウザイ、不愉快、男前豆腐店」とまで自己評価しているし(笑)

 それはそれでいいではないかの世界かなぁ?その点は、「嬉しいのは、保守的だろうと想像していた女性のファンが多いことです」という著者の読みからして、殿方思考じゃまいか?じゃね(笑)

 殿方思考その二的には「健康食品・自然食品の世界は色気がないから、あんまり好きじゃない」という件も、色気というより遊び心じゃまいか?ですけど、まぁ最近はそれ以前に食の安全性について鑑みる時代になっちゃってますが…

 まぁともかく守りより攻めの豆腐でしょか?それが、著者の豆腐道なんでしょねぇ…その他、豆腐についてのエピ満載、むしろ生き方についてかなぁ(笑)なので、詳細は本書をドゾ。最後に、豆腐とは全然関係ないんですけど、本書で思わずあるあると思ったとこが著者の学生時代のエピ、体育の授業でバスケをしていた時、運動神経がいいと言えない著者が「シュートを入れたりすると、体育の先生がビックリした顔をする。あのときの先生の顔が忘れられない。最初からバカにしてるんてすよね」はよくある話だよなぁ(笑)体育に限らず、たいてい普段できない生徒や普通の生徒が出来たりすると一番イヤな顔するのは教師だったりするんですよね(笑)で、これまたその結果、つるしあげられるか?美談になるか?のとこがまた…

 で、話は飛んで豆腐屋なのにCD出しているというとこで、ふと思ったんだが、ここは三波春夫じゃね?と(笑)男前豆腐店からこんにちは♪とか(笑)

 目次参照  目次 食物

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