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2014年12月16日 (火)

相互依存システム?

ハーバードからの贈り物  デイジー・ウェイドマン  ランダムハウス講談社

 どゆ本か?というと人生訓集かなぁ?タイトルからも分かるかもですけど、ハーバードのビジネススクールの各教授の最後の授業は、授業内容から離れて教授の短いスピーチがあるのが恒例らすぃ…よーするに生徒に贈る最後の言葉みたいなノリなんですが、「教授は、私たちの師としての最後の数分間に、自らの体験をもとに知りうる限り最良のアドバイスを与えてくれるはずだった」となる訳で、所謂一つの日常話、でもそれぞれに転機となった話でしょか?貴方ならどーするぅ?みたいな(笑)ちなみに「卒業生の中には、「恒例の最後の授業にこそ、ハーバードの精神が息づいている」と言う人も少なくありません」と内表紙の解説にもあるし(笑)

 まぁ米のエリートが、米のエリートに贈る、米のエリートとしての生き方ですかねぇ?個としては一つ一つが特別な、そして総体としてみるとありがちな話ばかりなんですが、ある種、クリスマスキャロルのスクルージの夢みたいな話かなぁ(笑)

 ちなみに著者自身は前書きで「このなかにはきっとあなたの心をつかみ、あなたが今置かれている状況や過去の体験に直結するメッセージが見つかるはずだ」と言い切っていらっさるし(笑)とはいえ、「なかには賛成できない意見や、あなたにとっては当たり前の事柄を長々と語っているものもあるかもしれない。初めて耳にする新鮮な教訓もたくさんあるだろうが、ずっと前に学んだけれどいつの間にか忘れていたものもあるかもしれない」と続けてもいるんですけど(笑)

 メッセージの送り手がいて、メッセージの受け手がいると、それがピピっとくるか?は?

 アリス的には、授業中のトークという事になると准教授の出番なんだろか?でも、准教授が私的な事を教室でベラベラと喋るのは想像がつかないよな(笑)でもまぁ、今までの経験談であたりさわりのないとこをとなるとアリスの話とか出てきそーだよなぁ?そーいや、容疑者を前にして私の知り合いの作家がなんて話をしているとこがどこかにあったよーな記憶が(笑)後、准教授的には所属している組織によって研究に必要なデータが集めやすいから職場かわりましたみたいなのもあるみたいなとこか?本書的には「ハーバードに行けば、民間サイドのもっと詳しい資料を手に入れられると思ったのだ」(@マックロウ)とかあるんですね…准教授が英都大を辞めるのはまずないよーな気がするが?でも犯社の資料入手的にどよ?となったら、どーなんでしょか?

 まぁ、15編ある訓話は、各自読んでみてくらはいとしか言いよーがないよーな?どの話にビビっとくるか?はこれまた人それぞれに、だろーし(笑)どの小話もよく出来ていて皆興味深いのですが、逆にこれまた当たり前の事を当たり前に語るという事にもつながる訳で、今それを繰り返すというか、言える米って、ある意味オサスガとしかこれまた言いよーがないよーな(笑)

 例えば、「仕事と家庭を両立させていくことは、時に大きなストレスになる。大事なのは、仕事やプライベートのどんな局面においても肩に力を入れすぎないこと。肩の力を抜き、人生を大いに楽しむ、それを忘れないことだ」(@ジャイクマー)とか、「成功という名の勲章に振り回されるのをやめ、あくまでも謙虚なリーダーでありつづけてほしい」(@デロング)とか、「人生にもビジネスにも、確実なものはひとつもない。結果を保証するものは何もないのだ。それでも決断は下さなければならない。重要で物事を大きく左右するような決断を、不十分なデータや見当違いのデータをもとにして下さなければならないことも多々ある」(@レイポート)とか、「立派な役職名がつき、見晴しのいいオフィスにいるというだけで、質問が命令に取られてしまうなんて、誰も言ってくれなかったのだ」(@カウフマン)とか、職場で「まず必要なものは、あなたに反対意見をためらわずに言える何人かの同僚だ。異議を申し立て、議論し、反対意見を言ってくれる人間が周囲にいることは、リーダーとして真に成功するための必須条件である。だがそれを実現させるのは、リーダーたるあなたの責任だ」(@カウフマン)とか、「一般にアメリカの社会、とくに大きな成功を手にした人が多く集まるところでは、欠点や失敗は嫌われ、弱さを露呈するのはタブーである。だから、誰もがそれを隠そうとする。状況によっては、自分の欠点や仕事上の失敗を認めることさえ、めったにしない」(@ケーン)とか、「アメリカ社会では、完璧という名の山が高くそびえる一方で、不名誉という名の谷は底知れず深い」(@ケーン)とか、「自分に自信のあるリーダーは、相手をリラックスさせ、自分の話に引き込むのがうまい」(@カンター)とか、「リーダーとしてすべきことは、共通の基礎を確立し、相手と親密な関係を作ること、そして自分にとって望ましいイメージを相手に持ってもらうことである」(@カンター)とか…

 まぁ場所がハーバードビジネススクール、皆MBA保持者じゃアハハハハで、人生の勝者、組織のリーダー予備軍の集まりですから、リーダーとは何か?経営者とは何か?が根底にドーンとある感じでしょか?

 ただ、まぁ、これまた昨今の米の経営事情からすると不況というより、不正じゃねがはびこっているイメージが定着して、経営者のイメージも相当に堕ちた偶像になりつつある、もしくはなったという事らすぃ…それだけに、謙虚であれ、とか、私腹を肥やすな、とか、周りの信頼を得ろとか、相当に苦心している様相が見えるってか?

 企業不祥事が続いたのもアレだけど「また不正を行った企業トップがビジネススクール出身者であることから、ビジネススクールに対する批判も高まったといわれる」とな…まぁ米って一人勝ちが当たり前、負け組がリストラされて何が悪いの世界だしなぁ(笑)だいたい、MBAを企業が採用するのも、万が一経営が失敗した場合、人事的に資格保持者を雇ったのだから会社側・人事側に責任はないという為の言い訳の為のソレって、昔どこかで聞いたよーな?どこの社会も成功のおこぼれをどれだけ取り込み、失敗の責任をどれたけとらないかが、社会人としての指針となっているのだなぁ…想定外だから責任ありませーん、MBA雇ったんだから責任ありませーんってか(笑)

 真に迫ったでは、部下との関係のとこかなぁ?「あらゆる組織のあらゆるレベルに、脅しを主たる道具にして部下を管理する管理職がいる。もっとも、それを自認する人はまずいないが」(@バトラー)とか、「部下の才能をフルに活かすリーダーになるためには、支配に頼ってはならない」(@バトラー)とか、「リーダーである人間は、自分が関わる人びとの生活を向上させ、その人たちが自分をよりホジティブにとらえられるよう手助けする大きなパワーを持っている」(@デロング)とか…まぁ直属の部下は勿論、下っ端の下働きみたいな仕事をしている人達の事も忘れるな、考慮しろ?でしょか?リストラ大好きの米も風向き変わってきたんですかねぇ?

 とにかく、成功する為には、「失望から立ち直る能力」「運」「リーダーシップの資質」「公正さ」「判断力」(@ライリング)となる模様…詳細については本書をドゾだが、他にも仕事に誠実であれとか、「自分の私的な利益が企業の利益に優先することを決して許しません」(@ノーリア)とか誓えと出てくるところ、これまた相当に企業倫理がやばい事になっている模様…信頼と実績ってパネェ(笑)果たして一度落とした信用が戻る事があるのか?正義とは何か?とか言っている前に倫理とは何か?でしょかねぇ(笑)

 豆知識的には、「成功した女性に対して多くの人が抱くイメージが、キャサリン・ヘップバーンのような頭脳明晰でおまけにすこぶるつきの美人」(@カンター)だそな…米って(笑)後、エリート養成所みたいなハーバードビジネススクールですが「スクールでの成績とその後の業績との間に、一切の相関関係は見いだせなかった」(@ライリング)そーな…

 後、個人的に思った事は、教授陣の有り難いお話、ご本人の日常を絡めての経験談も多しなんですが、思うに男の子の場合は母親が、女の子の場合は父親ができた人だとトップ(この場合はスクールの先生ですが)になる確率が高いのかなぁ?と所謂一つのマザコン、ファザコンですが(笑)というのも、出てくる登場人物、配偶者とか、子供、兄弟、オジオバ、祖父母より、また恩師、友人より圧倒的に父母が引き合いに出されるのが多いよな?米においては家族とは親子関係に至りの世界なんでしょか?

 まぁ、他にも色々面白エピ満載ですので、詳細は本書をドゾですが、個人的に一番インパクトあったのはカウフマンがCEOになった時の友人談「スティーヴ、もう二度と手に入らないものが二つあるよ-まずい食事と真実だ」成程、経営者って素晴らしス(笑)

 語り部のハーバード・ビジネススクールの教授陣は、ジャイ・ジャイクマー、ティモシー・パトラー、トーマス・J・デロング、ジェフリー・F・レイポート、リチャード・S・テッドロウ、トーマス・K・マックロウ、スティーヴン・P・カウフマン、デイヴィッド・E・ベル、ナンシー・F・ケーン、ロザベス・モス・カンター、H・ケント・ボウエン、フランシス・X・フライ、ヘンリー・B・ライリング、ニティン・ノーリア、キム・B・クラーク

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