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2014年12月 1日 (月)

入れ込む(笑)

日本のリアル  養老孟司  PHP研究所

 サブタイトルは、農業、漁業、林業そして食卓を語り合うなんですが、いやもー問題山積みじゃまいか?ですけど、その最前線というか、その殿というか、で孤軍奮闘していらっさる方はどこの業界にもこれまたいらっさるんだなぁと…ある意味、業界の異端児…中の人から見たら革命児というか、風当り強そーな人達というべきか?うーん、信念もって働いている人達はつおい、本当につおい、ついでに言うと皆現場の人達ですから、これまたつおい、本当につおい…いやはや頭下がります。ある意味、日本の良心かもしれないし(笑)でも、本人達はそんな事思っていなだろーなぁと…普通に仕事していって、一つ一つクリアしていって、それを続けているだけの事みたいなノリとか…

 登場してる人達に共通している事は現状に憂いてはいるが屈託はないとこかなぁ?でもって、出てきた結果を受け止めているところ?でしょか?はっきり言うとここに出てくる人達に想定外という言葉はないと思われですかねぇ?どっひゃーな事が起きても、ハニー何とかしなくっちゃの世界の住人なんですよ(笑)少なくともバックれる人達ではないと…軸足のしっかりしている人達は違うなぁと、日本にもまだこーゆー人達がいたんだとおろろいた…

 アリス的に第一次産業…うーん…まぁある意味アリスも生産者ではあるけれど…モノづくりって、特に自然が相手の場合は、何とゆーか気が長くなくちゃやってけないとこもあるのかなぁと思いますた…結局、米作りなんて日本の場合一年に一回しかトライできない訳で…稲作って多分、2000回とか、縄文・弥生的にどよでもまぁ万の単位にはいってないはず…

 不耕起栽培が台頭してきたとはこれまた知らなんだ…で、現場は凄い事になっているんですねぇ…だいたい農業どころか稲作からして無頼漢なんで「日本のふつうの稲作では、秋にイネ狩りが終わると、秋起こしといって、まず一度耕します。それから冬起こし、春起こしをやり、荒代をかいて、本代をかく、というふうに五回も耕すわけです。篤農家はその間にもう二回ぐらい耕します」(@岩澤)って、そんなに田んぼって手を入れていたのか?でもってこれで10㌃当たり500㌔位お米が採れるらすぃ…

 後、不耕起栽培でも機械化は必要で、その機械をメーカーにお願いしても不耕起栽培が普及したら「耕作機械が売れなくなります。そうなると農機メーカーとしては困るため、どこへ行っても答えは「ノー」でした」という、関門が(笑)ただ、このままでは農家が農業が衰退していく事は必定で、今はよくても明日はヤバいだろーと…事業も目先の事に目がいっているのが実状のよーです…でこの辺りの詳細も本書をドゾなんでずが、不耕起栽培の田んぼの是非についての詳細も本書をドゾ。機械だけではなく、労力(耕作)だけではなく、冷害や、農薬、肥料といった問題もクリアしていらっさいます。まさに究極のエコロジー…不耕起冬期灌水農法すごくね?

 この耕さなくていいんだという逆転の発想と思ったら「道端でも原野でも山でも、土を反転させたところなどありません。自然界の植物はすべて、耕していない地面に根を下ろし、子孫を繁栄させています。そういう仕組みをもつ植物しか、地球上には生き残っていないのです」(@岩澤)というのは、言われてみればその通りな世界でして、目から鱗が(笑)

 何より笑えるのが「農業で成功した人は、国の言うことの逆をやって自立していった人たちです」(@岩澤)でしょか?究極奥義キタコレになるんですかねぇ(笑)農林水産省と農協なんて、本当に必要なんですか(笑)「政治家のやっているのは、お金の配分のことばかりです」(@養老)だしなぁ…ちなみに岩澤氏が稲作に力を入れているのも石油入らなくても、食糧危機になっても食えるよーにで、更に肉が入らなくなってきたらで大豆にも力を入れているとか、この人の方がよっぽど、国民の生活を考えてらっさると思うのは気のせい?

 次に漁業というか、牡蠣養殖の畠山氏のとこは場所が気仙沼…津波の影響をモロに受けたところなんですが、津波、確かに悪い事の方が凄いと思われですけど、でも「津波の後はカキの成長が倍ぐらいよくなる」とチリ地震津波を経験した畠山父談がある位で、海が掻き回されてプランクトンきたこれもある模様…自然ってパネェ…ちなみにこちら「森は海の恋人」というあの植林運動を推進してきた漁業家なんですよ…この件についての詳細も本書をドゾ。

 それにしてもこの手の自力でやっている人達は何とゆーかパワーが違うよなぁ…ちなみに「大学の先生に当たってみると、これがまたダメなんです。海は水産学、川は河川生態学、農業は農学、山は林学というふうにそれぞれ専門が分かれていて、川の流域をトータルでとらえた研究をしている学問がない」(@畠山)って…自然は一体なんですよねぇ…でも専門家は細分化なんですよねぇ…御用学者とは言わないが、本当に必要なんですか?はあると思いますか(笑)結局、独力でやるしかないと(笑)

 山(川)と海の関係についての詳細は本書をドゾですけど、為になる情報としては行政との戦い方、長良川河口堰とか、ダム、防波堤とか出てきますが、必要なのは湾の生物生産への影響、そのデータだそな…さすれば行政は「漁業関係者への膨大な補償を検討しなくてはならなくなります」で勝つるんだそな…政治家と官僚には金か?金なのか?自分が払うとなれば、途端に引っ込むって、さすが永田町と霞が関、そこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 まぁ「ダムをつくらないと、地元にお金が下りない」と地元の行政が言うのは、それ地元じゃくて、自分にじゃなかろーか?と勘繰ってしまうんですが?どーなんだろぉ?ダムが出来た事で、その河口、湾の漁獲高が激減しているそれらについては、ど?みたいな?ちなみにNYって昔は世界一の牡蠣産地だったそな…文明って本当に有り難いものなんですね(笑)

 林業というと、最近は杉花粉がアレだけど、この国の林業って…何をしているんだぁー?と思っていたら、「もともと林業は、経済的に成り立ちにくい産業です」(@鋸谷)って…「昔から林業が盛んだったのは、いわゆる有名林業地、つまり材木の大消費地が近くにある限られた地域だけでした。京都の北山とか、奈良の吉野、和歌山県などがその代表格です」(@鋸谷)とな…そーだったのか?しかも「有名林業地は、強い風が吹かない、雪の害が少ないといった自然条件がそろっていたんです」(@鋸谷)ともなると…何か日本全国山ばかりで、森ばかりだから林業ってどの土地でもイケイケだったと思っていたら、そーでもないのか?

 で、下刈りとか、雪起こしとか、除伐とかは初心者でも何とかなるけど、枝打ち、間伐は「技術や知識がなければできません」とな…「一ヵ所間違えて枝打ちをしただけで、木材は台無しになってしまいます。間伐も密度管理に関する技術や知識が欠かせません」(@鋸谷)って、これまたそーだったのか?で、そーゆーノウハウは有名林業地で継承「門外不出で外には出しませんでした」(@鋸谷)とな…

 でもって「戦後になって後発で出てきた林業地では、技術や知識をまったくもたないまま、ひたすらスギやヒノキを植えるだけの林業をやってきました」(@鋸谷)とな…結局、今の林業の問題点って、ダイヤモンドに目が眩みというあぶく銭を夢見ての出来事だったのか?ある意味、林業のバブルの果ての放置プレイってか(笑)「もともと経済優先で山を見ると、取り返しのつかないことになりますね。もともと山はもうからないわけで、林業はもうかるところだけでやっていければいいんですけど、どこもかしこもやろうとした結果、われわれが祖先から受け継ぐべきだった遺産が失われてしまったんです」(@鋸谷)となる訳で…

 更にこれまた出てきた学会も「林学界には健全な森林や木に対する定説がなく、林学者の一人が「日本には林学がなかったと言わざるを得ません」とおっしゃいました」(@鋸谷)で、ふと思うが?果たして現場に役だっている学会、学者ってあるんだろーか?ちなみに農協がアレなよーに森林組合もアレだそーで…何だか日本、組織になると皆アウトか(笑)

 どこまでもアレな世界なので詳細は本書をドゾですが、林業というか山的なとこで「マスコミは、外国資本は水源を目当てに日本の山を買っていると言っていますが、彼らの目的は水源に限らないと私は見ています」(@鋸谷)のとこかなぁ…「なぜなら、山には使用制限がなくて、一万平方メートル未満であれば、持ち主は何をしてもいいんです」(@鋸谷)って、そーだったのかぁー?買ったもん勝ち?「このことは外国人にはとても魅力的に映るはずです」って…行政は本気で国土を守る気はあるのか?と今更ながら思う事ってか(笑)

 これまたちなみに「県で働いていたとき、よくパトロールをしました。実は、たいてい地元の人がゴミを山に捨てているんです。だから、ゴミを見れば、誰が捨てたかもおおよそわかるんですが、なぜか捨てるんですよね」(@鋸谷)って…この国の山というか、森というかはどーなってんだぁー?地元的にも山を大切にねという建前はあっても、本音はないという事なんだろか?もーかりまっかぼちぼちでんなってか?

 とまぁ実業的なソレもまた凄いんですけど、食の孤食化のところは何とゆーか、マジで家族の解体という事になっているんだなぁと思いますた…「一九九〇年代初頭に「主婦」や「おばさん」が大きく変わったと気づいたのです。一昔前のように、自分の事はさておき家族に尽くすお母さんではなくなって、「自分が大切」とはっきり言うようになっていた」(@岩村)とな…まぁこれも女性がわがままになってきたという見方もあるだろーけど、これまでずっと女性が犠牲になってきた、我慢を強いてきた、縁の下の力持ちを放置してきたというその逆襲とも取れるんじゃまいか?かなぁ?父親にそのフォローが出来るのか?というと…ねぇ…

 嫁姑問題も、教えとか、継承問題だったのが、今は「親が子に何か「してあげる」存在になっている」そで、「して欲しいことをしてくれない親や、迷惑なことをしてくれる親、わずかばかりしかしてくれない親との間によくトラブルが起きて、それを「嫁姑問題」」と言うよーになってきたとな…「しまいには「子どもから親への縁切り宣言」も出てきます」とな…もー親子関係も損得勘定な時代なよーです…子育ては損、親の面倒も損、合言葉は誰得か?

 今時の子供的には、母の日にプレゼントを渡しはするが、母親が寝込んでも代わりに食事の支度をする子供はいないとか、「電車の中などで外界や他者への関心が低いのに、゛コミの分別や節電などを気にかけたりするんです」(@岩村)もしかしてイースト〇ングリアへようこその世界か(笑)「最近の若者を見ると、僕らよりも頭が固い。ルールにこだわるし、杓子定規だし、不自由な生き方をしているように僕の目には映ります」(@養老)とな…個性の時代と言われて久しいけど、ラジカルな人はいなくなったよなぁ(笑)

 結局、日常の食事をつくる事は大変に面倒な事であるというこの一点に尽きると思われかなぁ?で、その面倒を誰が引き受けるのか?どの人も私的には好きなものだけ食べて何が悪いんですか?が本音だろーし(笑)なら、各自好きにすればとなるのも、ある意味自然の流れか?水は低きに流れるんですよ、奥さん(誰?)

 男の料理とか、パン・お菓子作りとか、味噌作りとか、非日常もしくはイベント的なソレにだから流行るのであって、日日の営みは流行じゃないからなぁ(笑)

 いやはやどの方も警鐘を鳴らしておられますので、詳細は本書をドゾ。まぁ何にしても各人のまっすぐな視線には頭下がりますが…他にも興味深いエピ満載ですので、まずはドゾ。

 対談者は、岩村暢子、岩澤信夫、畠山重篤、鋸谷茂

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