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2014年12月 9日 (火)

短いナイフの昼?

新世界戦争論  ジョージ・フリードマン  日本経済新聞社

 サブタイトルは、アメリカはなぜ戦うのか、なんですが、どゆ本というとあの9.11からイラク戦争終結までの一連の世界の流れでしょーか?まぁ本書の画期的なとこは、米が中心なのは当たり前なんですけど、その他の登場人物もとい登場国も忘れずにの世界なとこかなぁ(笑)

 ある種、舞台裏というか、心理劇の世界かも?まぁ、これが全面的に全て真実ですというのも如何なものか?とは思うが、逆にこれが全て本当だった場合、何とゆーか、マッチョよ、さらばと言いたくなるのは気のせいか(笑)まぁ、それもともかく、いずこの人も皆それぞれに思惑があり、思い込みがあり、計画があり、選択があり、実行がある訳ですよ、奥さん(誰?)

 とゆー訳で、下手な芝居やハードボイルドよりははるかに面白いお話の展開です(笑)何とゆーか、全世界が駒って感じか?それとも、嘘は真か、真が嘘かの世界か(笑)ハリウッドで映画化とかあってもいいと思うけど、絶対にならないだろーなぁ(笑)まっ一つ言える事は正義の戦いとは何か?なんて言えねぇーって事でしょか(笑)

 てな訳で著者は「地政学という枠組みを通じて、国際政治や戦略というチェス・ゲームを理解することを目的とするものだ」を展開して下さる模様…ちなみに著者のスタンスは「国際政治上のさまざま事件には一貫したパターンがあると考えること」と「熱情や偏見を排して、冷静かつ客観的な分析を心がける」だそな…そーすると、成程見えてしまいましたの世界に突入するらすぃ…かくて幕は上がったってか(笑)

 アリス的にハードボイルドというか、テロでいくと、地下室ののになるのかなぁ?テロと戦争…アリスの好きな密室系とは趣が違うよーな気もするが?まぁ密室は密室でも密室が違うからなぁ(笑)後、法学部卒のアリスならばこれまた当たり前な話なんですけど、果たして、これは戦争か?犯罪か?の区別はどーなってんねん?に尽きるよな(笑)というのも「九・一一自爆テロの後には、アルカイダを犯罪者として扱うべきか、それとも兵士として扱うべきかという問題も浮上した」となるからでして、前者なら刑法で、後者ならば戦時国際法で裁かれる事になる訳ですよ、奥さん(誰?)

 ちなみにかのジュネーブ条約では「変装して、武器を隠し持っている兵士は、意図的に条約の適用範囲から除外している」とな…とゆー事は「アフガニスタンなどで正規戦に従事するメンバーを別にすると、アルカイダにはジュネーブ条約による法的保護は及ばないのである」になるとな…そーだったのか?ジュネーブ条約…

 で、も一つ法的な問題で「そもそもアメリカの法体系のもとでは、アメリカ本土で秘密戦争を展開すること自体が不可能だった」って…

 と、その前にまず歴史のおさらいから(笑)まずゲームであるからにはプレイヤーがいる訳で、本書の言う通りチェスならば、それは二組必要になるとなる訳じゃまいか?で、まず先手、アルカイダご一同様となり、そーなると彼らと切っても切れない関係のイスラムの比重がドドンとな、となって今日のイスラムって、どよ?となるのは必定じゃなかろーか?「今日のイスラム世界は、この混乱の産物である。どの国も政治的に不安定で、腐敗した支配者たちは外国勢力と結託することでその地位を維持してきた。イスラム世界の栄光を取り戻すことを夢見る者も決して少なくはなかったが、その試みはすべて失敗してきた」という現実があるとな…目指せカリフ王国ってか?

 さて、オスマン帝国が崩壊してからの混乱は未だに続いているという事でオケ?らすぃ…そして時代は冷戦へで、米ソ二大大国の戦いに、これまた中東(イスラム圏)も無関係とはとても言えない情勢が続いてきた訳で、そんな中に今度はイラン革命が勃発…地政学的な地図は新たな局面に突入したと…この時点での米の最悪のシナリオは「ソ連がイラン国内の共産主義者を通じてひそかに、あるはイラン侵攻という形をとって堂々と、ペルシア湾への通路を確保し、アメリカによる包囲網を突破してインド洋で自由に行動できる能力を手にすることだった」とな…

 かくてソ連(露)はアフガニスタンに侵攻する事になると…さて、ソ連(露)の本心とは何か?はともかく、米としてはそれを指をくわえて見逃す訳にもいかないとなって、ランボーな世界に突入、ある意味乱暴ではあったとと親父ギャグも混ぜ込んでみるテストとか(笑)

 さて、も一つプレイヤーが参加しますたで「ソ連が中東に侵攻すれば、あるいはイランのシーア派原理主義政権が強大化すれば、サウジアラビアがこうむるダメージは、アメリカよりもよほど深刻なはずだった」となる模様…かくて資金源はサウジが持つ事に…かくてアフガンゲリラ戦が続くよ、どこまでもぉ…か?

 「アフガン戦争は、長く、血みどろの戦いとなった。ソ連軍は戦力を消耗し、地上最強という評価も失っていった。アフガン戦争がソ連崩壊において決定的ではないにせよ、非常に重要な役目を果たしたことは間違いない」で、この後のソ連については…

 そしてもう一つの副産物は「実践経験が豊富で、強固な意思を持つイスラム戦士が何千人も誕生したことである」じゃまいか?じゃまいか…

 さて、この戦争の勝利者は一体誰?という素朴な疑問?戦時の知恵を授けたのは確かに米だけど、実際に戦ったのはイスラム圏の若人、そして資金を出したのはサウジアラビア…「アフガン戦争は数世紀ぶりに、イスラム勢力が非イスラム勢力を打倒する戦いとなったのである」で、「これがアフガン人の勝利ではなく、イスラム教の勝利だと見なされたということである」になっちゃったとこでしょか?イスラム側からしたら、米は功労者なんかじゃなくて「イスラム戦士たちがアメリカ人に、ソ連に対する勝利を与えてやったのだという考え方が広がっていった」とゆー事に…しかも「アメリカがイスラム戦士たちに感謝もせず、礼儀正しく接してもいないのではないかという疑念も広まっていった」とな…よーするに参加者全員が皆俺だけのおかげと思ってはいるが、相手のおかげとは欠片も思っていない事態に突入したとゆー話…かくて、当たり前だけどこの戦勝に対して誰もが不満を抱える事態にこれまた突入する事になると…

 そして米の関心はアフガンから離れ放置プレイに…そして時代は湾岸戦争になんですよ、奥さん(誰?)ここでようやくブッシュ・シニアの時代…と、その前にイラン・イラク戦争の話があるじゃまいかで、前振りは続くよ、どこまでもぉー(笑)米の立場としてはイラン革命前まではイラン・イラクの対立にはイラン寄りだったと…ところがイラン革命後はというとイラクを支援するに転換すると…「ひとたびイランで革命が起きると、アメリカはイランを攻撃するよう、ひそかにイラクにけしかけた」って…ちなみにイラン・イラク戦争の戦局について「アメリカは、実はイラクにはイランを倒せないと分析していた。両国とも消耗するような長期戦こそがアメリカが望んでいた事態であり、サウジアラビアをはじめとする湾岸の産油諸国も、戦争が長期化するのに必要な資金を喜んで提供するつもりでいた」とな…

 さすが正義の国米サマ、「利害が原則に優越する外交はアメリカのお家芸であった」そーで、この場合は、米はズルいとか、米はウソつきだとはならない模様…さすが世界に轟くアメリカン・スタンダードは違う(笑)

 さて、湾岸戦争前夜、「フセインは、イランを倒せば、イラクが湾岸最恐の国家となることを理解していた。フセインはまた、イランを倒した後でお目当てのクウェートを奪っても反対しないという暗黙の了解を、アメリカからとりつけていた」とな…でもこの約束はあんまり暗黙すぎて「後でアメリカがしらばっくれることは容易だった」って…さすが何様、俺様、米様の約束は一味違う(笑)

 で、砂漠の盾作戦、砂漠の嵐作戦が発動したのは歴史が示す通り…詳細は本書をドゾですが、でで、ここで問題なのは、その為に米軍がサウジアラビアに駐留したとゆー事じゃまいか?サウジ国内に「キリスト教兵士がその場に足を踏み入れる」とゆー事が「イスラム教の根本を否定するも同然」の行いに見えた事…イラクは憎いが、米は(キリスト教徒)はもっと憎いという事らすぃ…

 しかも、時が悪かったとゆーのもあると、というのもアフガン戦争が終結して、アフガン戦士がサウジに着々と帰国していたとこに、湾岸戦争が勃発したと…ムジャヒディーン達からしみれば、母国、もしくはイスラム圏全体を見回してこりゃーいったいどーなってんだぁーっ?になったとな…

 そこから導き出される答え…一、イスラム諸国は弱くはない。「犠牲を払う覚悟さえあれば、自力で自国を守ることは、十分に可能である」、二、「イスラム諸国の現在の指導者たちは弱く、腐敗しており、この戦いを指導することなど、とうてい不可能である」、三、「唯一の超大国であり、キリスト教国でもあるアメリカ合衆国に対する心理的依存から脱却するには、アメリカを屈服させ、それによってイスラム大衆が自信を持つようになることが不可欠である」とな…何となくアルカイダまで後何歩というか、そのものになってきたよーな…

 かくて「ムジャヒディーンたちは、アメリカをイスラム世界に対する全面的な攻撃に引き込み、アメリカのイスラム世界における同盟者たちの信用を失墜せしめ、アメリカに消耗を強い、最終的には聖俗一致の汎イスラム圏・「カリフ王国」の復活をもたらすつもりでいた」とな…かくて、立て万国の労働者もといイスラム教徒で、アルカイダがやってくるになっていったとな…

 て、ここまでもまだ前振りなんですよねぇ…さて、当事者のもう一方のアルカイダの方ですがこれも「アルカイダはアフガン戦争の終結から生まれ落ちた」となる訳で…まず生き残った「ムジャヒディーンの多くは、自分の国へ戻ることができなかったのである」とな…どゆ事かというと「アフガン戦争以前には、サウジアラビアやエジプトのような国々はソ連を恐れ、アメリカの顔色をうかがっていたわけだだが、こうした熱狂的な信仰心を持つ若者も不安のタネであった。こうした若者たちがアフガニスタンで命を落としてくれたほうが、自国内で悶着を起こすよりはずっと具合がよかったのだ。アフガン戦争の終結後、これらの政府のうちでムジャヒディーンに帰ってきてほしいと考えるものは、一つもなかった」とゆーアフガンでイスラムの大義の為に戦った若者、兵士、英雄、まぁ言葉は色々あれど、何にせよホームスイートホームなんて話はなく、むしろやっかい者扱い、というよりいない人になっていた模様…

 そして、アフガンの土地にも興味がなく、勿論人にも興味のない米がその他、利用した兵士達に興味がある訳もなく、みんな揃って無関心とゆー…しかも米の無関心対応の下には「イスラム諸国の政府が揃ってアメリカに圧力をかけたためでもあるのだろう」ですから、彼らを戦争に導いたそれら全てが終わってみたらそっぽを向いた状態じゃまいか?に遭遇する事になると…結果文字通り「戦争で荒廃しきったアフガニスタンに放り出されることになった」になる訳で…

 でまぁ「アメリカはキリスト教国であり、敬虔なイスラム教徒の彼らを使い捨てにするのは、予想がついてしかるべきだった。だが、自国政府に対する恨みは強烈だった。特に、アラビア半島のイスラム王国各国は、彼らに「偽善者」のレッテルを貼られることとなった」とな…よーするにアルカイダの敵は、キリスト教国の米は今も昔もキリスト教徒という事で敵認定確定ですけど、イスラム諸国のトップ達もターゲットになったとゆー事に…

 で、こーなったら今あるイスラム諸国はアテにはならん、とゆーか腐ってる…我々は真のイスラム国、カリフ王国を創るぞーっ、おぅーっの世界に突入した模様…もー壮大過ぎて何も言えねぇですが、彼らからすると「現にムジャヒディーンたちはソ連を滅ぼしたではない。イスラエルは二〇〇〇年にわたるユダヤの民の離散と放浪の末に建国された。二〇〇年前には住む人もほとんどいない広大な荒野だったアメリカ合衆国が、今では世界帝国である。西暦一六〇〇年のイギリスは部族抗争の絶えない野蛮な島国だったが、その二五〇年後には世界を支配していた」となれば、我々だってやってやれない事はないっと、まさに拳振り上げ系一直線ってか?男ならやるときゃやるぜの世界に突入した模様…

 かくて「これらの政権を転覆して純粋にイスラム的な政権を樹立するような大衆運動が必要だ」と…その為には「イスラム大衆運動を広げるための中核的な作戦基地の機能を果たす」国、政権が最初に一つ必要だ、そして「タリバンが支配するアフガニスタンに設立されたアルカイダから、世界に対する戦争の準備が進められる」とゆー事になるとな…こちらの一連の流れについての詳細は本書をドゾですが、イスラムが蛇蝎の如く嫌っている共産主義、マルクス主義ですけど、大衆の為に立て万国の労働者もといイスラム教徒って、どこか似てる気がするのは気のせい?それには革命(イスラム的には再興)が必要だとゆー辺りも?よーは今の母体を壊して新しくまっとーな社会を作ろうですから…志を聞くだけなら崇高なんでございますよ、奥さん(誰?)

 まぁタリバン、神学生ですから、所謂一つの学生運動で終わるかもしらんねぇ…がそーならなかったのは、これまたアフガンの隣にパキスタンがあったから…パキスタンから見た場合、アフガンという国は長い事親ソの国だったと…で、隣の印も親ソの国しかもヒンズー教徒の国…て、パキスタンの西隣には、アフガンの下にはイランがあると…どちらにしてもパキスタン視点からみれば大国にぐるっと囲まれている感じだったとこに、アフガンが空白地として出てきた、そーだこれを緩衝地にしよー…で、ソ連も米もいなくなったアフガンに触手を伸ばしたとな…主なバックアップはパキスタンの軍情報部(ISI)が行う事なった模様…

 百戦錬磨の古参のムジャヒディーンに狂信的な神学生に、虎視眈々の軍情報部…何もないとゆーか、何も起きないと思うにはあまりにアレじゃないか?と…

 そしてアラブ情勢はといえば、ナセル主義運動による親ソと、それに対抗する為に米と手を組んだイスラム諸王国、どちらにせよ、イスラムの大義の為にアルカイダ的には「どれも打倒しなくてはならないのである」になる訳で…

 さて昔話を一つ、イスラム的には対〇〇の戦いは伝統芸能なんじゃね?で「イスラム世界では、反米感情は風土病のようなものだ。それ以前には反英感情であり、反仏感情であり、反オランダ感情であり、反ビザンツ感情が、そうだった」となるそな…連綿と続く歴史があるんですよ、奥さん(誰?)そして、今、イスラムの敵の親玉はイスラム諸王国と手を組んでいる米という事に…

 しかも、イスラム的には米という国は「国力も道徳的な優越性も欠如していると見られていたのだ」になるそーな…こちらの詳細も本書をドゾですが、ベトナム戦争からこっち、米の行動は弱腰外交にしか見えないのがイスラム的視点という奴らすぃ…てゆー事はどゆ事かというと、そうそういつまでも米の天下と思うなよ、であったりして(笑)

 よーは付け入る隙は幾らでもあるじゃまいか?と考えたのがアルカイダであり、ビン・ラディンご一行様という事になる模様…こちらの詳細も本書をドゾですが、その結果、結実、成果があの9.11につながる訳なんですね…

 で、これまたどゆ事かというと、米もあかん、イスラム諸王国もあかん、これは一発イスラムの大衆の目を覚まさなきゃあかん、それには出来るだけでかい狼煙をあげないといけないという事で、自分達の大義が成功する見込みが高いとなれば、大衆は呼応してくれるだろーとゆー目論見らすぃ…

 でで、このテロを計画し実行する訳ですけど、この詳細な経緯についても本書をドゾ。実に合理的な予測に成り立っての決行なんですが、こちらについての詳細も本書をドゾ。いや凄いです、いきあたりばったりなんてもんじゃなくて、秒までは言わないけど細かい計算の上に成り立っている計画だったりして…一例として、何じゃそりゃ?的なそれでいけば、飛行機の操縦訓練は米でしかやりよーがなかったのが、何とも…他の国では飛行機の操縦訓練、施設的なそれを含めて国の管理の下なので、いきなり民間人が習いに行くはできないそーな…そーゆー点では米という国はテロリストにとって実に有り難いお国であるそな…

 まぁともかくあの9.11とは何であったのか?と言えば「メッセージの相手は、アメリカではなかったのである。最も重要な観客は、イスラム世界の民衆だったのだ」とな…「それによってイスラム世界で聖戦に対する支持が広範化することが目的だったのである」となな…

 ある意味巻き込まれた米というか、寝耳に水というか、舞台に選ばれた米はといえば、ある晴れた日に、ドカンとなの世界に突入したと…

 さて、米としては先の湾岸戦争でイスラム的なそれは終わっている事のはずで、まぁイスラエル問題はアレとして、時代は戦争より経済だよ、諸君の世界だった模様…だがしかし、ポスト冷戦の水はそんなに甘いもんじゃなかったとゆーのが、米外の反応だったよーで、そのシグナルをブッシュ・シニア、クリントン共に全然拾えなかった、気にしなかった、ほっといたの結果とも言うになるらすぃ…

 例えば、あのバルカン半島、ユーゴご一同様のあの紛争も…「ボスニアとコソヴォのキリスト教徒たちは、アメリカがイスラム教徒の肩を持っていると考えた」その理由は「アメリカがイスラム教徒迫害を止めようとしたことから」推測できるじゃまいか?となり、「イスラム教徒側は、キリスト教徒がイスラム教徒に対する虐殺と暴行をすませるまで、アメリカは介入を手控えたと考えたのである。介入のタイミングが蛮行の後になるよう、計算していたというのだ」とな…よーはどちらの陣営からも米は介入してくれて有難うではなくて、敵の手先じゃねぇーの?という不信感しかない状況…所謂、米の陰謀説が罷り通る世界が蔓延していたとな…これはソマリアでも「ソマリ人には争いあっている軍閥のいずれかの肩をアメリカが持っているようにしか見えなかった」とゆー訳で、その他詳細は本書をドゾですが、どこも一貫しているのは米は信用できない信用はうなぎのぼりでござるの巻か(笑)さすが正義の国米、そこにしびれるあこがれるぅー、なんですかねぇ(笑)

 さて、まだ前振りで一体本題までいつたどりつくのか、段々怪しくなってきたけど、9.11以前、直前までの米の状況というのは、ポスト冷戦、米の一人勝ち、米一つが超大国、世界は平和だなぁとゆー建前の下、イスラム諸国の反米感情は炎のごとく燃え上がるというかくすぶっていたというかが一つ、も一つが他の大国の殆どが米の一人勝ちはやばいと認識していた事じゃまいか?なるべく米に重しをつけておきたいと願うご一同様が殆どという事態にもなっていたのである…とな…よーは機会があれば足ひっぱってやろーという手ぐすねひいている状況…

 そこに米的には晴天の霹靂の9.11キタコレになる訳で…とにかく、アルカイダ的には持てる力を全て注いで成功させたと、そして米的には諜報活動が何ら役に立たなかった事を露呈したと…世界に名だたるCIAを始めとした米の諜報機関、これも物凄い数の機関があるとな…でもどれもまともに機能していなかったとな…一言で言えば「行動重視、情報収集重視、官僚主義」で、情報を適切に分析ですが、予測できなかったとゆー事になるらすぃ…こちらの詳細も本書をドゾですが、成程、米という国は物量的には、情報戦も物凄い収集癖を発揮しているんだけど、それをまとめてどーするか?という量ではなくて、質を問われる事態になった時に、やばくね?になるんじゃまいか?

 まぁともかく、その他国家安全保障局(NSA)、偵察情報(イミント)、国家地理宇宙情報局(NGA)、国防情報局(DIA)@国防総省、軍情報部@陸軍、海軍情報室@海軍、特殊調査室@空軍、FBI(防諜任務担当)、財務省検察局(シークレットサービス)、麻薬取締局(DEA)、連邦アルコール・タバコ・火器局(ATF)ちなみに今はアルコール・タバコ・火器ならび爆薬局とな、移民帰化局(INS)、税関、国境警備隊、情報機関(国務省)、外交警備部(国務省)、国防総省特別計画室(OSP)etc.と、規模の大小、活動領域の範囲、とかまぁ色々あってなではあるものの、それだけの情報機関、機能を揃えているという事らすぃ…さすが、天下の米サマはやる規模が違うでぇー(笑)まっ詳細は本書をドゾ(笑)ただ最新鋭のハイテク機器も、情報を的確に読み取る人、力がなくてはただの文、もしくは絵でしかない訳で…

 かくて9.11は起きた、だがしかし「これほど計画好きなアメリカ軍にしても完全な想定外だった」で、米でもあるんだ、想定外(笑)どーなったかといえば蜂の巣をつついた状態に突入したと…でまぁこれは米的には物凄く例外的な状況という事になるらすぃ…というのも米建国からこの方、「戦争と戦争準備は、アメリカにとって別に例外的な事象でも、目新しいことでもないのである」となる訳で、常に有事なら、常に有事のシナリオがちゃんと用意されているのが普通だとな…となればありとあらゆる戦争マニュアルが作成されているのが常道、その米であの9.11のソレはなかったとゆー…これだけでも戦争中の国米としては、建国以来の事態という事になるんじゃまいか?

 さて、そんな米ですが、クリントン政権の時はとにかく経済、世の中金だよに埋没していた訳ですが、そんな政権の戦争観は「ほどほどでよいとされるようになった。手に負えない戦争になりそうな場合には、参戦しなければよいと考えられたのだ」とな…よーは米が戦争をふっかける事はあっても、米に戦争をふっかける相手がいるとは米的には全く思ってもみませんでしたぁーっの世界観でいらした模様…さすがどこまでも米サマだ(笑)そして、時が来たとゆー訳ですね…分かります…

 さてさて、9.11以前のラムズフェルド国防長官の米の戦争想定は、一つは湾岸戦争的な米からすれば小国を相手にする戦争と、も一つは「別の大国(おそらく中国)が二〇年から四〇年という期間のうちに」全面戦争する軍力くるかもねな話だったよー…だがしかし、ここでアルカイダきたこれになる訳ですよ…国防について振出に戻るになってしまったんじゃまいか?まいか?敵は本能寺にありじゃないけど、国家としての単位しか想定していなかったとこが、米の最大の弱点となって露呈したと…

 そして今までであれば狂信的なテロリストと一蹴できたものが、最早それもかなわないという事がこれまた露呈したとゆー事じゃまいか?相手には知性も理性も実行力もあるんだよ、と…更に、そーゆー相手から「さらなる九・一一型の攻撃からアメリカ本土を守らなくてはならなかった」となる訳で…ブッシュ・ジュニアの責任は重い…

 事態は「アメリカは、本土で秘密戦争を戦う準備がまで整っていなかった。そのための情報もなかったし、専門の軍事力もなかった。そもそもアメリカの法体系のもとでは、アメリカ本土での秘密戦争を展開すること自体が不可能だった」とな…これまたよーするに八方塞がりという事じゃね?

 かくて「アメリカ政府は、アメリカ国民にとって馴染みの薄い本土防衛という目的を達成するために、全精力を傾けることになった」とな…ちなみに「戦争において、本土防衛という概念には敗北のニュアンスがこめられている。戦争の目的は、敵国側を本土防衛に追い込むことにあると言ってもいい」って…どこぞの国の軍隊じゃない組織は、その本土防衛に血道を上げているよーな記憶が薄らと(笑)これまたちなみに「純粋に防衛的な態勢をとる国を攻撃して勝利することは容易である」そー(笑)どごその国の軍隊じゃない暴力装置じゃない組織は(以下略ってか/笑)

 さて、話は米でして、本土防衛、それ以前にステイツにどんだけアルカイダがいるのか?さえ米的には知らんがな?の世界だったよーで、それで本土を守る…うーん…と誰しもが思うとこじゃまいか?とはいえ、国内のアルカイダ狩りをしよーにもその手のそれは昔の赤狩り、マッカーシー旋風の悪夢がよみがえるでとてもじゃないけど、できる訳がないとゆー…よーはソ連のスパイは叩き潰したいけど、自国の共産党(米にも共産党あったんですねぇ…)と接触する共産党員の場合、区別はどこにおくのか?なんて、しかも一回脱会してからめくらましをかけられた暁には、どこまでがスパイなのかなんてわかる訳がないとな…

 かくてこれまた実に米らしい対応に出る事になる訳で、どゆ事とゆーと「第一の効果的な防御は、攻撃に打って出ることだった」とな…そして世界中に散らばっているアルカイダを全て叩くなんてまず無理となれば、取りあえず本土防衛をしつつ「反撃のための戦略」即ち「敵の基地の所在地、アフガニスタン」にターゲットロックオンだよね、と…かくて「ブッシュ政権内部では、九・一一自爆テロが発生してから二四時間も経たないうちに、すみやかに反撃に打ってでなければならないというコンセンサスが形成された」とな…「これは軍事的のみならず、心理的・政治的な側面を考慮して下された判断だった」となる模様…

 敵は本能寺にありで、アフガニスタン攻撃が決定された訳ですけど、さて軍を動かすとなると前例としてソ連のソレを思い出さずにいられないってか?「ソ連軍の無慈悲さはよく知られており、しかも三〇万という大軍でアフガニスタンを攻めた。そしてアフガニスタンの大都市や農山村部の一部はソ連の支配下に入ったが、勝利は常に遠かった。完全制圧など、夢のまた夢であったのである」に至っていたと…

 それらを踏まえて、まず周辺各国に協力の要請をする事になるじゃまいか?で、一番、パキスタンよろで、露ともよろという事になる訳だったりして…どゆ事かというと「アメリカ軍がタジキスタン、ウズベキスタンの基地を使用すると聞いて、ロシア軍の高官たちは激怒した」という事態に、そのまま米軍が中央アジアに駐留したらどーしてくれる…しかも「下手をすれば、このままロシアは中央アジアの天然ガス利権から締め出されてしまいかねない」と、心配なのは金か、金なのか(笑)

 さて、「ロシアにとって、アメリカの中央アジア駐留を認めることは、中央アジアをアメリカに譲渡するのと同じことだったのだ」けど、果たして露は米にノーと言えるのか?ここでおろろいたんですけど、出て行ってくれという事で米露で戦争状態になったとしても、「ロシアにはアメリカと戦争をする国力はない」という事を露自身が認識しているのか?無理を通せば敗戦どころか「ロシア連邦まで崩壊してしまう可能性」があるじゃまいか?で、チェチェンだけでも十分揺らいでいた模様…そしてチェチェンの影にもアルカイダありと露側は見ていたそな…最も米もコーカサスの原油支配を狙っているだろーなで裏にいると憶測していたそーで、とはいえ敵の敵は味方じゃないけど、手打ちできるとこはやるぜという実に政治的な判断で米露間に合意が成り立つ訳でござると…その詳細は本書をドゾ。

 そして、も一つ忘れてはいけないアフガンの隣の国、イランでございます…イランにとってもタリバンというのはパキスタンの息のかかったソレで困る、更にタリバン承認国がサウジアラビアという事でこれまたイランとサウジの関係も「ペルシア湾の覇権をめぐってライバル同士の関係」にあった間柄…イラン的にはアフガンのタリバン政権はいらない子だった模様…となれば、米と手を組んでもいいよの話になるとな…

 外の人がいれば中の人がいるというので、アフガン内の勢力を取り組む事も進めなきゃねで、部族、軍閥、これらの人間模様についての詳細も本書をドゾ。一例として上げるならば「この将にしてこの兵ありということか、ドスタム軍の兵士たちも手に入るものは何であれ略奪してしまうことから、「絨緞泥棒」と呼ばれていた」とゆーよーな人材がいぱーいってか…「実はアメリカ軍が対タリバン戦をためらう理由として、ドスタムと組むことを嫌がる気持ちは、なかなか強力だったのだ」という事からもお察し下さいとゆー奴か…

 更に「アフガン社会の最も重要な特徴は、現金をもって疎遠さは償われ、信頼感が芽生え、死者さえも生き返りかねないということなのである」という事実…「アフガニスタンでは忠誠心もまた売り物なのだ」とな…ここでも物を言うのは、もしくは価値判断の基準は金か、金なのか、なんですねぇ…とゆー事で米人はとゆーかCIAはじめ関係者の皆さんはキャッシュを背負ってやって来るとゆー…それにしても本書を拝読してる分にはCIAが一番働いているシーンは何故か札ビラ配っているとこみたいに見えるのは気のせい?

 9.11で先手アルカイダの圧勝だった訳ですが、後手米もアフガン攻撃で反撃の狼煙はでかく上げるぜの世界に突入…これは「アルカイダの予想を大きく裏切るものだった」になるそーで、こんなに早く来るとは思ってもみなかったとな…空爆から、米特殊部隊から、その他の戦闘の詳細は本書をドゾ。

 ただ都市部、農村部、山間部を制圧したとはいえ、アルカイダの逃亡先はいぱーいある訳で、このアルカイダ狩りを参加したアフガン部族達が積極的に行うかといえば、それはないとなるんですよ、奥さん(誰?)何故かと言えば「自分たちの兵力を分散することになり、そうなると軍閥同士の争いで不利になってしまうからである」と…よーは反アルカイダ、反タリバンで結束しているよーに見えて、一皮剥けば皆反目しあっているとゆー現状は変わらずって事ですかい… 

 更に、ムシャラフの対応も猫の目のよーに変わるじゃまいか?でパキスタンとしては本音のとこでタリバン政権が倒れるのは宜しくないとゆーのが透けて見えると…そゆ人達を抱えてのアフガン戦だったのが米という事になるのだろーか?も一つ、逃亡先にイランも上がってくると…パキスタンにしても、イランにしても本気で協力する気があるんか?という最早、味方間の疑心暗鬼も上がってくると…

 まぁとにかくアルカイダの基地は破壊し、タリバン政権も打倒した、けどビン・ラディンご一行様には逃げられたとゆーので、トラ・ボラの攻防についての詳細も本書をドゾ。しかも逆買収もありますで、軍閥の将軍が「アルカイダに大金を渡されて寝返ったのだ」まで派生する有様…金こそ全て、金こそ正義って「典型的なアフガン軍閥の振る舞いである」に至っては、米軍としては共同作業、やってらんねぇーよの世界か?

 そしてここに新たな一国が、誰がと言えば印なんですよ、奥さん(誰?)今まで印は親ソの国だったと、ところがソ連が崩壊して親露になったはずなんだが、印からしてみれば「ロシアはソ連に比べて、ぐっと頼りにならない」とな…印的には目の上のたんこぶの中もある訳で、さて印軍的にどーよ?という事になる訳だったりして…かくて、ここは米と手を組んだ方が良くね?となり印米同盟あると思いますに…パキスタン的にはかなり厳しい状況にこれまた突入ってか…

 で、ここでも一つ米側に持ちあがってくる疑惑が…何かと言えばアルカイダの核兵器入手だったりして…今のとこ手に入れてはいないみたいだが、その内手に入れるだろう、そーに違いないとゆー妄想もとい予測が成り立つとな…ちなみにここからブッシュ政権の迷走もといダッシュが、ギアが一段加速する事になる訳で…とゆー事はどゆ事かというと、優先事項が、アルカイダ狩り、アルカイダ撲滅よりも、まず米の本土防衛、核テロの廃止、停止になった訳ですねん…

 さて、ブッシュ政権はアルカイダ打倒・撲滅に、アルカイダがどこの国にも属していないテロ集団だという認識に立っているのは勿論、アルカイダが潜んでいる国に対しては「先制攻撃も辞さない」とぶち上げている訳だったりして…よーはアルカイダをかくまう国など言語道断、加担するというならば「アメリカはアルカイダもろともその国を攻撃するであろう」という単純明快な方針なんですよ、奥さん(誰?)

 そこにも一つ、核兵器入手経路に関わってくる国はどこか?という話が浮上してきた訳で、アルカイダに核兵器横流しするよーな国として、米は「イラク、イラン、北朝鮮」を導き出した訳ですね、これがあの有名な科白「悪の枢軸」につながっていく訳ですよ、奥さん(誰?)更にこれにリビアとシリアの二か国も怪しいと踏んでいたけど、「この両国は核開発の能力がそれほどではなく、アメリカとの関係も「悪の枢軸」に比べて安定していた」という事で一応は除外、とにかく核テロをゼロに抑えるためには何としてもこの三カ国の核施設、核保有がどーなっているのか見極め、米のコントロール下に入れないといけないというのが米の論理だった模様…

 こうして、あの突然の核施設査察の話が出てくる訳だったりして、その前にソ連崩壊に伴う核兵器の拡散も未だどーなってんのか?は不明の世界だというだけでも米的には、ちょっと待ての世界だったりするんですよ、奥さん(誰?)よーするに米は核テロのリスク管理に乗り出していく事になる訳ですね、分かります(笑)そしてこの査察に対応しない国が出てくる訳で、それが「イラク、イラン、リビア、そしてパキスタン」だったとな…

 で、取りあえずイランがアルカイダに核兵器を渡すとは米は考えいなかったので除外、イラクも大々的にはアルカイダとの関係が密接という訳でもないと、北朝鮮は既に米の厳しい管理下にあるそなで、残る一国はどこかといえばこれまた振出に戻るじゃないけどパキスタンという事に…しかもパキスタンはアルカイダと密接な関係にあるのは周知の通り…

 ここで米がパキスタンに圧力をかけるのは太陽が東から昇るより明らかじゃまいか?結局、パキスタンは米の査察を受ける事になると…結果「使用されている技術のお粗末さから、パキスタンがアルカイダに小型核兵器を提供することなど不可能であることは、容易に想像がついた」とな…ただし「中国が作成した核施設建設計画も見つかった」そーで、それが完成していたらパキスタンの核兵器の性能は「ぐんと向上していたであろうという内容」だったそーで…さすがよその国を一々軍事国家呼ばわりする中国サマはやる事が違うぅぅーっ…

 とにかく、一時的にせよ核テロの危険は去ったとなると再びもたげてくるのは、どーしてくれよーアルカイダなんでございますよ、奥さん(誰?)もー元からたたなきゃ駄目という事で、次に米が目に付けたのはアルカイダの資金源とゆー事に…さて、それはどこか?これまた今更なんですけどのサウジアラビアなんでございますよ、奥さん(誰?)

 「アルカイダの指導的メンバーの多くはサウジアラビア出身だし、思想基盤はワッハーブ派で、アルカイダ誕生の経緯にしてからが、サウジアラビアの外交政策の副産物だった。資金もサウジアラビア人が提供していた」となる訳で、しかもサウジアラビア人はアルカイダに対して「深く強烈な」「同情の念」を抱いていたとゆー…

 しかも、ソ連崩壊と湾岸戦争の後、湧き上がる反米主義、裏を返せば反キリスト教主義が逆巻く嵐の如くサウジアラビア国内に吹き荒れていたとな…サウジにとって米とは「イスラムに戦争をしかけてきた十字軍の最新バージョンだと考えた。イスラム教徒としては、キリスト教徒によるイスラム世界への寝食に対して抵抗する道徳的義務を負っていることになる」ってゆー認識らすぃ…片や悪の枢軸、片や十字軍、21世紀って一体…

 そんな訳ですから湾岸戦争の時にサウジに米軍が駐留するというこれだけでサウジ国内は「真二つに割れてしまった」になって、それが現在進行形という事らすぃ…米からすれば助けてくれと言うから助けてやったんじゃねぇーかな湾岸戦争も、サウジ側から見ると「アメリカ人は海の向こうからやってきてイスラムの土地を占拠する汚らしい異教徒であり、戦争の目的も、アラブ社会で広く軽蔑されるクウェート王家の救援というまるで大義のたたないものだった」とな…そんな世論の二か国人が分かり合えるかというか、協力しあえるかどーかなんて、皆まで言うなの世界が勃発しても不思議じゃないよねぇ…

 ここから米とサウジの口撃戦が始まる訳だったりして、詳細は本書をドゾですが、例のネオコンのせーとか、パレスチナ和平が先だとか、メディア攻撃というか、とかく和平を口にすれば西側メディアはそれにノルというのを知っていたサウジ側は、その手のモラハラをかけてくる事になる訳ですよ、奥さん(誰?)そして事件の影にはニューヨーク・タイムズありは最早伝統芸能か?記者とはお友達だからちょっとニュースをリークすると…ここだけの話だけど、ど?とか…

 そして、ここまで非協力的なサウジの態度に米は激怒するのはともかく、言う事きかせるにはどーしたらいいか?ちなみに「イスラム世界では、威信がものを言うのだ。弱腰だとみられるアメリカよりも、情無用のアルカイダのほうがイスラム世界でははるかに恐ろしい存在だった」とな…よーは強い者に、強い方につくというのがイスラムでは当たり前という事になるらすぃ…「このイメージをどうしても覆さなければならない。それには戦争をやって、圧勝することだった」とな、かくてあのイラク戦争は何故起きたか?と言えば、大量破壊兵器なんて建前でしかなく、米の威信、誰が一番強いか分かってんだろぉーなっという、恫喝以外のなにものでもないよーな…

 あのプーチンの露ですら米との戦いは躊躇するのは前述にもある通りなのに、イスラム的には米なんてヘタレな感覚というのは…いや、敵を知り己を知れば百戦危うからずなはずなんですけどねぇ…

 こーして見るとイラク戦争って?な世界に突入しそーですが、米は本気だとゆーか、米がなめられたままで黙っているなんて、これまたありえない訳で…米が正義の戦争なんて言っている場合はともかく、これ本気で無慈悲な戦争とか始めたらどーなるのか?いやまぁ想定だけでもアレなんだが…まっこちらの戦争・戦闘の詳細も本書をドゾ。

 取りあえず、イラクにシーア派を抱えているだけにイラン的にはオケですよと水面下で米との雪解けか?だし、シリア的にもイラクは不倶戴天の敵認定らすぃ…ただイデオロギー的にはイラン派のシリアも、商売となれば別というのが常道らとな…とはいえシリアも米軍なんて何のそのとなめていたと…「CIAは、アルカイダのメンバーがシリアを通過しているのみならず、そこで作戦計画を立案し、さらには訓練までしているという情報をつかんでいた」って…ちなみに地図的にはイラクの南がシリアです…後に発覚しますが北のトルコは協力しないに…こちらの詳細も本書をドゾ。

 サウジは協力を突っぱねたとなって基地提供もしませんとなれば、米軍はどーしたか…「イエメン、オマーン、カタール、バーレーン、クウェート」各国に分散して置く事になったとな…事ここに至っては、やると決めたら必ずやるぜの何様、俺様、米様ですから…最早誰にも止められないとな…ブッシュ政権内でのパウエルとラムズフェルドの対立についての詳細も本書をドゾ。

 そして忘れてはいけない世界には米とアラブ以外にも国いぱーいありますよってにの世界で、その中でも一応大国と言われている国にも言い分はあるでござるの巻か?対アルカイダについては賛成でも、米がイラクを占領するというのは如何なものか?というのが、どこの国でも頭をもだけるとゆー…実現すれば「アメリカはあまりにも強大な存在になってしまう」とゆー米一人勝ちな世界には、ちょっと待ったぁーっなのが他国の本音とな…

 一番、露の場合、石油価格の高値安定希望…米がイラクを占拠する事によって石油の供給が増えて価格が下落したらどーしてくれるねんの世界か?それでなくてアフガンで中央アジアにまで覇権をのばしている米なのに、これ以上のソレは勘弁とゆー事らすぃ…二番手、中の場合、何もかも「アメリカが強くなりすぎるという点こそが問題」なんだよですねん…既に中央アジアに米が浸食してきているのに、この上ここで大勝利とかになったら「中国はアメリカに到底かなわなくなってしまうであろう」そんな事、世界の中華、中国サマに許される事ではないってか(笑)

 そして三番手の仏の場合、国際社会での仏の威信の下落は困るねんでしょか…「ありとあらゆる機会をとらえてアメリカの国力増大を防ぐことが、フランス外交の最大目標だった」って…で、独を巻き込んで戦争にノーと言える国アピールっすよ、奥さん(誰?)上手くいけば「フランスはヨーロッパ全体の牽引役となり、単なる経済統合体からフランスが対外政策を決定する政治的統一体へと脱皮させられるかもしれない」という下心満載なお話に行き着くじゃまいか(笑)これがあの国連での攻防になる訳で、勿論米はそんな仏(及び独)を振り切ったとな…

 独的には「内政上の計算からも、超大国ヨーロッパを実現させる野望からも、フランスに賛成」するとな…そして英は米と欧の勢力バランスの維持を念頭にの判断なんですね…「アメリカと安全保障面で協力しつつ、ヨーロッパとは経済問題のほとんどで協力する」というのが英の立場、かくて、仏は独と組んで露も巻き込んだ、そして英は動かなった。それがあの国連議決の果てへの世界へ直結していると…世界的な世論も戦争反対になびいているし、仏的にはしてやったりだったはず…

 一見何もかも上手くいくよーに見えたそれがどーして瓦解したか、それは欧州は言う程一枚岩じゃないねんに尽きるでしょーか?そしてそこをつついたのが米だとゆー事ですね…ある意味、米もあざとい(笑)どゆ事かと言えば、その他欧州各国にこー耳打ちすればよかっただけ「「ベルリン=パリの指導のもとで、ロシアの協力を得て一致団結するヨーロッパ」というビジョン」で、本当にいいの?ちなみにこれは東欧にとっては「考えられる最悪のシナリオだという事実だった」に尽きる訳で、どゆ事とゆーと、よーはナチス独による支配の過去、ソ連により支配の過去、その過去においての仏の空手形の数々を各国の皆様は忘れてはいらっさらなかったという事ですねん…旧悪はたたるよね、何事も…そゆ点では仏に対して東欧の皆様はからっきしも信用がなかったとゆー事に…自覚のない仏も如何なものか?ですが、本音的には東欧も英と同じで安全保障では米に、経済では西欧にとゆー話だっただけの事…

 結局、このすんばらしー仏案には、独、露はそのままとして、後は白、スウェーデン、希、ペラルーシだけになったとな…成程、本書の国際情勢の動きを見ていくと、金と力が大切なのは言うまでもないですけど、信用も大切になんですね、分かります(笑)そして、これまたこの結果にぶっち切れたのは、仏がさんざん馬鹿にしていた米ではなくて仏自身というところも何だかなぁ…シラクって短気なお人だったのだなぁ…

 で、これによる副産物というか、米的には国内情勢もラッキーな事に…何せ仏が反戦に回ってくれた事で米国内の反戦運動が下火になってしまったとな…とゆーのも「アメリカ人にとってフランスは、嫌いなヨーロッパの国ナンバー・ワンである」とな…反戦は仏を支持する事になってしまう、そんな事出来るかぁーってゆーのが、米人の本音だったらすぃ…坊主憎けりゃ袈裟まで憎いなんですね、分かります…

 かくて、さまざまな思惑を抱えてイラク戦争が勃発する訳ですが、こちらの詳細も本書をドゾ。で、こゆ事言うのも何だが、戦争なんて始まってしまえば、後に残るのは勝つか?負けるか?のその二点しかないとゆー事ですよねぇ…という事で、途中経過をどれだけメディアが叩いても、勝敗が決するまでは止まらないのが戦争というものじゃまいか?なんですよねぇ…

 戦闘らしい戦闘もなくバクダッドまで進軍した米はある意味勝者米だったのも事実、ただし、この後に色々と問題が発覚してくる訳で、これもまたいつもの事か?一つは大量破壊兵器、まぁこれについては今更言わずもがなで開戦理由のこじつけだったのは今更な話…更に問題だったのは、イラク国内のシーア派勢力がとなりのイランに訓練されていて物凄く強力、巨大な勢力だという事、よーするにフセイン派が逃げ出した後には米軍が入る前にシーア派が占拠・統制していた事じゃまいか?で解放軍米の筋書きはどこへ?とゆー事態になってしまったとな…も一つが「サダム・フセインの長期戦争計画を察知てきなかったこと」じゃまいかと…かくて戦争が終わったというのにあのゲリラ戦が続く話になっていく訳ですよ、奥さん(誰?)

 で、これがどゆ事につながっていくかと言えば「アルカイダがイスラム世界に向けて「アメリカ軍、恐るるに足らず」と言っていた主張が、かえって説得力を持ちだしてしまったのである」とな…徹底的に強い米を誇示しに行って、逆の結果になったらワロエナイ位じゃ済まないんじゃなかろーか?

 収拾をつける為に米は結局、シーア派と手を組む事になり、残っているスンニ派、バース党、支配層、イラク的セレブの皆様にアフガンの時と同じ作戦を繰り返す事なると、何がと言えば金をばら撒くと…イラクでは「金さえあれば忠誠心も権力も買えるのだった」って、これイスラム圏のお約束なのか?かくて「資金配り」を始めると事態はまた変化するのでござるとな…

 そんな訳で、結果フセイン捕縛までにつながっていく訳ですね、セレブ的にはフセインにつくより、米についた方がもらいは多いと見ただけの事らすぃ…

 さて、こーしてイラク戦争の終結も何とかメドが立ってきたじゃまいか?となった訳ですが、もー米とアラブの関係は奢れるものは久しからずで、常に相手を過大評価するか、過小評価するかで、行ったり来たりしてるよーな話じゃまいかなんですけど、こちらの詳細も本書をドゾ。戦闘的な点では、さすがにアラブ諸国も米に一目おかざるをえず、「イスラム諸国のほとんどがアメリカ側についていた」であのリビアも反米色を落としつつあったとゆーから、それなりに効果はあった模様…

 ただ、イラクのシーア派に対するイランのソレは完全に米を出しぬいた形になった模様…まぁ戦後処理的に混沌としつつも、何とか前進していた時に、アルカイダ起死回生の決定打マドリード鉄道爆破テロを起こす訳ですねん…これは結局、アルカイダからの威信と警告以外のなにものでもない訳で、アルカイダは「イラクから手を引いた国に対してはテロ攻撃を行わない」と声明文まで出している訳ですから…その他、イラクゲリラ、米兵の虐待問題などこれまた次々とごたごたは続き、更にイラン的には短い蜜月じゃまいかで、再び米と敵対していく事になる訳で…イラクのシーア派勢力、及びイランの核疑惑などの件の詳細も本書をドゾ。

 まぁカオスでんなは、今も続く世界ですけど、他にもたくさんエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。これが全て本当なのか?はまさに神のみぞ知るだけど、実に説得力のあるお話である事もまた事実なんですよねぇ…嘘が真か?真が嘘か?イスラム圏と米の丁々発止はこの後もずっと続くんだろーなぁーというのだけはよく分かった(笑)

 そして、これらを引き起こしたというか一石を投じたアルカイダも「九・一一自爆テロが起きた当初は、アラブ世界の民族がアルカイダを支持して一斉に立ち上がる」というのが、アルカイダに最終的に求めているものだったはずなんだが、未だ「アラブ民衆の蜂起など影も形もないではないか。現存するイスラム政権も、一つも崩壊していない」となり、アルカイダのもくろみも「失敗しているのである」とゆー事ですかねぇ…

 結局、これらはもー殿方の三大欲求、色と金と暴力(有事なら軍事力、平時ならば権力)の成れの果てというか、椅子取りゲームか?色はともかく、事の左右を決しているのは、金のばらまきと、暴力の行使じゃね?に尽きるよーな気がするのは気のせい?マッチョ思考ってこあい…

 そして米にしてもアルカイダにしても上層部と、国民、民衆との思考のというより行動の隔たりが如何なものか?かなぁ?どちらも大衆はこー動くだろーという見積もりは悉く外れている訳で…この辺の乖離も如何なものか?だろーなぁ?CIAの分析云々の前に、計画、見積もり、立案等立てている人達みんなズレているよーな?も一つ顕著になったとこは米という国にはノブリス・オブリージュが存在しないという事だろか?これをせずにみんな俺について来いというのは、これまたていのいい話すぎるじゃまいか?まいか?で、今の米の政策側は何とゆーかローマ元老院と大差なくなって来てね?じゃね?

 まぁ本書にもあるけど米って国は独立宣言からこの方、戦闘しているか、戦争の準備をしているかが建国以来の歴史上半分以上を占めている国というところからして「戦争と戦争準備は、アメリカにとって別に例外的な事象でも、目新しいことでもないのである」辺り、何とも、まぁ米的にはこれら全てが例の正義の戦争とやらにつながるだろーですけど…

 そんな訳で、他にもエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。会議も踊るけど、戦争も踊るで、テロも踊り、メディアも踊ると…そして政策立案者はもっと踊るでしょか?世界的にダンスブーム到来ってか?そんな世界の一端を見せてくれる本書を読むか読まないかは究極の自己責任でドゾかなぁ(笑)

 最後に一つ本書の名言としたらここではないか?で「戦争をもたらすのは政治であり、そして政治とはつまるところ、誰が敵で誰が味方かを決める行為だということだ」とな…どっとはらい…

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