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2015年1月16日 (金)

ケオティック・オーダー?

動的平衡ダイアローグ  福岡伸一  木楽舎

 サブタイトルは、世界観のパラダイムシフトなんですが、著者のライフワークである動的平衡がタイトルになっていますが、内容は著者による対談集という事になるんだろーか?内容は、うーん、どだろ?著者の趣味に走っている気がしないでもないが、少なくとも、そゆ世界を理解している、共有している人達かなぁ?

 動的平衡、まぁ万物は流転するの世界だと思われですが、意識的にはどーだろぉ?かなぁ?詳細は本書をドゾというか、著者一連の本をドゾですが、平衡状態とは何ぞや?とか、進化について考えるとかも、どーよ的な世界か?

 例えば「おそらく最も困難なのは、何もないところから動的平衡そのものを生み出すことです。そのためのトライ・アンド・エラーの期間がたったの八億年というのは…」(@福岡)とあったりして…結局、科学とはスケールの問題だよなぁ(笑)八億年は長いのか、短いのか、代謝速度は速いのか遅いのか、わっかっるっかなぁ(笑)

 日本人的には何か、諸行無常に響きありな気がしてしまうんだが(笑)

 アリス的には、作家的には、最初の二人は完全に作家だし、玄侑氏も禅僧という側面はあっても作家だし、ダイヤモンド氏も著作活動が日本では主だろうしなぁ…そゆ点では、作家とは何か?というか、作家の視点というのも、本書の特色の一つか?「小説は、人間の敬虔の細部にまで目を凝らす必要があります。私に特殊な力があるとは思いませんが、小説家であるために、少なくともそうした時間と機会は与えられてします」(@イシグロ)とか、「エンターテイメントは読者がすでに知っていることを巧みに組み合わせて物語にするもの。一方、純文学は、皆が知っていると思い込んでいることを解体して新しい価値を示すものではないかと思うんです」(@平野)とか、

 も一つ、作家的にどよ?では「むしろ私が気になるのは、人々がなぜいつも「次の作品」について知りたがるのかということです(笑)」(@イシグロ)かなぁ(笑)アリスも年中聞かれているんだろーか?

 後アリス的というのでは子供の体罰についてのとこでスウェーデンの件が出てくるとこかなぁ?「スウェーデンでは子どもへの体罰は法律で禁止されており、お尻を叩くような行為すら、児童虐待として刑事告発される」(@ダイヤモンド)とは知らなんだ…法学部卒的にアリスは知ってたんだろか?それにしてもヴェロニカさんの国パネェ…

 それとアリス的には准教授の趣味の一つのケルト…「ケルト文化は、今から二七〇〇年ほど前に、ヨーロッパ大陸の現オーストリアの「塩の町」、ハルシュタットに栄えた、古い鉄器文化に遡」(@鶴岡)るのか…何とゆーか文化の古層って奴なんだろか?

 世界についての表現がやはりいずこの人も皆それぞれにの世界かなぁ(笑)「日本やイギリスのような国では、大人はそこに悪いニュースが流れ込まないよう気遣い、とくに嘘をつきながら、この世界がディズニー映画に描かれているような美しい場所であると装います。子どもがそこから現実に向かってゆっくりと歩き出すなら、問題はないのかもしれない。しかし、多くの場合、大人へと成長する過程で失望を覚えます」(@イシグロ)の件は、ノスタルジーという世界ですかねぇ…ある種桃源郷かも知らんとか(笑)

 他に「認識主体がいるからその世界が存在するので、主体がいない宇宙はそもそも認識されない。誰も質問する人がいないので」(@佐藤)とか、何とゆーか禅問答か、哲学問答のよーですが、言われてみればその通りってか(笑)

 もしくは「ニールス・ボーアなんかは、物理学のなかに仏教の「縁起」に通じるものを見て、東洋哲学に大きな関心をもっていましたよね」(@玄侑)と、宗教を見るまでいっちゃうとか(笑) 

 文系と理系の狭間でではないですけど、理系人間を作るには時間がかかると(笑)「理系の専門教育というのは、とても長い時間がかかるんです。大学の学部が四年、大学院に入って五年。研究者になるなら、その後さらにポスドクとして修業を積む。その間、主に何をやっているかというと、ものを「分けて名づける訓練」です」(@福岡)というのは、そーだったのかぁ(笑)

 日本的だなぁというとこでは「津波神社のように自然の驚異そのものを神として祀る場所があるじゃないですか」(@玄侑)に「浪分神社というのもそうですよね」(@福岡)とな…荒魂の部類に入るのだろーか?津波関係でも一つは「「全員が満足するようなマスタープランはできない」という前提に立って、場所に応じてだましだまし復興する形にしたほうがいい」(@隈)ですかねぇ…大見得きる時代は終わって、小さい事からコツコツとな世界にシフトしてね?でしょか?

 子育てでも日本では「嘘をつかない、盗みをしない、他人に迷惑をかけない」(@福岡)が子供の教育での徳目じゃね?に対して「大変興味深いですね。ユダヤ教やキリスト教文化の基本となる「十戒」には、「嘘をつかない」「盗みをしない」は入っていますが、子どもに求めるものとしては、特殊だと思います。とりわけ「他人に迷惑をかけない」というのは、私も初めて聞きました。おそらくアメリカ人が子どもに教えたいことの、トップ二五にも走らないでしょう。ほとんどの西洋人にとって、他人に迷惑をかけるかどうかはどうでもいいことですから」(@ダイヤモンド)って、そーだったのかぁーっ?他人に迷惑をかけない、むしろ大国の人達は幼少のみぎりから徹底的に叩き込んでくれたら、世界の紛争は激減すると思うのは気のせいか(笑)

 後、ニューギニア人と米人の交渉の仕方を日本も学んだ方がいいのではないか?「彼らがまずやったことは、嘘をつくことでした。アメリカ側が長い時間をかけてようやく合意にこぎつけても、次に会ったときには「そんなことはいってない」と反故にされることの繰り返し」(@ダイヤモンド)って…さすがの交渉のプロの米側弁護士達もお手上げ状態とな(笑)「弁護士は一時間八〇〇ドルで働いていますが、ニューギニア人には時間が無限にあります」(@ダイヤモンド)の件も、成程なお話(笑)永田町と霞が関も、ニューギニア人にならいにいった方がいいんとちゃう?

 他にもたくさんたくさんエピたくさんありますよってに、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つだけ上げるとしたら、これこそまさに日本的じゃまいか?で一つ。「じつは東京都の元知事が、ある科学者から聞いた話として「メスが生殖能力を失っても生きていけるのは人間だけで、それは社会にとってムダなこと」という趣旨の発言をして、物議をかもしたことがあります」(@福岡)に対して「元知事が本当にそういう発言をされたのだとすると、驚くべき無知といわざるを得ませんね」(@ダイヤモンド)の件かなぁ(笑)まぁ、東京都議会なんて、セクハラ発言が議員から飛び交うのが日常なんだから、驚くべき無知の巣窟なのかもしれないのは今更か(笑)

 対談者は、カズオ・イシグロ、平野啓一郎、佐藤勝彦、玄侑宗久、ジャレド・ダイヤモンド、隈研吾、鶴岡真弓、千住博

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