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2015年1月 5日 (月)

月が出た出たっ月が出たぁーっ(笑)

月  ベアント・ブルンナー  白水社

 サブタイトルは、人との豊かなかかわりの歴史なんですが、どゆ本というと、月に関わるよもやま話というとこでしょか(笑)アポロな話もあれば、神話な話もありで、古代から現代まで人類は月とこーして付き合ってきたみたいな(笑)

 世界中のそんな話とか、あんな話とかがずいっずいぃーっと並んでおります。月の影に日本ならば兎を見るとか、西洋ならば女性の顔を見るとか、まぁその手のエピもあり、もっと現実的な話だと1504年2月29日前のジャマイカのセント・アン湾のコロンブスの場合、船の修理に非協力的な現地島民を従わせるために、「全能者のお告げとして、島民が協力しないのなら月は空から消えるだろう、と警告した」とな…勿論コロンブスは29日の晩に皆既月食が起きる事を想定済…かくて翌日、コロンブスさんの言う通りぃーになってしまったから、さぁ大変という事で、「恐れおののいた島民たちは、乗組員たちに食料を差し出し、支援を申し出つつ、月をとりもどしてくれるようコロンブスに懇願したのである」って…さすが、西洋の交渉術は昔から違いますっ(キパっ)

 とゆーか、もー大航海時代になると皆既月食なんかの計算が出来ていたんだなぁ…と…日食や月食も科学的な出来事として確立していたのか?うーん(笑)

 も一つ、月的にそれってどーよな話だと、LTP(月の一時異常現象)でしょか?月の「赤い光、閃光、輝き、霧、ぼやけ、一時的な月面の色の変化、影など」を見たという目撃証言の数々で、これは昔も今もあるあるの世界らすぃ…ちなみに「観察された現象全体の三分の一は、衝撃クレーターであるアリスタルコスとその周囲のクレーターのような、月面の地形に関するものだ。これまでの月探査によって、アリスタルコスがラドン222を放出することによって起こるアルファ粒子の放出がかなり頻繁におきていることがわかってきた。このことが、これまで目撃されてきた月の一時的な光の現象の原因なのかもしれない」だそーで、にしても、残り2/3はどー説明がつくのか?それは今後の月探査が進むにつれてという事なんだろか?

 まぁ「多くの場合、地球の大気の現象に原因があったりするからだ」もある訳で、LTPって、どーよ?的なのがというか、科学的にはそんなの関係ねぇー(死語?)というか放置プレイらすぃ(笑)再現性が予測されない現象なんて、まともな科学じゃ扱わないという事か?

 と、月に関してはもー色々あってなの世界だよなぁと(笑)

 アリス的に月は、月が二つも名前に入っているじゃけんのアリスですから、月に関しては並々ならぬ興味があると思われだし、わらう月とかタイトルにも使用しているしなぁ(笑)アリスだけじゃなくて、子供の頃天体望遠鏡が欲しかったという准教授も、天文少年なら月との縁はありそーだし(笑)てゆーか、本書はまさにアリスが書いたよーな本かも?だって、これまさに月の雑学データそのもので、自他共に認める雑学データベースのアリスなら、あると思いません(笑)

 他にアリス的なとこというと犯罪と月で、「泥棒その他のならず者にとっては、人工灯を使って見つかる心配がないため、満月の夜は活動しやすかった」って、そーだったのか?悪い事をするなら闇夜なイメージでいたけど、むしろ満月の日の方がやりやすいのか?この泥棒つながりで、現代、月の石についてのエピ、アポロが持って帰ってきた月の石は今も各国の研究者が分析したそーなんだけど、その石の「大部分は、ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターで低湿度の環境で保管されている。今までに研修生らによる盗難騒ぎが何度もあった」って…研修生の民度って…、

 その他「「月光の下の殺人」は、単に一冊の本や一本の映画のタイトルではなく、芸術作品て゜よく使われる主題だ」になるそな…このジャンルに吸血鬼や狼男のソレも入るとな…

 後は、准教授つながりというか、英都大つながりかで、大学事情を…「サラマンカ大学は、ポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスによる太陽中心の宇宙観を最初に導入した大学である」って、これまたそーだったのかぁーっ?更に准教授の猫つながりで「古代ローマの著述家アウルカ・ゲッリウスによれば、猫の目は月とともに大きくなったり小さくなったりする」とな…ホンマでっかぁーっ?

 象徴としての月では「月はシンボルのなかでももっとも変わりやすいが、それは月が変化のシンボルだからというだけではない」(@ウィルアム・バトラー・イェイツ)という話もあって、月にはその他、「新しい」「若い」「古い」とかの意味もあるけんの世界らすぃ…世界中の月に対するメタファーとかあつめたら、それこそどれだけぇーの話になる訳で(笑)詳細は本書をドゾ。一例としては「月は異界への入口であり、地球と太陽のあいだをとりもつ存在、あるいは永遠の世界への通過点として考えられることがあった。異質な現実との境界線を示す「月門」をもつ仏教寺院もある」って、そーだったのかぁーっ?となると、准教授ん家の裏にある銀閣寺のあの向月台も、そゆ事と関係があるんだろーか?うーん…

 人と月となると古代ギリシアの逸話がこれまたアレか?「ヘレニズム以前のギリシアのアルカディア人たちは自分たちを「月以前の人々(proselenes)」、つまり、地球から見る空に月がまだ存在しなかった時代まで起源をさかのぼることのできる民であると考えていた」って…どこも起源伝説はどこまで古いかの世界なんだなぁ(笑)

 ちなみにリアルに月の起源仮説は共成長仮説や、分裂説や、捕獲説やら衝突説やら未だ喧々諤々らすぃ…衛星の誕生はいつ、どーやって?謎だ(笑)

 面白豆知識的なのが「バビロン人は満月の日をシャバトゥムと呼んでいた。おそらく、バビロン虜囚にあったユダヤ人がこれをもとにシャバトあるいはサバトということばをつくったのだろう」って…そーだったのかぁーっ?サバトというと何か魔女的なソレを思いだすけど、「サバトはもともと。ケワンあるいはサタンと呼ばれる悪い神をまつわる不吉な日で、どんな労働もしないのが望ましい日だった」(@ピーター・ワトソン)となる模様…満月って…

 リアルなとこでは月面図の作成競争(?)なんかの件も、科学者(天文学者?)ばかりのなりの話ではなくて、例えば、「スペインのフェリペ四世は、一六四五年に出版された、月の直径が三十三センチメートルほどもあるファン・ラングレンの月面図で、目立つ地形にカトリック王である自分や王家の者の名前をつけるよう要求した。たとえば、現在の「嵐の大洋」を「フィリッピカスの海」と命名した。これによって王は自分の威厳を増し、不滅になることを望んだのだ」って…

 結局、この先の月面図作成のソレは「月面図が進化するにつれ、その役割はより明確に定まっていった。それはまさに、月面図の作成を命じた統治者の虚栄心を満足させることであっ」たとな…「月は物理的に行ける距離にないのに、その地図には想像的な価値があったのだ」とな…

 そんなこんなで「月面の地形は、二十世紀になっても相変わらず、名づけられては変更されることを繰り返していた」そーな…しかも「命名法は、密儀的で複雑な分野であり、支離滅裂までいかなくても、よく混乱を招いた」そな…結局、月の裏面の写真が撮られて新しく命名しなくっちゃとなった時に、明確な基準がない事に気付いた訳で、特別委員会が結成される事になるとな…かくて「クレーターは物故者にちなんで命名すること、山、溝、谷などの月面の特定の地形をラテン語で名づけることなどが決められた」そな…何だかなぁ(笑)

 他に今も昔もメディアって…って言うので「月についてあることないことを書いた記事は、一八三〇年代に台頭したセンセーショナルな報道の典型であり、一種のリトマス試験紙であった」とな…「大衆の示した強い反応は、このような考えがナンセンスだと一笑に付して終わるのではなく、事実として発表されるサイエンス・フィクションが膨大な数の受け手を夢中にさせる可能性を表していた」って、メディアのでっちあげも伝統芸能なら、それを読む購読者層が間に受けるのも伝統芸能なのか?メディアリテラシーって…ちなみに後に「記事は作り話だったと告白した」って、それで許されると思っている報道者って…これまた伝統芸能だったのか?ちなみに本書で実例として出ているのはニューヨーク・サン紙ですが、さすが何様、俺様、米様(笑)売れれば正義、それが米の資本主義ですってか(笑)

 も一つ、人類は月面に到達してはいないという話…数々の物的証拠があっても、そんなの関係ねぇー(死語?)で「少数派の陰謀説は出版社に恰好のテーマを与えるし、うまくまとめられた記事なら読者は必ずいる」訳で、まさにもーかりまっか?の世界が展開していらっさる模様…

 まぁそんな中でさすが米な話では「一九五八年頃、アメリカ空軍は、広島に投下したのとほぼ同じ威力の原子爆弾を月で爆発させることを計画していた。数十年後にようやく明るみに出たこの計画の目的は、いたって単純である。地球から見えるほど大きなきのこ雲を出現させて、軍の力を誇示することだった」って…「この爆破によって月の調査が将来的にできなくなる可能性があるのに、空軍はこのことに無関心で、軍の広報はその手段を正当化した」そな…最早、さすが米以外何と言えと…

 豆知識的なソレで、ムーンライティングって「副収入を得るために副業や内職をもつことを意味」するって、そーだったのか?昔から月明かりのある晩は、夜遅くまで作業をしていたという事らすぃ…明かりがあれば仕事が出来るという事か…も一つ、「「満月のように美しい」は、アルファベットに月文字があるアラブ世界では、一般的なほめことばである」そーな…そーだったのか?

 これも豆知識的なんだろか?で何と18世紀のベルリンには月医者がいたーっ(笑)どーも患者の患部を月光に当てて治すという治療法らすぃ…マジであったというから、凄い…普通の医者に見放された人とかが最後にすがるとか、老若男女身分差関係なしに診てたとゆー事で、凄い患者数だったらすぃ…まぁ似非療法らすぃけど、民間治療というかおばーちゃんの知恵袋的なソレはいつの時代にもあった訳で…気休めだろーが、病人は縋るとこがあれば縋るよね、な切実さもあると思いますか…本書的に他にも民間迷信的なのもありますよってにだけど、一番のソレは「今日デンマークの看護師や医者のなかで、なぜ大学卒業生が代替医療専門学校の卒業生より少ないかということは、私たちにとって問う価値のある問題だろう」のとこかなぁ(笑)

 豆知識的なソレで身近なソレというと、あの宇宙船のカウントダウンとか、ラングのSF映画からきているとは…フィクションがノンフィクになる、あると思いますの世界か(笑)リアル的なとこでは将来の月面開発とかもあると思いますなのですが、この辺りの詳細は本書をドゾ。

 日本的なとこでは「日本の月探査機「かぐや」」の調査の件もチラっと出てきます。も一つは、「月百姿」(@月岡芳年)の浮世絵が出てきます。どーも月をバックにした人物画らすぃんだが?そんなんあったのか?それにしても日本で月といえば一番に出てきそーなのは月読命辺りだと思うんだけど、そっちは出て来ないんだよね…ついでに言うとかぐや姫の話なんかも出てこないし(笑)

 まぁそれはともかく、他にもたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。どの頁もというか、どの行も情報満載です(笑)という事で、最後に一つ、へーへーへーと思ったとこはユージーン・シューメーカーの遺灰でしょか?「亡くなった翌年、火葬された彼の亡骸が月探査機ルナー・プロスペクターによって月に置かれたからである。今のところ彼は、月に火葬された唯一の人間である」とな…ある種ロマンなのか?月に行くコストがアレだけど日本なんか殆ど火葬なんだがら、月の一部に日本専用霊園でも作ってそこに皆が埋葬されたら、日本の墓地の土地問題とか、墓石問題とかの一助になると思うんだけど?月に一度でも週に一度でも月が出てきたら菩提寺で拝んでオケ的な?ご先祖様は月に帰りましたって、これってある意味究極のかぐや姫伝説だよなぁなんて思ったりして…

 目次参照  目次 文化・芸術

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