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2015年1月30日 (金)

英国ハ各員己ガ義務ヲ果タサンコトヲ期待ス…

トラファルガル海戦物語 上  ロイ・アドキンズ  原書房

 トラファルガーじゃないのか?と思っていたら、よく考えなくてもスペイン沖なんですよね…となれば、現地読みはトラファルガルになるのだろーか?とゆー訳で、史上最大の海戦なのかどーかはともかく、世界史的には知らない人がまずいないんじゃなかろーか?のトラファルガー海戦の本だったりする(笑)時は、1805年10月21日、まさにトラファルガーは燃えているか?の世界でんねん…

 ハードカバー、B6位で上下本なので、そのボリュームに圧倒されるんですが、取りあえず上巻いってみよーってか?ちなみに上巻だけ読後してみて思うのは、本当に海戦、海の上の事がメインでして、ロンドンやパリの話はほぼ出てこないとこが潔すぎるんじゃまいか(笑)と思う位、すっきりーってか(笑)

 で、また本書あちこちに当事者の手記というか、記録が掲載されているんですけど、「どんな戦闘でも同じことだが、トラファルガル海戦の目撃者は刻々と変わる戦況をその場で逐一記録していたわけではなく、あとで思い出して記しているにすぎない。また戦闘中はすべてが混沌の中にあるうえに、誰も戦闘の一部しか見ることができないので、個々人の記録のあいだには大きな違いが生じることになった。最大のくい違いは、諸々の出来事が正確にいつ起きたのかという部分にある」とゆー事で、皆さんだいたい合ってる程度じゃまいか?でしょか?臨場感はあるんですけど、正確か?否か?は…

 そゆのを踏まえて、本書は21日の午後二時過ぎまで進行しまする…

 アリス的にトラファルガー…確かアリス英に行った事があるみたいだから、ロンドンのトラファルガー広場には行ったはずなんだけど?どだろ?英というと英国庭園だし、後はウルフ先生の母国って事だろか?接点的にどよ?かなぁ?他にアリス的というなら、当時の「海軍の機関誌には、人魚が存在しているか否かといった問題についての元気のよい記事が掲載されるほどだった」のとこかなぁ…海奈良の人魚的に(笑)それと鞭を短く切ったロープを使う、「九尾の猫」という鞭打ち刑だろか?…

 さて、まず基本的な事からおさらい、トラファルガルってどこよ?というと、スペインの大西洋岸という事になるんだけど、もちっと詳しく言うと、トラファルガル岬の沖。で、そのトラファルガル岬ってどこよ、というと、カディスとタリファの間、タリファとはイベリア半島の一番南みたいな位置、ジブラルタル海峡の真ん中辺り。他の表現でいくとスペイン的に南西、モロッコ的に北西の大西洋沿岸でしょか?

 も一つ基本、当時の「ピストルの射程は約二五ヤード、マスケット銃の射程は約二〇〇ヤード」「大砲の射程は約一〇〇〇ヤード」だったそな…火器の射程距離はこれ大事ですよねぇ…何せいざとなったら白兵戦も持さない世界ですから(笑)

 距離的なソレでいくと「一ケーブルは二〇〇ヤード、一ファゾムは六フィート、一リーグは六一一六フィート、すなわち三海里に相当した」「一ノットというのは一時間に一海里進む速度、あるいはただ単に一海里の距離をさす言葉だった」そで時速何ノットみたいな使い方はしていなかったとな…(蛇足ですが、1フィート=0.30m、1ヤード=0.91m、1マイル=1.61km換算)ちなみに泳いでいる人が見える範囲が「せいぜい一マイル足らず」だそで、ネルソン艦隊の船のメインマストの見張台からだと「最高一四マイルほど先の水平線が見える」とな…

 そして歴史的前振り、「一七九三年から一八一五年にいたるまでの間に、フランスとイギリスとの間が平和であったのは、ただの一三か月にすぎない」ってことはほぼ二十年間戦争中とゆー事か?英仏ェ…よーはナポレオン台頭と没落までずっと仲悪かったとゆー話だろか?うーむ…かくて、第一次世界大戦までは、大戦といえばこの期間の戦争を指していたそな…その位両国にとってはとゆーより欧州全体的におっきな戦争中とゆー事らすぃ…「大陸では、フランスが近隣諸国の政府を恫喝し、いじめ、転覆させようとした。これに対して海上では、イギリスが強力な海軍を後ろ盾にして何でも必要なものを獲得することに血道をあげるばかり」であったそで…それ以外の他国からしてみれば両国は顰蹙されていたとゆー事らすぃ(笑)

 まっナポレオンの勢いは続くよどこまでもで、地中海の制海権も手中にあればこそのエジプト遠征だったらしいが、これを砕いたのがナイル海戦で事実上世界の海上権は英の独占になったとゆーのが一七九八年の事となる模様…次にバルト海の制海権のバトルの件は本書をドゾで、ナポレオンの西制圧で、さて次のターゲットは英じゃまいか?ナポレオン的には陸軍を英に上陸させる事ができれば制圧できると算盤をはじき、迎え撃つ英は防衛に走る事になると…それがトラファルガー前夜という事になるらすぃ…まっ何事もありがちだけど、攻めよりも、守りの方が不利じゃまいか?で…受けて立つ英はいかに(笑)

 で1805年10月、「トラファルガル海戦を目前にひかえて、ネルソン中将はカディス港の封鎖」を行っていたとな…ちなみに港には「フランス海軍の中将ピエール=シャルル=ジャン=バティスト=シルヴェストル・ド・ヴィルヌーヴの指揮するところのフランス・スペイン連合艦隊」ご一同様が停泊していらっさる模様(笑)よーは西に仏の補給させまへんでぇ、ひいては英に仏来させませんでぇに繋がると…

 取りあえず、今のとこ仏の奇襲上陸作戦は断念させてはいた模様…ちなみに仏の国庫的にもヤバいですで、戦争続行はどーよ?という国内事情もあったよーで、両国の睨みあいはどこまで続くか?という中での現在とゆー状況だったらすぃ…

 さて、「当時の軍艦は基本的に、いわば砲を撃つための「浮かぶ砲座」である」そで、「海上戦闘の伝統的な戦術は、敵味方がそれぞれの艦艇を一本の縦列に配置し、お互いに対して平行に並ぶというものである」とな…かくて、「イギリス艦隊の二七隻の戦艦が、三三隻のフランス・スペインの艦隊と対峙」する事になる訳ですね、分かります(笑)かくて歴史的に有名なネルソン・タッチが開始される訳ですねん(笑)

 戦いの詳細は本書をドゾ。ちなみに何とこの海戦の一番の立役者のはずのネルソンが午後1時15分過ぎに狙撃されて死亡するとゆー事態…上巻途中で主役が退場ってどゆ事?と思うが、それでも戦闘は続くよどこまでも?でしょか?これまた詳細は本書をドゾ。

 ちなみに1時45分頃、仏の戦艦「ピュサントールはこの海戦で敵に降伏した第一号の艦となった」となり、二時過ぎには大勢は決しているよーな気がするが、そんなあっさり言っちゃうと仏・西連合軍がアレなので…それにしても西、無敵艦隊じゃなかったのか?まぁ仏も海では英にはアレだったのか?戦闘中「イギリス艦隊がフランス艦とあい並び、舷を接している場合には、フランス側の砲手が砲門を閉じて、大砲を放棄することもあったという。自分たちがとうていイギリスの砲手の敵でないことをよく知っていたからである」とな…

 で、お話的には下巻に続くなんですが、本書当時の豆知識いぱーいで、そちらがまた色々あってなの世界…例えば服装と清潔について、健康問題なんてそんなの関係ねぇー(死語?)で、「人々が自分のからだや衣服を清潔に保ったのはプライドの問題、すなわちそれが上流階級のあかしであるからだ。身体の清潔さは、裕福な階級にのみ許される贅沢であった」とな…

 ファッション的なというかで、「耳をピアスして金のイヤリングをつけている者もいたが、そうすることで目がよくなるという迷信があったからだ」って、そーだったのか?これって船乗り的ソレなのかなぁ?

 他に白パン…何故に白パンが好まれたかと言えば「パンは白けば白いほど、小麦粉以外の混ぜものが少ないということになるからである」って…食品偽装ってこの頃からあったのか(笑)

 また当時の英海軍と陸軍の大衆の受け止め方がパネェで…「海軍はイギリスの救世主のように見られていたが、陸軍はといえばこれとは対照的に、犯罪者が多数ふくまれ、時としてはほとんど手のつけられない烏合の衆とかわらないようなありさまだったので、危険で迷惑な存在と見られていた」って、そーだったのか?ドクター・ワトソン(笑)

 海軍的なとこでは、艦隊の船…あれに女性が乗艦しているはずはないというのが不文律だったはずですが、実際のところは乗艦していたとな…「大型の軍艦だとほとんどの場合、少なくとも数人程度の女性とその子どもたちが乗り込んでいたのではないだろうか」だそーですよ、奥さん(誰?)

 医療関係では治療は戦闘状態であろーと現場でやった方が成功率が高いとか、現場では内科医より外科医、しかも素早く治療できる人求むの世界だったらすぃとか、もー色々出てきますので、詳細は本書をドゾ。

 てな訳で、下巻も乞うご期待ってか(笑)

 海戦参加艦艇
 ヴィクトリー、テメレア、ネプチューン、リヴァイアサン、コンカラー、ブリタニア、エイジャックス、アガメムノン、オリオン、プリンス、ミノトー、スパーシエイト、ロイヤルソヴリン、ベライル、マーズ、トナン、パレラフォン、コロッサス、アキリーズ、リヴェンジ、ティファイアンス、ドレッドノート、スウィフトシュア、ポリフィーマス、サンダラー、ティフェンス、アフリカ、ユライアラス、
 シピオン、アントレピッド、フォルミダーブル、モンブラン、デギュアイトルアン、エロ、ビュサントール、ルドゥターブル、ネプテューヌ、アンドンターブル、フグー、プリュトン、アルペシラス、エグル、スウィフトシュール、アルゴノート、アシル、ベルヴィック、
 ネプトゥーノ、ラヨ、サンフランシスコデアシス、サンアグスティン、サンティッシマトリニダー、サンフスト、サンレアンドロ、サンタアナ、ハパマ、モンタニェス、アルゴナウタ、サンイルテフォンソ、ブリンシペデアストゥリアス、サンフアンネポムセーノ、モナルカ

 目次参照  目次 文系

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