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2015年1月17日 (土)

それはやっぱりパリだから(笑)

パリ五段活用  鹿島茂  中央公論新社

 何となくバリというと、バリの空の下セーヌは流れるという漠然としたイメージなんですが、いや、パリさすがおフランス様は違うという事でしょか?成程、パリ歴史が違うと(笑)で、そのパリとは何ぞや?に、食と臭覚と景観とありし日の思い出とおっ買い物と民族性というか文化かななアプローチかなぁ?

 パリの朝食というとこれまたトーシロはカフェ・オレとクロワッサンなイメージでいたら、現地では日本でいうとこのフランスパンが主流なのか?しかも、朝焼き立てをパン屋に買いに行くのが当たり前なんだろか?これまた根性のない己としては、春、夏、秋はいーとしても冬、の朝…毎日買いに行くのはアレだなぁと思い、ついでに言うといつだろーと天気の悪い日はどーなるねん?と思うしなぁ(笑)

 さて、文化的受容度というか、変遷?なのかでFIFAの項があったのにはおろろいた(笑)こーゆーとこにもさりげなく掲載されているとこにサッカーの認知度も上がったとみて宜しいんでしょか、奥さん(誰?)まぁ本書によると文化の伝搬的なとこで「イギリスで誕生し、ある程度の成熟を遂げたあと、フランスに伝わって観念化という「加工」を受けて理念や制度として認知される。そしてそのあと、あたかも人類普遍の理念や制度であるかの如くに喧伝されて、世界中に広まっていくのである」はよくある話じゃまいかぁ(笑)なんですね、わかります(笑)

 でまぁ世界に広げようサッカーの輪で、1900年にはアジアと北米以外ではサッカーが一番人気のスポーツじゃねになってたとな…で第二回五輪(1900)から競技種目に入れられたとな…途中経過の詳細は本書をドゾですが、アムステルダム五輪(1928)でアマチュア資格が浮上して次回のロス五輪からはサッカーを外す事にしたんねんって…でFIFA的には何だってぇーっとなって自前で大会するしかねぇーとなってW杯開催にこぎつけたとな…

 そして今の五輪とW杯、IOCとFIFAの推移をみると…同じ穴の貉な気がするのは気のせいか(笑)もしかして、あのまま五輪参加種目だったらW杯はなかったかも?なのか?そーなのか(笑)

 アリス的に、パリ…仏…うーん、アリスというよりミステリ的には英とか、米だからなぁ…まぁ本書もラストの項にNYも出てくるのですが、それは仏の文化の流れの行き着く先としてのNYだからなぁ…NYのスノッブ的には仏、パリは一つの憧れ、目標だった模様…ある意味、誤解を受けるかもだけど、おのぼりさんはパリを目指すというのが世界的に通奏低音としてあるんじゃね?じゃね?かなぁ?

 アリス的には仏人は美食家か?の項で、「学校、兵舎、病院その他の共同施設の食堂の味は推して知るべしである」だそで、「大学の学生食堂を例にとって比較しても、日本の大学の学食のほうがはるかにうまいしバラエティーにも富んでいる」そな…そーだったのかぁ?それにしても思うのは英都大の学食のレベルだよなぁ?あのカレーはどんな味なんだろ(笑)

 後、ワインとビールの比較について、これも文化の違いか?もしかしてビールって今でいう孤食文化の一つなんだろか?詳細は本書をドゾですけど「ヨーロッパでは、その人がどんな酒をどんな形で飲むかを見ていれば、目の色、髪の色以上に、何国人か識別がつくのである」とな…君の瞳に乾杯ってか(笑)

 他にアリス的というとパリのパサージュの項で、「パサージュに足を踏み入れるということは、シュルレアリスト的な夢の世界に入り込んでゆくことにほかならない」とな…詳細は本書をドゾですけど、これまたいかにも仏だなぁと(笑)も一つアリス的にしていいんですか?で彩色本のあり方ですかねぇ?本の挿絵は本来着色があって当たり前なのがモノクロになったのは、印刷技術的な話だったとは?この本と挿絵(図)の関係って、これも時代の変遷によるんですねぇ…

 それとデパート文化のとこではこれ社学と被るんだろか?「ある文化・経済事象が学問・研究の対象になるということとは、悲しいことだが、その事象がダイナミックな成長・発展のサイクルを終え、ゆるやかな衰弱のサイクルに入ったことを意味している」とな…よーはある程度形にならないと研究できないねん、サンプルは多い程よろしの世界か(笑)上昇傾向でこれからどーなっていくか分からないよりも、出来上がったものの方が予測はしやすいしなぁ(笑)という事は文系の研究対象って皆、オワコンって奴なのか?とふと思ってしまったり…社学もアレだし、犯社はどーなんでしょか?准教授とか(笑)

 それにしても18世紀パン事情として、パリってお砂糖より小麦粉の方が手に入りにくいかもの世界だったとは…砂糖は輸入できるけど、小麦は自前となれば、そゆ事にもなるのか?うーん…かくてマリー・アントワネットの例のあれも信憑性が増す事になったりして(笑)ちなみにウルグアイとかアルゼンチンから小麦仕入れて庶民にまで小麦粉万歳、フランスパン普及したのは19世紀後半という話だから、結構フランスパンの歴史も浅いのかもしらんってか?

 でもって更にイースト菌、所謂パンの酵母の純粋培養というか人工培養に成功したのって1870年のハンセン(蘭)によってからとは知らなんだ…これで「誰にでも、より正確によりふっくらパンを膨らませることができるようになった」とな…ロール式製粉機といい、科学と工学の進歩って(笑)パンの歴史もパネェ…

 香水の項は何だか…いかにも仏人で…読んでいてやはり人種が違うと思いますた…風呂文化も加味して日本人なら絶対にありえねぇーと思うしなぁ…歴史とか文化って(笑)まぁそれはともかく香水文化というとどーも仏そのもののイメージでいたら、これもある意味輸入文化だったのか?アンリ二世に伊のメディチ家のカトリーヌが嫁に行った話は有名だけど、その時お抱え調香師も連れてったとこれが第一段とするなら、次はかのマリー・アントワネットが墺から嫁にきたとで仏の悪臭我慢なりませんの世界となったよーで…で、更にナポレオン三世の皇后となったウージェニーが西からきたと、ちなみにこの時ゲランは皇后御用達となった模様…かくていかにも仏製のイメージ強しの香水もその実、系譜は伊、墺、西と外国ラインだったとは…文化的起源としてはアレなのか(笑)

 さて、本書でなるほろなぁと思ったとこは二つあって一つは、花火…花火の扱いってたいていの国は「王室軍需品部」直轄の仕事だった模様…日本のよーに民間の花火職人ってまずありえないとな…どゆ事というと花火とはいえ火薬だから…「どんな時代も対外戦争と国内戦争を繰り返していたヨーロッパ諸国」ですから…なるほろ江戸260年の鎖国って本当に平和だったんだなぁ(笑)まぁそんな訳で官じゃなく民だけに進化発展したとな…

 で、も一つがナポレオン三世のパリ大改造…これ「1840年にブローニュの一揆に失敗し、長いあいだアムの監獄に幽閉されていたとき、湿気が原因で悪性のリューマチにかかったことに起因している」とは知らなんだ…かくて脱出後に、海水浴、温泉、スポーツと光の下で行わんの光おたくなっていたとな(笑)だから暗い石造りのパリなんてあきまへん、明るく奇麗なクリスタル・パレスなバリにするぜが目標だったとは…うーん、ナポレオン三世が失脚してなかったら、今のパリはもっともっとの世界だったのかもと思うとアレじゃね(笑)

 その他、本当に最初から最後までノンストップでホンマでっかぁ?なエビ満載なんですけど、本書で一番インパクトのあったとこは著者の仏人観…「フランス人というのは、一般的にいって、決して想像力の豊かな国民ではない。というよりも、むしろ想像力が極端に乏しい国民に属する。もともと国土が豊かなため、海外雄飛といった「外に向けての想像力」に欠け、ともすれば中華思想に陥りがちである」とは、まさしくそーだったのかぁーっ(エコー付/笑)中華思想と他者に対するリスペクト…なるほろそーゆー事だったのかと納得するのは昨今なアレなせーとはとはとは(笑)

 他にも色々ありますよってなので詳細は本書をドゾドゾドゾ。

 目次参照  目次 国外

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