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2015年1月24日 (土)

シベリア寒気団の故郷?

マイナス50℃の世界  米原万里 写真・山本皓一  清流出版

 シベリアの鉱山奥深くというのはどーもプーシキンのイメージだったのですが、ロシアは広ろーござんすで、シベリアというと流刑とか、抑留とか、暗いイメージでこれまたいたけど、本書は、あの大黒屋光太夫の足跡を追っての、TV特集番組に同行した通訳による現地レポートになるのだろーか?それも毎日小学生新聞に帰国後掲載されたものをまとめたのが本書という事になるらすぃ…ちなみに著者は「小学生にわかるように書く。教材としても使えるよう、科学的にまちがいがあってはいけない。それために姉は、あらゆる資料を集めてよく調べ、調べたことをやさしいことばにおきかえていました」(@井上ユリ)そで、毎日新聞にもそゆ頃があったんだなぁと感心しますた(笑)

 てな訳で、取材旅行に行った頃は1984年12月というから、厳寒のシベリアじゃまいか?でタイトル通り-50℃の世界が全編に渡って展開しております、というか、むしろそれ以下、それより寒い中でのお話でございます…大黒屋光太夫の足跡だと、日本からモスクワ・サンクトペテルブルグという事になる訳で、その途中のシベリア、本書でいくとサハ共和国(旧ヤクート自治共和国)がメインの話…それはどこというと、北極海とバイカル湖と太平洋の三角形の中間位だろか?露的にはほぼ東の方で、海沿いではなくて大陸のど真ん中、地図的に見るとオホーツクの西隣な感じだが、露の地図ですからねぇ…距離感が日本とは違う訳で多分東京-博多間位ありそーだよなぁ?目視で見ると…

 てな訳で、はーるばる来たぜシベリアぁぁぁぁーっな世界が展開している模様(笑)

 アリス的にシベリア…うーん、ロシア紅茶になるのだろーか?あんまり関係なさそーだけど(笑)後は事の発端の大黒屋光太夫の出たとこが伊勢白子(鈴鹿/三重)なとこかなぁ…神昌丸はここから江戸を目指したのに、嵐にあって太平洋を八か月も漂流して、辿り着いた先がアリューシャン列島のアムチトカ島とはこれ如何に?黒潮にのって房総半島の向こうまで行っちゃったとゆーのは分かるが、親潮にもぶつからずというかぶつかって太平洋へゴーの世界だったんだろーか?昔の漂流半端ない…

 そんな訳でそこからエカテリーナ二世に謁見して、帰国してという波乱万丈の一生を過ごす事になるとは…しかも乗組員・仲間達は最後には一人を残して死亡となれば、何とゆーか、運がいいのか、悪いのか…壮絶な生きざまだよなぁ…まぁこちらの詳細は関係書籍をドゾですけど、200年前のご先祖様を追って、旅に出るぅーっ(エコー付/笑)で(笑)

 それにしても-50℃、そんなとこでも人は生きていけるんだなぁと感心しますたばかりなりかなぁ…例えば居住霧…何のこっちゃというと「人間や動物のはく息、車の排気ガス、工場のけむり、家庭でにたきする湯気などの水分が、ことごとく凍ってしまってできる霧」だそで、「人口が密集している地域には、必ずこれが発生します」とな…人口密集といっても、このサハ共和国面積は日本の9倍、人口は95万人って…それでコレか?ですから、日本みたいな人口密度だったらどーなってしまうんだろーと、ふと思う…ちなみに冬は風が吹かないそで霧とどこまでもの世界になるそーな…どの位凄いかというと10m先はまず見えない、「ひどい時には四メートル先もミルク色の霧におおわれて見えません」となる模様…交通的にどよ?という事にならないか?

 も一つ、これまた日本人にはピンと来ない、冬の大洋…日照時間は一日四時間って…「午前十一時ごろ」から「午後二時すぎ」までらすぃ…後は夜か?夜なのか?

 更に建物を建てるという事の難しさですかねぇ…というのもシベリア永久凍土とはいえ、夏になれば地表から深度1.5m位まではとけるんだそーで…で、冬になるとまた凍る、これを毎年繰り返すとな…となるとどーなるかと言えば、地表の家(建築物)は傾くのが必定という事になるらすぃ…かくてこの地では建物は50年もたないのだとか…

 これ家だけじゃなくて、道にもいえる訳で…ひと夏とひと冬が過ぎればどんな道だって波うっちゃうんだぜという事に、特別に施行する道路を引くには「1キロ造るのに、日本円にして一億二千万円はかかるそうです」となれば、おいそれと道路一つ作れはしまいの世界か?

 そんな訳で、街並みも随分と違う事になる模様で、どゆ事かというと、「水道、下水、給油、暖房用のパイプがことごとく地上八〇センチあたりにむき出しに配管されています」となな…よーは地面に敷設できないという事じゃまいかの結果、みんな地面より上にって、足の踏み場的にどよ?とは思う…

 まぁだから、高い建物を建てる場合も高床式にならざるを得ずで、工法的にはヴェネツィアのソレと似ていると思うのは気のせいか?よーするに1.5mまではぬかるみになるのなら、永久凍土に杭打ちこめばいいんじゃね?って事に(笑)

 何かもー普通の常識では通用しない世界が凄い、凍てつく寒さとなればスキーとか、スケート真っ盛りかと思えば、それは春にするものだと…あまり寒いと氷がとけないのでスケートがすべらないとは、そーだったのか?プルシェンコ(?)だから、車も真冬はチェーンつけなくて大丈夫だとか…氷の上でもガンガン行けるぜの世界らすぃ…すべるって温かいとこでしかありえへーんな話とは…まっここで言う温かいのレベルがアレだが…

 も一つ交通関係で、飛行機も-50℃以下になると「機体の水分が氷結してエンジンの動きがにぶり、機体そのものが重くなるので墜落の恐れが生じる」とは知らなんだ…

 雪の女王とか、氷の女王の世界、ぶっちぎっているよーな気がするのは気のせい?そんな真冬は-50℃以下の現地は、夏になると日中温度は38℃を記録した事もあるって、ドンダケェー?ちなみにあちらではひと月の春とひと月の夏とひと月の秋で残り全部が冬という換算になるそーな…シベリアというよりサハ共和国パネェのか?

 さて、日本人的に気になるのがやっぱご飯だよねで、現地の人都市生活者もいらっさいますが、遊牧民の方というか村、でして…料理についての詳細は本書をドゾですが、その素材が馬、トナカイ、兎…肉類的にはこの三つなんですが…牛、豚、鶏はシベリア的に無いという事なんだろか?ちなみにトナカイの舌料理も出てきたりして、トナカイもタン塩とかできるのだろぉか?とふと思う…まぁそれもともかく、こちらの馬、ヤクート馬というらすぃが、これが写真で見る分には馬というより牛みたいに見えるんだが?というより顔がムーミン顔なんだけど?ポニーを太らせたちょっと毛深いムーミン顔の馬とでもいおーか?所変われば馬も変わるなんだなぁと感心しますた…

 まぁ現地的には文明とは何か?を問われる世界かなぁ?というのも、-50℃となれば、「ビニール、プラスチック、ナイロン」とかは全く使い物にならない訳で、服装的には毛皮最強みたいです、さすがにここでは動物愛護何ちゃらも形無しとなるのかなぁ?自然の一人勝ちでFAっですかねぇ…

 何から何まで貴方の知らない世界そのもので凄いっす…とにかく本書をドゾとしか言えネェ…世界って本当に広いんだなぁ…

 さて、そんなヤクートというところ…実は「世界有数の鉱物資源大国です。石炭、鉄鉱石、岩塩、天然ガス、アルミニウム、雲母、それに金やダイヤモンドの鉱脈も一九五〇年代に入ってから発見されています」とな…永久凍土という事で発掘パネェで現在に至るになるみたいだけど、当時的に…しかし、21世紀の今となると、資源というとやたらと出張ってくるアレなアレが日常となった昨今…うううううーん…

 他のエピがたくさんたくさんたくさん本当にたくさんありますので興味のある方は本書をドゾ。時間を超えた凄さがあります。で、時間つながりじゃないけど、最後に一つ本書で一番ハーヘーホーと思った写真、居住霧でけむるレーニン像…成程、時代だなぁ…今でもあるんだろーか?とふと思ふ…

 目次参照  目次 国外

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