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2015年2月 9日 (月)

江戸-東京(笑)

古地図で巡る百年越えの老舗 東京  JTBパブリッシング

 サブタイトルが、江戸の町並みから読み取る老舗の歴史、味と技なんですが、メインはやはり飲食業という事になるんだろーか?で、日本食というと、よくあげられるのが寿司に天ぷら、しゃぶしゃぶ、すき焼きの世界ですけど、まぁしゃぶしゃぶは戦後の話だし、寿司に天ぷらは江戸にはあったとしで、となると維新後のすき焼きは単純に100年越えしてるんだろか?と思いましてん…という素朴な疑問から本書を手に取ったんでございますよ、奥さん(笑)

 で、開いてみたら、すき焼きの老舗あるじゃまいか?で、ちんや(浅草/明治13年)、いし橋(神田/明治12年)、人形町今半(人形町/明治28年)、今朝(新橋/明治13年)が掲載されていたりして…有名店には歴史ありなんですかねぇ…ちなみに「ちんやの割下は他店より甘く濃厚なことが特徴」なので「肉は十分に熟成した旨味の濃い肉でないとバランスが悪い」となるそな…一方、いし橋では「代々受け継がれる秘伝の割り下は女将が作る」「甘さ控えめの割り下が、肉のおいしさを引き立たせる」事になるとな…今半では「黒毛和牛で、きめが細かく脂も甘い雌の肉のみ使用」してるとか…今朝では明治の創業当時普通味噌仕立てにするのが多かった中で「醤油仕立ての割下を使い、現代に通じるすき焼きの味を作り出した」とな…いやどこもこだわりの一品ってか?

 アリス的に100年越えの老舗…この手のそれは関西の方が多そーだしなぁは?特に京都なんかは100年位じゃ老舗とは言いませんの世界だろし(笑)他にアリス的なとこというと、珀友社を忘れてはいけないって事で神田神保町でしょお(笑)こちらも詳細は本書をドゾですが、神田御茶ノ水界隈って江戸期の武家屋敷が、維新後は三菱の本拠地になっていたとは知らなんだ…でもって神保町は言わずと知れた古書店街なんですけど「古書の焼失は文化的な損失として、米軍が空襲を避けたという眉唾な都市伝説があるほどで、書店が多い神保町界隈には、今でも古い建物が残されている」とな…そーだったのか?片桐さん(笑)

 さて、本書で行くと朱色その他の蕎麦で蕎麦屋さんとか、暗い宿の天丼で天ぷら屋さんとかは、もー星の数程じゃないけど本書的にはその二軒がメインじゃまいか位たくさん掲載されていますので、詳細は本書をドゾ。で、紙幅的にその他の方を見てみると、ダリ繭の仏料理で上野精養軒(上野/明治5年)とか、ラフレシアその他のカクテルで神谷バー(浅草/明治13年)とか、暗い宿の羊羹で龍昇亭西むら(浅草/安政元年)、とらや(赤坂)とか、異形のボタン鍋でもゝんじや(両国/享保3年)とか、異形のお饅頭で大川屋(両国)、塩瀬総本家(明石町/貞和5年)、東京千鳥屋総本家(駒込/寛永7年)とか、ダリ繭の寿司折で笹巻けぬきずし(小川町/元禄15年)、吉野鮨本店(日本橋/明治12年)、おつな寿司(六本木/明治8年)とかありまする…各店の詳細については本書をドゾ。

 後、アリス的というなら、作家的なソレで、各店の逸話多しかなぁ?例えば蓮玉庵(上野/安政6年)だと「斉藤茂吉が「池之端の蓮玉庵に吾も入りつ上野公園に行く道すがら」と短歌を読み、森鴎外の「雁」や坪内逍遥、樋口一葉の文学作品にも登場するなど、多くの文人がこの店を訪れた」とか、洋食松栄亭(神田/明治40年)は初代が東大のフォン・ケーベル博士のお抱えコックだった頃「博士のところに遊びにきた夏目漱石のために作ったのが名物の「洋風かきあげ」」とか、室町砂場(日本橋/明治2年)は「池波正太郎も愛したという名店」だし、竹葉亭(銀座/江戸末期)は「食通で知られた永井荷風の著作「断腸亭日記」にも度々登場する」だし、そば所よし田(銀座/明治18年)は「戦後の文士高見沢順の小説「都に夜のある如」の挿絵にも登場した」とか、また末げん(新橋/明治42年)は「三島由紀夫が、この店の鶏料理を好んだ。三島は、昭和45年11月25日に自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決する前夜にも、この店を訪れて楯の会のメンバー5人と「最後の晩餐」を催した」そな…新橋玉木屋(新橋/天明2年)は永井荷風が「「断腸亭日記」で10年経ってもかわらない味に「さすが江戸以来の老舗なるかな」と記した佃煮と煮豆の老舗」となるそで、空也(銀座/明治17年)は「夏目漱石や林芙美子に愛された名店だ」になるしで、作家と老舗、名店の縁おそるべしってか(笑)

 その他、他にもエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。何か東京って新しいイメージでいたら、結構老舗あったんだなぁー(笑)

 目次参照  目次 食物

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