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2015年2月18日 (水)

肉はどこへ行った?

牛丼 焼き鳥 アガリスク  中村靖彦  文芸春秋

 牛丼食べたいじゃないけど、そんな訳でタイトルで飛びついて牛丼の本を開いたと思ったら、食品安全委員会(?)のお話だったでござるの巻か?時、まさにBSE騒動で揺れていた時期、2003年7月に発足したそな…委員会は16の専門調査会が設けられているそーで、毎週木曜日午後二時から開催されていた模様…で、何が話し合わせているのかというと「新しい農薬とか食品添加物などのリスク評価を求められることが多い」とな…で、その「委員会では、厚生労働省や農林水産省の担当者が説明してくれる」そで、何かこの辺りから福島の官僚の説明を聞いた事がある人ならば、何となく官僚の説明…素晴らしスの世界が展開しているんじゃまいか?と頭をよぎっていくよーな(笑)ましてや何とか委員会と官僚って、皆まで言うなの悪寒が(笑)まぁ厚労省と農水省的には経産省と一緒にすなの世界かもしれないが?貴方とは違うんですってか(笑)

 取りあえず「本委員会も専門調査会も、原則として公開である。誰でも傍聴できるし、議事録は全て公開される」「食品安全委員会には秘密がない」となるそーな…でもやっぱ「私のようにメディアの世界から入った人間には、やはり官僚的な空気に違和感を感じた」というところらすぃ(笑)ちなみに著者の前身は天下のNHK職員…それでコレなら本当にただのパンピーが行ったらドンダケェーの世界だろなと(笑)しかし、それほどオープンならニコ生とかあるんだろーか?こー言ったら何だけどオープンですよぉで自分から発信するというのを霞ヶ関は殆どしないからなぁ…来てくれたらとか、手続き踏まえてならみたいなノリが多くね?って思うのは穿ちすぎか?

 初っ端から今一アレなんですが、タイトル通りに進むなら、牛丼、即ち米牛肉を輸入するか?否か?それが問題だというその経過記みたいなノリかなぁ?BSEが世界を席巻していたし…

 アリス的には、牛丼より焼鳥か?ですよね、朝井さん(笑)で、こちらは言わずと知れた鳥インフルエンザ関連のお話…ちなみに「日本のやきとり屋は、大正十二年の関東大震災のあとで生まれたといわれている。はじめは高級料理の一つだったのが、だんだん大衆化し日本中に広まった」(「食の文化史」大塚滋)そな…そーだったのか?焼鳥屋さん?こーなると串焼きの歴史も気になるとこではあるが(笑)

 そんな日本の外食の代表みたいな焼鳥も、今では「タイや中国で製造されるようになった」とな…最初は生肉を串に刺して冷凍で輸入していたのが、先の鳥インフルエンザで火を通して輸入される事になった模様…「伊藤忠商事は、この中国での焼き鳥製造に力を入れている」って、そーだったのか?商社(笑)

 まぁ食料を輸入しないとやっていけない国だものですから、今更アレですけど、先の某餃子だってその成れの果てだろーし…ちなみに鶏肉の場合、他にも唐揚げ、春巻き、鶏肉を使ったソーセージ、チキンカレーなどがあるそな…いずれも向こうで製造して輸入という形態になるそな…で、鳥インフルエンザ発覚後は普通の鶏肉はブラジルからの輸入になったとな…

 何とゆーか、食の危機が見つかると、日本は輸入先を変える事になり、元々の輸入元ではいきなり全ストップで大問題になる模様…場合によっては倒産という事にもなるという食料品系は皆リスク背負ってんなぁな世界か?

 この時は日本国内でも結構問題起きて、例の京都の養鶏場の隠蔽騒ぎからあったからなぁ…ちなみに「渡り鳥が飛来する池のそばに養鶏場を作らないことが世界的な常識」(小澤義博/国際獣疫事務局名誉顧問)だそな…結局移動するものが病も移動させてしまうんだろか?かなぁ…渡り鳥全ての健康管理なんて、出来る訳ないだろし…でまぁ鳥インフルエンザの場合感染ルートはアジア大陸からみたいなノリかと思っていたら、中南米型も出てきたそで、しかも感染ルートが多分闇のワクチンを持ち込んだ結果という事に…皮肉な事にワクチンを使用してもしなくても「被害は同じだったと言える」になっちゃうとか…目先の欲に走ってもいい事ないとゆー事か…

 でまぁ鳥インフルエンザの場合、人への感染はないというのが建前だったけど、「ウイルスがきわめて濃厚に存在する鶏舎の中などで、長時間作業したりしていると感染することがあります。受容体がなくとも、細胞がウイルスを吸い込んでしまうんですね」(見上彪/食品安全委員会)って、そんなのアリですかぁーっ?じゃまいか…これまた「そもそも人間のインフルエンザ・ウイルスは、広い意味では全て鳥インフルエンザからのものだと言われる」って、何だってぇーっ?結局、鳥と人間のいたちごっこはずっと続いているとゆー事なんだろか…経過についての詳細は本書をドゾ。ウイルスぱねぇ…

 食の安全はどこへ?ですけど、BSEに関しては事の発端となった英の信用もアレだけど、輸入禁止措置をした日本に対しての米の一連の対応も、米の信用という点ではアレ位では済まなかったんではなかろーか?まぁ今となるとスーパーの店頭で米牛肉も販売しているかも?だけど、精肉コーナー的にどーなんだろぉ?オージービーフはよく見かけるよーな気がするが?米あったかなぁ?記憶にないんだが?世間的にはどーなんだろぉ?

 牛肉を巡るエトセトラは、日本政府、米政府、日本国民、米の精肉関係者、それと日本の外食産業とで皆それぞれに見事に思惑が違っていたとこが凄かったという事だろか?で、特に今回焦点になったのがその牛肉を使う牛丼屋さんという事じゃまいか?ですかねぇ…

 ちなみに牛丼用に使う牛肉の部位をショート・プレートというそーな、で米で年間牛肉になる牛が3500万頭、その内「550万頭分のショート・プレートが日本人の食べる牛丼の材料になっている」とは…「吉野家だけで、一日八〇トンのショート・プレートを使うのである」とは…吉野家の牛丼、生まれてこの方一度しか食べた事がない人間にとっては、そんなに牛丼って流通していたのかといたというのにおろろいた…日本人、牛丼好きだったんだなぁ…

 まっ「二〇〇一年九月十日、千葉県で、日本で初めてBSEの疑いが濃い牛が見つかった。ヨーロッパで蔓延していても、日本への侵入はないと行政は説明していたから、衝撃は大きかった。行政の最初の対応に不手際があったせいもあって、大パニックとなった」ってあるけど、こー言っては何だが、何事にも行政が即座に的確に対応した例なんて、あるんだろーか?という素朴な疑問が(笑)

 まっでも日本の場合、輸入牛肉があるじゃまいか?でしたけど、2003年の暮れ、米でもBSEが発覚…米牛肉全面輸入禁止になる訳ですね、分かります…全頭検査しないと、駄目駄目駄目ぇーっな日本に対し、米はそんなの関係ねぇと突っぱねる訳で、ここに俄かに「検査の月齢は何か月以上が適当か、との議論が重要になってきた」とな…

 さて、ここで食品安全委員会の議事が進行していく事になる訳で「二〇〇四年に入って開かれた最初の打ち合わせ会では、事務局から各委員に対して、食品安全委員会に行くとは言わないで出席してくれるように、とお願いまで伝えている」って、全部オープンじゃなかったのけ?「見直しの議論に、妙な勘繰りをして欲しくないとの気持ちなのか」「アメリカ産牛肉輸入再開の突破口を開きたいのだが、上手に隠密裏にことを進めたいとの思惑があったのか」はたまた「両方の思惑があったのかもしれない」のか(笑)さすが、天下の食品安全委員会、そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)

 まっ間の詳細は本書をドゾ、結果どーなったか?というと「「結論の原案では20ヶ月齢以下BSE牛の検出は困難との文言があった。しかし、調査会は科学的に月齢の線引きではできないとの立場で、この文言は削除された。ところが、座長(吉川泰弘・東京大学大学院教授=筆者注)一任後に作成された最終報告書の結論には、「我が国における約35万頭に及ぶ検査により20ヶ月齢以下のBSE感染牛を確認することができなかったことは、今後の我が国のBSE対策を検討する上で十分考慮に入れるべき事実である」という文言が加わっていた」とな…復活の20ヶ月齢ってか(笑)「調査会ではまったく議論されていない文言であるが、座長一任後の報告書を修正することができなかった。行政が付け加えたと想像されるこの文言がその後の全頭検査緩和の布石となったのである」(「科学」/岩波書店/山内一也@東京大学名誉教授)の告白というか、告発というかですか…行政ならやりかねないというのは今更ですけど、同じ東大内でのこの対立って、どこも何だか、アレなのね…良心はどこに行った?って、それは言わねぇ約束よってか…

 かくて国内も国外も全頭検査なんて、そんなの関係ねぇー(死語?)が主流になっていく訳で…「影響力のある科学者が、山内さんなどを除けば、全頭検査は必ずしも安全を保証するものではない、との主張を展開した」って…「しかし、この人たちは二〇〇一年十月に、全頭検査が始まろうとした時に何も言わなかった」人達なんですよ、奥さん(誰?)まっ大学の補助金、研究費を出しているのは誰?って事ですかねぇ…福島を見た後では、御用なんとかじゃない関係者っているのか?位の世界だし…

 「アメリカ側は、日本国内のBSE対策見直しが決まらなければ、輸入再開の議論が始まらないことを承知していた。だから、国内対策の見直しを早くやれ、と陰に陽に言いつづけてきた。ここにようやく前提が整ったことになる」って…そしてあの輸入プログラムが発動する事になる訳ですよ、奥さん(誰?)ええ、「二〇ヵ月齢以下の牛であること」「特定危険部位は全て牛の牛から取り除くこと」…

 さて、今まで「厚生労働省も農林水産省も、これはアメリカ産牛肉の輸入再開問題とは別だ、と説明を繰り返してきた」訳ですけど、蓋を開けてみれば米の輸入再開条件にその文言がそのまま入っているじゃまいか?これはおかしくね?とそれでも疑問を呈した人がいらっさったそでその一人が金子清俊(東京医科大教授)だそな…いやもー何とゆーか、先の東大教授対立もあれだけど、時代はどの大学か?ではなくて、どの先生(人)か?なんだなぁ…と切実に思い知りますた(笑)

 この食品安全委員会のソレは「事実関係そのものだけ」に過ぎない訳で、それだけならそーだったのか?で済む話…「別に、食品安全委員会が輸入再開のゴーサインを出したわけではない。評価の事実関係を受け止めて、輸入再開を決めたのは、政策を運営する管理官庁なのである」そーですよ、奥さん(誰?)

 さて、ここで日程くんを見てみよー(笑)そんなの関係ねぇーもとい食品安全委員会の答申がでたのが二〇〇五年十二月八日、厚労省と農水省が「輸入再開を決定したのが十二日」、そしてそれが米・加両政府に伝達され合意され「輸入が解禁された最初のアメリカ産牛肉が成田に到着した」のが十六日…ちなみにその頃両省は「全国的に説明会を開いている最中であった」とな…国内でこーなりましたよーとアナウンスしている途中で、もー米から牛肉がやってくると、さすが米、意思伝達の早さは世界一ってか(笑)

 「何故そんなに急ぐのか、と問えば、「年内にとにかく輸入再開の実績を作りたい」との対米配慮が先だった、というのが答えだろう」とな…その配慮とやらを国民一人一人にも分けて頂きたいものでございます、お役人サマってか(笑)

 そして二〇〇六年一月二十日…輸入再開してひと月足らずで「成田で、背骨がついたアメリカ産牛肉が見つかったようですよ」となる訳で…かくて再び全面禁止になっちゃうもんねの世界へ突入したとな…ちなみに「ジョハンズ農務長官は非は全面的にアメリカ側にあると陳謝した」けど「その製品が国民の健康を害するものではないことも強調した」そーな…さすが米様は言う事が違う(笑)あくまで例外的な不幸なソレだったとゆー事らすぃ…百歩譲って「輸入業者が不慣れなために、日本へ輸出できる製品を知らなかったということは考えられないことではない」としても「施設に常駐している検査官も輸出条件を知らなかった、というのはお粗末に過ぎる」んじゃまいか?それともこれが米がよくいうグローバルスタンダードなんだろか?

 「アメリカ側は、今回はまったく例外的な違反だったとしているが、果たしてそうか、疑問もわく。日本側は、むしろ構造的な問題があるのではないか、と懸念しているが、どうもそちらの方が真実に近い気もする」って、はいここ笑うとこなんですよね、ね、ね、ね…

 米における食の安全性という概念はマクロもミクロも日本から見ると何だかなぁ?かなぁ?ですかねぇ…ここで一番おろろいたのは米には「食品中傷法」という法律があるそーな…13州で罷り通っているそーな…どゆ事というと「ある食品に対して、心配があるとか安全ではないのではないか、といったコメントをすると名誉棄損に問われかねない規定を含んだ法律である」って…ホンマでっかぁ?以前に、正義とは何か?じゃなかったのか?米?まぁ売れれば正義、それが米の民主主義ですというのならば、いっそ天晴だが(笑)

 かくて普通の食品関係も出版報道がしづらい状況になってきているらすぃ…弱小出版社なんかが訴えられたら、その費用どこから出すんねんという事で、「食べ物への批判は、一三の州ではもちろん、その他の州でも思うようにはできない空気があるように思われる」って、それが自由の国のする事なのか?言論の自由はどこへ行ったじゃね?逆を言えば、それだけ食関係のロビー、幅を利かせているという事なんだろなぁ…米の農協(?)というか、農関係の組織半端ないって事ですかねぇ…

 ちなみにあのBSEの原因ではないかと言われている肉骨粉ですけど、これ米ではさすがに牛に与えるは禁止になったらすぃですが、「アメリカは、いまだに豚と鶏には使用を禁止していない」って、そーだったのかぁ?幾ら、BSEは豚と鶏に感染しないとわかっているとしても、心情的にそれができる米パネェ…これが究極のエコって奴ですか?

 まぁ、ずっと米見てきましたけど、BSE、牛関係で言えば日本も「消費者の心配を配慮して、国は、その時点で各地の冷蔵庫に保管されていた牛肉の買い上げ隔離をする政策をとった」とな…そして「雪印食品は、この制度を悪用した」とな、何をしたかと言えば「買い上げ対象にならない輸入の牛肉を箱に詰め替えて、国に買い上げさせようとしたのである」とな…昔、関西の方の工場でヨーグルトか何かで雪印あったよーな記憶が薄らと何ですけど、大きい会社だから違う部署なんだろーけど、何だかなぁ…もー企業倫理も騙された方が悪いんだを地でいっているのがジャスティスなんだろか?うーん…

 いやもー、何か凄い話のオンパレードで、この程度で驚いている己が甘いという事なんだろなぁと、じっと手を見るの世界へ突入しちゃいました…その他にもエピ満載でこれでもかこれでもかといぱーいありますので、詳細は本書をドゾ。これが本当だとしたら、おりゃー何を食べたらいいだ?だなぁと(笑)まっとにかく騙されたと思って自己責任で本書をドゾドゾ。

 目次参照  目次 食物

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