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2015年2月12日 (木)

全部の卵を一つの籠に入れてはならない(笑)

昨日までの世界 下  ジャレド・ダイアモンド  日本経済新聞出版社

 サブタイトルは上巻と同じ、文明の源流と人類の未来なんですが、::下巻キタコレで、いつものよーに目次に逃げると、第四部 危険とそれに対する反応、第七章 有益な妄想、第八章 ライオンその他の危険、第五部 宗教、言語、健康、第九章 デンキウナギが教える宗教の発展、第十章 多くの言語を話す、第十一章 塩、砂糖、脂肪、怠惰、エピローグ 別の空港にて、のラインナップ…目次からも分かるよーに、危機管理と文化的なもの、あと食習慣の話かなぁ?

 引き合いに出されているのは主にニューギニアでしょか?他の地域、全世界的にこんな例があるよといぱーい出てきますが、ニューギニアを抜かせば、後はアフリカと南米が多いかなぁ…後、中近東からインド、アジア、それと日本か?意外と類例が少ないのが欧州から東欧、ロシア、中国といった地帯…欧州は地中海料理のとこで出てくる位かも?まぁデータの集め易さみたいなのもあると思うけど、本書の読者対象の想定が米人なんだなぁというのはよく分かるよーな(笑)よーするに米人が見た世界、グローバルなんですよねぇ…

 なので、米社会もいいとこだけど、もっと他にも目を向けてよそのいいとは取り入れよーじゃまいか?が主旨のよーな気配が(笑)となるとニューギニア以外は米人が想定しやすいステレオタイプなというか、イメージ通りのデータが散りばめられている感じかなぁ(笑)

 アリス的には、マレーはあってもニューギニアはないからなぁ…言語的なとこでは、作家的好奇心がうずくかもしれないけど、これも、うーん…後は迷信的なとこで「黒猫は凶事の前兆」ってのが出てきたりしますが、小次郎の立場は如何に(笑)

 後アリス的というとスウェーデン館つながりでスウェーデン料理の記述のとこかなぁ?「まったくもって地中海料理からはほど遠い不健康なスウェーデン料理(カロリーの七〇パーセント以上を砂糖、マーガリン、乳製品、アルコール、脂肪、シリアルで摂取する)」って…そーなんですか?ヴェロニカさん…本書地中海料理礼賛なので、それ以外の料理に対する表現がアレで日本も結構言われ放題だが、スウェーデンにも情け容赦ねぇ(笑)

 危機管理のとこでは、著者のカヌー転覆事故から、野外のフィールドワークでの土地の不法侵入、コミュニケーションによる情報収集と、現地からは以上です、じゃないけど、何事も注意深く対応しないと、生き延びる事ができるのか?の世界と背中合わせの日常だもの、とゆー…ニューギニア半端ない…

 危険とは何か?それは住んでいるところでかなり違くね?になるんだろーか?とはいえ、それも本人の意識と、実際の数値(確率?)は違くね?とこれまたなる模様…例えば「アメリカの大学生や女性の有権者は、この現実とは異なる認識をしている」そで、危険度の高さを「自動車よりも核兵器のほうが危険だと答えたのである」とな…「アメリカの大学生は、殺虫剤も銃と喫煙のつぎに危険であると認識している。また、外科手術は比較的安全であると認識しているが、実際、外科手術は殺虫剤よりも危険なのである」とな…結局、これって感覚的な問題だよなぁ…飛行機と自動車では死亡者数は断然自動車の方が多いのは知ってはいても、飛行機事故はいっぺんに亡くなる人の数が尋常じゃないから、飛行機の方が危ない気がしてしまうのが人情ってもんじゃね?病気とか犯罪率も本人的には死ぬか?生きるか?の二択なんで、二割生きてる私と八割死んでいる私とかありえない訳で…

 後はライオンに襲われるとか?うーん…これも場所によるよな?日本だと熊にあった時の対処法とかになるんだろーか?ちなみに「危険な状況に直面したとき、人はどのような態度を示すか。西洋人の男性の場合は、危険であるのを承知のうえで、あえて挑むような素振りをみせたり、危険な状況を楽しんでいるような素振りをみせたり、少しも恐れていない態度でふるまい、自分の恐怖心を押し隠そうとしたりすることがある」そな…敵に後ろを見せるなの世界だろーか?これまたちなみに「ニューギニア人がこのようなリアクションを示すのを、私は一度たりとも目撃したことがない」そで…危険回避が第一らすぃ…今そこにある危機ってか?

 それにしても伝統的社会では、危険=よそ者なのとこもある訳で…「彼らは、自分の集団の域内で見知らぬ他人をみかけた場合はかならず追い払おうとする。追い払っても逃げない場合は、殺害しようとする」って…人を見たらドロボーと思えの世界観を実践なさっているのだろーか?ちなみにこれまたアチェ族の死因のトップは「人の暴力」ってこれまたドンダケェー…犯社的にはアチェ族のフィールドワークもあると思いますのなのか?准教授?

 危険というので、現代人的感覚だと今一ピンと来ないのに、栄養失調…飢饉と餓死が日常な世界って…「シリオノ族は、とにかく食料が一番であり、セックスはしたいときにできることであり、空腹の埋め合わせにすぎない。われわれ西洋人にとって最大の関心事はセックスであり、食料は食べたいときに食べられるものであり、食べることは性的欲求不満の埋め合わせにすぎない」って、そーだったのかぁーっ?

 生きる事は食べる事、これも真理ですけど、また人はパンのみに生きるに非ずもありまして…宗教って、何だっけ?何だっけ?「われわれは宗教を人間の崇高な精神活動の一環として捉える傾向があるが、ではなぜ、宗教がときに殺人行為や自殺行為を容認する教えを説くのだろうか」って…歴史は語るってか…

 その前に、「宗教学者のあいだでは、仏教や儒教、そして神道を宗教とみなすべきか否かについて、いまだに論争がつづいている」って、ホンマでっかぁーっ?成程、欧米か?の世界なんだろか?アブラハムのソレが唯一絶対ってか?仏教って世界三大宗教に一つじゃなかったんですかぁーっ?「仏教はたんなる人生哲学にすぎない」という説もあるとな…となると仏教徒は皆、哲学者って事になるんだろーか(笑)

 取りあえず宗教についての考察の詳細は本書をドゾ。それにしても、宗教が癒しになるの説明のとこの一つにダンテの神曲が引用されていたりするんですが、ほのぼの感全くなしなのは何故なんだぜ…「自分に苦悩を与えた者を、たとえこの世で罰することができたとしても、この世は永遠のものではなく、ゆえにあなたが味わえる報復感や満足感は限定的なものにすぎない。しかし、ダンテが「神曲」の地獄篇で描くがごとく、自分に苦悩を与えた者が、死後、苦しみもがくなかで永遠を過ごすことが宗教によって保証されれば、あなたは望み得るかぎりの報復感と満足感を味わうことができるのである」って、これが癒しか?宗教的癒しなのか?宗教パネェ、癒しパネェ…

 他にも色々あるんですがも一つの例もこれまたパネェ…狩猟採集社会から農耕社会になったら、「人々の日々の労働時間は長くなっている。人々の栄養状態は悪化し、感染症も増加し、病人も増え、寿命も短くなっている」って、ホンマでっかぁ?更に「産業革命前に入ると、都会の労働者階級の状況はさらに悪化している」って…更に人口増加で、社会規律的にどよ?となって物事の善悪の判断はどよ?と、よーするに「なぜこの世界は、悪事を働かず、法を遵守する人に対して被害を与える無法者が、野放しなのかという命題である」って…悪の栄えたためしなしってか…宗教と国家の癒着問題についての詳細は本書をドゾ。

 戦争とテロ行為についても、「異集団に対する蛮行は、過去一五〇〇年のあいだに、過激さを増している。それは、狂信的なキリスト教徒やイスラム教徒が、互いに殺し合ったり、異教徒を殺戮してきた結果であり、異集団の人間を奴隷としたり、強制改宗させてきた結果なのである」って…「宗教による正当化」ってどよ?でしょか?これまた詳細は本書をドゾ。

 も一つ、研究実験結果…悪事と赦しについて…「人が、悪事を自分に働いた人物を赦すのは、将来何らかの利益を得たいという動機にもとづくことが多い」って…見返りよこせ、もしくは現世利益って事か?人類ってわかりやすすぎるって事ですか…

 さて、言語問題のとこは、最早大多数が使用している言語以外は、絶滅危惧種の世界なのか?生物のレッドデータ的なのはあっても、言語のソレはないって事なんだろか?言語シェ〇ードなんてのもいないしね…勿論、予算的にも殆どないに等しいらすぃ…言語に関するエトセトラは本書をドゾですけど、著者は読者に向けてバイリンガルのすゝめをしていらっさる模様…なのでバイリンガルの利点が幾つか上げられていまする…だけど、言語と脳の問題についてヤバくね?みたいな話「馬鹿な大人にならない脳」だっけになかったっけ?バイリンガルはそんなに甘い話じゃないよ的な?医学的なソレなので著者も知らないはずはないんですが、バイリンガルについての利点はあげても、反対はないんですよねぇ…まぁ著者の論を進める為には使えるデータをチョイスする、あると思いますなのか?嘘は言ってませんよ、本当の事ですよ、でも本当の事全てではありませんよってか(笑)

 言語についての詳細も本書をドゾですが、食について、塩と砂糖、脂肪について警告を鳴らしていらっさいますが、現代の場合は食べ過ぎ、取り過ぎに注意も勿論ありますけど、それ以前に、安全か?否か?の方が問題じゃね?賞味期限切れかもしれず、衛生基準的にヤバいかもしれず、更に毒かもしれず…まぁ地中海料理とやらで健康万歳の道もあると思いますなのか?これまた詳細は本書をドゾ。

 と、ある意味本書は米人に生き方のご提案をしているとみていいのか?かなぁ?まぁ頑張って下さいとしかいいよーがないが(笑)興味のある方は本書をドゾですね、実践する、しないは自己責任で宜しくってか(笑)

 その他、豆知識も満載でいぱーいあるのでこれまた詳細は本書をドゾ。一つだけチョイスするとしたらリーマンショックのとこかなぁ?「ハーバード大学は、全米トップの大学基金を誇り、それをもとに資金を運用している。運用益も全米トップだった」そな…「不幸にも、ハーバード大学の基金の運用益は、贅沢品の購入資金や万が一に備えての引当金に回されるものではなくて、大学経営に回されるものであり、大学全体の予算の約半分がこの運用益でまかなわれることになっているのである」さて、2008-9年に何が起きたでしょー?答え、世界金融危機…「ハーバード大学の基金は、長期的な平均収益の最大化をはかった他のファンドと同様に大きな痛手を受け、資産総額は減少し、運用収益も急降下したのである」って、米って大学のウォールストリートだったのか?

 何かもーグローバルについて考える本なんだろーけど、極東の彼方にいるとむしろアメリカンスタンダードって何?について考えさせられた本でござりました…まぁ本当に興味のある方は本書をドゾ、それしか言えねぇ(笑)個人的に、思う事は日本のデータをオチ要員にするのは止めて欲しかったというか、日本のデータいらなくね?かなぁ?色々あるんですが、例えば食のとこで日本食として出てくるのが秋田の御飯なんですよ、塩分過多で、高血圧問題で、引き合いに出されているのが…健康問題のとこなので、日本食、和食出すなら、沖縄料理とか、京料理とか他にも参考になりそーなのいぱーいあると思うんですが、何故にそこで秋田だけ持ってくる…他の日本のデータもおしなべてそんな感じで、言語の発音のLとRとか…いやもー何とゆーか、まさにこれが欧米か(死語?)と、米人読者には納得の日本なんだろなぁ(笑)

 目次参照  目次 生物

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