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2015年2月 7日 (土)

不思議大好きぃー(笑)

不思議な生き物  池田清彦  角川学芸出版

 サブタイトルは、生命38億年の歴史と謎でして、大変壮大なお話じゃまいか?ですかねぇ?というのもタイムスケールも億単位でパネェなんですが、何より扱っている生物が小っちゃいのからおっきいものまで各種ありまっせで…それこそ遺伝子から恐竜まで出てくる出てくる…多分、本書は生物史的な世界になると思われで、これ一冊読んでおけば進化の流れはだいたい分かるみたいな(笑)

 それにしても「生物学者の夢はすべての生物をある統一法則によって理解したいということだ」とは知らなんだ…何かこの統一何ちゃらって物理のソレ位かと思っていたらブルータスお前もか?の世界だったとは(笑)「生命現象を司っている最終法則を記述したい。このルールさえ分かれば、すべての生命現象はこのルールの支配下にあるものとして理解可能となる」の件は、何とゆーか殿方思考じゃまいか?と思わないでもないですけど(笑)

 まぁ何事にもルールがあるというのが学問の前提なのかもしれないというか、それがないと無法地帯になって収拾がつかないとも言うになるんだろーな?と(笑)大小問わずその中にあるとゆー事かも?「虫の名前にはルールがある。最後についているのがグループ名で、最初の方に付いているのは、その虫の「性質」を示す形容詞である」とは、これまた気にしていなかった…この例として出てくるのが、ハムシの仲間のトゲトゲという昆虫…トゲかいぱーいあるのでトゲトゲ、実に分かりやすいんですが、これにトゲのないがいるとな…かくてネーミングはドケナシトゲトゲ…ところが世の中そんなに甘いもんじゃない、トゲナシトゲトゲにトゲがあるのが発見されるとなればトゲアリトゲナシトゲトゲとなり…ってこれもー寿限無の世界じゃね?ジョークのよーだが、それにトゲのないものが見つかって、トゲナシトゲアリトゲナシトゲトゲ…

 このよーなすんぱらしー昆虫、生物がいる事も本書のタイトルに偽りなく不思議だねぇと言えると思うけど、これをマジでやっている昆虫学者・生物学者の方も不思議だねぇのカテゴリーに入るんじゃね(笑)

 アリス的に、生物…もっぱらアリスの場合はミステリーで人間を相手にしてますが、何か?の世界の住人だけど、昆虫系でいくなら蝶々か?ブラジル蝶あり、蝶々がはばたくがあるし…本書でいくと命名のとこで同じ名前をつけたらいけませんよぉ?らすぃのだが「動物、植物、細菌はそれぞれ独立の命名規約をもつ」そで、同じ名前があってもいいらすぃのだっ、かくで「「ピエリス」は動物界ではモンシロチョウの属名だが、植物界ではアセビの属名である」とな…何か雨天決行ばりにミステリに使用できるよーな気がするのは気のせいか(笑)

 も一つ蝶々で、モンシロチョウ、これ「数千年位前までは、地中海か近東周辺にいた非常にローカルな蝶だった」とは知らなんだ…日本的には外来種という事になるのか?ちなみに江戸時代に入ったんじゃね?とゆー…沖縄に入ったのは最近で100年前にはいなかったとな…そーだったのか?沖縄?

 他にアリス的というと海奈良じゃないけどパンゲアの名前が出てくるとこかなぁ?「古生代の最後の大絶滅であるベルム紀の大絶滅」は「最後の超大陸であるパンゲアの生成・分裂とパラレルな現象である」の件があって、詳細は本書をドゾですが、パンゲアって超大陸だったのか(笑)

 後はオスメスの違いかなぁ、女嫌いの准教授的にどーよ?で、例えばアンテミヌス(有袋類)だと、「オスは特に短命である。オスは基本的に1年しか生きず、メスの寿命は2-3年である」とな…「アカシュウカクアリというアメリカに棲息するアリのオスは、成虫になると交尾を終えたあと、1日か2日ぐらいで必ず死ぬようにできている」って…その他西洋ミツバチのオスも壮絶な生きざまになるのか?いや、何かオス的生き方って…ちなみ哺乳類的に゛男性ホルモンは老化を促す非常に大きな要因」らすぃ…だから、宦官って長生きだったそな…となるとあの声楽系のカストラートも長生きだったんだろか?うーむ…後、擬態のとこで「オスとメスとでは、メスだけが擬態するケースが圧倒的に多いのである」とな…これなんか、考えようによってはマッチョ思考の人憤死もんじゃまいか(笑)

 ついでに言うと、性別についても「我々はオス・メスを固定的なものとして捉えがちだが、多くの動物では実はオス・メスは可塑的で、いい加減なのだ」って事も、あると思いますなのか(笑)まさに准教授的に、どーよ?ですかねぇ(笑)

 さて、何か基本的なとこばかりに引っかかって、トーシロで済みませんなノリなんだが、単細胞生物だと「遺伝子の発現パターンは一つしかない」になって「突然変異によってDNAが変化し、結果、生物のかたちが変わるというのは、単細胞の生物に当てはまる話である」となるそな…じゃ多細胞生物の場合はどーなる?というと「DNAの突然変異ではなく、DNAのコントロールをマスターしたことに起因すると思われる」とな…そーだったのか?かくて、生物が爆発的に増えた時というのは、一種のシステム変更の成れの果てという事になるらすぃ…ある種、素材は一緒、でも出来るものが違うという事になるんだろーか?

 も一つ、これまた基本のキ的な話なんですが、「多細胞の本物の動物が生まれたのが今から6億年ぐらい前で、植物の出現はもう少し後、おそらく古生代に入ってから。今から5億-4億5000万年前くらいであろう」とな…動物より植物の方が後なのか?と、こんなとこで躓いている己って…光合成パネェって事でFA?

 更に基本は続くで、生き物の成長物語というか、大きく大きく大きくなぁれっていってもある程度時間が経てば、大人になれば成長って止まるのが普通かと思っていたら、「カメや鯉、ワニなどを見ると、年を重ねるほどどんどん大きくなって行く傾向がある」って、そーだったのか?となると、四天王寺の池の亀もやがて巨大になるのだろぉか?アリス(笑)

 大きさ的なとこで、昆虫は南にいく程大きくなるで、哺乳類は北にいく程大きくなるとは…ちなみにこれ「ベルクマンの法則」というそーだが、そーだったのかぁーっ?大きくなれば「単位体重当たりの体表面積が小さくなる」からだそーだけど、自然ってパネェ…この辺りはむしろヴェロニカさんの方が納得の世界か?

 不思議な生き物的なもので本書で東の横綱級なのはクマムシはじめ一連の隠蔽生活オケな生物じゃまいか?ちなみにクマムシの場合129℃でも平気、-200℃でも平気って…真空状態でも平気…これはむしろ不死な生き物じゃね?と思ってしまう位凄くね?こちらの詳細も本書をドゾですけど、いやぁ世の中本当にいろんな生き物がいるんだなぁ(笑) 他に具体的な生物としてはプラナリアなんかも出てきます(笑)

 長生き系では、シーラカンス、鯉、ガラパコスゾウガメとか出てきますが、やっぱ植物パネェで、ノルウェートウヒって1万年位生きてるって…その他、寄生して生きる物、擬態して生きる物についても興味深い知見がこれでもかと出てきますので詳細は本書をドゾ。それにしても寄生って免疫系にまで関係する話なのか?言われてみればご尤もなんだけど、究極の自己とは何か?もしくは如何に騙すか?というあの手この手の戦略?戦術?巧妙すぎてパネェっす(笑)

 豆知識的なとこで「ゲノムは多くのカセットテープが詰まったボックス。染色体はカセット。DNAはテープ。遺伝子は録音部分」(@多田富雄)の言について、著者は「これは非常に簡潔で分かりやすい説明だと思う」と結んでいるんですけど、いや確かに言い得て妙なんですが、今時の平成っ子がカセットテープというか、テープ自体見たないんじゃね?で?昭和ver.はいーとしても21世紀ver.としては、どーよ?とは思うんだが(笑)

 同じく豆なとこで、「人工生命はどれたけ生命に似ていても、決して生命そのものではない」と言い切る先生パネェ…「人工生命はルールを先に決めないと動かない。一方、生物はルールが先にあったわけではなく、ある物質の配置から、勝手に生命へと進化したのである」とな…違いが分かる人への生物学ってか?

 も一つ含蓄深いお言葉としては、進化論のアレ(笑)「弱肉強食というのは、人間社会のアナロジーで生物を解釈しようとした結果であり、いわゆる社会ダーウィニズムである。ダーウィン自身は弱肉強食とは言っていない」とな…どゆ事とゆーと「ダーウィニズムを1900年代頭に重用した資本家たちは、弱肉強食こそが自然の摂理だといい、弱小企業を潰して自分たちだけがのし上がっていこうとしたのである」って、それどこぞの政財界も展開してないか(笑)

 と、他にも面白エピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。騙されたと思ってドゾ(笑)最後に一つ、言われてみればこれ程ご尤もな事はないというとこで「親が産むのはDNAではなく細胞であり、遺伝されるのはDNAとそれを解釈する文脈(解釈系)の両方なのである」とな…まさに細胞に始まり、細胞に終わるんじゃねで、どーでっしゃろ(笑)

 目次参照  目次 生物

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