« 全世界が舞台っ(笑) | トップページ | 湘南の最東端? »

2015年2月24日 (火)

根底のメカニズム?

話す科学  アダム・ハート=ディヴィス  不空社

 頭書きは、世界の一流科学者13人にインタビュー!なんですが、ノリは軽いです(笑)でも、核心に迫る話もあり、科学と科学者の実状かなぁ(笑)主に、英米の科学者がズラリと並んでいる感じで、ある意味科学者の個性博覧会かも(笑)

 茶飲み話みたいかと思えば、えええっ発見あり、で面白い科学読み物になっていると思うんだけど、本書で一番残念なとこは表紙から中身から、そのデザインかなぁ?タイトルも今一だと思うが(笑)この辺りをも一つ捻って制作したならば、も一つ認知度上がったんじゃなかろーか?

 そして、科学者の本音も面白い…「夜は、ベットの中で過ごしたいもの!電波天文学の観測は、ほんとうに、昼でも夜でも可能なのよ。光学天文学と違って、太陽で視界を台無しにされないから」(@ジョスリン)とか、英王立天文台長はバッキンガム宮殿のお茶会に招かれないし、しかも「無報酬だ」(@マーティン)だそー(笑)、ちなみに宇宙には宇宙人がいるのか?にも「妥当だと思われる唯一の答えは、「いそうなのか、いそうにないのか、言えるほどの知識がない」だろうね」(@マーティン)となる模様…

 他にも「いや、私は電子メールを使わない人種の、最後の生き残りになるつもりなんだ」(@ジョン)って…しかもネットも使わない・使えないのに、プログラミングは得意って(笑)

 アリス的には、初っ端のジョスリン博士かなぁ?ジャバウォッキーの望遠鏡で、こちら天文学が専門だし…パルサーの発見者の一人という事になるみたいだけど、それって20世紀半ばの話らすぃので、変光星の歴史ってまだまだ新しいのか?ちなみに「天文学のある定理によると、星の明るさが変わる場合、その星の最大の大きさは、明るさを変えるのにかかった時間で光が進む距離によって示されるの」(@ジョスリン)とな…ちなみにそのパルサーを女史は最初の四つを見つけ、「今では二千個も見つかっているわ」(@ジョスリン)となる模様…

 さて近頃、飛躍的に天文学が進歩しているのは何故か?に「おもに技術向上によるもので、望遠鏡などの探索手段や実験を利用して、宇宙の量的特徴を学ぶことができる事実があるからだ」(@マーティン)見えてしまいました(笑)の世界到来ってか?それにしても「今の時点でわかっていることによると、宇宙の構成要素の約五パーセントはふつうの原子で、約二十五パーセントか三十パーセントは暗黒物質。その残り、つまり六十五パーセントか七十パーセントがこの暗黒エネルギーで、空間にひそみ、反重力をおよぼしている」とな…そーだったのか?おほしさま(笑)

 ちなみにとある天文学者が何故に天文学者になったのか?で「子どものころは、両親がいつも喧嘩していて、結局は離婚したので、あのころの私にとって天文学は、日々の生活の中の恐ろしい不安すべてに影響されることのない、純粋な遠い存在のように思えて、だから魅力的に感じたのかもしれない」(@マイクル)の子供の頃の思い出話は、准教授の幼少のみぎり的に他人事とは思えない節があるよーな気がするよな?

 後は乱鴉絡みでクローン作製でしょか?それから蝶々絡みで「エド・ローレンツの詩的な表現を引用すれば、チョウの羽ばたきは、別の場所に竜巻を引き起こす。そしてそれは、数学的な抽象概念ではないんだ」(@ロバート)も(笑)

 他にアリス的というと作家的なとこで、「これから何が起きるのか、私にはわからないが、すぐれたSF作家ももうあまり多くはいないので、君は自分で推測するしかなさそうだね」(@ジョン)って、冷戦終了後に文学的に一番衰えた分野ってSFじゃないかなぁ?で、反転してファンタジーが右肩上がりってか?

 今流行りの生物多様性なとこからいくと「六千五百万年前の白亜紀末の大絶滅以来、つまり、恐竜が消え去って哺乳類の時代が始まってから、地球上の生物は、全般に規模も多様性も増してきた」「毎年、百万種に約一種の割合で絶滅していることがわかる」(@ピーター)とな…ところが「この数百年間、つまり、産業革命以降の時代を考えると(中略)毎年、百万種ごとに百種か千種といった割合で絶滅しているんだ」(@ピーター)そな…ちなみに北アンデス、「コロンビア、エクアドル、ペルーの三カ国の広さは、アメリカ合衆国本土の面積の約三十パーセントなんだが、先ほども言ったように、世界の生物多様性の約六分の一はここにある」(@ピーター)とは知らなんだ…アマゾン川流域というと物凄く生物がいるイメージでいたら「アマゾン川流域の真ん中の、はるかに土壌がやせている地域」(@ピーター)なんてゆー表現も出てきたりして…時代はアマゾンよりアンデスか?

 これまたちなみに「ヨーロッパと中国とアメリカ合衆国はそれぞれだいたい同じ広さなのに、ヨーロッパ全体で、植物の種の数は一万二千足らず、アメリカは約二万種、中国は約三万種だ」(@ピーター)だそな…で、その環境保全度は?というと皆まで言うなの世界か?それにしても世界予測的には、石油とか鉱物系がなくなるよのアナウンスが大きく、農産物含め生物系は気にもしてなかったけど、「実は、起こったのは、それとほぼ反対のことだ」(@ピーター)となるのか?エネルギーはとかく大騒ぎになるけど、生物の場合食糧含むですからねぇ…そっちも大事じゃね?

 それにしても米は「社会を支えるために必要な一人当たりのエネルギー使用量が、ドイツやスイスやスウェーデンにくらべると約二倍にもなるが、生活水準はほとんど変わらない。この事実は、アメリカはほかの国々にくらべてはるかに無駄が多いと考えるしかない」(@ピーター)でゴミ問題もしかりって、現実見えている米人もいたんだ…

 米的それでいくと「世論調査によると、愕然とするほど高い割合の人々、ひょっとすると五十パーセントもの人々が、生命は、いやそれどころか地球は過去一万年以内に生まれたとか、聖書の創世記に書かれていることは文字どおり事実だとか信じているらしい」(@リチャード)とな…しかも「アメリカの科学者のレベルは世界一で、それはほかの多くの科学と同様、進化論についてもあてはまるのに、彼らの一部は、ことによると五十パーセントもの国民が研究結果を信じず、代わりに突飛なほどばかげた話を信じている事実を、気にかけようともしていない」(@リチャード)って…でも、そんなの関係ねぇー(死語?)なんですね、分かります(笑)

 ちなみに世論調査つながりで英の場合、パンピーは科学をだいたい良いものとして捉えてはいるらすぃが「およそ半数の人々は、「現代科学の進歩のペースがあまりにも速すぎるため、政府は追いつけず、効果的に規制できていない」と言っている」(@ロバート)って…どこの国民も政府には懐疑的なんだなぁ(笑)ついでに言うと「正しい統計データは、技術的統計も社会的統計も、工業化と社会発展のために賢明な政策を立てるつもりなら、絶対に不可欠だということだ」(@ローレン)なんですよねぇ…

 ちなみに「科学の概念を偶然に見つけた社会は一つだけで、ギリシア人の社会だ。これが差別発言と見なされてしまうのはわかっているが、たまたま歴史的な事実なんだよ。中国には科学はなく、かなり神秘主義的な見解をもっていた」(@ルイス)って…ギリシアって昔は優秀な国だったんだなぁ…とはいえ、「ベーコンは、ギリシア人の尊大なふるまいや、すべての物事を論理だけで片づけようとする習慣に、うんざりしていたんだ。彼は、物をいろいろといじってみることで、知識を得るべきだと考えていた」(@リチャード・グレゴリー)とな…

 どこまでも英米なとこでは「アメリカの格言に、「測定できないものは管理できない」というものがある-たぶん、イギリスでも同じでしょう。問題は、現時点では、フラストレーションやストレスの測定は、値段や性能を測定するように簡単にはできないという点なの」(@ロザリンド)ですかねぇ…どこまでもすがすがしく英米か?なるほろ、空気読めなんて言葉は永久に理解されない方に一ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 後、遺伝子組み換え技術のとこで、この第一段階は「農業関連産業の利益主導で押し進められ、消費者にとっての利益は生み出されていない」(@ロバート)とこが問題じゃね?第二段階ではパンピーに役立つものが出てくる事を期待したいって、ホンマでっかぁーっ?

 それといかにもそれはご尤もなとこで「多くの人が、コンピュータが引き起こした苦痛は、コンピュータにすべて感じ取ってもらいたいと思っているかもしれない。とはいっても、オフィスのコンピュータが不機嫌になるのはいやよ。興味をもつまで、こちらの話を聞いてくれないコンピュータもいやだわ」(@ロザリンド)は…誰しも都合の良いものがお好きってか(笑)

 面白豆知識的には、海底噴出孔(海底温泉)はその形状から「実際に、噴出孔が発見された場所で「大聖堂」と名づけられたところもあるのよ」(@コリーン)とか、ネーミング的にあると思いますなのか(笑)噂のゲノム解読については「ゲノムはそれだけではほとんどなにも教えてくれない。まるで、ハンガリー語の辞書を渡されたようなものの、ハンガリー語は一言も話せない状況のようなものだよ。それでは、ハンガリー語の本を翻訳できない」(@ジョン)とは分かりやすいたとえじゃまいか?さて、そのゲノムですけど「どんな二人の人間の間にもゲノムは、およそ千字に一字の割合で異なっている。だから、私たちのゲノムは、九十九.九パーセントまったく同じなんだ」(@エリック)だとか、とはいっても三十億の中の千に一つですから、「三百万字の違いがあることになる」(@エリック)だそーだけど(笑)となると、この三百万の違いが個性って事になるんだろぉか?

 これも面白豆知識に入れていいのか?で待ち行列理論とかどーでしょお?「処理ペースが書類の入ってくるペースよりもかなり低くなると、プロセスに危機的な問題が生じることを示した。仕事の進行が遅れるのではなく、システム全体が崩壊するんだ」(@ロバート)仕事量は適切に、というか、能力を見誤るなですかねぇ(笑)

 それと英の王立協会って「アメリカの科学アカデミーと同じようなもので、英連邦科学アカデミーなんだ。創立者はチャールズ二世で、王立協会と呼ばれているのは、国王による設立勅許が与えられた、最初の協会だからだ」(@ロバート)とは知らなんだ…英の協会ってまず科学から始まったのか?

 良かった探しでいけば「抗生物質に関して、私たちは愚かなふるまいをしてきたと思う。動物の飼料に抗生物質を加えたり、抗生物質は普通の風邪には効かないと十分にわかっている医者が、患者を追い払いたいがために処方したり-こういったことは犯罪だよ」(@ジョン)な人類ではありましたが、これからのワクチン開発は「今から十年、二十年、いや三十年後には、ワクチンを分子から設計するようになる、と信じている」(@ロバート)になるやもしれないんですよ、奥さん(誰?)

 悪かった探しでは、ソ連の壮大な実験といっていいのかこの件、よきもわるきも含めて詳細は本書をドゾですが、世界全体として一つだけ上げるとしたら、自由とお金問題…「科学者が資金援助を受けられなければ、自由だけでは大した成果はあげられないね」(@ローレン)のとこかなぁ…今や科学は金次第って事でしょか?むしろ、科学、御前もかなのか?まぁ、金か、金なのか?では「現在では、すべての植物の四分の一以上がすでに栽培されていて、時間とお金さえあれば、さらに多くの植物を栽培することは、かなり簡単に可能だよ」(@ピーター)だそな…まぁ米は何事も、マネーだっがジャスティスの国だからなぁ…

 社会問題的には、女性科学者の生き方的にもアレかなぁ?「私は二十代で、私よりも年上の女性の大部分は、一生の仕事をもつつもりがなかったの。彼女たちは、結婚し、子どもを生み、家にとどまり、夫に養われ、代わりに夫を支えて子どもを育てることに全力をそそぐつもりでいたのよ。夫が第一で、子どもがその次、自分のことは後回し」(@ジョスリン)とな、そんな中で科学者として働くという事は「世間の思い込みとは、ひっきりなしに戦っていたわね。ほら、「仕事なんかしたら、子どもが非行に走るわよ!」とか言われるでしょう。女性が働くことを許される条件は、お金が必要な場合だった」(@ジョスリン)なので、いつも言葉を濁していたらすぃ…

 かくて女史は「今の私は独身なの。あくまでも自分の意志で独身を選んでいるのよ。あの結婚は十年ぐらい前に終わったわ。独身になってみると、仕事に対してはるかに利己的になれるのね。それが楽しくて。初めて、場所でなくて内容で仕事を求められるようになったのよ!身軽に動けるもの」(@ジョスリン)も、共稼ぎ夫婦の場合、夫の転勤に妻がついていけば、妻のキャリアはどーなるのか?これも少子高齢化時代では問題の一つだろーなぁ…マッチョ的にはこれまで通り女が我慢しろだろーけど(笑)

 ちなみにこれからの新しいタイプの男性像に「「俺が家族を食わせなければ」と考えない人、こちらのほうが稼ぎが多そうだったり、なにかの賞をとりそうだったりしても、脅威に感じずにいてくれる人をね」(@ジョスリン)は、実感こもっているかもなぁ…何せ女史はノーベル賞をもらいそこねた女らしぃので(笑)

 またそゆ性差別は改善されてきているか?の問いにも「おそらくまだ不十分だわ。それに今、気になっているのは、結婚して子どものいる女性は、実はいまだに選択の自由がないことなの。それも昔とは反対の意味でね。お金が必要だから働きに出なければならないのよ。これも、同じくらい悲しくてつらいことだわ」(@ジョスリン)とな…まだ昔の殿方の方が甲斐性はあったとゆー事なんだろか(笑)

 女性の自立と結婚と育児は女性側にとっては永遠の課題のよーな?これについては朝井さんのご意見も聞いてみたい今日この頃ってか(笑)

 も一つ、人というもので「私たちは、きわめて教え込まれてやすい種の生き物なんだ。幼いころは、人から言われた嘘を喜んで信じ、結局、あらゆる種類のまったくばかげたことを信じる羽目になる」(@ジョン)の件は、それってどこかのくコボンゴホン…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。いや本当に凄いです。何か福島以来世の中御用学者が大半かと思っていたら、良心的な学者の方も棲息してたんですねぇ(笑)例えば遺伝子のとこで「この問題はたくさんの責任をともなうということだよ。情報は誰のものになるのだろう?私個人のものか、私の保険会社のものか、私の雇用主のものか、それとも政府のものなのか?」(@エリック)とな…まぁいざとなったら想定外だから責任ありませーんとばっくれるに一ジンバブエドルっ賭けてもいいですかぁ(笑)

 まっ科学は日進月歩じゃまいか?で、「最先端の科学は、不確実性を理解し、それを認めることにあるのだからね」(@ロバート)とな…よーは自分自身が分からない事を内包できるだけの器を持ち得るか?否か?じゃね?じゃね?器の大きい人間になりたいです、安西先生ってか(笑)

 掲載されている対談者は、スーザン・ジョスリン・ベル・バーネル、マーティン・リース、コリーン・キャヴァノー、ピーター・レイヴン、リチャード・ドーキンス、ジョン・メイナード・スミス、エリック・ランダー、ルイス・ウォルパート、ロバート・メイ卿、ロザリンド・ピカード、リチャード・グレゴリー、サー・マイクル・ベリー、ローレン・グレアム

 目次参照  目次 理系

|

« 全世界が舞台っ(笑) | トップページ | 湘南の最東端? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

理系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 根底のメカニズム?:

« 全世界が舞台っ(笑) | トップページ | 湘南の最東端? »