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2015年2月 5日 (木)

免許皆伝の秘伝書(笑)

阿川佐和子の世界一受けたい授業  阿川佐和子  文芸春秋

 サブタイトルは、第一人者14人に奥義を学ぶ、なんですが、どゆ本というと、対談集だと思われでして、ちなみに著者のベストセラー「聞く力」の派生本という事になる模様…位置づけとしては「「聞く力」の実践編」となる模様…で、中身はというと「週刊文春の対談連載からのベスト・オブ・ベストみたいなノリらすぃ…タイトル通り、各界の第一人者をよんで、お話を聞こうみたいな?ちなみに総数939人からの抜粋となる訳だから、いや凄い…ある意味、こちらは雑誌版徹子の部屋みたいなノリなんだろか?うーむ(笑)

 かくて、どの人も一家言あるじゃまいか?で、そりゃ、当たり前なんですけど…でも、やはり、どの分野もその最前線にいる人の言葉は重みが違うんですよねぇ…背負っているものの実感がパネェというか…総じて前向きというか(笑)結局これは責任感の違いかなぁと…多分、ここに登場してくる人達は、想定外という言葉を使う事はないだろーというのはトーシロにも分かるってか(笑)いや、マジで背筋ののびが違うんですよ(笑)

 で、そゆ人の師というか、教育概念も違うよな?例えば小澤征爾の師、斉藤秀雄の教えとは「ざっくぱらんに言うと、音楽の水準を高めるためには、飯を食うのも忘れてやるという姿勢があるっていうこと」(@小澤)のめり込むって言うのは、そーゆー事さの世界か?米との比較とか出てきますが、仕事に対する姿勢が違うのはこれまた文化の違いなんですかねぇ…半と出るか、丁と出るかは神のみぞ知るだろーけど(笑)

 また斉藤先生の授業とは「その中で一番ダメなやつにまで分からせるためなんです。先生曰く、ピラミッドの底辺を教えるのが教育だ、頂上にいる人は教えなくても分かるって」(@小澤)で、結局それが世界中どこへ行っても通用すると…

 世界の小澤の場合、更にカラヤンやバーンスタインが先生なんだから、これ如何に…いや、パネェでございます。そしてこのお二方のエピも凄いので詳細は本書をドゾ。いや、カラヤンなんて世界のドンみたいな人だからもっとエッヘンな人かと思ったら、意外と神経細やかだし、バーンスタインの独創性とか…真に天才っているもんなんですねぇ…そして現代の演奏家・音楽家に足りないものは「要するに斉藤先生みたいな教育者がいないのかね」(@小澤)になる模様(笑)音楽の水準は飛躍的に上がったけど、核になるものが足りないという事なんですかねぇ…人、それを魂と言ったり、情熱と言ったりしますが、世界で戦うにはそゆのが必要になってくるんじゃね?でしょか?

 教育問題的なとこで「日本で非常に大きな問題は、勉強ができるかできないかが、すごい重要なことになってるでしょう。で、他の能力があまり認められない。その点は子どもがすごく可哀相です」(@河合)かな、と…まぁ親にしても教師にしても、勉強というその点だけをピンポイントで見ていればいいだけだから、楽っちゃ楽なんだろなぁ(笑)よーは人を総合評価できる教師も親もなかなかいないとゆー、上の世代の器の問題じゃね(笑)

 ちなみに「新しい社員をどれたけ教育するかですね。私は事務所にいる時間の三分の一は教育してますよ」「今の子は実感がないね。そういう子どもと一緒に仕事をするのは難しい」(@安藤)となる模様…まぁ紙と鉛筆より、キー叩くどころか滑らせてるだけのリアルだろしなぁ…まさに電気を大切ね、の世界かも(笑)

 アリス的には、本書でいくとここかなぁで「学者は自分の知っていることを書く、作家は自分が知りたいと思うことを書く」(@塩野)じゃまいか(笑)まぁ論文なんかでは分かっている事しか書けない訳で、そゆ縛りがないアリスは嘘(准教授なら作家の妄想とか言いそーだが/笑)書いてナンボの世界だろーしなぁ(笑)トリックも結局はだましのテクニックだろーし(笑)

 他に作家的なとこでは「書き手として書き手のものを読むから、この人は何でこんなことを書いたのか、なせこう書かざるを得なかったのか、なぜ他の人が書いていることを彼は書いていないのかとか、私はデータの背後にいるデータを書いた人間に思いがある」(@塩野)は、何となくこれ、アリスの得意分野じゃまいか(笑)作家ってそーゆーサガの生き物なんでしょかねぇ(笑)

 も一つ作家的なとこで「熱心な編集者や読者がいると、こんな私でもお役に立てればという気持ちになりますよね(笑)。そしてそれが、自分の生き甲斐にもなっている。ウソ八百のお話をつくる以外に能のない人間だから」(@五木)は何かアリスも言いそーだよなぁと(笑)それにしても作家先生は、皆「嘘八百」と自覚なさってるんでしょか?

 准教授的には河合先生のとこかなぁ?自分とは何か?みたいな?むしろ自分の気持ちとは何か?なんだろか?うーむ…「やっぱりそういう自分をちょっと見てる目があるんですよ。その目が強くなりすぎると、面白くない人間になる。そやけど、その目がなくなってしまうと、ものすごく危ないです」(@河合)とな…何事もバランスが大事って事でしょか?

 も一つ、これは二人共通項かもしれなけど、友情とは(笑)日本の場合、悩みを打ち明けるのは友達みたいな一般論がありますけど、そして昨今なかなか打ち明けられる友達がいないの世界になりつつあるみたいですが、これ日本人的悩みだったとは知らなんだ…「向こう(米)の大学生は全然理解できない。悩みを友達に言うアホがおるかと思っているんですよ。うっかり友達や、それから親にだって言うと損すると」(@河合)いうのが普通の日常らすぃ…成程、両親にも、友達にも、身近に人には悩みを吐露できない、共有できないとなれば、米であれ程精神分析医が流行る訳だよなぁ…やっぱ欧米って自分以外に厳しい損得勘定の文化なんだなぁ(笑)

 後、「日本の女性の元気の秘訣は好奇心ですね」(@安藤)のとこは、成程、だから好奇心の塊みたいなアリスも現場であれ程元気なのか(笑)も一つ、アリスのお膝元大阪で「東京に比べると、仕事も情報も十分の一にもなりませんから」(@安藤)とは知らなんだ…日本第二位の都市かと思っていたけど、世の中そんなに甘くないってか?

 これもアリス的と言っていいのかアレだけど「腹が立ったからってバケツを蹴っても何にもならないけど、怒りが奇麗に表現されたら、やっぱり癒されるんですよ」(@河合)のとことか?いえ、あのアリスのラブレター事件、あの時アリスはヒッキーになって原稿用紙に向かった訳で、それって悲しみを表現して自分を癒していたんだなぁとゆー事なんだろか?無意識にアリスは最善の方法をとったという事かも?

 時事的なとこでは、やはり福島のとこかなぁ?「今回のことで、発電所の所長さんに訊いてみたいのはそれだけですよ。何で水をかぶったら予備の発電機がダメになっちゃうんですか。以上、終わり」(@養老)は全くもってその通り、だけど、この質問したメディアっていなかったよーな気がするのは気のせいか?ちゃんと質疑応答残っているのだろか?現場の所長的にも、想定外で、以上、終わりとかないですよねぇ…

 まぁ技術屋と組織となると、どーしても「東大法学部卒が幅を利かすんだけど、それが現場にとってしばしば障碍になるってことに気づいていない」(@養老)かな、文系は遠い安全からものをいいってか…霞ヶ関といい、東大法学部の人間性が問われているの世界だろか?人間教育なんて、してないだろーし、必要ないと思ってそーだしなぁ(笑)究極のオレ様の巣窟で自分的にオケなんだろし(笑)

 現場的なソレでいくと「日本人は言うことは言うけどやらない人が多いから、発言するだけじゃなくて、責任を持って行動する」(@安藤)って、そんな奇特な人いるのだろーか?まず永田町と霞が関と新橋には絶滅危惧種というか、絶滅種に1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 どこが問題なのか?と言えば「結局は、リーダーシップの不在なんだと。日本の直面している問題は経済的な問題ではなく、政治家の指導力の問題なんです」(@李)は、だいたい日本に指導力のあったリーダーっていたことあるのか?の世界で…「政治はリーダーシップではなく、お金で動くという考え方、官僚を喜ばすためにいろんな部局に予算つけてね」(@李)じゃ、あかんぜよって事らすぃ…リーダーとは決断力、孤独な商売ときたもんだ、らしーですよ、奥さん(誰?)それにしてもそゆ人に坂本龍馬はともかく、後藤新平を上げるとは、台湾人の李氏が言うと重みが違うよなぁ…だって、「後藤新平は台湾の民政長官だったんですよね」(@阿川)なんですよ…植民地支配の時の日本人を上げる台湾人って、どよ?

 成程、歴史とは何か?だろか?例えば「古代ローマに支配された国は、一生懸命古代ローマをお勉強しちゃっているわけ」(@塩野)もある訳で、一概に属国、属州関係って、一口では言えないものがあると…大恩を忘れない国や人もいるんだなぁと、日頃が日頃なので、ちょっと一息つけますた(笑)

 それにしても「尖閣について言っておくとね、尖閣諸島は昔も今も日本の領土です」(@李)ってそんなはっきり言っていいのか?李元総統…ちなみに沖縄の知事にもはっきり言ったらと言ったら「黙ってしまいましたけどね」(@李)とは…成程、日本政府に言うは易く、中国政府に言うは難いというのが、沖縄知事のジャスティスって事ですか(笑)

 それにしても「一九七一年、突然中国が尖閣諸島は中国古来の領土だと宣言した。中国が尖閣を支配したことなど一度もないのに。何故か。近海に大量の石油が埋まっていることがわかったからですよ。同じ年に台湾も領有権を主張し始めた。その人が馬英九さんだったんです」(@李)って、石油云々は今更だけど、馬英九ってそんな頃からそんな事してたのか?ちなみに今の台湾総統です…「彼はハーバードで海洋法をやっておった人だからね。それどどう思ったかわからないが「ボストン通信」という雑誌に「尖閣諸島は台湾のものなり」と、アメリカから書き送ってきたんです」って…馬英九というより、ハーバード大、またお前なのか?かな(笑)戦前からハーバード大ってその手の人が絶え間なく出てくるよーな気がするのは気のせいか?最早伝統芸能の域に達しているよーな?かくて「愛国同心会という反日グループが尖閣問題を騒ぎにしました。でも彼らは台湾人じゃない。大陸出身なんだ。そういう一部の人の極端な人たちが煽って、困ったことがありましたけどね」(@李)ってそれって外省人?、その一部の困った人の一人が今台湾総統って…大丈夫なのか?台湾と日本…それにしても愛国心とつくとこに、いー話は聞いた事がない気がするのも気のせいか(笑)

 その他、李氏は、企業家と政治家は違うというとこを指摘していらっさいます。「それは「国家」が頭の中心にないから、そこが政治家と企業家は違う」(@李)だそー…例えどれたけ企業人として世界有数の人材でも政治家としては、どよ?政治的立場としては、どよ?という事らすぃ…そこをはき違えると他国につけ入られるとゆー事ですかねぇ(笑)

 も一つ、李氏では、大震災関係のお話が出てきて、こちらもおろろいたというか、目から鱗が…ちなみに台湾からの義捐金凄かったのか?一九九八年の台湾大地震の時「あのとき日本は地震当日に救援隊を派遣してくれたし、世界でいちばん多くの義捐金を寄せてくれました。だから私たちもそうしたんです」(@李)って、まさに情けは人のためならずでしょか?縁というのは巡り巡るもんなんだなぁと…

 そして、本書での提言で一番インパクトあったとこにと「いちばん大事なのは、人民が苦しんでいるという事実です」(@李)とな、それを踏まえて「私ならまず最初の三日間はとにかく死傷者の問題に注力する。四日目には国全体で、犠牲となった人たちの最初の慰霊を行う。そして五日目にはね、緊急命令を出すんです」「生き残った人間をどうするかについて、住む場所、食べ物-これまでの法令では適用しないから、特別な法令を用意する。同時に、政府は幾らのお金を出せるかと」(@李)ちなみに「日銀は一兆ドルものアメリカ国債を買ってるじゃない。外国の国債は買えるのに、日本の復興国債を変えないわけがない。被災地の人たちがどんなに苦しんでいるのかを見たら、それくらいの決断はできたはずです」(@李)は、全くもってご尤も…一言もありません…国民の生活が第一なんて、どこにあるんだぁーっ?(エコー付×∞)

 ちなみにそんな李氏が今やっている事も若い人への教育なんだよなぁ…色々講座はあるみたいですが「いちばん大事なのはやっばり歴史」(@李)って、「その際に大事なのは、祖先の歩みを否定してはいけないということ。受け入れた上で、何を考え、何をするのか、そういう肯定的な態度が大事です」(@李)何とゆーか、歴史の証人が言ってるだけに、含蓄が違う、違い過ぎる…

 面白豆知識的には、何と宇宙食として市販のレトルトパックでもオケなのか?あとも一つ、「アメリカにとって宇宙ステーションは飛行機なんです。だから禁酒。いっぽうロシアにとって、宇宙ステーションは船だから、一日の仕事が終わって食事するとき、「ちょっとアルコールがあるほうがいいんじゃないか」という感覚」(@野口)になる模様…お国柄って出るもんなんだなぁ(笑)ちなみに船内に気圧計があるそーだけど、米はデジタル、露はアナログだそーなんだけど何故か「ロシアのアナログ計のほうが正確(笑)」(@野口)って…最先端って(笑)

 いかにも、今でしょっな話題としては「フランスは外交政策が独特だけど、そういうスタンスが取れる背景には、原発大国といわれるエネルギー政策がある。ロシアの石油を買っていたらこうはいかないですよ。ウクライナのように、いきなり値段を上げられたり供給切られたりしたら、戦前の日本になっちゃう。本来、そういうリスク管理のうちに原発も入っていたわけですよ」(@養老)は、今の国際情勢を鑑みるにつけて非常に意味深じゃまいか?まいか?まさにワロエナイ…

 そして最後にこの人を見よでお二人、まずは「十八や九だから、やっはり見たとこだけよ、結婚したら日一日とガッカリしてって、終いに「なぁんだ、つまんない人だ」と思った(笑)」(@白洲正子)って、天下の白洲次郎をここまでくさせる人は他にはいまい(笑)

 も一人は、「かつての連載担当者である向功健氏」じゃまいか?というのも、本書の表紙をどーするかで著者は冗談半分で「だったらいっそセーラー服を着るのがいいんじゃない?」と、ご提案なされて、有言実行、どのよーなそれかは本書現物をご覧下さいですが、この話「向功氏以外、関係者のほとんど全員に反対されました」とゆーシロモノ(笑)それだけでもー文春凄いとひれ伏しますた(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 対談者は、小澤征爾、塩野七生、河合隼雄、野口聡一、五木寛之、養老孟司、安藤忠雄、大島優子、室伏広治、デーモン閣下、市川海老蔵、李登輝、阿川弘之、村上龍

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