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2015年2月16日 (月)

権力は銃口から生れる…

機関銃の社会史  ジョン・エリス  平凡社

 どゆ本というと、タイトル通り機関銃の本じゃまいか、でして…いや何とゆーかある意味身も蓋もない話のよーな…てな訳で著者は本書の頭で、「特定の社会集団に共通の願望や偏見が、性能という直接的な問題に劣らず重要であることを、本書で示したいと思う」とあったりして、この辺りが社会史か(笑)

 さて、機関銃の歴史というか、登場…「一瞬のうちに大量の弾丸、あるいはそれに類するものを発射する銃を思い描くことは、理論上は常に可能だった」とな…では、何故長らくそれがなかったか?と言えば「何百年ものあいだ、こうした思いつきを現実に置き換えるための専門的技術が欠如していた」からで、素材である金属から、部品である製造技術まで、何から何まで足りなーいの世界だったとな(笑)

 では、それがまがりなりにも形になったのは何時か?と言えば1860年代、どこでと言えば米でという事になるらすぃ…時は南北戦争真っただ中ってか…かくて「南北戦争において、実践で役立つ機関銃が初めて現れ、それ以後、機関銃は急速に発達する」事になる模様…

 それにしても全世界的に、それまでの軍事というか、武器事情というのが「十六世紀から十八世紀のあいだ、軍事技術はほとんど停滞状態にあったため、どの国の軍備も、一度に大量注文は出さずに、長年こつこつと銃を蓄えることで、とくに問題が生じることはなかった」とな…

 紆余曲折はあったにせよ、時代は19世紀、米は南北戦争に突入…「この南北戦争こそ、まぎれもない史上最初の近代戦であり、ここで初めて新しい技術の威力が発揮されたのである」そな…では、その武器とは…

 アリス的に機関銃…アリスの場合ハードボイルドではなくて、本格の方だからなぁ…機関銃の出番、あるのだろーか?マレーの時のみたいに舞台が海外に行けば、もしかしたらというのもあるかもだけど、国内で凶器で機関銃登場は今後あるか?と言えば、うーん…ないと信じたいですが…

 さて、機関銃が実践配備されたのが南北戦争からという事になりますが、何故、南北戦争だったのか?となれば、その一因は内戦だったから、という事らすぃ…「もともと内戦というのもはどれも血みどろの戦いになる傾向が強い。負ければ手ひどい報復を受けることがわかっているため、両軍とも決死の覚悟で戦うからだ」とな…

 かくして「一つの大戦闘で勝利を収めれば戦争に勝つという時代は終わってしまった」とな…「一人一人が戦いごとに少しでも多くの敵を殺すことが肝腎だった」って…さすが正しい戦争の国米サマは違う…そして記録として残っている最古の機関銃は、J.S.ミルズによる物とな…時は1861年の事でございました…

 さて、ミルズの機関銃は今一だったよーですが、その後にもしかして聞いた事があるあのリチャード・ジョーダン・ガトリングによるガトリング銃がキタコレになる訳で…ちなみにこの機関銃登場によって「大軍の必要性を無用にし、その結果戦禍や疾病にさらされる兵士を大幅に減らすことができるだろう、と考えたのです」(@ガトリング)成程、抑止力ってこの頃からあったのか?ちなみにガトリング氏、南部出身なんですが銃の製作及び売り込みに北部に引っ越しちゃうもんねを敢行したお人…売れれば正義、さすが資本主義の筆頭米サマでいらっさいます…ちなみに後に、ガトリングは仏政府、時にナポレオン三世に売り込みかけたりしています…で「アメリカ政府はあらゆる武器や軍用品の輸出を禁止したのである」とな…

 とはいえ、ガトリング銃の輪は広がっていくよで、1866年に米が採用、1867年に英が採用、日、露、西(キューバ)と購入国増えていくじゃまいか?でして…まぁ何にせよ、発明家とは最新の技術を駆使してその業界を向上させるのもあったけど、商売商売だったのも否めない訳で…ただ、さすがマネー至上主義の国、米…本書の表現によると「確かに、彼らは金儲けにも励んだが、それは先駆者の特権であり、根本的な動機ではなかった」そーですよ、奥さん(誰?)さすが、機関銃と原爆を発明した国のお人が言う事は違う…

 では何故米なのか?と言えば、機械化とは、結局、人との関係によるという事でしょか?よーは、米では人手が足りないで物事機械化が急務というか、普通だったけど、その頃欧州では熟練工が仕事を占めていた訳で、機械化は労働疎外になりかねないとな…よーは既得権益の問題に絡んでくる訳だったりして…ただ、戦争となれば大量生産大量消費、物量がものを言うのはWWⅡを見るまでもなくでして…手仕事で一丁一丁造っていたりしたら実戦には間に合わなんがなは火をみるより明らかか(笑)ちょうど、この19世紀後半から20世紀前半にかけてはその過渡期という事にもなるのじゃまいか?で、そこに登場した一つが機関銃という事になるじゃまいか?みたいなんですが?

 この後、各人というか、各社、さまざまな機関銃を開発し、売り込みに行き、世界に広がっていく訳で…とはいえ、最初軍にはこれまたあまり受けはよくなかった模様…とはいえ、WWⅠでその力を発揮して各国の軍はこぞって機関銃を大量購入する羽目になるのですが、でもってそれによって「かなりの数の機関銃成金が誕生した」とな…元祖死の商人ってか?それにしてもWWⅠの頃はまだ仏対米の国力関係ってアレだったんだなぁなエピ…仏から米が機関銃を購入した場合、「実にその半分がまったく使い物にならずに、兵士たちの手で捨てられてしまったからだ」って…しかも゛「アメリカ当局はただ指をくわえて見ていなければならなかった」とな、というのも「フランスとの契約に、この銃の製造・検査はフランスで行うという条件がついていたからだ。フランス側が検査に「合格」させたかぎり、アメリカ側はそれを受け入れ、代金を支払うしかなかった」って、そんな事があったんですねぇ…

 でまぁ、軍隊の方はおいといて、機関銃の歴史、もしくは使用者について、米で言うなら、国内のソレの方が通ってないか?で、どゆ事というと、軍隊の兵器として使用されたソレよりも、国内のもめごとに使用されたソレの方がなじみがあるという話…どゆ事というと、「アメリカでは、機関銃は激しい労使紛争における標準的な武器だった」って…

 例えば「一八六三年、「ニューヨーク・タイムズ」の社主H.J.レイモンドは、「タイムズ」で同年三月に徴兵制を支持したため、それに抗議する人々が集団で押し寄せるのでないかと恐れ、会社を守るためにガトリング銃三丁を買った」とか…70年前からニューヨーク・タイムズって、でしたけど、150年前からぶれてなーいだったのか(笑)さすが、天下のニューヨーク・タイムズそこにしびれるあこがれるぅ(笑)

 まぁそれはともかく実際はストライキを起こす労働者に向かって、雇用主達が威嚇という名の使用をしていた模様…ちなみにそれを鎮圧する為に州兵が派遣されて、労働者に銃を向けるのがこれまた定番だった模様…成程、どこかの国で某天〇門で自国民を戦車でローラー引きにしていたが、大国とは自国民に軍を差し向ける事が普通だったのか?

 また軍隊、もしくは軍人が「地元の労働者相手に自分の軍人としての能力を試そう」で、これまた法の手続きすら止めてしまうって…さすが米様…軍隊の歴史もパネェでござる…何とゆーか米の労使関係ってまさに命懸けなんだなぁ…反対したら殺したっていいじゃないの世界とは知らなんだ…勿論、労働者側が機関銃を買えるお金なんてある訳ないから、ほぼ丸腰に近い人達に一斉射撃、あると思いますなのか?「州兵は何の理由もなしにラドローの労働者用テント住宅を機関銃でとり囲み、あたり一面をめくらめっぽうに掃射しはじめた。数分後、その強烈な射撃でテントは燃えあがり、あたりは完全に焼け野原と化した」って…勿論テントの中には人が…

 さて、そんな軍人と機関銃ですが、欧州ではどーだったのか?米的立ち位置では、南北戦争の場合、猫の手も借りたいの世界で役に立つなら機関銃だろーが、何だろーが、かまやしねぇーの世界だったけど、欧州はよく言えば騎士道精神がまだ残っていたとゆー事か?戦争とは一対一の武人同士の戦いやねんという概念が根強くはびこっていた模様…時代は、物量の戦争に移り変わっていく訳で、よーは効率良く少ない人数で多数を倒す事がジャスティスなはずなのに、軍関係者には人で勝つではなく、機械(銃)で勝つなんて、そんな戦争・戦闘ありえるかぁーっと卓袱台返しをして、固定観念、ある意味既得権益、もしくは自己過信の為に機関銃を採用する軍隊は少なかった模様…後の研究家の見方によると「十九世紀が終わりに近づくころには、ヨーロッパの好戦的な民族国家はあらゆるものを備えていたが、常識だけを欠いていた」(@I.F.クラーク)って…

 また啓蒙しよーにも、当時の士官達、連隊長クラスでも「どこで本を手に入れるかさえ知らない。読み書きを嫌い、手紙も書かない」(@ジョン・モーリス卿/少将)とか、士官達の読書嫌いを「有名な軍事評論家のJ.F.C.フラー」も指摘してるとな…英なんてあれだけ007で情報合戦の国なのに、現場にいる人達がその仕事に対する情報収集を怠っているとはこれ如何に?「ヨーロッパ全体が、技術の進歩の目覚ましい速さに少々とまどっていた。どの国の中でも、とりわけ陸軍が取り残された」って…でも、機関銃の発注先で一番多いのって陸軍じゃね?じゃね?

 では軍隊は機関銃をどこで用いたか?となれば、時は19世紀末から20世紀、植民地があるじゃないか、ないかじゃないか(笑)かくて英の場合「一九一四年になるまで、機関銃はたえず敵意に囲まれていた。機関銃が使われた三つの大きな戦争と、アフリカやアジアの古い武器しかもたない部族民相手のおびただしい回数の小さな遠征を通して、自動火器のこのうえない優秀さがもたらす避けがたい帰結に対して、イギリス陸軍は頑として気付かないままだった」って、そーだったんですか?ワトソン先生?ちなみに日露の影響でまず独が機関銃の使用に、ついで仏が続いたそーな…それでも英は…

 豆知識的なそれでいいのか?ですけど、武器商人って伝統芸能継承者なんだなぁで米墨戦争の頃、米軍の機関銃は何故か性能の悪いベネー=メルシュ銃を採用…「アメリカ軍がなぜベネー=メルシュ銃を採用したのかは今もって謎だ」そー(笑)「ただ、つけくわえておくと、ベネー=メルシュ銃の共同開発者でもあるローレンス・V・ベネーは、かつて調達局長官S.V.ベネー将軍の息子だったことは記しておいていいだろう」って…分かりやすすぎる(笑)さすが米の正義は一味違う(笑)

 も一つ、銃の性能についてWWⅠ、米の海兵師団の場合「やっと届いたプローニング自動小銃まで軍によって没収されてしまったのである。その理由は、この小銃の性能がよすぎたために、この銃がドイツ軍の手にわたったら同じものを造られてしまうと、パーシング将軍が恐れたためだった」って…

 まぁ欧州大陸では不人気と不配備の機関銃でしたが、植民地は違うという事で一番活躍したのがアフリカじゃまいか?らすぃ…「機関銃を装備することで、略奪者や夢想的冒険家、一般人や軍人など、わずか一握りの白人が、アフリカ先住民の抵抗を軽くあしらい、全大陸を支配下に収めることができたのだ」とな…

 帝国主義と領土拡大についての詳細は本書をドゾですが、「一般的な原因や、個々の植民者の個人的な動機がどうだろうと、帝国主義進出を支える全体的な精神は人権的偏見にもとづいていたということだ」に尽きるんじゃまいか…「アフリカ人に対する態度は、恩義せがましい温情主義から軽蔑やむきだしの敵意までさまざまだったが、誰もが白人は生まれつき黒人より優れていると信じきっていた」とな…

 ちなみにこの「人種的本件の中心をなすのは、ダーウィン流の「適者生存」説の粗雑な解釈だった」とな…これによって「過去にさかのぼって投影すれば、西洋文明の相対的な優秀性を宣言し、白人が選ばれた人種であるという主義の根拠にすることができた」とな…選ばれし者だったのにぃーってか(笑)そんな有り難い種の起源も今でも米ではない事になってないか?でもめているとはこれ如何に?何か理論の周りで三回転半している感じなんだろーか?米?

 まぁともかく「すぐれた軍事技術は、劣った人種を支配するために神が白人に授けてくれたのだ、と考えるようになるのはたやすいし、自然である」になっちゃう模様…何かもーご都合主義もここ極まれりな気がするのは気のせいか?「ヨーロッパ人はすぐれた人種であるがゆえに、すぐれた武器をもつようになったというのだ」って…「したがってヨーロッパ人がアフリカの部族民と血みどろの対話を始めたとき、機関銃という無敵の論理を通して、彼らに道理をわきまえさせようとしたのは、まったく自然ななりゆきだった」とな…欧州様もパネェ…かくて「大量殺戮のほとんどが、ガトリング銃の手柄だった」となる日常って…例えばガムドゥルマンでの死傷者数は、「イギリス兵二八人、他国兵二〇人に対し、ダルウィーシュの<死者>は一万一〇〇〇人にものぼっている」そしてこれは大半の人にとって「英国魂の勝利、白人の全般的な優越性を示すもう一つの実例となったにすぎない」って…何かもー、原爆投下の許可を出したチャーチルの言葉もなるほろな話だったんじゃまいか…

 取りあえず、機関銃の用途はヨーロッパ諸国がアフリカ大陸で足場を固め、異教徒の先住民たちを押さえつけることに限られたって…当時的感覚からすると「先住民は、弾丸から屈服を学ぶに違いない。学ぶものはそれしかない」「アフリカでうまくやっていこうと思うなら、先住民にまず第一に従順を教え込まねばならない。これを正しく教えられるのは、剣をおいて他にない」って…よーは絶対的暴力による抑え込み作戦、それがジャスティスって事じゃね?これに何の疑問もなく実行していける白人サマばねぇ…

 かくて「機関銃をはじめ、ヨーロッパ側の火力の全般的な優位に対する唯一の有効な対策は、ゲリラ戦法に訴えることだった。実際に、いくつかの部族はこの戦闘方法を採用した」って…何かテロへの歴史を見るよーな気がするのはこれまた気のせいか?

 まぁアフリカだけでなくアジアでも勿論使用した訳ですが、ただ、アフリカの平原なら使用は楽だったんですけど、アジアの場合は地形的にどーよ?という事態にも遭遇してアフリカ程には活用・活躍しなかった模様…まぁでも絶対的火力は大切だよねぇは確かなんですが…

 何にせよ、圧倒的火器を簡単に使用できるのは「帝国主義イデオロギー」のおかげさまーでしょか(笑)「生まれながらに優秀であるという確固たる信念」で、「先住民を虫けらのようにみなせばこそ、虐殺しても道徳的に許されると思うことができたのだ」「白人の優越性に対する信念は帝国主義の態度のまさに根幹をなすもので、彼らのあらゆる振る舞いに歴然としている」とな…そして欧米列強は全国民をあげて謝罪して回っているとか続けているとかあるんだろーか?と素朴な疑問が?

 それにしても本書の著者は毅然とした態度というか、厳しい目で向かっているよなぁ…「ヨーロッパ人兵士たちはアフリカ人を薄気味悪い異人種だと思っていた。いや、人間とすら思っていなかった」って…「先住民を何千人という単位で虐殺したのと同じ機関銃に対して白人はやられないなどとどういうわけか思い込んできた人種的偏見ほど、聞くだに耳障りなものは他にはなかった」って…何とゆーかまさに自分にあてはめないルールを相手にあてはめるのはオケって、それって…

 特に英的感覚でいくと「イギリスはクリミア戦争以来、ヨーロッパの戦争を体験しておらず、国民は、あの特殊な遠征の屈辱をぬぐい去ってくれよるような、新たなイギリスの無敵神話が必要だった」そで、それが人間ではなくて機械の出来という「事実には目をつぶらなければならなかったのだ」そー…どこの国も何とゆーか無敵神話に生きているんだなぁ…ちなみにそんな大英帝国サマは、機械文明的なものは皆アレでして「電話でさえ沽券にかかわる代物であったらしい」って、伝統主義っておステキ…

 そして、WWⅠやってきたぁーっで、「第一次世界大戦中に最も重要だったのは機関銃である」とは知らなんだ…それまでは欧州の各国軍隊はども機関銃に懐疑的というか、消極的だったんだけど、大戦の蓋を開けてみれば機関銃、ひたすら機関銃になった模様…

 で、更に「自動火器の威力に対する総司令部の無知がもたらした最も悲惨な側面は、そうした武器を装備した敵に直面した場合にそれが何を意味するかを長期にわたって認識できなかったことだ」とゆーとこじゃまいか?まさに事件は現場で起きているんだぁーっ(エコー付/笑)なのに、上からの指令、作戦は旧態依然とはこれ如何に…というより、戦争ですから死者多数となる訳で、とてもワロエナイ事態に突入しているんですけど…

 何せ「一丁の機関銃で一個大隊を三分間で一掃できるなら、紳士としての英雄的行為、栄光、フェア・プレーなどという、古い概念の入り込む余地がどこにあろう」ですよねぇ…これまたちなみに士官達というのはこれまた貴族階級、紳士階級出身者が占めていて割合が多くて、伝統文化が浸透していてそこから抜け出せませんの世界に突入していた模様…ある意味、自国内の階級格差でますます損害が拡大していったともいえる訳で…

 WWⅠについての機関銃と各国軍隊についての詳細は本書をドゾ。そして機関銃と言って忘れてはいけないのが、米の場合、労使抗争やら何やらありますが、も一つ、ギャング、マフィアもあるやんけ、でして、アル・カボネとかもーアンタッチャブルな世界の銃撃戦…あれ、確かに機関銃ですよねぇ…米の場合は軍もアレだが、民間人が使用している例が物凄く多い気がするのは気のせいか?さすが機関銃を発明した国は違う、国民総出で機関銃ってか?

 ちなみにそゆ人達が「<マシンガン>・ジャック・マッガーンを筆頭に、小さなプロの暗殺集団を組織した。殺し屋たちは私設の養成所で厳しい訓練を受け、それを終えてからもイリノイの人里離れた場所につくられた機関銃射撃練習所で定期的に訓練をつんだ」って…ドンダケェー…何か努力する方向性が違っている気がするのは気のせい?それともこれこそ米という事か?まぁオスカー・ワイルドは「アメリカ人というのは何しろヒーローが大好きだ。それも、きまって犯罪者階級からヒーローを選ぶ」と言ったそーだが…そーなのか?米?かくて、米人はギャング映画も大好きで大ヒットする訳だったりして…このことから「アメリカ国民の大部分が、ギャングの残虐さやその存在に反対していたわけではないことも否定できない」って…米人って昔から派手な立ち回りがお好きって事ですか?

 まぁこちらの詳細も本書をドゾ。米原住民との件も本書をドゾ。それにしても大量破壊兵器について「一回戦闘をしただけで、両軍はそれ以上戦いを続けるのをためらうでしょう」「ある意味で、いちばんすごい破壊者が一番人間を愛していると言えるのです」って言える当時の人パネェ…効率のいい兵器開発はいい事だという世界の果てが核兵器までいく訳ですね、分かります…

 その他、日本的なとこでは日露戦争の記述のとこがこれまたパネェでござる。ちなみに「日露戦争の勃発までに、ロシア陸軍はマクシム銃を十分に装備した」状態からの戦闘だったのですねぇ…かくて「ロシア軍は砦の銃眼から必殺の機関銃を乱射し、現実とは思えないほどの大虐殺を行った」と英の従軍記者が書いている位圧倒的な火力だった模様…この辺りの詳細も本書をドゾ。

 いやぁもー凄い本です。かなり古い本だけど、よくも出版できたよなぁと…ある意味自国の暗黒史だし…まだこの頃には米の良心もあったのだろーか?

 まぁとにかく、実に感覚が凄いです。これが欧米の標準思考だとしたら、何かもー差別の概念が違い過ぎる…例えば「彼は取り出し可能の薬室を二つのタイプに分け、キリスト教徒に向けて撃つときには円い弾丸用、異教徒であるトルコ人に向けて使うときには四角い弾丸用と、区別していた」って…ウィンストン・チャーチルのスーダンから本国への手紙の件に「やがていつの日か在庫が尽き、征服すべき、無知の珍奇な人種がもはやいなくなってしまう時がくるだろう」とか書いていたりするんですよ…

 この種のソレは枚挙にいとまないくらい出てきて、いやもーここまでくるといっそ天晴じゃまいか?世界中のその手の歴史を背負って正しい戦争とか今でも言える感覚って、やっぱ欧米パネェ…逆に「一八九八年、合衆国政府もフィリピンを領土として併合し、いわば植民地統治国の仲間入りをした」と出てくるとこが凄い…著者米人として大丈夫なのか?未だに米は植民地主義ではないとか主張してなかったっけ?国的に?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文系

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