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2015年2月21日 (土)

スモールワールドへようこそ(笑)

複雑な世界、単純な法則  マーク・ブキャナン  草思社

 サブタイトルは、ネットワーク科学の最前線なんですが、理系の世界は歩みが早いので既に今更な本なのかもしれないけど、うーん…内容については一言、ホンマでっかぁーっ?かなぁ(笑)本書前書きにも「本書で伝えたいことの一つは、人間の社会に数学的な法則と意味あるパターンを発見できるかもしれない、ということなのだ」でして、そんなの関係ねぇー(死語?)なんてないんですよ、奥さん(誰?)の世界が展開していらっさる模様…

 どゆ話が展開されているかというと、リンクの話、もしくは友達の友達は皆友達じゃねな話、そしてそれは世界中誰だってぇ、とゆーか、殆どの分野で見られるみたいよ、という話みたいです…コンピュータもしかり…「社会のネットワークの構造は、ハイパーテキスト・リンクでつながったウェブページで構成されるワールド・ワイド・ウェブ(WWW)とほぼ同一であることもわかった」とな…「社会のネットワークもワールド・ワイド・ウェブのネットワークも、その根底おいては、あらゆる生態系の食物網や国の経済活動の基盤をなす企業間ネットワークと同じ構造上の特徴をもっている」そで、「これらのネットワークはすべて、人間の脳内のニューロンをつないでいるネットワークや生体細胞内で相互作用をしている分野群のネットワークともまったく同じ組織的構造をもっている」とな…

 アリス的には、まずは准教授の社学で、六次の隔たりの件でしょか?「より注意深くおこなわれた社会学の研究からは、六次の隔たりが特別な場合だけでなく一般的にも成り立つことを示す有力な証拠が得られている」そな…そーだったのか?准教授?象が乗っても、もとい、六十億人いたって大丈夫ってか(笑)

 後、これも社学的というか、もしかして心理学的なのかもしれないけど、スタンレー・ミルグラムの実験でしょか?「ふつうの人が道徳の問題を権威への服従よりも上位におくことができるかどうか」の件は…「ショックを与えられている人の懇願がどんなに熱心でも、またそのショックがどんなに苦痛に見えようとも、さらに犠牲者が解放してくれとどんなに嘆願しようとも…被験者の多くは実験を続けるだろう。権威者の命令とあれば、ほとんどどんなことでも躊躇することなく、とことんやってしまうおとなの過激さこそが、この実験の主たる発見であり、また何にもまして早急な説明が求められる事実なのだ」(@ミルグラム)って、上から命令されれば人間って残酷な事も平気で出来るとゆー事らすぃ…セレブとパンピーって…まぁある種犯社とも関係あるのか?准教授?

 ちなみに「社会学者たちはずっと、社会のネットワークをさまざまな角度から眺めてきたが、最新のコンピューターを使うことで、これまでにはなかった新しい考え方を数多く手に入れることができるようになった」そな…個人の交友関係のネットワーク…は小っちぇーとゆーか、取るに足りないものだと思われてきたけど、これまたそんなの関係ねぇー(死語?)だったかも?が本書のメインかなぁ?かくてスモールワールドへの旅へ行ってみよーと思いませんかぁ?かなかな(笑)気がつけば全世界が舞台なんですよ、おぞーさん(誰?)何故かって「こうした相互の関連性は、われわれの存在や思考、行動のなかにその姿を現し、けっして消えることはないのである」からしてって、そーだったのか?スモールワールド(笑)

 も一つ、これも実に社学的かとゆー研究で、社会学者のフレドリック・リルエロスとクリストファー・エドリング(@ストックホルム大)とボストン大学の物理学者たちと共同の研究…これが「一九九六年にはスウェーデンに住む二八一〇人をランダムに選び、彼らが個人的にどのような性的接触のつながりをもっているかに注目した研究を行っている」って…これこそまさに、イッツ ア スモールワールドってか(笑)で分かった事「社会集団内では少数の人物が多数のセックスのリンクを握っていたのだ」とな…少数のコネクターもしくはハブにつながっているリンクとでもいうべきか?ぶっちゃければ、もてる人はもてるって事だよね…相手に拒否権があれば、本人の意志だけではいかんともしがたい事はそゆ事か…

 他にアリス的というと、マレーの蛍で、ホタルの同期発光のとこでしょか?群れた蛍が皆いっせいに点滅するのって、どこでも一緒かと思っていたら、あれって「マレーシア、ニューギニア、ボルネオおよびタイに棲息する少数の種だけである」って、そーだったのか?大龍?

 てな訳で、本書はその例を数学から、科学全般から、経済学からetc.これでもかこれでもかという位提示してきます。こんなとこにもネットワークが(笑)詳細は本書をドゾ。結構、話はあちこちに飛んでいるよーでいて、一本につながっている感じも凄いが、著者の筆力もパネェでござるかなぁ?ぐいぐい引っ張られる感じで最後まで読めてしまった…何かどこもかしもホンマでっかぁーっ?なのに(笑)

 例えば、.エルデシュのそれから導き出される結果は、「もしも人々が事実上ランダムにつながっているのなら、世界のすべての人が完全に結合した社会の網構造でつながっているためには、基本的には人がほぼ二億五〇〇〇万人に一人の割合でだれかを知っていればいいことを意味している」って事は「つまり、一人が二四人を知っていればいいのだ」とな…なんてこったぁーっ(笑)

 とはいえ、友達の友達は基本友達じゃね?というか、顔見知りじゃね?内輪じゃね?で、このネットワークのリンク的にどよ?では、今度は近くの強固な関係ではなくて、真逆の「弱い絆」とな…それが外への架け橋になるそな…「弱い絆は社会のネットワークを縫い合わせるうえで不可欠な紐帯の役割をしている」とな…ある意味、嫁の兄の職場の同僚の弟のおじさんの従兄弟みたいな殆ど他人というか、誰それみたいなリンクが外へのつながり、広がりとなるのか(笑)ちなみにコネ入社の場合、しょっちゅう会っている人の紹介より、「時たま」「ごくまれに」会う人のツテの方がコネ入社した人の「八四パーセント」を占めるとな…

 他にネットワークの形的に、分散型と階層型の二つがあるじゃないなとこの詳細も本書をドゾ。もしくは平等主義的と貴族主義的ネットワークか(笑)

 今時の話的には、騒乱の閾値に関してのとこなんてどーでしょお?よーは暴れるぜの臨界点ってどこよ?なんですが、一人ならば単にキレた人で済むけど、それに同調する人はみたなパターンとゆー事でんねん、でしょか(笑)ある種、人々の同調傾向ってどよ?か?

 分かりやすいネットワーク的な世界というとコンピュータ的なソレ、今でいうとウェブページの人気とは何か?みたいなとこも、詳細は本書をドゾ。「ネットワークの成長の仕方は、「金持ちほどますます豊になる」メカニズム-このメカニズムは「優先的選択」とでも呼べるのかもしれない」のとこで、殆どの人は実体験的に分かるんじゃまいか(笑)

 実体験的には「何かの選択をするさい、知名度をよりどころにするほうが楽なことをだれもが知っているからである」とか(笑)新作映画も、誰が主役か?がポイントじゃね?「演技力や役の適性のみに帰着しないことがわかる」って…もしくは「だれをどの企業の役員にするか」も、「アメリカの大企業の役員会が過度に「重複している」」事からも分かろうというものか(笑)

 これに付随しての話だろと思うけど、「影響を広めるという点では社会におけるコネクター、すなわち非常に多数のリンクをもつ少数の人物が、不相応に大きな役割を演じていると示唆した」とゆーのはだいたい合ってるの世界なんだろーなぁ…情報の共有、もしくは独占が、権力や財の集中にもつながるとゆー事でしょか(笑)

 そーいえば一昔前にハブ空港が問題になった事があったよーな気がするが、「アメリカのハブ・アンド・スポーク方式の航空輸送システムは、交通量の深刻な危機が目前に近づいている」(@ジョージ・L・ダナヒュー/ジョージ・メイソン大)とな…「空港が最大許容交通量の五〇パーセントを超えて運用されると、どんな場合でも著しい遅延が出はじめることが明らかになっている」となな…ちなみに「滑走路を増設しても得られる見返りが減っていく」そで、ある意味焼石に水とゆー事らすぃ(笑)

 どゆ事かというと、大空港もしくは人気の空港には飛行機が殺到するという事で、それは「新しいリンクを接続するさいには、他のリンクが「邪魔になる」のだ」で、混雑・ラッシュ・渋滞・遅延・欠航への道ですか?そーですか(笑)「常日頃から大空港はハブであると言われているにもかかわらず、数学からはその裏づけが得られなかったのである」とな…どゆ事とゆーと、最初は一点集中で進むけど、リンクの限界が物理的にきたら分散するしかないよとゆー話らすぃ(笑)この手のお友達として電力網なんかもそーらすぃ(笑)

 生態系のとこの比較で、クジラとタテゴトアザラシの件のとこは本書をドゾ。叩き相手は日本とカナダ、実に米的と思うのは気のせいか(笑)ふと思うのはこれアフリカゾウにも同じ事が言えるのか?だよなぁ(笑)きっとアフリカの陸地の植物は丈夫なんだろな(笑)

 同調傾向については日本人的にはよく分かる気にさせられるだろか?で「集団の構成員は、意見が一致しないがゆえに心理的な不愉快さを緩和するため、なんとか総意を得ようと努め、ひとたびあらかたのところで合意ができてしまうと、不満をもっている者も自分の考えを口に出すのが難しくなってしまう。波風を立てたくなければ、じっと黙っているほうがいいのだ」とゆーのは、完全に同意の世界か(笑)

 それでなくても流行って何よ?もあって、蘭のチューリップ熱なんてどよ?じゃね?何て影響されやすいんだ、人って奴は(笑)流行りやすいといえば、風邪なんかもそーで、これもボッチなら引かないとゆー事か?「よそ様に冷たくしてりゃ、風邪なんかひかないよ」(@おばあちゃんの知恵袋的なソレ/笑)もまた真理かもって(笑)

 まぁ風邪位ならばまだ笑い話で済むかもしれないけど、これが感染症となったらどーよ?で、例えばHIVの場合はどよ?ですか?そーですか…ちなみにエイズの場合は貴族的ネットワークに属するとみると、「性感染症の原因となるウイルスや細菌は、われわれが伝播の可能性を小さくしようとどれほど懸命に努めても広がっていき、はびこってしまうだろう。この意味で、少なくとも性感染症に関しては、保健衛生に過度な期待をうけても無駄なように思われる」とな…見通し暗いぜの世界だったとは…

 こちらの詳細も本書をドゾですが、エイズについては「流行を押しとどめるための妙案は、現在実施されているような大勢の人を対象にした治療や教育ではなく、少数の特定の人たちにうまくねらいを定め、特に念入りに選び抜いた対策を施すことなのだ」とは…

 さて、経済の方に目を転じると、「大半の社会で見られる富の分布の不平等は、金儲けの才能とはほとんど無関係であることがわかる。むしろ、ここに見られるのは、経済の実世界の根本的な法則によく似たものだった。しかも、それは、ネットワークの組織的構造の特徴から自然に姿を現すのだ」そな…これまた詳細は本書をドゾですけど、一つは「投資によるランダムな見返りが、一種の「金持ちほどますます豊かになる」現象を引き起こし、これを打ち消すのは容易ではないからである」とな…

 かくて「金をまがりなりにも平等なやり方で社会に再分配することを考えるなら、課税が財産の格差を平準化する一助になりそうなことがわかる」とな…所謂、自由市場、規制緩和で、「富が貧者に「浸透する」だろうという考え方」はどーなったかは火をみるよりネットワーク的には明らかじゃね?と「浸透したとはまず考えられない」で、答えは真逆で「投資活動が劇的なまでに拡大する一方で、それに見合う形で人々のあいだに資金の流れを増加させる対策をとらなければ、富の分配の不平等は加速されるはずである」とな…

 で「現実に起こったこともそのとおりだった」となるそな…「今日のアメリカの富の分布は、三〇年前に比べて著しく不平等なものになっている。アメリカでの富の集中度はヨーロッパ諸国よりも顕著で、ラテン・アメリカ諸国の水準に近づきつつある」って…

 米だけではなく、露についても環境問題、労働者問題について「安全を確保する規制はほとんどなく、したがって経済活動は欧米諸国に比べると制約を受けることが少なかった」とな…とゆー事は「環境の汚染や多数の人々の搾取のつながるだけでなく、一部の企業に莫大な利益をもたらす一方で、それ以外の企業を完全に破産させることにもなる」しかも「課税による富の再分配」もとてもあるとは言えないとゆー話で…「課税がなければ富の格差は急速に拡大する」と指摘しているけど、まぁある意味、今を予言しているかのよーなお話だよなぁ(笑)一人勝ちの経済に未来はないんですよねぇ…でも、政財界人は格差助長、容認主義だよねぇ…自分が勝ち組にいると信じている内はその妄執にしがみついているんだろなぁ(笑)

 労働生産性のとこでの仏の低さ、もしくは「職工長と部下の労働者の関係」に「信頼を確立した状態」はどこにあるんだでしょか?「歴史的・文化的理由から、フランス人は上司を信用していない傾向があり、上司が自分の仕事に対して公平無私な評価をするとは考えない」の件は…成程、ストライキの国だもの、なんですか?そーですか?

 仕事のというか、その企業、職種、経営の成功みたいなのも、中の人のネットワーク、この場合はコミュニティが影響してるんじゃね?な話もありまするので、これまた詳細は本書をドゾ。まぁ言える事は信頼も社会資本の重要なファクターって事でしょか(笑)

 と端折りに端折ってしまいましたが、他にもたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。面白豆知識的には人の移動距離、二百年前は一日50mで、今は50kmってホンマでっかぁーっ?だし、米が飛行機社会だとは知っていたけど、一年間の出発ゲートからの搭乗者数は「アトランタのハートフィールド国際空港が扱った人数はさらにこれを上回り、なんとイギリスの全人口より多い八〇〇〇万人だった」とな…他に豆知識と言っていいのか「軍人はとりわけエイズにかかりやすい」の件は皆まで言うなの世界か…

 まっ何にせよ、全てはネットワークのなせる技なのか?我々はスモールワールドに捕らわれたままなのか?それが問題だってか?それとも、リンクの指し示す通りなのか(笑)

 目次参照  目次 理系

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